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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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最新ニュース
2017/01/18(水)

医師は何でも「ぜんそく」と診断したがる?診断された人のほとんどが喘息ではないとの報告

カナダで最近「喘息」と診断された703人を調査したところ、33%は喘息ではなかったとのこと。診断が間違っていたのか、症状が治ったのかは判断出来ないそうです。

Category:診断技術

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 Keyword:【ぜんそく/7】
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2017/01/17(火)

若い血液に「若返り物質」が含まれているのではなく、年老いた血液に「老化促進物質」が含まれている

動物実験においては若いマウスの血液を老化したマウスに輸血することで臓器に若返り効果があることが報告されています。

この事から、若い血液には「若返り物質が含まれている」と考えられ、下記のようなスタートアップも存在しましかし、今回報告された研究では逆に老化したマウスの血液を若いマウスに投与し、若いマウスに老化に伴う現象が確認されています。これらの事から、若い血液に「若返り物質」が含まれているのではなく、老化した血液に「老化促進物質」が含まれていると考えられます。

実際に何が「老化促進物質」なのかはハッキリ分かっていませんが、下記の報告ではβ2Mというタンパク質が原因物質として報告されています。

Category:アンチエイジング・老化抑制

↑BTW


 Keyword:【タンパク質/55】
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2016/12/26(月)

オブジーボの先、全てのガンを治すのに必要ながん免疫療法に必要な4つの構成要素

 オブジーボなどの免疫チェックポイント阻害抗体医薬はめざましい効果を示すが、恩恵を受けられるのは一部の患者に限られる。この原因は、様々な免疫抑制メカニズムを使ってガン細胞が生き延びていることが原因と考えられている。

研究者は通常のモデル実験では根治不可能な巨大なガンを植えたマウスを治療する実験を試みた。その結果

  • (1)腫瘍抗原を標的とする抗体
  • (2)血中半減期の長いIL-2
  • (3)免疫チェックポイント阻害抗体(anti-PD1)
  • (4)T細胞ワクチン
の4つを組み合わせることで成果が見られた。
この治療に生体内のどのような免疫メカニズムが働いているかを調べる「枯渇実験」では、CD8陽性T細胞、DC細胞に加え、その他に様々な自然免疫システムも動員して巨大なガンを根治させていることが分かった。

今回のマウスモデル実験は、通常は治療が困難と見なされるような腫瘍の大部分を治癒することのできる「がん免疫治療」のコンビネーション治療方法の可能性を示している。

Category:ガン・腫瘍

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 Keyword:【ワクチン/22】
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パーキンソン病も多発性硬化症(MS)も発症に腸内細菌が関与か?

特定の細菌の存在がこれらの病気を引き起こすことが証明されたわけではありませんが、少なくとも患者の腸内細菌には健常人にない特徴があるようです。

パーキンソン病の研究ではパーキンソン病患者の腸内細菌を移植されたマウスが運動機能障害を起こしやすいことを実験的に証明しています。

 以前から思っていて確信があるのですが、20年後のトイレにはウォシュレットに加えて、遺伝子シークエンサーが搭載され、排泄物中の細菌の状態を毎日教えてくれると思います。

Category:腸内細菌

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 Keyword:【腸内細菌/97】
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2016/12/20(火)

ついに若返りの医療が始まるか!?、絶妙にコントロール(2日やって5日休む)してマウスにiPS細胞誘導を行うことで、老化現象を抑制し、寿命を延ばすことに成功

 iPS細胞は、分化した(機能を持った)様々な細胞を脱分化(機能を失わせた幹細胞に戻し)することで作られます。脱分化したiPS細胞は、再び分化させることで別の細胞を造り出すことが出来るため、再生医療や病気の原因解明などの研究で非常に注目されていますが、この原理を利用することで生きた生物の老化を抑制する研究が生物学学術雑誌の最高峰Cell誌に掲載されています。

 アメリカSalk Instituteの研究者は以前から、生きたマウスにiPS細胞形成を誘導する実験を行っていましたが、普通、生きた動物にiPS細胞誘導を行うと、体重が激減し、腫瘍、ガンが形成されてしまいます。これは身体中の機能を持った細胞が機能を持たず増殖するだけの細胞になってしまうためです。

 今回、研究者は絶妙にiPS細胞誘導の条件をコントロールし、ガンが発生しないギリギリの条件で処理を行いました。具体的には2日間誘導し、5日間誘導を試すというのを繰り返します。

 その結果、遺伝子異常があり急速に老化が進む早老症マウスの老化現象を抑制し平均寿命を延ばすことに成功しました。また、普通の高齢マウスのメタボリックシンドロームと、筋肉損傷の回復を促進することを見出しました。

 これらの結果は「エピゲノム制御」が老化原因の一つである可能性を示唆しています。

 今回行った2日間iPS誘導して5日間休むという絶妙なコントロールは、遺伝子操作した特殊マウスを用いることで可能になっており、同じように人間で行うことは出来ませんが、工夫し同じことを人間で行える可能性はあります。将来、この原理を利用した老化抑制、若返り治療が可能になるかもしれません。

Category:アンチエイジング・老化抑制

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 Keyword:【再生医療/8】 【筋肉/23】 【平均寿命/18】 【iPS細胞/13】 【幹細胞/9】
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2016/12/19(月)

