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睡眠



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2016/08/23:青色光は目を覚まさせ、緑色光は眠たくさせる事を証明した実験報告
2016/05/27:24時間働けますか!睡眠不足でも記憶力低下を防ぐ実験にマウスで成功
2016/02/02:夜更かしを3日間しただけで体内の周期的な遺伝子発現がメチャクチャになる
2016/01/05:睡眠の質が悪いと癌が増殖する
2014/04/23:睡眠薬「マイスリー」(薬物名:ゾルピデム)を飲み昼寝をすると言語記憶が向上する
2014/02/19:睡眠中に脳波のリズムに合わせた音楽を聴かせるだけで記憶力が向上する
2013/10/25:嫌な記憶のみを忘れっぽくし、他の記憶には影響を与えない薬物が発見される。しかも薬局で買える薬に含有される成分だった。
2012/10/15:慢性的な睡眠不足が身体に及ぼす具体的な影響
2012/08/15:嫌な事があった日は徹夜すると嫌な気分が緩和しトラウマになりにくい。という研究結果
2012/08/15:起きている時に学んだ事は睡眠中(特に寝た直後のレム睡眠中)に脳に定着する
2012/08/15:平日の睡眠時間が6時間以下の人が週末2日間寝だめをしても作業効率が回復して無いことが明らかに
2012/06/08:睡眠不足は脳神経の発達を促す。寝る子は育つがバカになる?
2008/08/14:脳内で起こる記憶処理に睡眠が影響
2008/03/12:“睡眠不足は肥満のもと”5時間未満だと1・4倍に(yomiuri)
2007/05/16:高脂血症薬、睡眠障害に効果? マウス、早寝早起きに
2007/01/05:睡眠が断片化され、レム睡眠が充分にとれないと記憶に問題が起こる
2003/05/19:「睡眠」も生後、発達して成熟する

2016/08/23

青色光は目を覚まさせ、緑色光は眠たくさせる事を証明した実験報告
青色光は目を覚まさせ、緑色光は眠たくさせる事を証明した実験報告


PLOS Biology1/PLOS Biology2

 アメリカ・オックスフォード大学のVioletta Pilorzらによる研究です。青色光(470nm)を当てると入眠まで時間がかかり、寝ている時間が短くなりますが、一方、緑色光(530nm)を当てると凄い勢いで入眠出来ることが報告されています。

 メカニズムとしては青色光照射によりMelanopsinの入力がSCNで低下することが睡眠を妨げる原因のようです。ネズミを使った研究ですが人間にも当てはまるかもしれません。

Category:睡眠

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2016/05/27

24時間働けますか!睡眠不足でも記憶力低下を防ぐ実験にマウスで成功
24時間働けますか!睡眠不足でも記憶力低下を防ぐ実験にマウスで成功

 睡眠不足時に記憶力が低下することが知られていますが原因は完全には分かっていません。今回研究者らは大脳新皮質の第二運動野(M2)という領域から第一体性感覚野(S1)という領域への神経回路の影響を調べました。

このM2→S1回路は睡眠開始直後のノンレム睡眠で働いていることが知られており、睡眠不足時にはこの神経接続を介した情報伝達が妨害されていることになり、これが記憶力低下の原因である可能性があります。今回、研究者らは睡眠不足にしたマウスのM2部分、S1部分に同じパターンの電気刺激を人工的に与え擬似的にM2→S1回路が働いているようにすることで記憶力が回復することを見出しました。

 M2部分とS1部分に同期した刺激を与える方法としてはマウスを遺伝子改変し、「チャネルロドプシン」という光を受けると電気信号を発生するタンパク質を脳神経に導入しています。このマウスの脳神経細胞は光を当てるだけで電気刺激を発生するようになります。これによりレーザーなどを使うことで脳の好きな場所に電気刺激を発生させることが出来ます。

 今回は遺伝子改変を使って人工的電気刺激を発生させましたが、電気刺激を起こさせる方法は他にも色々あります。研究らは今回発見した現象が睡眠障害などの治療に使えないかと考えています。

