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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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2018.05.22Tue/火

国立がん研究センターがまとめる「日本では未承認で使えない抗がん剤65種類リスト(2018年4月版)」

↑BTW

あと、日本で適用外(肝臓がんに使うのは承認されているけど、肺がんでは承認されてないので、日本で肺がんに使うと保険適用されず全額自己負担になるとか)が40医薬品あって、合わせて105種類の海外では使えるけど、日本で保険適用して使えない抗がん剤があるようです。
国立がん研究センターは何のつもりでこんなページを作っているのか知りませんが、
「未承認薬を用いた場合の、患者さん自らが支払う医療費(モデルケース)」へのリンク付き↓
ペンブロ1か月で150万円ですかぁ!

Category:ガン・腫瘍

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2018.05.09Wed/水

コーヒーに発がん性の警告表示、カリフォルニア州でスタバなどに義務付け

↑BTW

なんだアクリルアミドか。ここ↓を見ると深焙煎のコーヒーほど少なく0.1〜0.3 ug/mL。浅い焙煎のコーヒーでは0.4〜0.5 ug/mLほど含まれているとのこと。ちなみにポテチは1袋100gとして、50〜200 ugぐらい。
なので、確かにコーヒー1杯でポテチ一袋ぐらいのアクリルアミドが含まれているね。

動物実験によると170〜300 ug/kg/day食べるとがんが10%増えるらしい。
人間に換算すると1日あたり1万〜2万ug。なので、コーヒーを1日に100〜300ぱい飲むと、ある集団で10人が自然に癌になるとしたら、その数が11人になる感じ。
くだらねー、コーヒー攻撃しているのマリファナ業界じゃねえの?

Category:ガン・腫瘍

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2018.04.24Tue/火

次の冬のインフルエンザワクチンも昨年の冬同様、製造上の問題により効果が20%しかない

↑BTW


インフルエンザワクチン株の卵馴化問題と改善への試み(国立感染症研究所)(図出典)
 ワクチンは人類の作り出した最高の発明品ですが、インフルエンザワクチンに限ってはその製造方法にずっと問題があり、その問題がインフルエンザワクチンの予防効果を悪くしているそうです。解決方法もあるようです。

 その問題とはインフルエンザワクチンを製造する時に「卵」を使うところにあるようです。インフルエンザワクチン製造時には、流行することが予想されるインフルエンザウイルスを卵で増やし、それをワクチンとしますが、全てのインフルエンザウイルスが卵でよく増えるわけではないそうで、「卵で増えやすいインフルエンザワクチン」とかけあわせ雑種を作ったのちに、その雑種を卵で増やしてインフルエンザワクチンとして使用しているそうです。知らなかった。

 この報告の研究者らによると、この「卵馴化(じゅんか)効果」により、その予防効果は20%に落ちるそうです。一方、卵を使わずに細胞で作るインフルエンザワクチン(現在、盛んに製造方法が研究されている最新の方法)では47%の予防効果があるそうです。

さっさと効果の高い方法でワクチンを製造して欲しいですね。


インフルエンザワクチン株の卵馴化問題と改善への試み(国立感染症研究所)(図出典)

Category:感染症

 Keyword:インフルエンザ/11 ワクチン/134
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2018.04.17Tue/火

大気汚染のせい?中国で10人に1人が治療方法が無く死に至ることもある肺の病気「COPD」にかかっている可能性

↑BTW

これヤバくない?COPDは日本では「たばこ病」って呼ばれ、慢性的な炎症が原因で肺の機能が衰えていき、いずれは人工呼吸器無しでは呼吸困難になったり、肺がんを引き起こしたりする怖い病気で、回復方法はまだ無いんだけど、最新の分析方法で中国人5万人を調べたら10%にCOPDの傾向があることが分かったそうです。

COPDの怖いのは初期段階ではまったく自覚症状が無いことです。研究では中国政府は早く診断を普及させて予防、病気の進行抑制に努めるべきだと言っています。

Category:未分類

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アメリカで「明るさ自動調光機能」搭載のコンタクトレンズ「ACUVUE OASYS with Transitions」承認

↑BTW


ジョンソン&ジョンソンが 明るさ可変レンズの技術を持つ「Transitions Optical社」とともに自動明るさ調整サングラス機能を持ったコンタクトレンズを発売します。このレンズは周囲が明るい時はサングラスのように暗くなり、周囲が暗い時は透明に近くなります。この機能を持ったサングラスは昔からありますが、コンタクトレンズになったのは初めてのようです。

2週間使い捨て方式で2019年前半に登場予定。これは視力に問題がなくても使用したいね。

自動調光レンズのサングラス持ってます↓

Category:目・視覚

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2018.04.13Fri/金

ケータイで使われている900MHz帯や1.9GHz帯の電波(GSM、CDMA)による癌発生率への影響を2年間にわたってマウス、ラットで分析した報告書が発表。いくつかの癌発生率の上昇が確認されたが、性別差などがあるようだ

