キーワード分類ページ ↑B

空腹



----------このキーワードを使っている記事----------
2022.05.16:若いマウスの脳液を老齢脳に注入するとグリア細胞再生が促進され記憶力が回復するのはFGF17が原因のようだ
2020.09.25:善玉腸内細菌にエサあげて増やすぞ!ポリフェノールサプリメントの種類変えました。
2019.07.02:寿命を延ばす最先端の技術に関する12の着眼点(2019年版)
2019.01.25:腹部に埋め込み、充電不要で電気刺激により空腹感を感じなくさせる減量を助ける小型インプラントデバイス
2017.04.26:週2回必ず飲み会に参加しつつカロリーサイクリングダイエットで1回の食事量を減らさず3ヶ月間で体重を3kg減らした記録
2017.04.25:マウスで寿命延長効果が報告されているFGF-21が脂肪肝の薬(コードネームBMS-986036)として順調に開発中
2016.08.19:1日にお茶1リットル飲めば、運動しなくても空腹時の脂肪燃焼量が1時間あたり約0.8グラム増加、年間2.5kgの脂肪燃焼に相当
2016.08.08:運動でダイエットしようとする人が絶対に知っておくべき情報満載の臨床試験結果、脂肪は1分間に何グラム燃えている?サプリメントのシネフリン凄いかも
2016.06.10:運動が脳に良いのも断食が身体に良いのも同じ仕組みかもしれない。脂肪を分解した時に出来る分解産物DBHB(βヒドロキシ酪酸)が作用
2016.03.07:学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ
2013.07.22:空腹時に作られるホルモンFGF-21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い
2013.04.25:「ダイエット」による健康の良い効果は「体重減少」の結果では無く「空腹を感じること自身」の効果のようだ
2012.06.08:睡眠不足は脳神経の発達を促す。寝る子は育つがバカになる?
2011.09.27:1日おきにカロリー制限を行うダイエット方法「カロリーサイクリング」でどれぐらい痩せるか
2010.12.21:たくさん食べる人は空腹時に運動することが重要

2022.05.16

若いマウスの脳液を老齢脳に注入するとグリア細胞再生が促進され記憶力が回復するのはFGF17が原因のようだ
若いマウスの脳液を老齢脳に注入するとグリア細胞再生が促進され記憶力が回復するのはFGF17が原因のようだ

↑BTW

FGFファミリーは多彩だな。。。老化に関わる分子だけでも
FGF18とか
FGF21とか
FGF17は初めて聞いたね

Category:知能改善・天才になる方法




2020.09.25

善玉腸内細菌にエサあげて増やすぞ!ポリフェノールサプリメントの種類変えました。
善玉腸内細菌にエサあげて増やすぞ!ポリフェノールサプリメントの種類変えました。

↑BTW

複数入っていてバリエーションありそうだなと下記のサプリに乗り換えました。。1日分4粒の含有量は「赤ワインエキス末80mg、紅茶葉末40mg、トマトパウダー40mg、モロヘイヤ末40mg、ヤーコン葉末40mg、緑茶(べにふうき)エキス末40mg、リンゴ末40mg」で合計125mgとのこと。

腸内細菌は「多様性」が重要です。その点で7種類の由来の異なるポリフェノール高含有粉末を含むこのサプリが良いなと。


(省略されています。全文を読む

Category:サプリメント




2019.07.02

寿命を延ばす最先端の技術に関する12の着眼点(2019年版)
寿命を延ばす最先端の技術に関する12の着眼点(2019年版)

