| 2007/06/21
■体温が低い人は肥満になりやすい?【ダイエット・メタボリックシンドローム】 研究者らは、遺伝子操作により、褐色脂肪細胞を持たないマウスを作り出した。褐色脂肪細胞は、体温が低い時に白色脂肪細胞からエネルギーを受け取り熱エネルギーを生み出すことで体温を上昇させる働きを持っている。研究者らが作り出したマウスでは褐色脂肪細胞のみにジフテリア毒素が発現しており、結果、褐色脂肪細胞のみが死滅してしまう。 このようなマウスでは平均体温が0.9℃低く、肥満の傾向が見られた。これらの結果は平均体温が低いことがエネルギー燃焼効率の低さを表し、これが肥満の原因になることを証明していると言える。 Physiology of transgenic mice with brown fat ablation: obesity is due to lowered body temperature. Am J Physiol. 1998 Feb;274(2 Pt 2):R287-93、PMID: 9486283 KEY=【脂肪】
■低体温の人は長生きかもしれない【アンチエイジング・老化抑制】 アメリカのScripps研究所の研究者達は脳内の温度調整機能を持った部分が高温になるように遺伝子操作したマウスを作り出した。このマウスは脳内の温度調整部分のみが0.3℃ほど通常のマウスよりも高いが、身体全体が高温だと温度調整機能が誤作動を起こすのか、身体の他の部分は0.3℃ほど通常のマウスよりも低体温になった。そして、このマウスは通常のマウスよりもオスで12%、メスで20%長い平均寿命を示した。 また、この遺伝子操作されたマウスは体重が通常のマウスよりも重く、食事制限をした場合にも体重の減少率が低かった。この遺伝子操作によりマウスの消費カロリーが減少し、活性酸素などの細胞障害が減少したことが平均寿命を延ばした理由だと考えられる。 人間の平均体温も高い人もいれば低めの人もいるが、これらの人の間で平均寿命が異なることがあるのかもしれない。 nsgenic mice with a reduced core body temperature have an increased life span. Science. 2006 Nov 3;314(5800):825-8、PMID: 17082459
2007/06/21ここまで |
TOP □免疫・アレルギー・自己免疫疾患(9) □人工血管(13) □臓器移植(1) □人工歯(5) □人工神経(2) □サプリメント(5) □人体改造(11) □幹細胞(28)NEW □さい帯血(5) □各種細胞→ES細胞(2)NEW □成体幹細胞(21) □統計(寿命・その他)(18) □遺伝子多系(2) □人工嗅覚(1) □睡眠(13) □皮膚(16) □性・生殖(32) □診断技術(11) □ロボット(6) □精神(5) □生命倫理・法律(11) □人工すい臓・糖尿病(17) □未分類データ(67)NEW □未分類データ(67)NEW □ナノテクノロジー(9) □人工筋肉(5) □メモ() □生物ー機械インターフェイス(20) □肝臓の治療・老化抑制・再生(18) □リンク(11) □人工腎臓( ) □人工関節(3) □感染症(11) □治療技術(13) □ホルモン(2) □冬眠・凍結保存( ) □人工心臓(15) □健康(19) □毛髪・毛(12) □天才になる方法(13) □遺伝子(19) □未来予想( ) □人工視覚(9) □人工食道( ) □電磁波の影響(4) □人工聴覚( ) □ダイエット・メタボリックシンドローム(32) □創傷治癒(5) □企業活動・大学(28) □クローン(33)NEW □人工軟骨( ) □ガン・腫瘍(30) □独り言( ) □脳・中枢神経(31)NEW □人工骨(9) □人工血液(9) □基礎研究(18) □アンチエイジング・老化抑制(54) □最新老化の科学がわかる本【ポケット図解】(3) □レスベラトロール() □AGEs(糖化最終産物)(6) □DDS(7) |