カテゴリー:#診断技術 TW↑B



2023.07.03ナノポアを用いて単一ペプチド分子の翻訳後修飾(リン酸化)を検出する(2023年6月Nature Biotechnology) /2
2023.02.20ゲノムのメチル化度合いを測定すると実年齢が正確に測定出来る。メチル化を制御する技術と組みわわせて若返りの試みも /15
2017.01.18医師は何でも「ぜんそく」と診断したがる?診断された人のほとんどが喘息ではないとの報告 /54
2014.11.06肺ガンを早期発見するためにCT検査を行うコストパフォーマンス /7
2013.01.23MRIスキャンで子供の実年齢や学習能力が正確に判別可能に。学習が遅れ気味の子を早期に発見し対策を講じれることが期待される。 /2
2012.04.18血液の遺伝子診断で現在の社会的ランクを80%の正確さで予測出来る。アカゲザルを用いた研究 /5
2010.06.10単一分子の検出系を利用した1分子を検出出来る「デジタルELISA(digital ELISA)」
2009.08.12ヒトゲノム解析は今や、1人分1億円以下、5年以内に10万円以下に
2008.10.14自分で色々な血液検査が出来るキットを扱っている「血液検査.jp」
2004.12.02オリンパスが飲み込めるカプセル型内視鏡を開発(olympus)
2003.12.22血液検査で全身のガンを検出できる試薬をSRLが開発
2003.06.173分でDNA配列チェック
2003.06.055分で肝機能を測定できるチップ
2003.05.14吐く息の成分で肺ガンを検出(MSN)
2002.12.28生きているマウスの神経細胞の動きを観察する技術が確立された。
2001.08.02飲み込めるカプセル型カメラをアメリカ政府が認可(飲み込めるカプセル型カメラを米政府が認可


2023.07.03

ナノポアを用いて単一ペプチド分子の翻訳後修飾(リン酸化)を検出する(2023年6月Nature Biotechnology)

↑BTW

1〜2アミノ酸離れたアミノ酸のリン酸化を95%精度で読めるらしい。これまで長い時間をかけて新たなフロンティアを築きそうな技術!


2023.02.20

ゲノムのメチル化度合いを測定すると実年齢が正確に測定出来る。メチル化を制御する技術と組みわわせて若返りの試みも

↑BTW

↓エピゲノム(遺伝子のメチル化度合い)と実年齢がぴったり一致しています。


20代〜70代の421名をDNAシークエンサーでエピゲノム(遺伝子のメチル化度合い)を測定。エピゲノムの特徴が実年齢と一致しており、人体の老化を客観的に定量化することが出来ております。

また、100歳以上の長寿者のエピゲノムを分析したところ、100歳以上に到達している人は年齢よりもエピゲノムが若く保たれていることが分かりました。具体的には、がん遺伝子や認知能力の遺伝子は若い状態に保たれ、抗炎症に関するエピゲノムは年齢よりも進んだ状態である傾向が強いことが分かりました。

エピゲノムに関しては市販薬のメトホルミンなどを飲ますことでエピゲノムを若返らせる研究が報告されています。
またCRISPR/Cas9を用いて特定のゲノムのメチル化を解除する技術も開発されています。
これまで「若返り」研究をしたくても「どれぐらい若返ったか」の測定が難しいという課題があったと思います。
この方法「生物学的な年齢」を測定することは、色々な治療や薬による若返り効果を厳密に測定するのに有効と思います。

また、開発されている様々なエピゲノムを操作する方法で本当に寿命が変化するのか大変興味深いところです。

 Keyword:エピゲノム/6 メチル化/24 CRISPR/Cas9/14 メトホルミン/20


2017.01.18

医師は何でも「ぜんそく」と診断したがる?診断された人のほとんどが喘息ではないとの報告

↑BTW

カナダで最近「喘息」と診断された703人を調査したところ、33%は喘息ではなかったとのこと。診断が間違っていたのか、症状が治ったのかは判断出来ないそうです。

 Keyword:ぜんそく/13


2014.11.06

肺ガンを早期発見するためにCT検査を行うコストパフォーマンス

↑BTW

 一般的な健康診断ではX線撮影を行い「平面写真」に基づき癌の有無などを確認しますが、X線CTという手法を使えば肺の「三次元的写真」を得ることが出来て癌を見つけやすくなります。ただしX線CTは撮影費用が高額です。どれぐらいのコストパフォーマンスなのでしょうか?