↑BTW

個人的な思考の整理のためにリストアップしてみました。
(1)アンチエイジングに焦点を絞った金のある米国スタートアップ企業に注目
Amazon CEOらが投資したアンチイジングのスタートアップ企業「Unity Biotechnology」の中身 /Amrit不老不死ラボ
不老長寿技術を開発するベンチャーにのみに投資するファンド「Longevity Fund」 /Amrit不老不死ラボ
(2)体内から老化した細胞を取り除く
老化した細胞のみを殺す「Senolytic薬」の開発とその効果 /Amrit不老不死ラボ 1 users
体内の老化細胞を取り除く技術を確立すれば高齢でも若々しく健康体になることが証明される。 /Amrit不老不死ラボ
(3)「老化抑制」という「副作用」が知られる市販薬を飲む
医薬業界で噂の「糖尿病薬メトホルミンが寿命を延ばす」が本当かどうか調べる大規模臨床試験が始まる /Amrit不老不死ラボ
学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ /Amrit不老不死ラボ 2 users
癌治療薬として研究されている薬物「ABT263(Navitoclax)」は老化した血液細胞のみに自殺を誘導し、血液の状態を若返らせる事が出来る。 /Amrit不老不死ラボ
ラパマイシン(Rapamycin)でマウスの寿命が延びる /Amrit不老不死ラボ
(4)寿命を延ばす効果が期待されて開発されているサプリメント・天然物質
ヨーグルトで寿命が伸びる事が動物実験で初めて確認される、腸内のポリアミン濃度がポイント /Amrit不老不死ラボ
2019年2月Nature Commun発表/アシタバの葉に含まれるポリフェノール(フラボノイド)にあらゆる生物に効く最強のアンチエイジング作用 /Amrit不老不死ラボ 1 users
赤ワインに含まれる「レスベラトロール(resveratrol)」の老化抑制効果に関する研究まとめ、新たに遺伝子のスプライシング因子の制御機構が報告される。 /Amrit不老不死ラボ
ザクロに含まれる物質「エラジタンニン(ellagitannin)/エラグ酸」が線虫の寿命を延ばし、ねずみの筋肉機能を向上させる。この物質の医薬も開発中 /Amrit不老不死ラボ
(5)寿命を延ばす効果が期待されて開発されている開発中の薬
マウスで寿命延長効果が報告されているFGF-21が脂肪肝の薬(コードネームBMS-986036)として順調に開発中 /Amrit不老不死ラボ
空腹時に作られるホルモンFGF-21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い /Amrit不老不死ラボ 1 users
Kloho(クロトー)というホルモンで老化が抑制される(science)(Amrit不老不死研究所)
(6)未来の技術を信じて人体冷凍保存する
人体凍結保存の実現にまた1歩、ナノ金属を含む凍結液とマイクロ波を使い、大量の液体を均一に急速に加熱する技術 /Amrit不老不死ラボ 2 users
人体冷凍保存にも応用可能?3-O-メチル-D-グルコースで満たした臓器を過冷却現象で低温保存し3日間後に移植する事に成功 /Amrit不老不死ラボ
(6)脳だけになって生き残る
米国DARPAが脳内100万個の神経とコンピューターを接続する小型モジュール開発プロジェクトの提案を募集。70億円まで資金提供。 /Amrit不老不死ラボ
ラットに電子チップを埋め込み「第六感」的感覚を与えることに成功 /Amrit不老不死ラボ
米イェール大によるブタの全脳を死後4時間後に人工血液などを駆使して再動作せる実験 /Amrit不老不死ラボ
(7)コンピューターに意識を移す
ロシアの富豪が出資する脳の情報をコンピューター上にアップロードして永遠に生きるプロジェクト「2045イニシアティブ」 /Amrit不老不死ラボ
(8)臓器を新しいものに交換して長生きする
文部科学省、ブタなどの動物を使い人間の臓器を作る基礎研究を2018年度から容認の方向へ /Amrit不老不死ラボ
ブタの胚をマウス体内に移植し、様々な臓器を作ることに成功(pnas)(Amrit不老不死研究所)
(10)腸内細菌を最適化する
人体を構成する細胞以上の数の細菌が住み、これらの細菌が日夜作る種々の物質は腸から吸収されています。無限の可能性があります。寿命に直接影響するような研究は見つかりませんでしたが、病気を防ぐ作用に関する研究は多数あります。
効果が実証されつつある他人の「うんこ」移植治療、研究過程で難病を治す「癒しのうんこ」、他人を殺す「殺人うんこ」を出す能力者の存在が明らかに /Amrit不老不死ラボ
(11)生体内の細胞をリプログラムする
老化してもケガをしてもツルツルの肌までもう少し?生体内リプログラミングで皮膚を綺麗に直せる4遺伝子(DGTM)の決定研究 /Amrit不老不死ラボ
癌耐性遺伝子+テロメア延長酵素のダブル遺伝子導入改変マウスで全身の老化症状が遅延して、寿命が延長する /Amrit不老不死ラボ
ついに若返りの医療が始まるか!?、絶妙にコントロール(2日やって5日休む)してマウスにiPS細胞誘導を行うことで、老化現象を抑制し、寿命を延ばすことに成功 /Amrit不老不死ラボ
(12)癌を完全に治す
直接的な寿命延長ではありませんが、若返らせるような治療の多くは「若返りすぎ」ではありませんが、細胞の無限増殖(=癌)が克服出来ないために危なくて、人間での研究が進めにくい方法が多数あります。
細胞を投与して治療する時代の幕開け!ノバルティスの癌治療細胞医療「キムリア」日本承認。アメリカで1回5000万円の治療 /Amrit不老不死ラボ
(省略されています。全文を読む

Category:1年間のまとめ記事




2019.01.25

腹部に埋め込み、充電不要で電気刺激により空腹感を感じなくさせる減量を助ける小型インプラントデバイス
腹部に埋め込み、充電不要で電気刺激により空腹感を感じなくさせる減量を助ける小型インプラントデバイス

↑BTW

週に3回晩御飯を抜くってダイエットをやっていたんだけど、半年も頑張ると晩御飯を食べなくても一切空腹を感じなくなった。糖新生が自動で起こるようになったのかな?

