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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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2017.07.25Tue/火

高学歴ほど病気リスクが低いとの統計分析結果、収入は関係無し

↑BTW

研究ではアメリカの13948人を調査、学歴や収入ごとにグループ分けして、心筋梗塞、心不全、脳卒中などの循環器疾患を発症するリスクを比較しています。

結果、大学院卒では循環器疾患を患うリスクが36.1%だったのに対し、高校卒業では41.7%、ここまではそれほど大きな差はありませんが、高校中退だと50.5%、高校に行ってないと55%のリスクがあり、高校教育を終えたかどうかが健康格差の分かれ目のようです。

また読売新聞が日本のマスゴミらしいミスリード全開なタイトル付けてますが、リスク差は「学歴」の原因となった「周辺環境」だろ、因果関係が逆で、疾患リスクの高い遺伝的背景の人が学歴に恵まれないのかもしれない。

と思ったら原文の研究内容報告もそういうフレーズで書かれているね。結論が
Our findings emphasize the need for further efforts to reduce CVD inequalities related to educational disparities.
だって、う〜ん、納得いかない。

Category:統計(寿命・その他)

 Keyword:脳卒中/6
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2017.07.13Thu/木

患者本人の免疫細胞を取り出し癌細胞を攻撃するようプログラムして体内に戻す次世代の癌治療法CAR-T療法「ノバルティスのCTL019」がついにアメリカで承認へ

↑BTW


 新世代の癌治療方法として「免疫チェックポイント調製抗体」が大きな話題になっていますが、さらに強力な治療効果が報告されているCAR-T療法がついにアメリカで承認されそうです。

 今回、アメリカ規制当局FDAに承認される見込みとなったのはノバルティスファーマ社のCTL019(tisagenlecleucel)。これは患者本人の免疫細胞(T細胞)を血液中から取り出し、癌細胞表面に存在するCD19というタンパクに結合する抗体と攻撃開始命令をスタートさせる細胞内ユニットを連結させた「キメラ受容体(CAR)」の遺伝子を組み込み細胞表面に発現させた後に患者体内に戻します。

 臨床試験では治療後再発したり、抗癌剤での治療で効果の無かった白血病(ALL)患者で、治療を受けた患者の83%が治療3ヶ月後に完全寛解(CR)または部分寛解(PR)を達成しています。

※完全寛解(CR)・・・・・血液中の癌細胞が5%以下に減少した状態
※部分寛解(PR)・・・・・血液中の癌細胞が治療前より減少した状態

さて、治療費は何千万円ぐらいなんでしょうか?(笑

Category:ガン・腫瘍

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2017.07.06Thu/木

痛み止め飲んで頑張れ!「女性の認知機能は生理によるホルモンの変化から影響を受けない」とする研究結果が発表

↑BTW

まあ、痛みとかあったら影響受けると思うけどね。

今は痛みは良い薬たくさんあるし。ポジティブな女性にとっては、「気合いで乗り切れる」という事実は人生プラスに働くかも。
そうじゃない女性には逃げ道が無くなるか。

Category:性・生殖

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2017.07.05Wed/水

豆乳やヤギ乳を飲んでいる子供より、牛乳を飲んでいる子供の方が統計的に身長が高い

↑BTW

 牛乳を飲むことは身長を伸ばすことと結びつけられていますが、近年、多くの親が健康のために豆乳や、牛以外の乳を子供に飲ませることがあります。しかしながら牛以外のミルクは含まれるタンパク質量や脂肪量が少なく、牛乳と同じだけの効果があるかどうかは検証されていません。

 今回、カナダ・トロントの研究者は5034人の健康なカナダの子供の比較を行いました。その結果、牛以外のミルクを飲むほど、身長が低くなる相関関係が見られました。具体的には1日あたり250mL(1カップ)の牛乳以外のミルクを飲む毎に0.4cm低くなっており、3才時点で1日3カップの牛乳以外のミルクを飲んでいる子供は、飲んでない子供と比較し(代わりに牛乳を飲んでいる)、1.5cmの平均身長の差が見られました。

