リバウンドしてしまうとしても懲りずにダイエットする事で長生き出来る (ダイエット・メタボリックシンドロームのカテゴリーに関する別の記事)

Amrit不老不死研究所


2011/08/01

リバウンドしてしまうとしても懲りずにダイエットする事で長生き出来る

 アメリカでは肥満は国民病と言われ、全国民の34%が肥満、そして残りのうち次の34%も太りすぎに分類される。数百万人のアメリカ人が毎年ダイエットしているが、調査によると減った体重を長期間維持できているのは僅かで、多くの人は元の体重に戻ってしまっているようだ。このダイエットとリバウンドを繰り返す現象は皮肉も込めて「ヨーヨーダイエット」と呼ばれている。従来はこの体重の増減を繰り返すヨーヨーダイエットは身体に悪影響があるのではないかと考えられてきたが、最新の研究によると、リバウンドしてしまうとしても懲りずにダイエットすることには意味があるようだ。

 この事をマウスで確かめたのはオハイオ大学のEdward Listら、ボストンで開催された2011年のEndocrine Society年次集会で発表した。研究者らは、マウス30匹を10匹ずつの3グループに分け、最初のグループにはずっと高脂肪食を与える「肥満グループ」とした。2番目のグループは4週間ごとに高脂肪食と通常の食事を交互に与える「ヨーヨーダイエットグループ」とした。そして最後のグループは通常のエサを食べさせる「正常グループ」とした。

 高脂肪食を食べさせ続けた「肥満グループ」のマウスは体重が増え、体脂肪が増え、そして血糖値が高くなり、グルコースに不応答性となった、糖尿病の前段階の症状である。ところが、「ヨーヨーダイエットグループ」では高脂肪食を食べさせている間は健康に関わる数値が悪化していくものの、数値の悪化は、低脂肪食に切り替えると正常な数値に戻っていった。そして、それぞれのマウスの寿命を比較すると、正常のマウスの平均寿命2.09年に対し高脂肪食を与え続けた「肥満グループ」は1.5年25%も寿命が縮まってしまったのに対し、「ヨーヨーダイエットグループ」は2.04年と正常マウスとほとんど変わらず長生きした。

食事平均寿命
肥満グループずっと高脂肪食1.5年
ヨーヨーダイエットグループ1ヶ月おきに交互に高脂肪食と通常の食事2.04年
正常グループずっと通常の食事2.09年

 これが人間にも当てはまるかは確認する必要があるが、平均寿命が80年の人間に今回の実験を当てはめると、3年間の不健康な生活と、3年間の健康な生活を繰り返した感じだろうか。どうやら一定期間の不健康な食生活や体重増加は寿命には悪影響を与えないようだ。もちろん多くの人はあえてヨーヨーダイエットをしているわけではなく、仕方なくリバウンドしてしまうのだと思うが、長生きしたければ、懲りずにリバウンドするとしても頑張ってダイエットを続けることが長生きの秘訣なようだ。

単語: Yo-yo dieting

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム / 59



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