Category:睡眠

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2016/02/02

夜更かしを3日間しただけで体内の周期的な遺伝子発現がメチャクチャになる
夜更かしを3日間しただけで体内の周期的な遺伝子発現がメチャクチャになる

 研究者らは22人の健康なボランティア(男女11人ずつ)を雇い、1日ごとに睡眠時間を4時間遅らせる生活を3日間行わせ、3日後に血液中のメラトニンレベルを測定、血液細胞中の遺伝子発現を調べました。

 結果、3日程度では眠気などを司ることで有名な血液中のホルモン「メラトニン」量の変化は大きな影響を受けておらず、元の生活周期のパターンのまま分泌されていることが分かりました。

 しかしながら、血液中の細胞の遺伝子発現を調べてみたところ、通常は昼・夜の周期に合わせて規則正しく発現の増減を繰り返している周期的遺伝子発現が6.4%→1%と激減することが分かりました。変化した遺伝子の中には遺伝子に長期的な影響を与えうるクロマチン(染色体)修飾遺伝子(DNAメチラーゼやDNAアセチラーゼ)も含まれていました。また、タンパク質の翻訳・転写に関わる多数の遺伝子、また、温度により制御される遺伝子(寒い時に誘導される遺伝子など)も影響を受けていました。

 不規則な生活は感じる以上の影響を身体に与えていそうです。

Category:睡眠

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2016/01/05

睡眠の質が悪いと癌が増殖する
睡眠の質が悪いと癌が増殖する

 断片的な睡眠により腫瘍関連マクロファージとTLR4シグナルを介して癌の増殖が誘導されるそうです。

まあ、ねずみちゃんを一晩中連日にわたりずっと2分以上連続して寝れなくしたヒドイ実験の結果ではありますが。
これで人間の睡眠の質を議論するとか研究者狂ってる。

Category:ガン・腫瘍

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2014/04/23

睡眠薬「マイスリー」(薬物名:ゾルピデム)を飲み昼寝をすると言語記憶が向上する
睡眠薬「マイスリー」(薬物名:ゾルピデム)を飲み昼寝をすると言語記憶が向上する

 睡眠には浅い睡眠で知られるレム睡眠や深い睡眠で知られるノンレム睡眠があります。睡眠が記憶のメカニズムに重要な役割を担っていることは広く知られるようになりましたが、レム睡眠やノンレム睡眠のどちらが関与しているのはよく分かっていません。

 今回、アメリカ・カリフォルニア・リバーサイド大学の研究者Mednick SCらは49人のボランティア(18歳〜39歳の男女)に一般的な睡眠薬(製品名:マイスリー)を飲み昼寝をしてもらう実験を行いました。


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Category:睡眠

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2014/02/19

睡眠中に脳波のリズムに合わせた音楽を聴かせるだけで記憶力が向上する
[[睡眠]]中に脳波のリズムに合わせた音楽を聴かせるだけで記憶力が向上する

 睡眠中に学習が出来たらどんなに楽な事でしょう。今回、ドイツの研究者Hong-Viet V. Ngoらは睡眠中に新しいことを覚えられるわけではありませんが、起きている時に覚えた事をより強く記憶に定着させる方法を報告しています。

 脳は様々なリズムで情報を処理しており、そのリズムは「脳波」となって簡単な装置で観察することが出来ます。例えば睡眠中には1Hz(1秒間に1回)以下のゆっくりとしたリズムの脳波が見られ、この状態はslow-wave sleep(徐波睡眠)と呼ばれ、起きている時に記憶していた内容を定着させる重要な処理が行われていることが分かっています。

 研究者らは11人のボランティアを雇い、寝ている最中の脳波を測定し、その脳波のリズムに合わせた音楽(リズム)を聴かせる実験を行いました。

 すると驚くべきことに脳波のリズムに合わせた音楽を聴かせることにより、徐波睡眠の脳波が強くなることが分かりました。また寝る前に覚えてもらった単語をどれぐらい覚えているかを調べたところ、音楽を聴かせた人で記憶力が向上していることが分かりました。



 この脳波の増強や記憶力の向上は、脳波のリズムに合わせた音楽を聴かせた時のみに見られ、異なるリズムの音楽を聴かせた場合は起こりませんでした。

 研究者らは、この方法は単純に睡眠の質を高めたり、睡眠中の別の作用を強めるだけでなく、起きている最中においても様々な能力を高めるのに使えるかもしれないと考えています。