まあ、半年経つと晩御飯を食べなくても痩せなくなるんだけどw。(たぶん他の食事量が増えてる)


(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2017.04.26

週2回必ず飲み会に参加しつつカロリーサイクリングダイエットで1回の食事量を減らさず3ヶ月間で体重を3kg減らした記録
週2回必ず飲み会に参加しつつカロリーサイクリングダイエットで1回の食事量を減らさず3ヶ月間で体重を3kg減らした記録

↑BTW

こんなにも体重は減らないのかと愕然しましたが、どうにかダイエットに成功しています。

上記グラフは1月下旬からの3ヶ月間の体重の推移です。体重計はWifi接続の↓

平日の毎朝、朝食を食べる前に体重測定、飲み会の次の日はガッカリするので測定しません。グラフは1週間ごとの平均値が週ごとにプロットされています。
ダイエット方法はカロリーサイクリング(英語名:Alternate Day Fasting)、下記で紹介しています。
要は1日おきに朝食、晩飯を抜くダイエット方式です。他の食事は必要量の125%食べてもOK。この方法では体重減少効果に加えて「断食」で得られる血管の若返り効果もあると報告されています。
報告されている通りのダイエットを行いたいところですが、問題が2つ
  • (1)週に2回は飲みに行っちゃう、しかも今頃になって周囲がシメにラーメンブームw、これはウマイ!
  • (2)土、日は魔の3歳児の相手もあり、ご飯を抜きにくい。
というわけで月、水、金の朝飯、晩飯を抜き、月、水、金に飲み会がある時は臨機応変に火か木の晩飯を抜きました。このルールは3ヶ月間守ることが出来ました。守れた自分にビックリ。後述します。また、これも個人的にびっくりですが1週を除いて、3ヶ月間きっちり毎週2回飲みに行ってましたww。4月に入り週3回飲みに行った週が2回ありました、その影響か最後の1ヶ月は体重減少が鈍っている感じです。
結果、グラフで分かるように、じわじわと体重は減少し1ヶ月1kgペースで減ることが分かりました。以下自己分析です。

★このダイエット方法の難易度について
→最初の1ヶ月間は空腹でイライラしたり、晩ご飯を抜いた朝に低血糖みたいな感じになることがありましたが、1ヶ月経過すると平気に晩ご飯を抜けるようになります。しかも胃が小さくなるようで明らかに好きに食べて良い時でも直ぐに満腹になるようになりました。これまでも「1食の食事量を減らす」ダイエットをしたことがありましたが、効果が無いしストレス貯めるしで体重がここまでコンスタントに減ったことはありませんでした。このカロリーサイクリングは、食べるか食べないかというルールを守りやすい方式なのと、普通に食べれる日が1日おきにやってくるので、そこで満足出来てダイエットのストレスもこちらの方が少ない気がします。

★体重の減少量について
→朝晩抜いた場合におよそ1日の接種カロリーが1500kcalカロリー減少すると考えられます。これを週3回ですから1週間のカロリー摂取量の減少は4500kcal、脂肪1kgは8000kcal程度ですのでこの計算だと1ヶ月に2kgは減るはずです。
週2回の飲み会は好きなだけ食べました。恐らく飲み会1回あたり1000kcalは余分にカロリー摂取してるんじゃないかなぁ・・・・・、週2回で2000kcalですので差し引き、1週間の接種カロリー減少量は2500kcalとなります。
さらに、絶食のリバウンドで明らかに通常の食事で食べる量が増えています。しかしながら胃が小さくなったこともあり、そこまで通常の食事でのカロリー摂取増加は増えてないかな?1週間で通常の食事で1000kcal余分に食べているとすると1週間に1500kcal減らしている程度ということになります。これを考えると1ヶ月に1kgしか減らないのは納得いくかな。

★運動
週に1時間は走ってます。色々報告を見ると運動で痩せはしないとの結論みたいですので、筋肉維持目的で。
走る前に軽く筋トレ(ジムの筋トレマシン5種類×限界負荷7回×3セット)しました。

結論
週2回飲み会に参加しつつ毎月1kg体重を減らしたければ週に3回朝晩抜けばよい

(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2017.04.25

マウスで寿命延長効果が報告されているFGF-21が脂肪肝の薬(コードネームBMS-986036)として順調に開発中
マウスで寿命延長効果が報告されているFGF-21が脂肪肝の薬(コードネームBMS-986036)として順調に開発中

↑BTW

BMS社が開発しているPEG化FGF-21薬(コードネーム:BMS-986036)の脂肪肝治療効果が人間で確認されたと報告されています。74人の患者を治療したところ、投与から16週目の時点において、治療を行った患者では最大で6.8%脂肪肝が5.2%減少していました。