 原因については不明ですが、牛乳の栄養価が優れていると考える他に下記のような可能性があるとリンク先では述べられています。
(1)牛乳以外を与えている過程の場合、他の食事の内容にも差がある可能性、病気、アレルギー理由に牛乳以外を与えている可能性(この場合、薬を飲んでいてこれが影響している可能性あり)。
(2)牛乳に含まれる残留成長ホルモン(ステロイドホルモンなど)が人体に影響している可能性

Category:子育て

 Keyword:タンパク質/61 脂肪/22 牛乳/5
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2017.06.22Thu/木

高齢女性の卵子でも子供を産める。ミトコンドリアに問題がある卵子に本人の別細胞から取り出したミトコンドリアを注入し体外受精する「オーグメント療法」で国内で始めて出産に成功

↑BTW

 加齢などで老化し卵子はミトコンドリアの量・質に問題があり妊娠が難しくなることが知られています。今回、HORACグランフロント大阪クリニックでは、体外受精時に、本人の別細胞から取り出したミトコンドリアを卵子に注入したところ、21人中4人で出産に成功したとのことです。

 ミトコンドリアは全ての細胞に存在するエネルギー製造装置です。このミトコンドリアを注入するオーグメント療法(AUGMENT療法)はアメリカ・ボストンのOvaScience者がハーバード大学の基礎研究を発展させて開発した方法とのこと。2012年に世界最高峰の医学学術雑誌Nature Medicineに論文が掲載されています。既に海外では2016年7月現在31人出産しているそうです。

 日本産婦人科学会は、「科学的に効果が十分に検証されておらず、実験的だ」とコメントしています。

 この手の話は実ははるか昔からあります。↓2001年にはこんなニュースも

 自分のまわりを見ても、いまや40前後の妊娠・出産が普通になってきました。なんか20年後は50歳ぐらいまで平気で子供産んでそうな予感がします。

Category:性・生殖

 Keyword:妊娠/28 ミトコンドリア/26
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2017.06.13Tue/火

2005年から2015年の10年間でがんによる死亡率が全体で16%低下、死亡率が増加している癌も

↑BTW

部位によって大きな差があります。

癌の種類1995年〜2005年の減少率2005年〜2015年の減少率
胃癌30.9%33.2%
大腸癌10.0%6.5%
肝臓癌31.9%48.8%
肺癌9.3%7.3%
乳癌13.6%増加2.7%増加
子宮頸癌3.4%増加9.6%増加

乳癌は増加していますが、「下げ止まった」との解釈、子宮頸癌による死亡者数が増え続けています。

他に都道府県別の癌による死亡率グラフがありますが、不気味に青森県だけ高く、長野県が低いのはなぜだろう?

Category:ガン・腫瘍

 Keyword:子宮/19
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2017.06.09Fri/金

高齢まで子供が産める薬が作れるかも、「ラパマイシン」を2週間だけ投与し、メスねずみの生殖機能が長く保ち、高齢まで子供が産ませられるとの研究結果

↑BTW

 人間の女性で20〜30才に当たる、8週齢のマウスに2週間だけ「ラパマイシン」という薬と投与する実験が行われました。ラパマイシンは非常に強い薬なため、投与直後は卵巣の働きがかなり乱されていましたが、それも2ヶ月で正常に戻り、驚くべきことにラパマイシンを投与しなかったネズミでは生後28週ぐらいから子供が出来なくなるのに対し、ラパマイシンを投与されたネズミでは36週ぐらいまで子供が産まれ続けました。

 また人間の女性で38〜47才にあたる8ヶ月齢のメスねずみにおいて同じ実験をしたところ、同様に長期間子供が出来続ける結果が得られました。

 ラパマイシンは寿命延長効果が報告されています。2016年に報告された研究では3ヶ月間投与するとネズミの寿命を最大60%延ばし、中年期の健康な期間を延ばすと報告されています。同様にラパマイシンが卵巣や生殖機能を若く保ち、より高齢まで子供が出来やすく効果があると考えられます。人間の女性でもより高齢まで生殖能力を維持出来るかもしれません。