 近年、脳波は比較的簡単に測定することが出来ます。脳波で動く玩具なども売られているぐらいです。今回の方法は簡単に自宅で実施できる記憶力増強方法になるかもしれません。


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Category:知能改善・天才になる方法

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2013/10/25

嫌な記憶のみを忘れっぽくし、他の記憶には影響を与えない薬物が発見される。しかも薬局で買える薬に含有される成分だった。
嫌な記憶のみを忘れっぽくし、他の記憶には影響を与えない薬物が発見される。しかも薬局で買える薬に含有される成分だった。

 人間生きていれば嫌な事もあるものです。出来ることなら嫌な記憶は早く忘れてしまいたいもの、しかしながら現在の科学では自由に記憶を操作し、都合良く嫌な記憶のみを消し去ることは出来ませんでした。もし嫌な記憶のみを消し去ることが可能になれば、大きなショックを受けた場合の後遺症(PTSD:心的外傷後ストレス障害)の治療に有効な治療方法となります。

 今回、スイスのBasel大学とPsychiatric大学の研究者らは、合わせて2000人以上のヒトの遺伝子情報を比較する手法で、「嫌な記憶」に関係ある可能性のある遺伝子を推定しました。(嫌な記憶がどのようなメカニズムで制御されているかも現在まだ明らかでない)。そして、この推定が正しいかどうかを調べるために、この推定した遺伝子に影響することが知られている市販の薬物をボランティアに投与し、記憶に与える影響を調べました。

 研究者らは40人のボランティア(スイス人平均年齢23歳、男21日、女19人)を雇いました。研究に参加する謝礼には400フラン(1スイスフラン=約100円)を支払いました。

 研究ではボランティアを2つのグループに分け、片方のグループには記憶に影響を与える可能性のある候補薬物を、もう一方のグループには偽の薬を飲んでもらい、それぞれ24枚の「暴力的な写真」「ポジティブな感情を生じる写真」「中立の写真」を見せ、数時間後にそれぞれの写真を思い出せるかどうかという実験を行いました。

 実験は「プラセボ対照ダブルブラインドテスト」方式で行われています。この試験方法では試験が終了するまで、研究者もボランティアも誰が本物の薬を飲んだのかニセモノの薬を飲んだのか分からなくしてあり、思いこみの影響を排除することが出来ます。

 試験の結果、試した薬物の一つ「ジフェンヒドラミン塩酸塩(diphenhydramine)」50mgを1回飲むことで嫌な写真に対する記憶力のみが悪くなり、良い記憶や感情を生まない中立の記憶には影響しないことが分かりました。この結果は、この薬が嫌な記憶のみを忘れっぽくすることを意味しています。

 このジフェンヒドラミン塩酸塩はヒスタミンH1レセプターと呼ばれる種類の薬で総合風邪薬や、鼻炎薬に含まれている薬物です。またこの薬物の飲むと眠くなる性質を生かし、薬局で買える穏やかな睡眠誘導薬「ドリエル」としてこの成分のみを含む薬が販売されています。

 ドリエルには1錠あたり25mg、ドリエルEXには1カプセルあたり50mgのジフェンヒドラミン塩酸塩が含まれています。ドリエルを毎日飲んでいる人は嫌な記憶を忘れっぽくなっているのでしょうか?嫌な記憶を忘れる作用と睡眠誘導作用が同じ成分っていうのも面白い話です。


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Category:精神

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2012/10/15

慢性的な睡眠不足が身体に及ぼす具体的な影響
慢性的な[[睡眠]]不足が身体に及ぼす具体的な影響

 睡眠不足が続くと身体に悪影響を及ぼすことは一般的に信じられていますが、どのような悪影響があるかについてははっきりと知られていません。今回、アメリカ・ウィスコンシン医科大学の研究者らは慢性的な睡眠不足が骨の健康状態血液を作る機能に重大な影響を与えていることを動物実験により発見し報告しています。

 研究者らは、大ネズミ(ラット)を使って実験を行いました。ラットを慢性的な睡眠不足にするために特殊な飼育ケージを自作し、その中にラット入れてました。この飼育ケージは稼働させると一定時間ごとに全体が6秒間だけ回転するようになっているため、ここに入れられたラットはよく眠ることが出来ません。実験では飼育ケージのスイッチを10日間ON→2日間OFFを6回繰り返し合計72日間飼育した後に、ラットの身体にどのような影響が起きているかを分析しました。ラットにとっての72日間は人間の人生に換算するとおよそ8年に相当します。

