Amrit不老不死研究所 

2008/03/10
■長寿に人に共通の遺伝子変異が見つかるアンチエイジング・老化抑制
近年、IGF-1(インスリン様増殖因子1)経路により寿命がコントロールされている証拠が実験動物において多数見つかっている。IGF-1経路を欠損させた動物の検討では、酵母、線虫、ハエ、マウスなどで寿命の延長が確認されている。しかしこれらは本当に人間でもあてはまるのか?

研究者らはユダヤ人の長寿者(100才以上の老人:Centenarians)とその子孫を調べた。IGF-1とIGF-1受容体の遺伝子を調べたところ、IGF-1Rに長寿者に特有の変異を見つけ出した。この変異によりIGF-1とIGF-1Rの結合性が悪くなることが考えられる。実際にこの変異を持つ人はIGF-1RとIGF-1の結合性が悪いことが理由と推定されるIGF1の血中濃度が通常よりも高いという現象が見られた。(長寿者の子孫105名と通常の人67名の比較)

ただし、この変異は長寿者の子孫においては女性にのみ受け継がれているようであった。

またこの変異の結果として、成長が遅れることが考えられるが、この変異を持つ人の平均身長は通常よりも低いことが分かった。

Functionally significant insulin-like growth factor I receptor mutations in centenarians.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2008 Mar 4;105(9):3438-42、PMID: 18316725

このエントリーを含むはてなブックマーク KEY=【IGF-1



コメント・トラックバック最新5件

2008/03/10ここまで


TOP

免疫・アレルギー・自己免疫疾患(15)
人工血管(13)
臓器移植(2)
人工歯(5)
人工神経(2)
サプリメント(10)
人体改造(10)
幹細胞(38)
 □さい帯血(5)
 □各種細胞→ES細胞(3)
 □成体幹細胞(21)
統計(寿命・その他)(21)NEW
遺伝子多系(3)
人工嗅覚(1)
睡眠(16)
皮膚(16)
性・生殖(32)
診断技術(11)
ロボット(6)
精神(5)
生命倫理・法律(11)
人工すい臓・糖尿病(18)
未分類データ(72)
未分類データ(72)
ナノテクノロジー(9)
人工筋肉(5)
生物ー機械インターフェイス(21)
肝臓の治療・再生(18)
リンク(13)
人工腎臓( )
人工関節(3)
感染症(11)
治療技術(13)
ホルモン(2)
冬眠・凍結保存( )
人工心臓(16)
健康(19)
毛髪・毛(12)
天才になる方法(16)
遺伝子(22)
未来予想( )
人工視覚(12)
運動・エクササイズ(6)
人工食道( )
電磁波の影響(4)
人工聴覚( )
ダイエット・メタボリックシンドローム(38)
創傷治癒(5)
企業活動・大学(29)
クローン(34)
人工軟骨( )
ガン・腫瘍(31)
独り言( )
脳・中枢神経(31)
人工骨(9)
人工血液(10)
基礎研究(18)
アンチエイジング・老化抑制(58)
書籍紹介:最新老化の科学がわかる本(3)
 □レスベラトロール(4)
 □AGEs(糖化最終産物)(6)
DDS(7)