2003.10.28ES細胞から聴覚を司る有毛細胞を作り出すことに成功(BBC)
2003.10.31臭いを感じる嗅神経細胞の仕組みを分子レベルで解明
2003.10.28
ES細胞から聴覚を司る有毛細胞を作り出すことに成功(BBC) ハーバード大学の研究者らがマウスES細胞から耳の中に15000個ずつ存在する長い毛を持った細胞「有毛細胞」を作り出すことに成功した。
耳の中で、この細胞は空気の振動(すなわち音)を電気シグナルに変換し神経に伝える役割を果たしている。
この有毛細胞が障害を受けると聴覚障害が起きる。実際64歳以上の人では5人中4人がこの細胞の障害によりなんらかの聴覚障害を持っている。
しかし今回ES細胞から有毛細胞を作り出すことに成功したが、これらを耳に移植することは今のところ技術上困難であり、この仕組みを利用した薬を開発する事を期待しているそうです。
この研究はPNASに報告されました。
2003.10.31
芹沢尚という人が報告
・においセンサー細胞は鼻の奥に1000万個存在
・1つのセンサー細胞が1種類のにおい分子を検出
という事がこれまでわかっていましたが、今回、あるにおいセンサー細胞を遺伝子的に破壊したところ、別のセンサー細胞がにおいを検出するようになる事を発見したそうです。
においは40〜50万種類あり、人間は1000種類のにおいを判別できるにおいセンサー細胞を持つそうです。
このにおい細胞はフィードバック回路により、ある臭い受容体を発現すると他のにおい受容体を発現しないようになっているそうです。
Cation!!注意:このページには動物実験などで得られた研究段階の情報が含まれています。これらはなんら、人間に適用した時の効果を保証するものではなく、これらの情報を元にとった行動によりいかなる不利益を被っても管理人は一切責任を負いません。このページの話はあくまで「情報」としてとらえてください。