(結果)
 睡眠不足状態が72日間続いたラットでは骨を作る働きが正常なラットの45分の1に低下しており骨の厚さが減少していました。また、骨を壊す破骨細胞の働きを示す血中のマーカーTRACP 5bが上昇していました。人間も含め哺乳類の骨は絶えず破壊と再作成を繰り返して健康な骨を保っていることが知られていますが、睡眠不足により骨形成と骨分解のバランスが崩れ、いわば骨粗鬆症の状態が引き起こされていることになります。

 また影響は骨だけには留まっていませんでした。骨の中には「骨髄」という血液を作る仕組みがありますが、骨髄の一部「赤色骨髄」中の脂肪は正常な時に比べ37%に減少しており、また血小板を作り出す細胞として知られる「巨核球」の数が2倍に増えているのが観察されました。多すぎる血小板は血管を詰まりやすくすることが知られています。

 ラットの結果が人間に直接当てはまるかどうかは確認する必要がありますが、人間においても睡眠不足は直接生命に関わるような影響は起こさないものの、骨と血液を通じて病気になるリスクを上昇させているかもしれません。


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Category:睡眠

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2012/08/15

嫌な事があった日は徹夜すると嫌な気分が緩和しトラウマになりにくい。という研究結果
嫌な事があった日は徹夜すると嫌な気分が緩和しトラウマになりにくい。という研究結果

 これまでの研究で、睡眠、特にレム睡眠が記憶の定着に重要な役割を果たしている事が明らかになっている(本サイトでもいくつか紹介している)が、睡眠が脳に定着させる記憶内容は「勉強した内容」にとどまらず「感情的な記憶」も同様のようだ。今回、アメリカMITの研究者らはトラウマやPTSDの原因となる「負の感情を生じさせる記憶」さえも睡眠により記憶に残りやすくなっている事実を実験により報告している。

 研究者らは女性68名、男性38名、合計106人の健康なボランティアを雇って実験を行った(年齢18〜30歳)。ボランティアは画面に次々に表示される様々な写真(犯罪現場や精神を揺さぶられるような内容の写真を含む)を見せられ、その写真に対して、
「どのぐらい悲しみを感じるか」「どのぐらい喜びを感じるか」を1〜9のランクで選択してもらった。そして12時間後に、既に見たことのある写真を含む様々な写真を再度見せて、絵を見たことにより感じた感情をもう一度1〜9でランク付けしてもらい12時間前の感情がどのぐらい残っているかを調べた。

 最初のテストと2回目のテストの間の12時間はボランティアを2つのグループに分け、第1グループはずっと起きていてもらい、第2グループはぐっすりと寝てもらった。寝てもらったグループのボランティアは睡眠時の「REN睡眠(レム睡眠)」の長さを測定した。この12時間の実験は人体のサーカディアンリズムの影響も考えて、朝や夜など様々な時間帯に繰り返し行った。

第1グループテスト→12時間(寝ない)→テスト
第2グループテスト→12時間(睡眠)→テスト

 ボランティア全員の実験結果を集計したところ、睡眠をしっかりとった第2グループの方が
12時間前の事をよく覚え認識していたが、同様に気持ちをかき乱されるような絵を目撃した時の感情やトラウマになりそうな絵を見た時の感情もはっきりと記憶に残っていることが分かった。そしてこれと比較すると、寝ずに起きていた第1グループではその感情は弱まっていることが分かった。睡眠をとったグループでは「フラッシュバック」的な感情も大きかった。

 また、睡眠をとったグループの中で
睡眠中のREM睡眠の長さ感情的な記憶の残存度を比較したところ、REM睡眠が長いほど感情的な記憶がよく残っていることが分かった。以前よりREM睡眠中に記憶が定着される事は分かっていたが、負の感情の記憶も同様にREM睡眠中に脳に定着されるようだ。

 研究者らは、原始の世界では嫌な記憶やトラウマになりそうな記憶というのは過酷な環境で生き抜くために重要な記憶であり、嫌な記憶でさえも睡眠によりしっかりと記憶に残るようなメカニズムになっているんだろうと考えている。そして、これらのメカニズムは
現代の世の中ではトラウマやPTSDを軽減するのに役立つ可能性があると考えている。

