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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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2025.07.16(水)

全世界の反ワクチン勢力が絶望。120万人の小児を調べた統計解析で自閉症を含む50の病気とワクチン接種に相関関係は認められず

↑BX.COM

悪い影響は認められず、結果をよく見ると食物アレルギーとか喘息は微妙に減らす効果がありそうな。。。。

反ワクも頭が弱くて因果関係を読み解いたり科学を理解するのが苦手なだけで、もちろん人格に問題があるかどうかとは別問題だし、弱者の代表として政治家としてやっていけないわけじゃないと思わないけどね。

参考記事

Category:#感染症 #新型コロナ

 Keyword:HPV/67 子宮/51 自閉症/20 ワクチン/347




2025.07.15(火)

メカニズム解明から24年!武田薬品がナルコレプシー治療薬「oveporexton(TAK-861)」の開発成功、承認申請へ

↑BX.COM

ナルコレプシーとは夜しっかり寝ていても昼間に眠気を感じる病気です。

この医薬品のメカニズムはオレキシン受容体2の作動薬とのこと。オレキシンは幸せホルモンとも呼ばれるオキシトシンと並んで語られることもある脳内ホルモンの1つです。

「針治療はオレキシンとオキシトシンをコントロール出来るか?」なんて研究がされていたり

ナルコレプシーの原因がオレキシン受容体2であることは1999年に発見たことを18年前に紹介しました。え?このサイト歴史長すぎw
メカニズムが解明されてから24年たって治療薬がやっと開発されるんですねぇ。

Category:睡眠

 Keyword:ナルコレプシー/6 オキシトシン/8



2025.07.11(金)

脳老化を遅らせうる新規遺伝子候補と新規医薬品を3万人の脳MRIと実年齢のギャップ解析で多数見つけた。CA4、RRM1、TUBBなどの遺伝子に可能性あり

↑BX.COM

脳の老化度と実年齢の差異は脳の健康状態を評価する上で有用ですが、脳の老化度に影響を与える遺伝子が具体的に何なのかは明確ではありません。研究者らはMRIを使って29097人を脳を分析、実年齢とのギャップを用いて分析を行ったところ下記の結論に至りました。

  • 64の医薬品を作れそうな遺伝子を見つけ出した。
  • その64種類の候補遺伝子に関係する医薬品の中にはケルセチンなど既にアンチエイジングの臨床試験が行われている医薬品が含まれていた。シロリムス、レスベラトロール、テストステロンなど
  • その中で2つの根拠のある遺伝子は37あり、3つの根拠のあるもっとも有望な遺伝子は7つだった。→MAPT, TNFSF12, GZMB, SIRPB1, GNLY, NMB, and C1RL,
下記は論文に記載されている図です。

出典:Genetically supported targets and drug repurposing for brain aging: A systematic study in the UK Biobank

青字が脳のアンチエイジングに影響しそうな遺伝子、赤色が既にアンチエイジング効果が知られている薬で、それらの遺伝子に関わっているもの。黒は今回新しく候補として見出した医薬品になります。

新しく見出したアンチエイジングに関して未開の遺伝子はCA4、RRM1、TUBBあたりでしょうか。

CA4(降圧剤のターゲット遺伝子)の関連文献は
RRM1(抗がん剤のターゲット)の関連文献は
TUBBはチューブリンの遺伝子(抗がん剤のターゲット)
3D-ViTというモデルは脳のMRI像から実年齢を誤差3歳以内で判別するらしい

Category:未分類

 Keyword:テストステロン/27 ケルセチン/108



2025.07.04(金)

ルペド社(Rubedo Life Sciences)が肌の老化細胞を標的としたRLS-1396の臨床試験を開始

↑BX.COM

臨床試験としては慢性の炎症性皮膚疾患である乾癬(かんせん、Psoriasis)の治療として実施、同じ薬を強皮症(Systemic Sclerosis/Scleroderma)の薬としても開発中。

RLS-1496の作用メカニズムはGPX4(グルタチオンペルオキシダーゼ4)制御らしい。GPX4はフェロトーシス(ferroptosis)に関わっているとのこと。酸化された脂質が細胞に蓄積すると細胞死シグナルになるとのこと。

Category:#アンチエイジングを目指す企業



2025.06.26(木)

Amgenの新しい肥満治療薬MariTide(AMG 133,maridebart cafraglutide)が臨床試験Ph-2で月1回の注射で体重16%減を達成。抗体ーアゴニストペプチド複合体タイプの新モダリティー!

↑BX.COM

このタイプの薬物は長く二型糖尿病治療薬として使われてきた自己注射型のペプチド薬に代わり、中外が創製しリリーが販売しようとしている飲み薬が発売間近で盛り上がってきているところです。
月1回の自己注射で済むならMariTideが人気になりそうな気も。でも値段高いかな?