ラパマイシン(Rapamyci)は別名「シロリムス(Sirolimus)」とも呼ばれ、臓器移植時の免疫抑止剤、抗癌剤などの用途で人間に既に使われている医師が処方するタイプの薬です。薬局では今のところ売られていません。メカニズムとしては各種老化現象への関わりが報告されているmTOR阻害剤です。

Category:性・生殖

 Keyword:ラパマイシン/12
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2017.06.08Thu/木

中国Nanjing(南京)社が開発中のCAR-T療法「LCAR-B38M」が難治性骨髄癌を再発した患者に驚異的な治療効果。アメリカ癌学会(ASCO)で発表

↑BTW

 今年も行けなかったASCOですが、今年も癌免疫分野で驚異的な新治療方法の発表が相次いでいます。
中国Nanjing社の開発するBCMAタンパクを標的としたCAR-T療法において、再発した多発性骨髄腫(multiple myeloma)患者35名のうち、33名(94%)に治療効果、うち14名(40%)はsCR(完全寛解、完全治癒したように見える状態)になったとのこと。

 現在、癌治療分野では多数の革新的治療法の臨床試験が進行中です。劇的に効くと言われた小野薬品/BMSのオプジーボのような「抗体医薬」だけで異なるターゲット分子を狙ったものが10種類程度、また、今回のNanjing社の発表したCAR-T療法は、攻撃目標を癌細胞に定められた遺伝子改変した免疫細胞を注入する治療法で抗体医薬の限界を超えて強力に癌細胞を攻撃することが期待されている治療方法です。ただ、副作用が非常に大きいことが問題で、いかに副作用を低減させつつ強力に癌細胞のみを攻撃させるか、様々な細胞が検討されています。

 個人的にはこれらの開発中の治療方法を組み合わせることで、あと20年で癌による死亡率は少なくとも現在の3分の1ぐらいにはなるんじゃないかと、気になるのはいずれもスゲー治療費高そうって事です。抗体医薬で年間1000万超え、CAR-Tにいたっては年間5000万円って話もあります。

 最初のCAR-T治療法としてノバルティス社のCTL019(こちらは投与患者の37%でsCR(完全寛解)するとの結果)が、来月、アメリカFDAで承認されるかどうか議論される予定です。

Category:ガン・腫瘍

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2017.05.31Wed/水

生体内で狙った遺伝子のみを編集出来ると思われていたCRISPR/Cas9システム、ゲノムのあちこちに狙っていない遺伝子変異を起こしていることが発覚

↑BTW

スタンフォード大学の研究者らの報告です。マウスを用いて「盲目になる原因遺伝子」をCRISPR/Cas9ゲノム編集システムで編集するという動物実験において、治療が行われたマウスの目的以外の部分も含め、ゲノムを全て調べたところ、目的とする遺伝子がきちんと編集されているのに加えて、1500以上の1塩基変異が生じており、100以上のゲノム配列が塊でゴソっと削除されていたり、挿入されているのを発見したそうです。

 これまで目的以外の部分には問題が無いと信じ、全ゲノム解析を行うようなことはしていなかったため、発覚していなかったようです。

Category:ゲノム編集・デザイナーズベイビー

 Keyword:遺伝子変異/8 CRISPR/Cas9/8
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2017.05.29Mon/月

図解:「妊娠のしやすさ」をめぐるデータ・ロンダリングの過程

↑BTW

 日本の性教育では22才が最も妊娠しやすく、年齢が上がるにつれ妊娠しにくくなると言われていますが、このデータがおかしいという話です。22才が高くなるというデータは性交渉の頻度を考慮していないらしいです。そりゃそうですね。22才の若カップルが日々やりまくっているのに対し、40才のカップルが月に何回やることやら、もちろん回数を同じして比較する実験をすることなんて困難です。
 ちなみに俺は結婚して6年間旅行しまくったあげく、よし作るか!と毎日やったら1ヶ月で一人目が出来ました。

 この件に関しては、ちょっと前に似たような記事を紹介しています。研究報告の中ではこの性交渉の頻度を考慮に入れて計算した結果、40才前半まで妊娠確率は低下しておらず、一方、年齢上昇とともに流産の可能性が上昇するため出産確率は若干低下すると報告されています。↓

Category:性・生殖

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