↑BTW

 ケータイの電波の有害性の有無を確認するための大規模な試験が行われ、結果が発表されています。内容はマウスとラット、各グループ100程度ずつに、SAR値で0、1.5W/kg、3W/kg、6W/kgの1.9GHzのGSMとCDMAの電波を2年間当て続けて(10分ごとにON/OFFして1日9時間)、生存率、各臓器の癌発生率などを調べています。気合入ってますね。試験の実施費用は数億円とかだと思う。

900MHz帯の結論の原文は下記
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Under the conditions of this 2-year whole-body exposure study, there was some evidence of carcinogenic activity of GSM-modulated cell phone RFR at 900 MHz in male Hsd:Sprague Dawley SD rats based on the incidences of malignant schwannoma in the heart. The incidences of adenoma or carcinoma (combined) in the prostate gland, malignant glioma and benign or malignant granular cell tumors in the brain, adenoma of the pars distalis in the pituitary gland, pheochromocytoma (benign, malignant, or complex combined) in the adrenal medulla, and pancreatic islet cell adenoma or carcinoma (combined) may have been related to cell phone RFR exposure. There was no evidence of carcinogenic activity of GSM-modulated cell phone RFR at 900 MHz in female Hsd:Sprague Dawley SD rats administered 1.5, 3, or 6 W/kg. There was some evidence of carcinogenic activity of CDMAmodulated cell phone RFR at 900 MHz in male Hsd:Sprague Dawley SD rats based on the incidences of malignant schwannoma in the heart. The incidences of malignant glioma in the brain, adenoma of the pars distalis in the pituitary gland, and adenoma or carcinoma (combined) of the liver may have been related to cell phone RFR exposure. There was equivocal evidence of carcinogenic activity of CDMA-modulated cell phone RFR at 900 MHz in female Hsd:Sprague Dawley SD rats based on the incidences of malignant glioma in the brain and pheochromocytoma (benign, malignant, or complex combined) in the adrenal medulla.
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まとめると
オスのラット(GSM):
〇心臓のシュワン細胞のがん発生率上昇
△前立腺の癌発生率、脳腫瘍発生率、すい臓がん発生

メスのラット(GSM):
×がんの発生率上昇

オスのラット(CDMA)
〇心臓の腫瘍発生
△肝臓がんを含めていくつかの癌で電波による発生率

メスのラット(CDMA)
△がんの発生率上昇

1,9GHz帯の結論の原文は下記
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Under the conditions of these 2-year studies, there was equivocal evidence of carcinogenic activity of GSM-modulated cell phone RFR at 1,900 MHz in male B6C3F1/N mice based on the combined incidences of fibrosarcoma, sarcoma, or malignant fibrous histiocytoma in the skin and the incidences of alveolar/bronchiolar adenoma or carcinoma (combined) in the lung. There was equivocal evidence of carcinogenic activity of GSM-modulated cell phone RFR at 1,900 MHz in female B6C3F1/N mice based on the incidences of malignant lymphoma (all organs). There was equivocal evidence of carcinogenic activity of CDMA-modulated cell phone RFR at 1,900 MHz in male B6C3F1/N mice based on the incidences of hepatoblastoma of the liver. There was equivocal evidence of carcinogenic activity of CDMA-modulated cell phone RFR at 1,900 MHz in female B6C3F1/N mice based on the incidences of malignant lymphoma (all organs).
Exposure to GSM- or CDMA-modulated cell phone RFR at 1,900 MHz did not increase the incidence of any nonneoplastic lesions in male or female B6C3F1/N mice.
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1.9GHzでも、900MHzと同じようにオスではいくつかの癌発生率上昇の可能性だけど、メスでは影響無し。

まあ、気のせいじゃなくても「ケータイの電磁波で癌の発生率増加の可能性あり」ですね。

この手の報告はこれまでも多数あります。↓
あと、面白いんですが、下記は今回の報告に掲載されていた「生存率」のグラフです。黒い●が電波を当てなかった動物なんですが(左2つがGSM、右2つがCDMA、上がオス、下がメス)、いずれの場合もケータイ電波を当てることで生存率が上がってるんですよね。。。。非常に興味深い。癌は増えるけど長生き出来るんでしょうか。

Category:ガン・腫瘍

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2018.04.10Tue/火

p53の下流「PUMA」をブロックすることで、癌細胞を利することなく、抗がん剤投与による腸管細胞で生じる副作用を防止出来る

↑BTW


p53という細胞内のタンパク質は細胞に増殖停止や、自殺を命令する働きを持ちます。癌の治療の時に抗がん剤(癌を殺す薬)を投与すると、腸の幹細胞などの増殖している細胞も一緒にダメージを受けて死んでしまいますが、これらの正常な細胞の自殺はp53の働きで起こります。

 このp53の働きを妨げる薬を投与することが出来れば、腸で起こるこの副作用を防止することが出来るのですが、やっかいなことにp53の働きを止めると、癌細胞の増殖を止め、自殺しようと働いている経路(結局は癌の増殖パワーに負けていますが)も妨げることになり、癌の増殖を促進してしまうので使うことが出来ませんでした。

