amrit-lab.comRSS
健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
 この日記のはてなブックマーク数
最近アクセス数の多い記事

●2020.02.05:目に良いとされる成分「ルテイン」は臨床試験でかなり明確な効果が実証されているが「ブルーベリーエキス」では必要量に足り無さそう。(目・視覚)1548access
●2020.01.29:飲酒量が多いほどコロナウイルス(新型でない)などへの感染が起きにくいことを示したイギリスの学術論文のデータ(感染症)701access
●2020.02.14:日本のHPV(子宮頸がん)ワクチンの「ためらい」により何人が死ぬか、今年再開したら何人救えるかを分析したオーストラリア研究者の報告(2020年2月10日発行)(感染による腫瘍形成)591access
●2019.12.06:ピルを飲んでいる女性は脳の視床下部が小さい傾向(性・生殖)553access
●2016.06.22:夏と冬でカロリー消費はどれぐらい違うのかを酸素消費量から正確に分析した研究(ダイエット・メタボリックシンドローム)550access

すべて見る


2020.02.28Fri/金

FOXO4ペプチドを1日おきに注射して老化した細胞のみを自殺させマウスを若返らせる

↑BTW

「老化細胞の選択的除去」って作戦を目指す薬物が次々と報告されていますね。研究者らは改変(分解されにくく)したFOXO4(forkhead box O4)ペプチドを1日おきに5mg/kg注射投与することで若返り効果が生じることを報告しています。

この改変FOXO4ペプチドはP53と結合し、老化した細胞のみを自殺させる機能を果たすそうです。この老化細胞の細胞死誘導により健康状態、毛髪密度、腎機能などが回復することをマウスの実験で確認出来たとのこと。


FOXO4ペプチドの改変は「レトロインベルソ型(D体にして配列を逆にする???)」にして元のFOXO4と同じようにP53タンパクと結合するようにしているとのこと。配列はH-ltlrkepaseiaqsileaysqngwanrrsggkrppprrrqrrkkrg-OHとのこと。

ペプチドの固相合成ぐらい本気になれば自宅でDIY出来なくもないかもしれないな。

老化細胞の除去は下記で12種類の戦略の1つに取り上げてます。この手のクスリを「Senolytic」薬と言うらしい。

Category:アンチエイジング・老化抑制

         記事ごとのページ・コメント欄




2020.02.21Fri/金

「風邪をひかなくなるワクチン」を目指す研究

↑BTW

「風邪」とはライノウイルスとか、コロナウイルスとか200種類以上のウイルスが原因の感染症の総称と考えられています。色々あるから、これを予防するワクチンが作れなかったのですが、「たくさんあるなら全部入れたワクチンを作れば良いじゃないか」とする研究が報告されています。

マウスに1種類、3種類、5種類、7種類、10種類、25種類、50種類とワクチンしてみています。

Category:感染症

 Keyword:風邪/97 ワクチン/165
         記事ごとのページ・コメント欄(6〜)



2020.02.20Thu/木

毎日飲まなくても月1回の注射で生涯にわたってHIVウイルスを抑制しうる薬が試験中

↑BTW

今:エイズではもう死なない、ただし毎日薬を飲めば。

近い将来:エイズではもう死なない、ただし月1回注射すれば。

コワくなるなるのは良いんだけど、エイズウイルスを駆逐しているわけじゃなくて増殖を抑えているだけなので、世界中でまん延したところで文明が崩壊して薬が手に入らなくなったら困るな。

Category:感染症

 Keyword:HIV/59
         記事ごとのページ・コメント欄(1〜)



2020.02.14Fri/金

日本のHPV(子宮頸がん)ワクチンの「ためらい」により何人が死ぬか、今年再開したら何人救えるかを分析したオーストラリア研究者の報告(2020年2月10日発行)

↑BTW


Background(背景)
Funding for human papillomavirus (HPV) vaccination in Japan began in 2010 for girls aged 12-16 years, with three-dose coverage initially reaching more than 70%. On June 14, 2013, 2 months after formal inclusion in Japan's national immunisation programme, proactive recommendations for the HPV vaccine were suspended following reports of adverse events since found to be unrelated to vaccination, but which were extensively covered in the media. Vaccine coverage subsequently dropped to less than 1% and has remained this low to date. We aimed to quantify the impact of this vaccine hesitancy crisis, and the potential health gains if coverage can be restored.
日本におけるHPVワクチン接種は12〜16歳の女性を対象に開始され、3回投与した人は当初全体の70%に達した。
しかし2013年6月14日(正式なワクチン接種プログラムへの採用から2か月後)、副作用により有効性が疑われ(のちにワクチン接種と無関係であると判明した)、過度に報道されたため、ワクチン接種の推奨が保留された。その後、投与者は1%未満まで減少し、現在もその低接種率を維持している。