↓最近日本でも薬局で購入出来るようになったオルリスタットは全く別のメカニズムです。

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム

 Keyword:糖尿病/175



2025.06.24(火)

2023年に発表されたタウリンがアンチエイジングによくマウスの寿命が延びるとする論文はフェイク?

↑BX.COM

2023年に下記のような研究を紹介しました。

しかし今回以前の研究を完全否定するような研究が報告されています。
新しい研究では26歳〜100歳の人間、3歳〜32歳のサル、9か月〜27か月のマウスの血中タウリン濃度を比較したところ老化に伴ってその濃度が低下していなかったそうです。

また人間において血中タウリン濃度は個人差が非常に大きかったですが、その濃度と老化の指標に間に関係は見られませんでした。

以前の研究はインドの研究者主導で、アメリカ、ドイツ、オーストラリアなど多数の研究者が著者に名を釣られています。今回、タウリンを飲むと寿命が延長する部分の追試験を行い否定したわけでは無いですが、元となる老化に伴う血液中のタウリン濃度の低下に関する背景データがここまで否定されているとなると、そちらの結果もアヤシイかもしれません。

日本でタウリンといえば大正製薬のリポビタンDですね。
大正製薬はタウリンとアンチエイジングの関係が論文で報告された後もそれほど飛びついていなかったみたいですね。大正製薬の研究では高齢者の筋肉維持に役立つことなど関する研究はしているようです。

Category:#サプリメント

 Keyword:タウリン/9 筋肉/214



2025.06.01(日)

月経血から健康マーカーを検出する世界初の生理用ナプキン「MenstruAI」をスイスの研究者が開発

↑BX.COM

癌やその他の様々な病気を検出出来るそうです。ナプキン表面にクロマトLBAを仕込んでいる感じ。筆頭著者がなかなかイケメンな男性だな

妊娠とかが分かったら便利そう!と思ったけどよく考えたら無理か。

Category:#診断技術

 Keyword:妊娠/59



2025.05.29(木)

バイハッカー達御用達の:キノコのサプリメント7種類(2025年度版)

↑BX.COM

  • Chaga (チャーガ・カバノアナタケ)(Inonotus obliquus)
  • Cordyceps(ノムシタケ) (Cordyceps sinensis)
  • Lion's Mane(ヤマブシタケ) (Hericium erinaceus)
  • Maitake (マイタケ)(Grifola frondosa)
  • Reishi(霊芝) (Ganoderma lucidum)
  • Shiitake (シイタケ)(Lentinula edodes)
  • Turkey Tail (カワラタケ)(Trametes versicolor)
マイタケ、シイタケなんかは日本人なら日常的に食べているだろうけど他のキノコも全部サプリメントになっているね。

ノムシタケはいわゆる「冬虫夏草」か
冬虫夏草って高級品かと思ったら安いんだな。飲んでみようか

(省略されています。全文を読む

Category:#サプリメント

 Keyword:NMN/102 霊芝/9



2025.05.26(月)

Xプライズ財団の10年若返り技術に1億ドルを与えるコンペ、トップ40チームに日本から6団体

↑BX.COM

このコンペは寿命を伸ばすことを目的とするHealthspan部門と、FSHD(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー)治療方法を開発する部門の2本立てで進められているようです。
日本から25チームが参加。そのうち、Healthspan部門に19チーム、FSHD部門に6チーム

Healthspan部門では2026年に10チームに絞られ、2030年に最優秀チームを決めるようです。

日本からの参加チームの名前としては下記が見られます。

  • Abe Yoando Pharma Co., Ltd.
  • AutoPhagyGO
  • Goda Lab
  • Japan Longevity Consortium
  • LogIN (Longevity Innovator)
  • TIME TRAVELER AND CURREIO
  • ASAGI Labs
  • Alpha Rejuvenation
  • BOOCS & Plasmalogen
  • LIFE IS LONG
  • Nishimura Lab
  • TAZ Inc.
まだ個々のチームに着目する段階では無いかな?
いくつかプレスリリースが見られます。
・・・・何かモンドセレクション入賞的な気配も感じるな。

(省略されています。全文を読む

Category:未分類



2025.05.13(火)

中国の CIBRとNeuCyber NeuroTech社の脳インプラント・プロジェクトがマスク社のニューラルリンクを追い抜きつつある

↑BX.COM

Chinese Institute for Brain Research(CIBR)とNeuCyber Neurotech (Beijing) Co.LtdはNeuralinkに似たワイヤレス版のチップ「Beinao No.2」を開発中とのこと。今後12〜18カ月以内に初の人体試験を計画。来年には50人に埋め込む臨床試験を計画。この手の技術開発は倫理の緩い国には勝てそうもないかもよ

過去の記事

Category:#生物ー機械インターフェイス

 Keyword:Neuralink/10