この薬は体内にも存在、特に空腹時に分泌されることが知られるFGF-21というタンパク質に血中に長く留まるようにPEGという物質を結合した医薬品です。

FGF-21はアンチエイジング分野での関わりが報告されているタンパク質で、下記の報告では持続的に大量のFGF-21を作用させることでマウスで寿命が30%延長することが報告されています。

(省略されています。全文を読む

Category:アンチエイジング・老化抑制




2016.08.19

1日にお茶1リットル飲めば、運動しなくても空腹時の脂肪燃焼量が1時間あたり約0.8グラム増加、年間2.5kgの脂肪燃焼に相当
1日にお茶1リットル飲めば、運動しなくても空腹時の脂肪燃焼量が1時間あたり約0.8グラム増加、年間2.5kgの脂肪燃焼に相当

↑BTW


Nutrients | Free Full-Text | Green Tea, Intermittent Sprinting Exercise, and Fat Oxidation
人間は空腹時には運動していなくても脂肪をちょっとずつ燃焼して使用しています。この燃焼量がお茶成分を摂取するだけで上昇することが報告されています。研究を行ったのはオーストラリアの研究者Daniel E Gahremanら、28人の健康なボランティア(平均年齢24歳前後、平均身長177cm、平均体重75kg)を雇い実施しています。

前の日の夕食から何も食べてない状態のボランティア(およそ10時間何も食べない状態)の脂肪燃焼量(Fat Oxidation)を翌朝測定したところ、1分あたり0.045gの脂肪を燃焼していましたが、前日に250mgのお茶成分(187.5mgのポリフェノール、125mgのカテキン、20mgのカフェイン)のサプリメントを飲んだ人では1時間あたりの脂肪燃焼量が1分当たり0.059gに上昇していました。余分に1分あたり0.014g、1時間あたり0.84gの脂肪が燃焼したことになります。

非常にわずかな差に思うかもしれませんが、1日に空腹時間が8時間あるとすると、1日あたり0.84x8=6.72g脂肪が余分に燃焼していることになり、1年で2.5kgの脂肪が余分に燃えることになります。また論文の中では運動前だけでなく運動中、運動後の燃焼量も増加していることが報告されています。

伊右衛門500mLペットボトル1本180mg
生茶500mLペットボトル1本250mg
のカテキンが含まれているそうです。


(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2016.08.08

運動でダイエットしようとする人が絶対に知っておくべき情報満載の臨床試験結果、脂肪は1分間に何グラム燃えている?サプリメントのシネフリン凄いかも
運動でダイエットしようとする人が絶対に知っておくべき情報満載の臨床試験結果、脂肪は1分間に何グラム燃えている?サプリメントのシネフリン凄いかも

↑BTW

以下の論文は柑橘類に含まれるシネフリン(p-synephrine)に脂肪燃焼促進効果があるとするものですが、その他のデータに「運動で脂肪を落としたい」と思っている人に有用な情報が多数含まれています。

★どんな実験か
18人の健康なボランティア(平均身長179センチ、平均年齢26歳、平均体重71.3kg)を雇いました。前日夜から何も食べず、朝9時に研究所に来てもらい、2つのグループに分け、片方には柑橘類の成分シネフリンのサプリメントを約200mg(体重1kgあたり3mg)飲んでもらい、1時間後に運動(自転車をこぐマシン)を行わせました。運動は非常に低負荷な運動から3分ごとに徐々に負荷を増やしていくプログラムになっており、負荷強度と脂肪燃焼の相関関係を分析出来るようになっています。運動中は特殊な呼吸中の成分を特殊な装置で分析し、酸素消費量、脂肪燃焼スピード、脂肪以外の炭水化物、糖質燃焼スピード、消費カロリーを測定しました。

★何か分かったか。
(1)運動開始前、シネフリンを飲んでも飲まなくても差は無い。1分間に1.6kcalの基礎代謝があり(1時間あたり96kcal)、そのうち脂肪を1分間あたり0.08〜0.1g燃焼させている(1時間あたり脂肪が6g燃焼している)。

(2)運動の負荷が高まるほど消費カロリーが高まり、全力で走った場合1分間に16kcal(1時間に約1000kcal)消費している。シネフリンのサプリメントを飲んでも消費カロリーに変化は無い。

(3)運動の負荷が強いほど脂肪は燃焼しない。具体的には中程度の運動(具体的にはVO2peak=50%(限界運動強度の50%))で1分あたり0.2gの脂肪燃焼(1時間で12g)、驚くべきことに全力疾走時はまったく脂肪は燃焼していない。興味深いことにシネフリンのサプリメントを摂取することで脂肪の最大燃焼スピードが1.5倍になる。VO2peak=50%で1分あたり0.35gの脂肪燃焼(1時間で約20gの脂肪燃焼)

※VO2peak・・・・・・・0%:安静時、100%:全力疾走

★結論
・空腹なら安静にしている日常生活でも1時間あたり6gの脂肪が消費されている。
・脂肪が最も燃焼されるのは中程度の運動(VO2peak=50%)。
・空腹時に運動すると最大で1時間あたり12gの脂肪が燃焼する。これがシネフリンを飲むと1時間あたり20gに向上する。
・シネフリンの効果はかなり弱い運動VO2peak=40%から見られており、日常生活でも脂肪燃焼を向上させうる?