Findings(調査結果)
The vaccine crisis from 2013 to 2019 is predicted to result in an additional 24600-27300 cases and 5000-5700 deaths over the lifetime of cohorts born between 1994 and 2007, compared with if coverage had remained at around 70% since 2013. However, restoration of coverage in 2020, including catch-up vaccination for missed cohorts, could prevent 14800-16200 of these cases and 3000-3400 of these deaths. If coverage is not restored in 2020, an additional 3400-3800 cases and 700-800 deaths will occur over the lifetime of individuals who are 12 years old in 2020 alone. If the crisis continues, 9300-10800 preventable deaths due to cervical cancer will occur in the next 50 years (2020-2069).
2013年から2019年までのワクチン投与を控えたことにより、1994年〜2007年生まれの人において24600〜27300人の患者の増加と、5000〜5700人の死亡者の増加が生じると推定される(対象者が生涯の中で発症、死亡する確率、全体の70%がワクチン接種していた2013年の状況との比較)。

もし2020年にワクチン接種を再開してすぐにフォローアップのワクチン投与を行うことが出来れば、これらのうち14800〜16200人の患者と死亡者3000〜3400人を減らすことが出来ると計算される。

2020年にワクチン接種が再開しない場合、今年新たに12歳になった人のみでさらに3400〜3800人の患者と700〜800人の死亡者が増加すると計算れる(生涯を通じての数字)。もし今後もずっとワクチン接種が再開しない場合。今後50年間で9300〜10800人が子宮頸がんにより死亡すると計算される。

Interpretation(結論)
The HPV vaccine crisis to date is estimated to result in around 5000 deaths from cervical cancer in Japan. Many of these deaths could still be prevented if vaccination coverage with extended catch-up can be rapidly restored.
2013〜2019年のワクチン接種のためらいにより、約5000人が死亡すると予想される。これらの死亡者の多くはすぐにフォローアップ投与を行うことで今からでも救うことが可能である。

まあ、推奨されてなかろうとうちの娘にはワクチン投与させるのでどうでも良いけど、可哀想な無教養な親やメディアに今からでも間に合うよと呼びかける戦略は良いね。

Category:感染による腫瘍形成

 Keyword:HPV/64 子宮/42
         記事ごとのページ・コメント欄(6〜)



2020.02.13Thu/木

かなりガチな科学的男女産み分け方法が発見される。TLR7/TLR8アゴニスト薬物を膣内にちゅ〜っと入れていたせば男の子?

↑BTW

広島大学の研究者の報告です。TLR7/TLR8受容体はX精子にしか発現しておらず、TLR7/TLR8作動薬で精子を処理すると、X精子は動けなくなり、Y精子のみが泳げるようになるそうです。

TLR受容体とは異物を見つけて免疫を高める作用をもった生体内のセンサーです。その中でもTLR7/TLR8受容体はRNAを認識する役割で知られています。今やはりのコロナウイルスや、インフルエンザとかがそうですね。これらのウイルス感染時にいたせば、男の子が生まれるんでしょうか?衛生状態の良くない不衛生な状態だと男の子が生まれやすくなるという自然のメカニズムがあるのかもしれません。

また、TLR7/TLR8作動薬は医薬品として使われています。有名どころではイミキモドという塗り薬とか。イミキモドはもともとは性病の薬ですね。塗った場所の細胞を「ウイルスが来たぞー」と騙すことで生体が本来持つ防御能力を高めて治療させる感じでしょうか?最近はがん治療にも使われます。イミキモドは日本ではお医者さんの処方箋が無いと購入出来ませんが、個人輸入代行業者から買えますね。リンク貼りませんが、悪用しちゃダメですよ。

しかし余談ですが、興味深いことが書いてありますね。健康な精子は重力に逆らって上に上る性質があるとのこと。いたした後、女性は寝ているよりも体を起こしていた方が生きのよい精子が受精する可能性が高いのかも。

Category:性・生殖

 Keyword:インフルエンザ/12 精子/23
         記事ごとのページ・コメント欄(1〜)



2020.02.05Wed/水

目に良いとされる成分「ルテイン」は臨床試験でかなり明確な効果が実証されているが「ブルーベリーエキス」では必要量に足り無さそう。

↑BTW


最近デスクワークが激しくて、視力1.5は変化無いものの、なんか目の濁りというか乱反射が気になりだして、老眼も進んでいるなど目の衰えを感じるんだけど、ルテイン飲み出してから気のせいカモしれないけど改善した気がするので調べてみました。
「ルテイン」は網膜の中央に位置する直径1-2mmの黄斑(おうはん)に集中しており、波長400-500nmの青色光(ブルーライト)を吸収する天然のサングラスのような働きをし、また成分自体も抗酸化作用が知られています。

しかしながら「ルテイン」は人間は体の中で作ることは出来ず、食物から摂取したものが目に蓄積し使用される仕組みになっています。そして、この目のルテイン量は年齢とともに減少していくことが報告されており、この現象と加齢性黄斑変性疾患の関係が報告されています。

最近では「ルテイン」を含むとするサプリメントが多数販売されていますが、このサプリメント摂取でどれぐらい効果があるのか学術論文から信頼出来そうな臨床試験の内容をしらべてみました。

(省略されています。全文を読む

Category:目・視覚

 Keyword:ストレス/22
         記事ごとのページ・コメント欄(6〜)



