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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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2023.11.30(木)

長時間座った後にスクワットすることで脳機能が改善する研究結果(2023年11月報告)

↑BTW

あのフリーレンのモンクのエルフ大勝利か!?当たり前の結果な気がしないでもない。

正確には「20分毎に1分間のハーフスクワット」が有効だとのこと。

。。。。職場でやる勇気はないなw。でも健康にはかなり良さそうな気がする。

Category:未分類




2023.11.27(月)

アルツハイマーはう〇こ(腸内細菌)を通じて伝染するとラット実験で実証される(2023年10月報告)

↑BTW

患者のう〇こを移植すると腸内の環境を整える「酪酸」を放出するクロストリジウム属コプロコッカス属の腸内細菌が大幅に減少し、パーキンソン病など様々な病気の発症に関連していると考えられているデスルフォビブリオ属の細菌が増加、損傷した腸からデスルフォビブリオ属の細菌から出される毒素が血管に入り込み、血流に乗って脳に悪影響を及ぼすという仮説らしい。

クロストリジウム属の細菌の効果に関しては以前にも紹介しています。
ちなみにクロストリジウム属の細菌を増やすには食物繊維を多く食べると良いらしいです。ありがちな話ですが。

アルツハイマーの原因が「細菌」って話は初めて聞いた気がします。ウイルスが原因じゃないかという話は10年以上前から何度も報告されていますね。
アルツハイマー型認知症の直接の原因はAβ(アミロイドベータ)の蓄積と言われていますが、これらの細菌やウイルスの作用によりAβの蓄積が起こったりするのでしょうか。アルツハイマー病になる原因は色々あるんだろうと思います。

Category:#腸内細菌 #う〇こ移植治療

 Keyword:アミロイド/20 Alzheimer/66 腸内細菌/164



2023.11.21(火)

Senolytics(老化細胞除去サプリ)として有名なケルセチンはアセトアルデヒド分解酵素を阻害するらしく、お酒を飲む日は控えた方が良い

↑BTW

飲み会の日はサプリ飲むの止めよう

そして、毎日赤ワイン飲んでいる人は私の周りにも多いですが、彼ら彼女らは老化細胞少なめなのかもしれません。昔から「赤ワインは体に良い」なんて話はありましたね。

そしてブドウの種子サプリも同じかと

Category:#Senolytics #老化細胞除去薬

 Keyword:ケルセチン/87



2023.11.20(月)

AIの力でコンピューター上に人格をデジタル再現し、永遠の命を実現させようとしているテック企業6選

↑BTW

記事で最後7番目に紹介されているのは以前に紹介した人体冷凍保存のAlcorですね。ここだけ、生物(なまもの)のまま永遠の命を目指してますが、それ以外のスタートアップは人格をデジタル再現する方向性ですね

しかしPC上に人格を再現ということは、あなたのコピーを作ちゃうことであり、これって個人的には死よりも嫌な気もするんだけど生命観の違いだろうか。

Category:未分類



2023.11.17(金)

CXCL4(別名PF4:platelet factor 4)は注射投与すると脳に到達し脳を若返らせる。クロト―投与や運動による効果の一部もコレ経由と推定される(2023年8月報告)

↑BTW

複数の研究グループの発表がNatureなどに掲載されています。

  • 若い血液を高齢の動物に輸血すると脳の若返り効果(認知機能向上、学習・記憶向上)が見られるが、この作用の一部はCXCL4によるもののようだ。
  • CXCL4は末梢から注射しても脳に到達しうる
  • CXCL4の脳への作用は海馬での炎症を抑える作用のようだ。
  • 運動によりニューロンが増える作用の一部もこのCXCL4/PF4によるもののようだ
  • アンチエイジングに関わる有名な物質「クロト―(klotho)」は注射しても脳に到達しないにも関わらず脳の若返り効果を示すがこの効果の一部もCXCL4/PF4によるもののようだ
今のところ、これに着目した医薬品の開発や臨床試験の情報は見つかりませんでした。CXCL4は10kDaぐらいの小さなタンパク質ですね。

一方、よくある話ですが、CXCL4/PF4は癌の増殖を促進する物質として知られているようで、この物質の作用を妨害することによる癌治療も検討されているようです。

Category:未分類

 Keyword:クロト―/3



2023.11.14(火)

人間の若い脳グリア細胞を移植すると老化したグリア細胞や病気のグリア細胞と置き換わることをマウス実験で確認(Sana Biotechonology/NASDAQ)

↑BTW

脳は主に神経細胞(ニューロン)と、グリア細胞から構築されています。近年の研究で、老化や様々の脳の病気、衰えは神経細胞でなくグリア細胞の問題であることが明らかになっています。