運動で脂肪を燃焼させることのなんと効率の悪いことでしょう。シネフリンを飲まなければ静かに寝ている時の2倍程度、シネフリンを併用して3.5倍程度です。これはどんなに頑張っても運動では1時間に0.02kgしか痩せないことを意味します。体重を減らしたければ、1日の摂取カロリーを基礎代謝より少なくして新たに脂肪を付けないことが重要と言えます。

聞いたことはありましたが激しい運動時にまったく脂肪が燃焼していないことをこれだけハッキリと示した研究は初めて見ました。

 また、同じ強度の運動時に脂肪燃焼を高めるシネフリンはほどほどの速度で走るマラソンなどで疲れを感じずに(体内のエネルギー枯渇を起こさずに)走るのに使えそうな気がします。


(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2016.06.10

運動が脳に良いのも断食が身体に良いのも同じ仕組みかもしれない。脂肪を分解した時に出来る分解産物DBHB(βヒドロキシ酪酸)が作用
運動が脳に良いのも断食が身体に良いのも同じ仕組みかもしれない。脂肪を分解した時に出来る分解産物DBHB(βヒドロキシ酪酸)が作用

↑BTW


(eLIFEの論文より一部改変して掲載)
運動により脳機能が高まる、記憶力が高まる。加齢に伴う記憶力低下が抑えられるなどの研究は数多く存在しますが、運動によりどのようなメカニズムで脳機能に良い影響が出ているのかは完全には解明されていません。今回報告された内容によると運動時に肝臓で脂肪が分解され生じるβヒドロキシ酪酸(DBHB)が脳由来神経栄養因子(BDNF:brain derived neurotrophic factor)量を増やすことを突き止めたそうです。

運動が良いのではなく脂肪が分解される事自体が良い影響を与えるとすると空腹で頭がさえたり、いわゆる「ハングリー効果」なども同じようなメカニズムが影響しているのかもしれません。と思ったらその効果に言及した報告が2015年に著名な科学雑誌Nature Medicienで発表されているようです↓
DBHBは様々な問題の原因となる「炎症」を抑える働きがあるそうです。
(省略されています。全文を読む

Category:運動・エクササイズ




2016.03.07

学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ
学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ

↑BTW

 老化とは何でしょうか?最新科学では「老化」が人体が古くなったという単純な現象ではないことを明らかにしています。ある特定の仕組みによって老化が進行しているようなのです。実は、すでに発売済みの薬や開発中の薬の中にはその老化を促進する仕組みをブロックし、結果として老化を抑制する副作用が報告されているものが数多くあります。そういった報告の多くは今のところ動物実験でのみ検証されており、大勢の人間が参加した大規模な「臨床試験」によって人間での効果が証明された薬は未だありません(もし、あったら既に皆飛びつきますよね?)。

今回、Nature Medicineという医学界で最も有名な学術雑誌がそのような薬のまとめ記事を掲載しています。

以下が記事中で取り上げられていた薬を表にしたものです。

薬の名前ターゲット(薬が作用する体内の分子)現在、何の用途に使われている薬か知られているリスク
ラパマイシン(Rapamycin)mTORC1mTORC2抗ガン剤、メタボ薬、心臓病薬免疫抑制、インスリン抵抗性、白内障
メトホルミン(Metformin)ミトコンドリアのAMPKmTOR糖尿病薬不明
レスベラトロール(Resveratrol)SIRT(サーチュイン)やAMPK肥満予防不明
Anti-CGRPCGRPやCGRPレセプター偏頭痛、メタボ薬、抗炎症薬痛覚の鈍化、低体温
食事中のメチオニンを制限メタボ対策脂肪肝、体重減少、鬱
Lilly社のLY2405319、Amgen社のペプチド薬IISFGF-21klothoPAPP-Aを減らすメタボ対策骨密度減少、高血糖、インスリン抵抗性

ラパマイシンメトホルミンレスベラトロールFGF-21に関してはこのサイトでも以前に紹介しています。下記は以前紹介した記事へのリンクです。

 大きなキーワードとしては「炎症」「代謝」でしょうか。

 人体は加齢に伴い「弱い炎症」が持続的に発生するようになり、この炎症が老化を促進する要因になっていると考えられています。たとえば鎮痛剤であるアスピリン(バファリン)や、nordihydroguaiaretic acid (NDGA; also called masoprocol)を投与することで平均寿命が8〜12%延びることが動物実験で報告されています。

