WHOの試算では過去50年でワクチンにより1億5400万人の人命を救っている
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2024.05.27

WHOの試算では過去50年でワクチンにより1億5400万人の人命を救っている


出典:Contribution of vaccination to improved survival and health: modelling 50 years of the Expanded Programme on Immunization(The lancet, VOLUME 403, ISSUE 10441, P2307-2316, MAY 25, 2024)
WHOが全世界でワクチン接種推奨を開始した1974年より50年経過したそうです。WHOの試算によると1974年以降にワクチンは1億5400万人の命を救った計算になり、内訳は1億4600万人は5歳未満、1億100万人は1歳未満で亡くなっていたと推定されるそうです。

グラフは報告論文に記載のグラフです。上のグラフはワクチン種類ごとの接種率の推移を示しており、BCG、ポリオ、麻疹(はしか)、DTP(3種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風))は早い段階から普及が進み、もっとも最近ではロタウイルスワクチンの接種が急速に普及しているようです。

下のグラフは地域ごと、年齢ごとのワクチン接種による生存率向上比率を示しています。西ヨーロッパでは全年齢層で高い生存率の向上が認められるのに対し、アメリカでは、若い時は西ヨーロッパと同等の生存率向上が見られるものの高齢者の生存率向上は低い傾向です。アフリカでは全年齢層にわたり他の地域と比較し生存率向上の余地があるようです。

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コメント

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001 [05.27 21:48]hoge@EM:天然痘はノーカンか? (15)

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