| 2007/10/31
■抗ガン作用のあるポリオウイルスを開発【DDS】 発表したのはカリフォルニア、スタンフォード大学の研究者ら ガン細胞依存的に増殖するウイルス(virotherapeutic)が新しいガン治療法として開発されてきた。しかし、静脈投与で腫瘍に到達させるための技術が不十分であった。 今回、研究者らはJX-963という改良ウイルスを報告している。研究者等はまず静脈投与後に腫瘍に集積するポックスウイルスを見つけ出した。次のこのウイルスを遺伝子工学的に改良し転写因子E2FとEGFR経路を活性化させた。次に細胞傷害性T細胞を誘導するためにヒトのGM-CSFを過剰発現するように改良した。 JX-963は以前より研究されているアデノウイルスOnyx-015よりも効果的で、ターゲットとなるガンの種類も広い。 Rational strain selection and engineering creates a broad-spectrum, systemically effective oncolytic poxvirus, JX-963. J Clin Invest. 2007 Oct 25、PMID: 17965776
■ブタのES細胞は免疫抑制剤無しで糖尿病のサルを治療しうる【人工すい臓・糖尿病】 発表したのはワシントンメディカルスクールの研究者 ヒトの糖尿病における移植医療はドナーの不足により限定的なものに留まっている。また移植した場合も免疫拒絶などの理由により細胞は徐々に死滅し効果が低下していく。 本発表の研究者らは以前より発生段階のブタE28由来のすい臓β細胞を移植することにより糖尿病ラットを治療する研究を行い成果を発表してきた。 今回の研究では、E28ブタ胚を糖尿病のサルに移植した。移植したブタのβ細胞は長期間にわたり肝臓、すい臓、リンパ節の中で生存しインスリンを産生した。そして移植後22ヶ月にわたって効果を示した。 Long-term engraftment following transplantation of pig pancreatic primordia into non-immunosuppressed diabetic rhesus macaques Xenotransplantation 2007
2007/10/31ここまで |
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