 さらに、炎症により作られ、結果、加齢とともに血中に増えていくCGRP(Ccalcitonin gene-related peptide)という物質を減らすだけで寿命延長効果があることが報告されています。具体的には、この物質を持たないように遺伝子改変された動物は長寿になります。他にも、CGRPの受容体をブロックする低分子薬や抗体を投与し不老長寿的な効果を示させる研究が報告されています。

 また「カロリー制限」を行うことで多くの動物で寿命が延長することが報告されています。当初は、カロリー制限により無駄なエネルギー消費が低下しDNAを損傷する活性酸素の発生が抑えられる効果が寿命延長につながると考えられていましたが、近年これだけではなく、どうやら「低カロリー」時に細胞内で発生するシグナル自体に寿命延長効果があることが分かってきました。そして、代謝に作用する薬のいくつかが寿命に影響することが報告されています。たとえば代謝に深く関わる「インスリン」や「IGF-1」に関わる薬です。

 IGF-1が生まれつき少ない遺伝子改変動物は長寿命であることが報告されていますし、IGF-1を分解する働きのあるkotho遺伝子を増やした動物も寿命が延長します。またFGF-21やリリー社が開発中のLY2405319はIGF-1を阻害し寿命延長効果があるかもしれません。

 もっと簡単なメカニズムとしては食事中のメチオニンを減らすことで寿命が延長することが、酵母、線虫、ハエ、ネズミで報告されています。人間においても食事中のメニオニンを減らす作戦の他に、メチオニンが人体に吸収されにくくなる働きの薬が開発出来れば、寿命延長効果が期待出来ます。


(省略されています。全文を読む

Category:アンチエイジング・老化抑制




2013.07.22

空腹時に作られるホルモンFGF-21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い
空腹時に作られるホルモンFGF-21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い

↑BTW

 これまでの研究で摂取カロリーを減らす食事制限により寿命が伸びる事が様々な動物で報告されています。これらの動物で寿命が延びるメカニズムに関しては、余分な脂肪が無く動脈硬化に成りにくいなどの分かりやすい理由の他に、もっと根本的に「空腹を感じることこそが重要」との報告されていますが、詳細はまだ明確ではありません。

 今回、アメリカ・テキサス大学の研究者Mangelsdorf DJらが、空腹時に肝臓で作られるホルモンFGF-21こそが寿命を延ばす原因であることを報告しています。

 FGF-21は空腹時に肝臓で作られ、様々な臓器に「飢餓状態に備える」ように指令をする働きをするホルモンです。例を挙げると、肝臓では蓄えていた脂肪を分解してエネルギーを作り出します。また、筋肉ではインスリンに対する感受性を向上させ効率的に少ないエネルギーを取り込めるように指令を出します。全身の細胞はこの指令を受け細胞分裂を抑え「低エネルギーモード」に移行します。

 研究者らは、このホルモンFGF-21を常に作るように遺伝子改変を行ったマウスを作りました。このマウスは空腹を感じていない時でもFGF-21が常時作られ、体内に大量に存在します。

 生み出した遺伝子改変マウスを飼育してみると、オスで30%、メスで40%平均寿命が長いことが分かりました。普通のマウスでは3年を超えて生きる個体のはいませんでしたが、遺伝子改変マウスのうちメスの何匹かは4年近く生きました。

 体内の細胞の状態を調べると、空腹時に起こるNAD+代謝経路や、AMPキナーゼ、mTORシグナルの活性化、成長ホルモンやIGF-1シグナル経路を妨害など、空腹時と同じ反応が常に起きていることが確認されました。

 これらのマウスは寿命が延びますが、副作用も見られました。これらのマウスはどの個体もやせ気味で、大量のエサを食べても太りませんでいた。また、骨密度が少く、メスは不妊で子供を生むことが出来ませんでした。ただ、どの個体も運動量は変わらず一見健康そうでした。

 今回の結果を元にFGF-21の作用を真似した長寿薬が作れるかもしれません。


(省略されています。全文を読む

Category:アンチエイジング・老化抑制




2013.04.25

「ダイエット」による健康の良い効果は「体重減少」の結果では無く「空腹を感じること自身」の効果のようだ
「ダイエット」による健康の良い効果は「体重減少」の結果では無く「空腹を感じること自身」の効果のようだ

↑BTW

 必要な栄養素を十分に取りつつ食事量を減らすいわゆる「ダイエット」が健康に様々な良い影響を与えることが分かっています。最もよく知られた効果は老化防止作用であり、また、最近ではアルツハイマー病の進行を遅らせる効果があることも報告されています。

 これらの作用はどのようなメカニズムで起こるのでしょうか?ダイエットをすると身体の中の余分な脂肪が減り、血液中のコレステロールが減りますので、こういった現象が健康に良い効果をもたらす。というのはもちろんですが、どうやら「空腹を感じること自身」が健康に良い効果を与えるようです。