これらの研究をふまえると
「嫌な事があった日はさっさと寝てしまえ」ってのは逆効果かもしれない。ちなみに大量に飲酒すると寝付きはよくなるがREM睡眠が減る''ことが報告されており、大酒飲んで寝てしまうのは効果があるかもしれない。少量のアルコールはREM睡眠の全体量は減らさないと報告されている。


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Category:睡眠

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2012/08/15

起きている時に学んだ事は睡眠中(特に寝た直後のレム睡眠中)に脳に定着する
起きている時に学んだ事は[[睡眠]]中(特に寝た直後のレム睡眠中)に脳に定着する

「しっかり寝ないと勉強の効率が上がらないよっ」とはよく言われたものですが、その根拠が実験により明らかになっています。記憶には短期記憶と長期記憶があり、短期記憶が長期記憶に変化するにはきちんとした睡眠が必要のようです。1つ目に紹介する実験はイスラエルの研究者らによって行われ有名な学術雑誌「サイエンス」に投稿されたものです。

(実験1)

 研究者らは集めたボランティアに1日2回(朝と晩)に「模様の中にパターンを見つける簡単なテスト」を連日行ってもらいました。テストを繰り返すごとにボランティアのスコアはテストに慣れ徐々に上がっていきました。例えば1日目の朝のスコアより、夜のスコアが高くなり、しっかりと寝た場合には1日目の夜のスコアより、2日目の朝のスコアが上昇するといった具合です。しかしながら、ボランティアが睡眠している最中にレム睡眠を妨害したところ睡眠の前後でスコアの上昇が起こらないことが分かりました。これに対し非レム睡眠を妨害してもスコアの上昇は起こったことから、この実験はレム睡眠が学習した内容の定着に重要な役割を担っていることを証明しています。ちなみに余談になりますが、多くの事を覚えた日の夜はレム睡眠の量が増えることが以前より知られています。


 もう一つの実験は2000年にアメリカの研究者らにより報告されたものです。

(実験2)
  • Experience-dependent phase-reversal of hippocampal neuron firing during REM sleep. Brain Res. 2000 Feb 7;855(1):176-80. PMID:10650147
 研究者らは、睡眠の前半と後半のどちらが学習に重要かを比較しました。実験に参加したボランティアは睡眠を2回に分けて行うように慣れさせた後、
  • 条件1,学習を行う→睡眠(前半)→覚えているかテスト
  • 条件2,睡眠(前半)→学習を行う→睡眠(後半)→覚えているかテスト
  • 条件3,学習を行う→寝ない(睡眠(前半)をスキップ)→覚えているかテスト
  • 条件4,睡眠(前半)→学習を行う→寝ない(睡眠(後半)をスキップ)→覚えているかテスト
 と4種類の条件で学習効率の確認を行ってもらいました。すると、睡眠(前半)の後には高い学習効率が観察されました。反対に睡眠(後半)をはさんでも学習効率は低いままでした。また、睡眠の前半、後半も省略し起きたままいたとしても学習効率は低いままでした。これらの実験は、それぞれの日の夜、ベッドに入った直後から数時間間に起きていた時に行った学習内容を脳に定着させる作業が脳で行われていると推定されます。


 これらの実験はテストの前に一夜漬けというのは効率が悪い勉強方法であることを物語っています。まあ、覚えていないものを思い出すことは出来ませんので、そういう時は仕方ないとも思いますが・・・・
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2012/08/15

平日の睡眠時間が6時間以下の人が週末2日間寝だめをしても作業効率が回復して無いことが明らかに
平日の[[睡眠]]時間が6時間以下の人が週末2日間寝だめをしても作業効率が回復して無いことが明らかに

この研究はペンシルベニア州立医科大学のDr. Alexandros N. Vgontzasらがミネアポリスで行われた第25回睡眠学会で発表しました。学会での発表タイトルは
Effects of recovery sleep following modest sleep restriction for one work week on daytime sleepiness and performance: gender differences