研究者らは今回の研究は新たな脳治療の可能性を指し示すと言っています。

論文のラスト著者はデンマークの研究者でかつUSのSana Biotechnologyという会社の所属になっていますね。
会社のテクノロジーとして「We are developing platforms that can repair and control genes in cells or replace any cell in the body.(私たちは細胞の遺伝子と修復しコントロールしたり、生体内の細胞を置き換える技術の開発を行っています)」とありますね。
NASDAQに2021年に上場済み、40ドルスタートで今、3.5ドルか。もうこの手の会社の株には手を出さないぞー。でも会社名は覚えておこう。

Category:#細胞移植 #幹細胞



2023.11.07(火)

2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc

↑BTW



ちょうど3年前に飲んでいるサプリを紹介していますね。

NMNは長らく飲んでましたが高くつく割にあまり効果を感じないし。どうも臨床試験の結果が大して効果出てないみたいなので服用を止めています。 まあそんな分かりやすい効果が出たら大変な騒ぎになっちゃいますけどね。
Senolyticsとしてはずっとケルセチンを飲んでいたのですが、下記の論文を信じて一時的にグレープシードの大量服用中
老化細胞除去作用を期待してますので毎日飲む必要は無く2週間に一度多めに飲むという使い方です。一回15粒飲んでます。それ以外のサプリメントは毎日飲んでいます。コスパの関連でナウフーズのサプリメントが増えてきましたね。
(省略されています。全文を読む

Category:#サプリメント

 Keyword:骨密度/10 フィセチン/218 EPA/11 DHA/13 クルクミン/23 霊芝/7 ウコン/11 カルシウム/20 NMN/36 脂肪/210



2023.10.31(火)

温虚血(冷やさずに血液が供給されない状態)が長引いた後でも細胞の回復をある程度まで促すことができる全身潅流技術「OrganEx」(2022年8月報告)

↑BTW

研究者らは、以前このBrainExとしてブタの脳に適用した研究を報告してきましたが今回はブタの全身に適用しています。

1時間に温虚血(冷やさずに血液を供給しない状態)で放置し、その後にOrganExを適用し、複数の重要臓器で組織の崩壊や細胞死の減少が確認されたそうです。

特殊な血液を模倣した溶液を使うのがポイントみたい。人工赤血球Hemopureなどが含まれているようです。

Category:未分類

 Keyword:ブタ/44



2023.10.30(月)

母乳すごい!含まれるミオイノシトールが脳のシナプス結合を増やす研究結果、サプリメントも売ってる(2023年7月報告)

↑BTW

カリフォルニア大学の研究者がPNASで報告。母乳中に含まれる成分の分析研究でミオイノシトールの神経シナプスネットワーク増強能力が明らかにされています。

下記は人間の母親から採取した母乳中のミオイノシトールの濃度を示してます。

出展:The human milk component myo-inositol promotes neuronal connectivity,July 11, 2023,120 (30) e222141312(PNAS)
出産直後の母乳には平均180mg/L程度のミオイノシトールが含まれますが、その量は徐々に減っていき、1年後は半分以下の80 mg/L程度となります。これは母乳で育った赤ちゃんは生まれた直後は毎日100 mgのミオイノシトールを摂取していることになります。

検証実験として、マウスの新生児に毎日50 mg/kgのミオイノシトールを与えたところ脳のシナプス量が増加することを確認しています。

ミオイノシトールはサプリメントが売ってますね。生後間もなくの赤ちゃん(体重3kgとして)と同じだけ摂取しようと思うなら、毎日2000mgのミオイノシトールのサプリメントを飲む感じでしょうか。下記のFairhaven Healthのサプリメントだと120カプセルで4000円、3カプセルで2000mgなので1日100円ちょっとですね。

(省略されています。全文を読む

Category:#サプリメント

 Keyword:妊娠/53 母乳/9



2023.10.27(金)

高齢マウスの心臓→摘出して老化細胞除去薬(Senolytics)で処理→移植→若いマウスの心臓のように良好に動作

↑BTW

老化細胞除去薬としては定番のダサチニブとケルセチンを利用。処理濃度や処理時間等の情報はネットに公開されている情報には無いみたいです。

処理時間は短時間だと思うで、自分の各種臓器をいったん摘出して元のように移植するという手法で若返り可能でしょうか?

European Society for Organ Transplantation (ESOT) Congress 2023で発表

同じハーバード医科大学のStefan G. Tulliusの研究チームが継続的に論文出してますね。
研究室のWebページ

Category:#Senolytics #老化細胞除去薬