うつ病患者などが「どれぐらい死にたいと思っているか」等を血液検査で測定可能に

 この研究は九州大学医学部、大阪大学医学部などの共同研究。例えば、血中のプロリン、アグマチン、ATPなどが低下していると「無価値感」「罪悪感」を感じており、「5ヒドロキシトリプトファン」が上昇すると「落ちつかなさ」を感じている、「キヌレニン」量が低下していることと「死にたい気持ち」が相関していることが分かったそうです。

 今回は従来行われている評価方法とこれらの数値が相関していることが分かったのみです。自殺の危険性のあるかどうかを見つけ出すことが出来れば患者に大きなメリットありそうです。また、これらの成分を血中に追加したら改善するのか試してもらいたいところ。

Category:精神

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 Keyword:【うつ病/10】
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2016/12/14(水)

3種類の低分子化合物を加えるだけで成熟肝細胞から増殖・再分化可能な肝前駆細胞(CLiPs)を作り出せる

 成熟肝細胞にROCK阻害剤であるY-27632,TGFβ阻害剤であるA-83-01,GSK3阻害剤であるCHIR99021の3つの低分子化合物を組み合わせて加えたところ2週間で30倍に増殖したそうです。この細胞をCLiP(chemically induced liver progenitor,化学的に誘導された肝前駆細胞)と命名。

 治療や再生医療にどう使うかはちょっと思いつかないけど、ガチョウやアヒルを苦しめずにフォアグラが作れるかもしれない(笑)

Category:肝臓の治療・再生

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 Keyword:【GSK/2】
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2016/12/08(木)

「ひきこもり」は病気だった。京大の研究者ら原因タンパク質「mDia-ROCK」を発見し、治療薬が開発可能に


 社会隔離ストレスを受けたマウスでは、タンパク質mDia(mammalian homolog of Diaphanous)が活性化され、神経伝達物質が放出される部分が収縮、結果としてGABA放出(安らぎ・落ち着きをもたらす神経伝達物質)が放出しにくくなり結果として、社会行動的異常が生じるようです。

 この現象はこのメカニズムに必要なROCK(Rho-associated coil-containing kinase)を阻害する薬Y-27632を投与することで回避され、社会隔離ストレスの影響を受けなくなったそうです。

 Y-27632は研究用試薬であり、人間に投与した場合の安全性は確認されていませんが、Y-27632、または同じ作用をする薬を開発し、人間に投与した場合の安全性が確認出来れば、「ひきこもりを治す薬」として使える可能性があります。

 また、今回の研究は、社会から隔離された情況が精神活動に悪影響を与える分子メカニズムを明らかにしている研究ともいえます。

Category:未分類

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 Keyword:【GABA/6】 【ストレス/14】
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2016/11/29(火)

Nature記事:移植した脳神経細胞が大人の神経回路に取り込まれ機能していることが確認

 これまで移植した脳神経細胞が、すでに出来上がっている大人の脳神経回路ネットワークで活用されるのかは不明でした。今回ドイツの研究者らは、マウスの脳内の視覚野に傷を作り、そこに赤ちゃんの脳内などに存在する未熟な神経幹細胞を移植しました。

 すると移植から4〜8週間後には、移植した神経細胞の一部がマウスの視覚野の神経ネットワークに取り込まれ、眼から入った映像刺激に応答して動作していることが確認されました。

 現在、iPS細胞などから未熟な神経細胞を造り出すことが可能になっています。将来、ダメージを追ったり、衰えた脳神経の働きを細胞を補充することで治療出来るかもしれません。

Category:脳・中枢神経・神経

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2016/11/28(月)

減量後リバウンドするメカニズムは腸内細菌が変化し吸収されるフラボノイド量が減少するのが原因でサプリメントで回避可能

 研究者はマウスに高脂肪食と通常食を交互に与え、いわゆるダイエットとリバウンドのメカニズムを分析しています。分析の結果、ダイエット状態になると腸内細菌の種類が変化し腸内細菌が作り出すフラボノイド量が減少します。これにより身体のエネルギー消費量が減少し、次に高カロリーを摂取した時に以前と同じ量のカロリーにもかかわらず体重が増加していくというリバウンドが起きると言えます。

 マウスの実験が色々と興味深いです。
(A)3週連続高脂肪食を食べたマウス
(B)1週目と3週目のみ高脂肪食を食べたマウス(2週目は普通の食事)
が結果的に同じだけ体重が増加しています。(B)のマウスでは2週目の擬似的なダイエット期間の影響で3週目の高脂肪食で(A)のマウスを上回る体重増加が起こることを証明しています。

さらにこの研究ではリバウンドを回避する方法も明らかにしています。腸内細菌が作らなくなったフラボノイドを食事に追加してやれば良いのです。実験では(B)のマウスの3週目の高脂肪食にフラボノイドを体重1kgあたり80mg(具体的にはフラボノイドapigeninとnaringenin)を加えることでこのリバウンド的な通常以上の体重増加を回避出来ることが示されています。

 フラボノイドはいわゆる「ポリフェノール」の1種で、植物の苦みに関する成分の多くを示します。たとえばお茶に含まれるカテキンなどもフラボノイドの1種です。これらの成分の摂取をダイエット後に通常の食事と共にとることが重要かもしれません。

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム

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