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HPV



----------このキーワードを使っている記事----------
2017.01.30:子宮頸がん(HPV)ワクチンは男性にも効果絶大、アメリカで1868人の男性を調査
2015.11.16:次世代HPV(子宮頸ガン)ワクチン「VGX-3100」は癌一歩手前の病変を回復可能
2013.10.18:HPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)の妊娠・出産・生まれてくる子どもへの影響
2013.07.24:アメリカで子宮頸ガン予防ワクチン(HPVワクチン)導入4年でティーンエイジャー女性のウイルス感染が56%減少
2012.10.31:アメリカにおける子宮頸ガン予防ワクチン投与状況と投与による10代少女の性活動変化
2009.10.19:日本でGSK社のHPVワクチン「サーバリックス」が認可
2009.10.19:ガンの発症原因になることが明らかになっているウイルスまたは細菌の感染者数(日本)
2009.10.19:HPVウイルスが乳ガンにも関わっている可能性〜in situ PCRによる解析〜

2017.01.30

子宮頸がん(HPV)ワクチンは男性にも効果絶大、アメリカで1868人の男性を調査
子宮頸がん(HPV)ワクチンは男性にも効果絶大、アメリカで1868人の男性を調査

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アメリカでは男性にも子宮頸ガン(HPV)ワクチン接種が行われていますが、2013〜2014年に1868人の男性を調査したところ、なんとHPVワクチン未接種者の45.2%がHPVウイルスに感染していたそうです。一方でワクチン接種を受けた人でウイルスに感染していたのはたった10.7%だったとのこと。45.2%のうち、25.1%はがんを発症する確率が高いと言われている高リスク型HPVウイルスへの感染でした。

 HPVウイルスは子宮頸ガンの他、男性の陰茎がん、肛門がん、咽頭がんなどの原因となることが知られています。HPVワクチンを投与していない女性は避け、自らもワクチン接種を受けることが良さそうです。

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2015.11.16

次世代HPV(子宮頸ガン)ワクチン「VGX-3100」は癌一歩手前の病変を回復可能
次世代HPV(子宮頸ガン)ワクチン「VGX-3100」は癌一歩手前の病変を回復可能

↑BTW

 アメリカ・ペンシルベニアに拠点を置くInovio Pharmaceuticalsという製薬会社の開発する新しいHPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)は癌一歩手前の病変を回復させるほど強力なようです。

 このワクチンは「DNAワクチン」という新しい仕組みのワクチンです。日本で現在使われているHPVワクチン「サーバリックス」が標的としているHPV16、HPV18という2種類のウイルスをターゲットとしている点は同じですが、かなり中身は違います。

サーバリックスHPV16とHPV18のL1タンパク質+アジュバント(AS04)
VGX-3100HPV16とHPV18のE6タンパク質とE7タンパク質を発現する遺伝子ベクター

 現在使われているサーバリックスはタンパク質を直接注射することでL1タンパク質に対する免疫を誘導しますが、ワクチン接種後の新たな感染を予防する効果は確認されているものの、既に感染している病変(前癌状態)を回復させるほどの治療効果は報告されていませんでした。

 これに対し、VGX-3100はウイルスの発癌性の原因となっていることが知られている別のタンパク質(E6とE7タンパク)を作る遺伝子が主成分です。この遺伝子はワクチン接種後、我々の細胞に入り、我々の細胞の仕組みを利用してE6、E7というタンパク質を一定期間の間持続的に作り出し、このタンパク質により免疫が誘導される仕組みです。

 試験では思いこみによる効果を排除するプラセボ対照二重盲目試験(試験終了まで、医師も患者も自分が本物のワクチンを打たれたのか、偽物を打たれたのか分からない)で行われました。

 前癌状態(CIN1)状態の患者による試験では本物のワクチンを投与された患者では107人中43人(40.3%)で病変の改善が見られました。一方、偽物のワクチンを投与された患者では35人中5人(14.3%)しか改善が見られませんでした(※自然治癒することもある)。

 さらにほとんど癌一歩手前である(CIN2/CIN3)状態の患者による試験においても本物のワクチンを打たれた患者は105人中53人(49.5%)に病変の回復が見られましたが、偽物のワクチンを投与された患者では36人中11人(30.6%)しか回復しませんでした。

 これらの差がVGX-3100の治療効果を証明しています。

さて、日本の皆様はアジュバントとDNAワクチン、どちらをより怖がるのか楽しみです。

Category:感染による腫瘍形成

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2013.10.18

HPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)の妊娠・出産・生まれてくる子どもへの影響
HPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)の妊娠・出産・生まれてくる子どもへの影響

