Shank1遺伝子のノックアウトマウスで天才ネズミを作る
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2008.03.21

Shank1遺伝子のノックアウトマウスで天才ネズミを作る

Shank1遺伝子をノックアウトすることで、脳内に様々な欠損が見いだされ、運動能力の低下や、不安に関わる行動が増えるなどの異常が見られた反面、このマウスは迷路を使った記憶力テストで正常なマウスよりも優れた学習能力を示した。

 さらに面白いことに、この迷路のテストを数週間後にもう一度行ったところ、正常なマウスよりも成績が悪く、Shank1遺伝子の欠損により、一時的な記憶力のみが向上するが、長期的な記憶には結びつかないことが分かった。

  • Smaller dendritic spines, weaker synaptic transmission, but enhanced spatial learning in mice lacking Shank1. J Neurosci. 2008 Feb 13;28(7):1697-708.PMID:18272690

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