 平日の軽度の睡眠不足は、眠気や、仕事の効率、炎症性サイトカインの量に影響を与えることが知られています。多くの人が、これを回復させるために週末に多く寝るという行動をとっていますが、この一般的に知られる週末の過眠行動が眠気と仕事効率を本当に回復させているのかを調べる実験が行われました。

 研究者らは16人の男性、18人の女性、合計34人の健康なボランティアを雇い実験を実施しました。ボランティアの平均年齢は24.5±0.6才。参加者は下記の方針に従って13日間ラボに寝泊まりしてもらいました。

実験スタート
↓4日間:1日8時間睡眠
↓6日間:1日6時間睡眠(平日の寝不足を再現)
↓3日間:1日10時間睡眠(休日の過眠を再現)
合計13日間

そして、4日目、10日目、13日目に色々なテストを行ったところ、

という結果が得られました。
睡眠は浅い睡眠(REM睡眠)と深い睡眠(SWS睡眠、または徐波睡眠、デルタ波睡眠)をおよそ90〜110分間隔で寝ている間に4〜5回繰り返します。この研究ではSWS睡眠の量と睡眠不足から受ける影響に相関関係が見られることが分かりました。特に、女性は男性に比べ基本のSWS睡眠が長く、睡眠不足による影響を受けにくく、過眠により回復が大きいようです。

情報元:
ちなみに、REM睡眠もSWS睡眠も、どちらも健康に重要なことが知られていますが、現在処方される睡眠薬のほとんどを占めるベンゾジアゼピン系薬剤はREM睡眠、SWS睡眠両方に影響を与えることが知られています。また、アルコールはREM睡眠が影響を与えることが知られています。本当に健康な睡眠を得るためには薬やアルコールに頼らない睡眠が必要と言えます。

それにしても、ペンシルベニアの平均年齢24才の男女が13日間ラボに寝泊まりして夜、おとなしく寝ていたかどうか疑問が残ります(笑)。
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2012/06/08

睡眠不足は脳神経の発達を促す。寝る子は育つがバカになる?
[[睡眠]]不足は脳神経の発達を促す。寝る子は育つがバカになる?

 グレリン(Ghrelin)というホルモンがある。このホルモンは空腹時に胃壁の細胞で作られ血中に放出される。このホルモンが脳に到達すると食欲が刺激されるため、別名「空腹ホルモン」と呼ばれる。

 2006年にアメリカ・エール大学の研究者はグレリンを生まれつき持たないマウスを遺伝子操作により作り出し調べる研究を発表した(文献1)。グレリンが無くてもマウスは正常に生まれ大きな問題は無かったが、脳内の「海馬」という部分の神経細胞同士をつなぐシナプス数が通常のマウスよりも25%も少ないことが見つかった。海馬は脳内で記憶に関わる中心的な役割を果たす部分である。このマウスに注射でグレリンを投与するとシナプスの数は増加した。

 一方、同じ頃、中国の研究者がグレリンに脳の保護作用があることを報告している(文献2)。実験でラットに人工的に脳梗塞を起こし、どの程度の障害が残るかを評価したところ、脳梗塞を起こさせる前にグレリンを投与することにより障害の度合いが低減されたと報告している。

 このように空腹時に体内で増えるホルモン「グレリン」は脳神経の活動を活発化し、また脳のダメージを低減する作用があるようだ。

 さらに興味深い事に睡眠不足だとグレリンの量が増える(注釈3)と報告されている(睡眠不足はグレリンを増加させ、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の量を減らす、この作用により睡眠不足は肥満の原因になると考えられている)。報告された脳神経の活性化・保護作用を考えると睡眠不足は脳神経を活性化する可能性があるかもしれない。昔から「寝る子は育つ」と言われているが、このような新知見を合わせて考えると、いつも睡眠不足の子供と、すぐに寝てしまう子供で脳神経の発達に差が無いだろうかと考えてしまう。

 グレリンは他にも「心臓機能の改善効果」や、「成長ホルモン分泌効果」、「免疫の活性化効果」なども知られている。睡眠不足でハングリーってのが賢くなるコツかもしれない。


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2008/08/14

脳内で起こる記憶処理に睡眠が影響
脳内で起こる記憶処理に[[睡眠]]が影響

Category:知能改善・天才になる方法

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2008/03/12

“睡眠不足は肥満のもと”5時間未満だと1・4倍に(yomiuri)
“睡眠不足は肥満のもと”5時間未満だと1・4倍に(yomiuri)