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 HPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)はガンを予防出来る初めてのワクチンとして認可され世界中で使われています。アメリカでは少女のみならず少年への接種も推奨されており、ウイルス感染を大きく減少させることの出来る効果的なワクチンだと報告されています。ウイルス感染を予防しガンを防ぐ効果は明らかなようですが、妊娠・出産への影響はどうなのでしょうか。

 まず、このワクチンは「不活性化ワクチン」であり、ウイルスは含まれていません。このワクチンによってウイルスに感染したりすることはありません。まず言えるのはワクチン投与から数ヶ月経過した後では投与されたワクチンは何も体内に残っておらず、ワクチン接種前と比べた変化は免疫的な変化(HPVウイルスに反応出来る免疫細胞が出来ている)ことのみであり、ワクチン接種から時間が経った後に妊娠した子供への影響は無いと考えられます。

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2013.07.24

アメリカで子宮頸ガン予防ワクチン(HPVワクチン)導入4年でティーンエイジャー女性のウイルス感染が56%減少
アメリカで子宮頸ガン予防ワクチン(HPVワクチン)導入4年でティーンエイジャー女性のウイルス感染が56%減少

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 日本で最近接種が始まった子宮頸ガン予防ワクチン(HPVワクチン)はアメリカでは既に11〜12歳の少女を対象に2006年に接種が始まっています。

 HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)は子宮頸ガンを発症した女性のほとんどが感染しており、感染を防ぐことで子宮頸ガンを予防することが出来ると考えられています。日本では年間およそ1万人弱が子宮頸ガンを発症しています。

 今回、米アトランタ疾病予防センターのLauri E. Markowitzらが、この2006年のワクチン接種後で社会全体でどれぐらいウイルス感染者数が減ったのかを大規模に調べ報告しています。研究者らはワクチン接種が無かった2003-2006年の世代と、ワクチン接種が始まった後の2007-2010年の世代の女性をそれぞれ4200人ずつ調べ、世代毎にウイルス感染割合を調べました。

 ワクチン接種後の年代である14-19歳の女性を調査すると、2003-2006年では11.5%の女性がウイルス感染しているのに対し、2007-2010年では感染者が5.1%感染者が56%減少していることが分かりました。

 この時期にワクチン接種を受けた人は全体の32%に過ぎないことを考えると、一部の女性のワクチン接種により本人のみならず社会全体として感染者が減っており、このワクチンの有効性は高いと研究者らは結論づけています。

 このワクチンがウイルスの感染を防ぐ強い効果を持っていることは間違い無いと言えますが、懸念点を一つ挙げると、「ウイルス感染」と「子宮頸ガン発症」の関係が完全に明らかでは無いことが挙げられます。子宮頸ガンを発症した人の多くがウイルスに感染していると書きましたが、ウイルスに感染した人のうち実際どれぐらいの人が子宮頸ガンを発症するのかという数字は明らかでは無いのです。

 また、HPVは様々な種類が知られていますが、現在投与されているワクチンで防ぐことが出来るのはその中の4種類だけです(最もよく見つかる4種類ではありますが)。このウイルスが子宮頸ガンを発症させるのに10年程度必要と言われていますので、「このワクチンが実際にどれぐらい子宮頸ガンの患者数を減らすことが出来るか」という点に関しては、今から10年後に社会全体としてどれぐらい子宮頸ガン患者が減っているかを調査する必要があると言えます。

 少し否定的な事も書きましたが、いくつか不明点はあるものの、ウイルスと子宮頸ガン発症の因果関係はかなり明確になっており、HPVワクチンは接種を受けておいて損の無いワクチンと個人的には思います。

※HPVワクチンの副作用が問題になっていますが。この副作用は「注射が痛い」ことを原因とする副作用で、薬の成分による副作用ではありません。HPVワクチンは「筋肉内注射」という最近のワクチンではあまり見られない投与方法になっており、通常のワクチンよりも痛く、この痛みが思春期の女性に様々な問題を引き起こしているのです。


(省略されています。全文を読む

Category:ガン・腫瘍

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2012.10.31

アメリカにおける子宮頸ガン予防ワクチン投与状況と投与による10代少女の性活動変化
アメリカにおける子宮頸ガン予防ワクチン投与状況と投与による10代少女の性活動変化

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 日本でも子宮頸ガン予防ワクチンの投与が始まっています。近年の研究により子宮頸ガンの大部分がHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染によって引き起こされることが明らかとなっており、HPVに対するワクチンを投与することでガンの発生を予防出来ると考えられます。本記事では日本より早く投与が始まったアメリカにおいてのワクチン普及状況、そして以前より懸念されていた接種により少女の性活動が大胆に活発化するのでは無いかという点を調査した研究を紹介します。

■少女の性活動調査
 この調査を行ったのはアメリカ・アトランタの研究者ら。研究者らは2006年〜2007年にHPVワクチンの接種を受けた493人の少女(当時11〜12歳)と、接種を受けなかった少女905人を追跡調査しています。3年間の追跡期間中。107人が妊娠検査を受け、55人が性感染症のテストを受けました。この中で実際に妊娠していたのは4名、性感染症に感染していたのは4名でした。妊娠検査や性感染症のテストの受診率は性活動の活発化を示すことが統計的に知られています。

 調査の結果、ワクチンを接種した少女と接種していない少女では、これらの検査受診率、妊娠率などに差はありませんでした。今後も調査を続けていく必要がありますがワクチン接種により少女の性活動が活発化しているという事は無さそうです。

■アメリカにおけるワクチン接種の現状
 HPV(ヒトパピローマウイルス)は性行為により感染するウイルスです。このウイルスに対する最初のワクチンGardasilが2006年に承認され、現在では別の会社が開発したCervarixというワクチン(2009年承認)合わせ2種類のワクチンが使用されています。子宮頸ガンになったヒトの70%はこれらのワクチンで予防出来る2種類のウイルスが原因と考えられています。

 2006年にはアメリカCDC(疾病予防センター)11〜12歳の少女にHPVワクチンを投与することを推奨しました。調査によるとアメリカでは15〜17歳の少女の30%程度が性活動を行っており、その半分の少女は2人以上のパートナーがいると申告しています。さらに全体の3%程度は13歳以前に性活動を始めたと申告しています。実際に調べると14〜19歳の少女のうち3人に1人はなんらかのHPVウイルスに感染しており、そのうち12%が発ガン・腫瘍形成の原因となるウイルスに感染していました。アメリカCDCはこれらの結果を元に、性活動が始まる前の段階でぼワクチン投与を推奨したわけです。しかし、同時に委員会はこの投与によって少女の性活動が活発化するのではないかとの不安を抱えていました。今回の報告はこの不安を一部和らげることが出来る結果といえます。


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Category:性・生殖

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2009.10.19

日本でGSK社のHPVワクチン「サーバリックス」が認可
日本でGSK社の[[HPV]]ワクチン「サーバリックス」が認可

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対象に10歳以上の女性。初回、1ヶ月後、6ヶ月後の3回投与。

海外ではHPVウイルスワクチンの男性への接種認可が出ています。HPVウイルスは男性の陰茎癌の半分で見つかり、また各種ガン組織でも見つかっているそうです。

Category:感染による腫瘍形成

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2009.10.19

ガンの発症原因になることが明らかになっているウイルスまたは細菌の感染者数(日本)
ガンの発症原因になることが明らかになっているウイルスまたは細菌の感染者数(日本)

↑BTW

2006年時点での数字だそうです。推定ですべてのガンのうち38%がなんらかの感染症原因と言われています。
EBウイルスほぼ全員
B型肝炎ウイルス120-140万人
C型肝炎ウイルス100-200万人
Human T-Lumphotropic Virus I120万人
HPVウイルス不明
ヘリコバクターピロリ菌5000万人

EBウイルスは成人するまでに90%以上の人が感染し、メモリーB細胞に持続感染しているそうです。そしてB細胞を不死化しリンパ腫や胃ガン、上咽頭ガンなどを起こすそうです。

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2009.10.19

HPVウイルスが乳ガンにも関わっている可能性〜in situ PCRによる解析〜
HPVウイルスが乳ガンにも関わっている可能性〜in situ PCRによる解析〜

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発表したのはオーストラリア、New South Wales大学の研究者ら

HPVウイルスが子宮頸ガン以外のガンのリスクを上昇させている証拠が集まりつつある。例えば、脳や首の腫瘍にはHPVウイルスが関与していると広く考えられている。これまでにも、乳ガン組織からHPVウイルスが検出されたという報告は多数あるが、それらは標準的なPCR手法によって行われたもので、コンタミネーションの可能性を疑われることが多かった。

この報告では、研究者らはコンタミネーションの可能性を排除するために、乳ガン組織のin situ PCRを行った。この方法では「どの細胞にウイルスの遺伝子があるか」を判別することが出来る。

解析の結果、13例中5例(39%)のductal carcinoma(乳ガンの種類の1つ)の上皮細胞、14例中3例(21%)のductal carcinoma(乳ガンの種類の1つ)の上皮細胞中にウイルスの存在を確認した。これらの確率はハイリスクHPVウイルスが乳ガンを引き起こすということが、一般的に起こりうることを示している。

研究者らは、これらの研究結果は、実用化が進んでいるHPVワクチンにより乳ガンも予防出来る可能性を指摘している。

全世界では110万人の女性が乳ガンと診断され、2004年だけで50万人の女性が命を落としているそうだ。

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