(省略されています。全文を読む


2013.01.23

MRIスキャンで子供の実年齢や学習能力が正確に判別可能に。学習が遅れ気味の子を早期に発見し対策を講じれることが期待される。

↑BTW

 大人でも子供でも見た目より若く見えたり年をって見えたり、また賢く見えたりバカに見えたりといった事がありますが、最新の研究によると子供の脳はMRIでスキャンし中身の見た目を調べれば、それが何歳の脳で学習能力がどれぐらいか正確に見分けることが出来るようです。

 脳のスキャンで年齢を判別出来ることを報告したのはアメリカ・カリフォルニア大学の研究者ら。研究者らはMRIで3歳〜20歳の未成年885人の脳をスキャンし、スキャンした画像を見分ける231個の特徴を見つけ、それらを合わせて年齢を推測する数式を研究しました。

(省略されています。全文を読む

 Keyword:学習能力/16


2012.04.18

血液の遺伝子診断で現在の社会的ランクを80%の正確さで予測出来る。アカゲザルを用いた研究

↑BTW

 集団で生活する多くの動物では、その集団内での社会的ランクが個々の個体に大きな身体的影響を与えることが報告されています。たとえば社会的ランクが低い個体ほど病気になりやすいなどです、また、長期的・種全体の進化的にも社会的環境は影響を与え、生存率産む子供の数などが影響を受けることが報告されています。こういった社会的状況から受ける影響はもちろん人間にも多かれ少なかれ当てはまると考えられますが、これまで、いったい社会的ランクの何がどのように身体的影響を生じさせるのかは明らかではありませんでした。

 今回、シカゴ大学の研究者らは、サル(アカゲザル)の集団を用いた研究を行い、社会的ランクが遺伝子の働きに短期間強くしかし可逆的に影響を与えることを発見し報告しました。この研究では、研究者らは10の集団に分かれて暮らすアカゲザルのメス合計49匹を用いて研究を行っています。メスザルの社会は厳格な階級社会であり、また各個体の社会的ランクは状況により変化します。研究者らはそれぞれのメスザルの社会的ランクを集団内での各個体のふるまいによりチェックし、次に血液検査などの検査を行い、社会的ランクと身体的状況に関係があるかを調べました。


(省略されています。全文を読む


2010.06.10

単一分子の検出系を利用した1分子を検出出来る「デジタルELISA(digital ELISA)」

↑BTW

アメリカのQuanterix CorporationがNature Biotechnologyに発表
抗体を固相化したビーズ(2.7µm)を、ビーズ1個が入るアレイに入れ、その中で数十フェムトリットルの溶液で反応させ、通常のサンドイッチELISA反応を行う。このアレイは、1分子の抗原分子を検出可能であり、このアレイを数百〜数千と測定し、反応したアレイの数を数えることで抗原の濃度を決定することが出来る。

論文では、この方法により通常の方式では検出不可能だった10^-19Mの抗原を検出可能であり(サンプル量100µl)、ガン抗原PSA(prostate-specific antigen)を患者血清中から14fg/ml(0.4fM)で検出することが出来た。
Single-molecule enzyme-linked immunosorbent assay detects serum proteins at subfemtomolar concentrations
Nature Biotechnology 28,595-599 (2010)(LINK)

  • Quanterix Corporation(WEB)


2009.08.12

ヒトゲノム解析は今や、1人分1億円以下、5年以内に10万円以下に


2008.10.14

自分で色々な血液検査が出来るキットを扱っている「血液検査.jp」


2004.12.02

オリンパスが飲み込めるカプセル型内視鏡を開発(olympus)(itmedia)