発表したのは日本大学の兼板佳孝ら

地方公務員21693人に1999年と2006年に睡眠時間を尋ね、健康診断データと比較したところ、睡眠時間が5時間未満のヒトでは肥満が1.4倍多いことが明らかとなった。

逆に1999年時点で肥満のヒトは2006年の睡眠時間が短くなっている傾向も見いだされ、肥満と睡眠時間短縮の悪循環の関係がうかがわれた。

Category:睡眠

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2007/05/16

高脂血症薬、睡眠障害に効果? マウス、早寝早起きに
高脂血症薬、[[睡眠]]障害に効果? マウス、早寝早起きに

高脂血症治療薬として用いられるフィブレート系の薬物が、マウスの体内時計を早寝早起きに変えることを、産業技術総合研究所と早稲田大が突き止めたそうだ。睡眠障害の治療薬として期待出来るかもしれない。

産総研の大石勝隆らの研究によるとエサに0.5%フィブレートを与え続けると2週間で以前に比べて活動時間が3時間前にズレ、明るい時間帯から活動を始めるようになったそうだ。遺伝子解析によると、フィブレートの受容体であるPPARαが体内時計を調整していることも分かった。

Category:睡眠

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2007/01/05

睡眠が断片化され、レム睡眠が充分にとれないと記憶に問題が起こる
睡眠が断片化され、[[レム睡眠]]が充分にとれないと記憶に問題が起こる

発表者はハーバード大学のTartar JLら
睡眠の断続化(sleep fragmentation)は多くの障害で現れる症状で認識(cognitive)障害につながる。睡眠の断続化が記憶障害にどのようにつながるかを調べるために、ラットを2分おきに30秒間のゆっくり動くトレッドミルで起こす(SI)という実験を行った。

この実験を始めて1時間ののちに、ラットは90秒間間隔でトレッドミルが動いていない時に眠り始めた。ノンレム睡眠(NREM: non-rapid eye movement sleep)の合計時間は24時間経過しても変化は無かった。しかしREM睡眠の時間が劇的に減少していき、起きている時間が長くなっていった。これらのラットは記憶の確立を表わす海馬のLTP(long-term potentiation)は24時間以上睡眠を断続化させたラットでは起こらなかった。そして24時間の睡眠断続は水中迷路試験での空間記憶を障害した。24時間の睡眠の断続化をしたラットに事前に血中のCORT(corticosterone)を上昇させていおくとLTPは増強された。

これに対し30分間の静止状態のあとに10分間動くトレッドミルに入れたラット(比較的まとまった睡眠がとれる)はLTPは正常であり、長期抑圧(LTD:long-term depression)とPPF(paired-pulse facilitation)は変わらなかった。

これらの結果は睡眠の断続化が空間記憶に悪影響を与えることを示している。海馬のCA1領域でのNMDA(N-methyl-D-aspartate)受容体の問題がこれらの障害を引き起こす原因のひとつかも知れない。

※PPF(paired-pulse facilitation)とは神経細胞に2回短い間隔で刺激を与えて1回目の刺激と2回目の刺激での反応の大きさが大きくなるのをPPFという、小さくなることはpaired-pulse depresion(PPD)と呼ぶ、シナプスの伝達効率が悪い時にPPFが起こり、良い時にPPDが起こる。

Category:睡眠

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2003/05/19

「睡眠」も生後、発達して成熟する
「[[睡眠]]」も生後、発達して成熟する

理化学研究所のヘンシュ貴雄らのグループは以前、「生まれた動物を片目をふさいだまま成長させる実験」で視覚機能も発達する事を確認しているが、今回、睡眠機能も同様に生後どんどん発達していくことを確認した。
研究者らは「生まれた時から成熟するまで完全な暗室で育てたマウスやネコ」と「生後1ヶ月は正常な昼夜のある環境で育て、その後暗室で育てたネコやマウス」を比べ、睡眠中の脳波を調べることで発見した。
これにより、ネコやネズミでは1〜2ヶ月(ヒトでは4歳〜8歳)をめどに睡眠機能は発達していくことを示した。
この結果はNature, neuroscience 2003/6に発表される

Category:睡眠