2020.01.29Wed/水

飲酒量が多いほどコロナウイルス(新型でない)などへの感染が起きにくいことを示したイギリスの学術論文のデータ

↑BTW

1本目の論文はイギリスの研究者の研究で、健常者の鼻腔にコロナウイルス(新型ではない)などを接種して反応を調べてます。おい危ない実験してるなw。154人の男性、263人の女性、年齢は18〜54歳。1日あたりの飲酒量が多ければ多いほど風邪をひかなくなってます(非喫煙者のみ)。
  • 出典:Smoking, alcohol consumption, and susceptibility to the common cold.Am J Public Health. 1993 Sep;83(9):1277-83.PMID:8363004
おい圧倒的じゃないか。
(省略されています。全文を読む

Category:感染症

 Keyword:飲酒/11
         記事ごとのページ・コメント欄(5〜)



2020.01.27Mon/月

2020年1月24日発行の中国新型コロナウイルスの学術レポート。3名の患者の経過と検出のためのPCRプライマーの配列など

↑BTW

2019年12月27日にヒドイ肺炎で病院に来た3名の患者の治療経過が記されています。

  • A Novel Coronavirus from Patients with Pneumonia in China, 2019(NEJM)
  • 患者1:49歳女性(慢性疾患無し、23日頃から微熱とせき、海産物マーケットの従業員)、4日後に悪化、微熱は収まる→回復
  • 患者2:61歳男性(20日にせきと熱、呼吸器の障害は発症から7日後からおこり2日間で悪化)、ここから人工呼吸開始。海産物市場に頻繁に訪れていた。→死亡(1/9)
  • 患者3:32歳男性→回復(情報無し)
潜伏期間が嫌な感じだね。
この報告では人から人への感染を示唆してないけど、報道にもあるように発症人数考えると何かしらの人→人感染が起こらないのあの人数にはならないよね。

検出のために使用したリアルタイムRT-PCRのプライマー配列は
(I)
CCCTGTGGGTTTTACACTTAA x ACGATTGTGCATCAGCTGA
Fluorescent probe (P): 5 '- the FAM -CCGTCTGCGGTATGTGGAAAGGTTATGG - BHQ1-3'。

(II)
GGGGAACTTCTCCTGCTAGAAT x CAGACATTTTGCTCTCAAGCTG
Fluorescent probe: 5' -fam-ttgctgctgcttgacagatt-tamra-3 '

日本でも1か月後には何千人と感染者出ている予感。

Category:感染症

         記事ごとのページ・コメント欄(1〜)



2020.01.21Tue/火

BMIよりも腹囲を使った新指標「RFM」の方がメタボ度を正確に算出出来る

↑BTW

新しい指標「RFM」が発表されています。下記のグラフはBMIとRFMとX線撮影で算出した本当の体脂肪率(縦軸)の相関関係を示したグラフです。

出典:Relative fat mass (RFM) as a new estimator of whole-body fat percentage ─ A cross-sectional study in American adult individuals.Sci Rep. 2018 Jul 20;8(1):10980. doi: 10.1038/s41598-018-29362-1.
RFMでは男女とも体脂肪率とRFM値が一直線に乗っており高い相関関係があることが分かります。一方、BMIと体脂肪率の関係は男女でベースラインも傾きもズレが見られます。

RFMの求め方は:

男性:64 - ( 20 × 身長 / 腹囲 ) = RFM
女性:76 - ( 20 × 身長 / 腹囲 ) = RFM

自動で計算してくれるサイトが下記にあります。
身長と腹囲と性別を入力すると正常範囲かどうかを表示してくれます。正常の範囲は女性で体脂肪率:25-31%、男性で18-24%とのこと。
また下記の論文では子供に正確に対応させるための数式が掲載されています。
。。。。。。。性自認が人と違う人が騒ぎ出すのも時間の問題か?

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム

 Keyword:脂肪/107
         記事ごとのページ・コメント欄(1〜)



2020.01.17Fri/金

ダウン症治療薬が色々な戦略で治療薬の開発が進められている。

↑BTW

ダウン症は21番染色体が通常2個のところ3個ある時に起こります。何も足りないわけじゃないのに何故問題が出るかの分析は進んでいて主要な原因としては、神経細胞の増殖を抑えるタンパク質が過剰に作られることが知能の発達障害を起こす原因であることが分かっているそうです。

下記の研究では症状発症の原因であるDYRK1A遺伝子から作られるたんぱく質の発現そのものを抑える薬物を使って妊娠時に投与し症状を緩和出来る可能性がある薬物の動物実験が報告されています。
また、2014年に中外製薬が別のメカニズムの薬の臨床試験開始したことが伝えられています。これは生まれてきた後に投与することを想定されている薬のようですね。その後のニュースは見当たりません。
GABAAα5レセプターのアゴニストだそうです。
よく考えたら遺伝子診断でダウン症が発覚しても、妊娠時にそれを治療する薬の投与を行う臨床試験はちょっと出来ないですね。

Category:知能改善・天才になる方法

 Keyword:GABA/7 妊娠/48 ダウン症/9
         記事ごとのページ・コメント欄(1〜)