あやうしギブン・イメージング社

 Keyword:オリンパス/7


2003.12.22

血液検査で全身のガンを検出できる試薬をSRLが開発

↑BTW

SRLは臨床検査薬の最大手、米パナセア・ファーマシューティカルズが持つ「HAAH」という酵素に関する技術を応用した。1回の検査は3000円以下になるそうです。

3000円以下で全身のガンが検査出来るってすごいかも


2003.06.17

3分でDNA配列チェック

理化学研究所が金コロイドを使い、3分で配列の有無をチェックできる技術を開発したそうです。
なるー

2003.06.05

5分で肝機能を測定できるチップ

「ちょっと飲み過ぎ、肝臓は大丈夫かな?」って時に簡単に肝臓機能をチェックできるチップを開発したそうです。
売れそう
制作したのは独立行政法人の物質・材料研究機構と半導体メーカーのローム
0.5ミリほどのシリコンの針がいくつも伸びた2センチ四方のチップを皮膚に押しつけると痛みをほとんど感じずに微量の血液を採取でき、γ-GTPやGOTなど肝機能の指標をチェックできる
また、このチップは肝機能のほか、総コレステロール、尿素窒素、クレアチニンなど20種類以上の項目を検査できる
最初は病院向けに実用化を目指す。看護師による採血などが必要ないばかりか、通常数日かかる検査が5分で出来ることになる。

2003.05.14

吐く息の成分で肺ガンを検出(MSN)

検出は水晶発振子を使った物、いわばビアコアですね
たぶん
息の臭いオヤジには使えない可能性(w

2002.12.28

生きているマウスの神経細胞の動きを観察する技術が確立された。

まずニューロンを蛍光で光るようにしておいて、脳にガラスののぞき窓を作ったり頭蓋骨を薄く削ったりして
長い間生きたまま神経細胞の働きを観察できるようになったとの事
専門家の偉い先生が「神経生物学を大きく揺るがすような大進歩だ」と言っているらしい

近年最も重要な問題は、記憶が形成されたり消去されたりする時に実際にニューロン間の連結が物理的に増えたり減ったりするかどうか」って事らしいです。

Nature vol.420 no.6917

2001.08.02

飲み込めるカプセル型カメラをアメリカ政府が認可(飲み込めるカプセル型カメラを米政府が認可

 アメリカ食品医薬品局(FDA)は小腸などの内臓の様子を鮮明に映し出す飲み込めるタイプのカプセルの使用を認可した。このカプセルを用いれば医師は従来の内視鏡では映し出されなかった映像を入手出来るという。カプセルではチューブが無いため、患者は苦痛を感じることなく検査可能である。また、小腸は約6メートルあるため、内視鏡ではすべてカバーできなかった。このカプセルはイスラエルのギブン・イメージング社によって開発された。撮影した映像はカラー写真で患者の腰につけた受信機に送信される。現在のものはカプセルのバッテリーの関係で大腸のすべてをチェックできない。カプセルは通常8〜72時間で排泄物と共に排出される。このカプセルは90日以内に発売開始される予定で、コンピューターシステムが250万円。カプセルが一つ5万6千円となっている。

内視鏡飲みたくねーと思っていたので早く普及して欲しいっす。
この分野はこれからどんどん進むだろうね。排出されるまでバッテリーもつようにするのはすぐだろうし、映像の解像度もあがって、カプセルにマニュピュレーターついたりして。その場で治療できたりして。
そうだ!、便秘気味なヒトが飲んでおくカプセル型ロボットとか出来るかも♪××破砕装置付き(笑)

 Keyword:便秘/6





Cation!!注意:このページには動物実験などで得られた研究段階の情報が含まれています。これらはなんら、人間に適用した時の効果を保証するものではなく、これらの情報を元にとった行動によりいかなる不利益を被っても管理人は一切責任を負いません。このページの話はあくまで「情報」としてとらえてください。