 この研究を行ったのはアメリカ・ハーバードメディカルスクールのInga Kadishらの研究チーム。研究者らはマウスを用いて実験を行いました。動物が空腹を感じるのは、胃が空になった時に胃から「グレリン」というホルモンが血中に放出されるためです。このホルモンは血管を経由し全身に行き渡ることで、脳に「空腹」を感じさせるなど様々な作用を示します。

 研究者はアルツハイマー病になりやすい特殊なマウスを使い、マウスを3つのグループに分け、1つめのグループは普通に飼育、2つめのグループは普通に飼育しつつ毎日グレリンを投与、3つめのグループはダイエット状態で飼育(食事量20%制限)しました。

グループ1通常飼育
グループ2通常飼育+グレリンを投与
グループ3ダイエット(食事量20%制限)

 しばらく飼育した後に、マウスに迷路を脱出させるテストをさせたところ、ダイエットを行ったマウスは通常飼育のマウスよりも23%早く迷路を脱出しました、また、グレリンを投与したマウスも通常飼育のマウスよりも26%早く迷路を脱出することが出来ました。迷路を早く脱出出来るということはアルツハイマー病が進行しておらず高い認知能力を保っていることを示しています。

 また、アルツハイマー病の原因物質であるAβが脳にどれぐらいあるのかを調べると、ダイエットを行ったマウスは通常飼育のマウスに比べてAβの量が67%少なく、またグレリンを投与したマウスもAβの量が48%少ない事が分かりました。

 これらの結果はダイエットをしなくても、グレリンを注射することでダイエットをした時と同じ効果が得られることを示しており、ダイエットによりアルツハイマー病の進行を抑制出来るのは体重減少などの結果では無く空腹を感じることにより胃から通常よりも多いグレリンが分泌されるためであることを証明しています。

 グレリンの空腹を感じさせるメカニズムは、既に拒食症などの治療に役立てる目的で研究が進んでおり、グレリンと同じ作用をする物質が各社で研究中です(下記表)。

会社名開発コード
メルク社MK-0677
ファイザー社CP424391
リリー社LY-444711

 これらの薬を飲むとグレリンが分泌された時のように空腹を感じるはずですので、拒食症以外の治療に使うと、結構辛い思いをするかもしれませんが、今回報告された現象を利用し将来、新しい老化予防薬やアルツハイマー病治療薬が開発されるかもしれません。


(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2012.06.08

睡眠不足は脳神経の発達を促す。寝る子は育つがバカになる?
[[睡眠]]不足は脳神経の発達を促す。寝る子は育つがバカになる?

↑BTW

 グレリン(Ghrelin)というホルモンがある。このホルモンは空腹時に胃壁の細胞で作られ血中に放出される。このホルモンが脳に到達すると食欲が刺激されるため、別名「空腹ホルモン」と呼ばれる。

 2006年にアメリカ・エール大学の研究者はグレリンを生まれつき持たないマウスを遺伝子操作により作り出し調べる研究を発表した(文献1)。グレリンが無くてもマウスは正常に生まれ大きな問題は無かったが、脳内の「海馬」という部分の神経細胞同士をつなぐシナプス数が通常のマウスよりも25%も少ないことが見つかった。海馬は脳内で記憶に関わる中心的な役割を果たす部分である。このマウスに注射でグレリンを投与するとシナプスの数は増加した。

 一方、同じ頃、中国の研究者がグレリンに脳の保護作用があることを報告している(文献2)。実験でラットに人工的に脳梗塞を起こし、どの程度の障害が残るかを評価したところ、脳梗塞を起こさせる前にグレリンを投与することにより障害の度合いが低減されたと報告している。

 このように空腹時に体内で増えるホルモン「グレリン」は脳神経の活動を活発化し、また脳のダメージを低減する作用があるようだ。

 さらに興味深い事に睡眠不足だとグレリンの量が増える(注釈3)と報告されている(睡眠不足はグレリンを増加させ、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の量を減らす、この作用により睡眠不足は肥満の原因になると考えられている)。報告された脳神経の活性化・保護作用を考えると睡眠不足は脳神経を活性化する可能性があるかもしれない。昔から「寝る子は育つ」と言われているが、このような新知見を合わせて考えると、いつも睡眠不足の子供と、すぐに寝てしまう子供で脳神経の発達に差が無いだろうかと考えてしまう。

 グレリンは他にも「心臓機能の改善効果」や、「成長ホルモン分泌効果」、「免疫の活性化効果」なども知られている。睡眠不足でハングリーってのが賢くなるコツかもしれない。


(省略されています。全文を読む

Category:知能改善・天才になる方法




2011.09.27

1日おきにカロリー制限を行うダイエット方法「カロリーサイクリング」でどれぐらい痩せるか
1日おきにカロリー制限を行うダイエット方法「[[カロリーサイクリング]]」でどれぐらい痩せるか

