証拠1:「緑茶パウダーによりコレステロールが吸収されにくくなり、血液中のコレステロールが減り動脈硬化の指標が減少した」という報告(1986年発表)
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カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた
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■証拠1:「緑茶パウダーによりコレステロールが吸収されにくくなり、血液中のコレステロールが減り動脈硬化の指標が減少した」という報告(1986年発表)
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カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた
(10)】
この報告は学術雑誌「J. Nutr Sci Vitaminol」のvol.32 no.6の613ページ〜622ページで報告されています。報告者は日本人の研究者、村松らです。題名は「Effect of green tea catechins on plasma cholesterol level in cholesterol-fed rats(
高コレステロールな食事をさせたネズミの血液中コレステロール値に緑茶のカテキンが及ぼす影響
)」
報告の中ではオスのラットを使って、このラットに28日間にわたり15%のラードと1%
コレステロール
を含む食事をとらせています。このラットを3つのグループに分け、第1グループは1%の緑茶パウダーを毎日食べさせ、第2グループは2%緑茶パウダーを食べさせ、第3グループは食べさせませんでした。
グループ名
飲ませたカテキンの量
第1グループ
1%緑茶パウダー
第2グループ
2%緑茶パウダー
第3グループ
無し
28日の実験の後、ラットを調べてみるとその他のグループのラットは高いコレステロールの食事によりいわば肥満状態になりましたが、
第2グループの2%の緑茶パウダーを食べさせたラットだけ
血液中のコレステロール量、コレステロールエステル量、動脈硬化の指標などの値が減少していました。またコレステロール値などは減少していましたが、健康状態の指標と考えられる赤血球の数と血液中のグルコース量は変化していなかった事から緑茶パウダーがいわば毒として働いていたのでは無いといえます。さらに肝臓を調べてみると、肝臓中の脂肪とコレステロール値の上昇が抑えられており、またフンに含まれる脂肪とコレステロール量が上昇していました。
結論
これらの事は緑茶パウダーを食べることにより食べたコレステロールが吸収されず肥満になってもおかしくない状態の食事を続けたとしてもコレステロール値の上昇など肥満症状が起きるのを防ぐことが出来たことを意味しています。
関連記事:【
コレステロール
(6)】
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2009/11/01
カテキンとは
2009/11/01
はじめに
2009/11/01
この文章から得られる結論
コレステロール
カテキンがダイエットに効くには科学的証拠があった
コレステロール