 今回、アメリカ・ピッツバーグ大学の研究者らの報告によると、p53全体の働きを止めるのではなく、p53シグナル経路の下流のPUMA(p53 upregulated modulator of apoptosis)を阻害した場合、腸などで起こる副作用のみを防ぎ、癌細胞を助けることはないそうです。

 抗がん剤と一緒にこのPUMA阻害薬を飲むことで副作用を防止出来る可能性があります。また、このPUMA阻害薬によって、通常よりも大量の抗がん剤投与が可能になり、より強力に癌を治療出来るかもしれません。

Category:ガン・腫瘍

 Keyword:p53/11 幹細胞/53 タンパク質/69
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2018.04.06Fri/金

トラウマや恐怖の対象、嫌な出来事を「嫌な思いをせずに」脳を慣れさせて平気にするfMRIを用いた治療方法が開発される

↑BTW


Towards an unconscious neural reinforcement intervention for common fears.Proc Natl Acad Sci U S A. 2018 Mar 27;115(13):3470-3475. doi: 10.1073/pnas.1721572115. Epub 2018 Mar 6. PMID:29511106
 トラウマや、怖い体験、嫌な出来事を克服する方法として、繰り返し同じ体験をして慣れていく方法があります。実際に病院で治療としても行われている方法ですが、嫌な経験を繰り返しする必要があり、非常に苦痛な治療方法です。このため多くの患者が治療を不十分なまま終えているそうです。

 今回、研究者らは脳内の活動をリアルタイムで確認出来るfMRIを利用して、嫌な思いをせずに、克服する方法を実証し報告しています。

 その方法を簡単に説明すると、fMRIで脳の活動をモニタリングしながら、様々な映像を見せます(この研究では3600枚の映像を1時間かけて見せています)。そして、それぞれの映像を見た時の脳の活動をマッピングし、克服したい嫌な経験をした時とどれぐらい似ているかを調べます。
 そして、その中から本人は嫌とは感じないけど、脳の活動としては、嫌な経験をした時にもっとも近い映像に近いものを決定します。そして、この決定した映像に繰り返し触れさせます。これだけで、いつの間にか、克服したい嫌な対象も平気になるそうです。

 今回はfMRIを使って効率的に行えることを示した報告ですが、類似の事で嫌な対象を克服出来るという事実は、個人的にも使えそうですね。

Category:精神

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2018.04.02Mon/月

すい臓癌の発症にも細菌感染が関与との研究結果?

↑BTW

 様々な「癌」に細菌感染が関わっていることが報告われていますが、今回はなんと、「すい臓癌」に細菌感染が関わっているとの報告がされています。すい臓は体の奥深くにあり、細菌など存在しないと思われていましたが、住み着いている細菌がおり、その量は癌になったすい臓では増加しているとのこと。

 研究では、人間とマウス両方で様々な実験を行い、住み着いている細菌を死滅させることにより癌の増殖を防ぐことや、逆に、癌に住み着く細菌を移植すると、癌が悪化することも実験で証明しています。細菌により「すい臓」が免疫抑制状態になり、結果、癌が進行しやすい環境になってしまうようです。

 すい臓がんは癌の中でも最も治りにくい癌です。細菌を殺すには「抗菌剤」を使えばよいわけで、すぐにでも今回見つかった新発見による実際のすい臓がん患者の治療が試されるのではないでしょうか。

  • The Pancreatic Cancer Microbiome Promotes Oncogenesis by Induction of Innate and Adaptive Immune Suppression.Cancer Discov. 2018 Mar 22. doi: 10.1158/2159-8290.CD-17-1134. PMID:29567829

Category:感染による腫瘍形成

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2018.03.27Tue/火

新システムCRISPR/CasRxで生体内のRNAを分解・編集可能に、ウイルスへの搭載も可能

↑BTW


Transcriptome Engineering with RNA-Targeting Type VI-D CRISPR Effectors. Cell. 2018
 CRISPR/Casが何か分からないという人も多いかもしれませんが、いずれ「ナノマシン」と呼ばれるたんぱく質の粒の始まりと言えば興味を持ってもらえますかね?
 一番有名なCRISPR/Cas9DNAを編集するツールです(既にCas9よりも効率的な様々な改良ツールの開発が進んでいますが)これらはDNA(体の設計図)を書き換えるためのツールで、医療への応用を考えると生まれつきの遺伝子に記されている問題を解決したりする用途がターゲットになります。

 これに対してCRISPR/Cas13というRNAを分解・編集するツールもあります。これは、DNAを元に作られ体内のタンパク質の構造をコードするRNAを分解・編集することが出来ます。

DNA→RNA→体の構成成分(タンパク質)

 RNAの分解・編集は、新しい病気の治療に結びつく可能性が高いのですが、これまでのCas13は分子が大きすぎて細胞内に送り届けにくかったそうです。これに対し、今回報告されたCasRxはより小さく、しかもAAVベクターと呼ばれるウイルスの機能を利用したシステムで体内にまんべんなくCasRxを送り届けることが可能になるとのことです。

 研究者は報告で、培養した脳神経細胞を用いて、アルツハイマーの原因となるtauタンパク質の状態は正常化するデモンストレーションを行っています。

Category:治療技術

 Keyword:CRISPR/Cas9/12
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