↑BTW

 どんなに適切にダイエットしても必ず効果が停滞する時がやってきます。ダイエットをしたことがある人ならば最初の2〜3kgは順調に痩せることが出来てもその後の2〜3kgはなかなか減らなかったりした経験があるのではないでしょうか。これはあなたの身体が摂取カロリーの減少に反応して代謝を落としているためです。これは、かつて人類が不安定な生活を送っていた時に食料の無い時期を耐え生き延びるために備わった危機回避機能なのでしょう。とはいえ、今の世の中、特にダイエットを行いたい人にはいい迷惑な機能です。持続的に体重を減らすためには身体に摂取カロリーが減ったことを悟られない工夫が必要なのです。

 具体的には毎日カロリー制限を行うのでは無く、1日おきにカロリー制限を行います(カロリーサイクリング)。この方法では1日おきに十分なカロリーを摂取することが出来ますので脳が混乱し代謝が低下することなくダイエットを続けることが出来ます。また、この方法では1日おきにしっかり食べれるため、空腹を我慢しやすい効果があることも分かっています。

 この方法を医学の実験という形で行い、効果を検討した報告が発表されています。発表したのはアメリカ・シカゴの研究者ら。タイトルは

 研究者らは16名(女性12名、男性4名)の肥満体型の人に参加してもらい実験を行いました。参加者の平均体重は90kg程度。参加者は普通通りに食べる日と、摂取カロリーを安静時必要カロリー(※計算方法は後述)の4分の1に抑えるカロリー制限日を交互に過ごしてもらい8週間生活してもらいました。カロリー制限の日の食事は1回だけ昼の12時〜14時に食べてもらっています。カロリー制限を行わない日の食事は「いつも通りの量」ですが、食事に含まれる脂肪が摂取エネルギーの30%以下になるようにしてもらいました。

 結果、1日おきのダイエットを行った時期を通じて平均して1週間あたり0.67〜0.68kg程度体重が減少しました。そして全参加者の8週間の試験終了後の体重は平均5.6kg体重が減少していました。体脂肪は平均45%→42%に減少していました。

 このダイエット方法は身体に悪いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、実は医学の世界では1日おきの絶食(英語でAlternate-day fasting:ADF)は様々な治療に用いられている方法であり、今回の研究はその方法をダイエットに応用したものなのです。実際に今回の実験の参加者の総コレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリドなどの数値は減少し、血圧も低下しました。また、良い影響を持つHDLコレステロールの数値は変化しなかったことから考えて、健康にダイエット出来たと言えます。

 ただし、カロリーサイクリングによるダイエットは全ての人にお勧め出来るわけではありません。糖尿病や低血糖の人、妊娠中の人はやるべきでは無いと研究者らは言っています。まずは伝統的な方法を試して体重が減らない停滞期に悩んだらカロリーサイクリングを試してみてはどうでしょうか。

※※参考:安静時必要カロリーの計算方法
男性体重(kg)×10+6.25×身長(cm)-5×年齢+5 (キロカロリー)
女性体重(kg)×10+6.25×身長(cm)-5×年齢-161(キロカロリー)
A new predictive equation for resting energy expenditure in healthy individuals(Am J Clin Nutr February 1990 vol. 51 no. 2 241-247 PMID:2305711)より


(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2010.12.21

たくさん食べる人は空腹時に運動することが重要
たくさん食べる人は空腹時に運動することが重要

↑BTW

高カロリー(特に高脂肪食)によりインスリン耐性が生じることは肥満の原因となることが分かっている。今回、ベルギーの研究者らは食後などでなく、空腹時に運動することでインスリン抵抗性が生じるのを防ぎ、体重増加を防ぎうることを初めて証明した。

研究者らは健康な男性のボランティア(18〜25歳)に1日あたり30%カロリーの多い食事(カロリーのうち脂肪が50%)を6週間食べてもらい実験を行った。ボランティアのうち10名には毎週4回(2回は1時間30分、残り2回は1時間)、朝食前の空腹時に運動してもらい、別の10名には運動前や運動中に炭水化物を食べてもらい(スポーツドリンクを飲むように)、空腹では無い状態で運動してもらった。そして残りの7名は運動をしないグループとした。すべてのボランティアの摂取カロリーは同じになるようにコントロールした。

6週間後、空腹時に運動をしていたグループのみが肥満の原因となるインスリン抵抗性が現れず、筋肉中のGLUT4タンパクが他のグループに比べ28%上昇、AMP活性化プロテインKのリン酸化が25%、脂肪酸転移酵素(CD36)などの遺伝子発現レベルが30%増加していた。

そして、運動しないグループが3±0.8kg増え、空腹で無い時に運動したグループが1.4±0.4kg増えたのに対し、空腹時に運動したグループでは0.7±0.4kgしか増えなかった。

このように、空腹時に運動することでインスリン抵抗性が起こるのを防ぎ、筋肉の脂肪代謝が活性化することが明らかになった。

原文:


(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム