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エピジェネティクス


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----------このキーワードを使っている記事----------
2016.07.11:ママの妊娠前のメタボな食生活は筋肉中ミトコンドリアにより3世代先の子孫まで「太りやすさ」として伝わる
2016.03.15:模倣子(ミーム)も遺伝子の修飾を介して子孫に受け継がれることが動物実験で証明
2014.02.13:性行為の段階での男性のストレス状態は精子のDNAメチル化に影響を与え、生まれた子供の成長を遅らせる

2016.07.11

ママの妊娠前のメタボな食生活は筋肉中ミトコンドリアにより3世代先の子孫まで「太りやすさ」として伝わる
ママの妊娠前のメタボな食生活は筋肉中ミトコンドリアにより3世代先の子孫まで「太りやすさ」として伝わる

↑BTW


Maternal Metabolic Syndrome Programs Mitochondrial Dysfunction via Germline Changes across Three Generations. Cell Rep. 2016
 新しく産まれたって何もリセットされちゃいない。そんな現実が明らかになりました。妊娠中どころではありません、妊娠前のママの食生活が卵細胞のミトコンドリアに悪影響を与え、確実に子孫に「太りやすさ」という性質として受け継がれることをマウスを使った実験で実証に報告しています。

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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム

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2016.03.15

模倣子(ミーム)も遺伝子の修飾を介して子孫に受け継がれることが動物実験で証明
模倣子(ミーム)も遺伝子の修飾を介して子孫に受け継がれることが動物実験で証明

↑BTW

 遺伝子(ジーン)模倣子(ミーム)という考えがあります。これは分かりやすい言葉で言えば「血筋」は子孫に受け継がれるが、「親の習慣や生き方」は(教えたり、一緒に生活したりしないかぎりは)子孫には受け継がれない。というものですが、どうやら「親の習慣や生き方」も遺伝子上に追加情報として含められ子孫に受け継がれるようです。

 研究者らは、まったく同じ遺伝子を持つマウス群を2つのグループに分け、片方のグループに6週間にわたり高脂肪食を食べさせて肥満状態にしました。そして、そのマウスの精子や卵子を取り出して以下のような4通りに受精させました。

 上記の受精卵は環境や育て親の影響を排除するためにまったく別の正常なマウスに着床させ出産させました。そしてそれらの子供マウスに高脂肪食を与えると、体重増加は (1)>(2)=(3)>(4)となりました。たとえ高脂肪食を食べても遺伝子配列は変化せず上記4種類組み合わせから生まれたマウスはまったく同じ遺伝子配列を持つはずです。

 こういった現象は「エピジェネティクス」という分野に相当し近年盛んに研究されています。親の習慣や行動によって遺伝子配列そのものは変わりませんが、それらの習慣や行動により、遺伝子に「メチル化」などの修飾が入ることが分かっており、これが子に精子と卵を介して受け継がれていきます。

こういった現象は以前から明らかにされていましたが↓
今回の研究は別のマウスに代理出産させることで、母乳や腸内細菌、育て方などの環境要因を一切排除し、間違いなく遺伝子上のエピジェネティクス因子が原因であることを明らかにした点が新しいようです。
 あなたの体には親の生き方が現れており、あなたの生き方は、子供に受け継がれていることになります。

 また、親と子という狭い範囲で書きましたが、「日本人の国民性」といったマクロな特性もエピジェネティクス的に受け継がれていると考えられます。


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Category:遺伝子・バイオインフォマティクス

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2014.02.13

性行為の段階での男性のストレス状態は精子のDNAメチル化に影響を与え、生まれた子供の成長を遅らせる
性行為の段階での男性のストレス状態は精子のDNAメチル化に影響を与え、生まれた子供の成長を遅らせる

↑BTW

 生まれてくる子供の成長に母親の性行為前、性行為後の身体的・精神的状態が影響を与えることはよく知られています。しかし、父親となる男性の状況がどのような影響を与えるかに関する情報は多くありません。

 カナダのレスブリッジ大学の研究者R. MYCHASIUKらは合計20匹のラットを使って、特に脳の発達の影響について研究を行い結果を報告しています。

 研究者らはオスのラットに27日間連続で1日2回30分間のストレスを与え、その後、メスのラットと交尾をさせ子供を作らせました。

 生まれてきた子供の行動を生後9日目から調べたところ、父親ラットがストレスを受けていた子供ラットはストレスに弱くなり、また行動能力が低いことが分かりました。生後21日目の時点で子供の脳のDNAメチル化を調べたところ、子供の性別に関係無く海馬(記憶を司る部分)のメチル化が増えており、またオスの子供のみで前頭葉のメチル化量が減少していることが分かりました。

 DNAがメチル化された部分はそこの部分の遺伝子の働きが抑制される事が分かっています。また、通常と比べてDNAメチル化量が少ないということは、通常は抑制されていないといけない遺伝子が活性化していることを意味しています。

 今回の結果は、性行為時の父親のストレス状態がDNAメチル化を通じて子供に伝わり、脳の発達に影響を与えること、特にオスの子供に影響が大きく出ることを示しています。

 同じ事が人間でも起きているかもしれません。近年では、このようにDNAメチル化といったDNA配列以外のメカニズムで様々な事が世代を超えて受け継がれ、親の経験や生存環境が子供に影響を与えるメカニズム「エピジェネティクス」の研究が進んでいます。

 女性は、生まれてくる子供のためにも夫には優しくした方が良いかもしれません。


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Category:子育て

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