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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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2022.09.30(金)

すごい!癌に住むキノコが発見されてCellの表紙を飾っている!

↑BTW

Category:感染による腫瘍形成




2022.09.26(月)

日本血液代替物学会の今年の年次大会が12月5日〜6日に中央大学で開催

↑BTW

ワクワクする名前の学会だな。学会の英語名はThe Society of Blood Substitutes, Japan (SBSJ)


2020年の年次集会のプログラム、抄録が下記でPDFで見れる
リンクには国際団体である「International Society for Artificial Cells, Blood Substitutes and Biotechnology (ISABB)」が載っているけど、あまりオープンな活動はしていない?
一時的にすら満足に使える人工血液を作れない人類の科学技術レベルの低さを嘆きたい。サイバーパンクな世の中など遥か先やね。

人工血液があっても閉鎖、加圧された循環系を再現出来ないから全身循環して細部まで酸素供給させるのは至難の業か。。。SFで見かけような、どんな大けがでもぶち込んでおけば治療出来る治療ポッドみたいなのは原理的に困難なのかも。

Category:血液・人工血液



2022.09.20(火)

ガートナーによるライフサイエンス商用サービス(Life Science Commercial Operations)のハイプ曲線解析

↑BTW

下記は「Life Science Commercial Operations(ライフサイエンスにおける商用サービス)について。2021年、2022年

2021年でいうと、最初のピークに向かっていくものの中に「Prescribe Digital Therapeutics」とか、「Blockchain in Life Sciences」が死の谷に向かう10年以上かかるものに認定されている。「Physician Social Media」は死の谷突入。「Key Opinion Leader Management」が死の谷突入らしい。
根拠も無いだろうし直感的にもあまりしっくりくる情報じゃない感じだな。。。良いとこどりで販促に使うには有意義か?

Category:未分類



2022.09.13(火)

Nature Medicineの2022年公開のSenolytics薬(老化細胞除去薬)レビュー論文、現在の臨床試験一覧とか、メカニズム一覧とか

↑BTW

↓論文中より

出典:Chaib, S., Tchkonia, T. & Kirkland, J.L. Cellular senescence and senolytics: the path to the clinic. Nat Med 28, 1556?1568 (2022). https://doi.org/10.1038/s41591-022-01923-y
具体的な選択的ターゲットとしては、BCL-2経路の阻害剤として、Navitoclax、A1331852、A1155463、Procyanidin C1、Quercetin、Fisetin、Piperlongumine。SRC/PI3K阻害剤として、Dasatinib、Quercetin、Fisetin、Luteolin、Enzastaurin、HSP90阻害剤として、Geldanamycin、Tanespimycin、Alvespimycin(17-DMAG)、Ansamycin、Resorcinol、Purine- and Pyrimidine-like N-terminal inhibitors。が掲載されています。

QuercetinとFisetinはまったく同じターゲットなのか、現在Quercetin飲んでいるけどFisetinを足すのはあまり意味が無いかな?Dasatinibは一応、下流でQuercetinやFisetinも同じ作用をしているんだね。Dasatinibはかなり効果が検証されたSenolyticだと思うけど、この部分の候補化合物が非常に少ないね。

HSP90阻害剤を何か飲んでみたいところ。

↓論文中より。現在行われているSenolytics臨床試験一覧

出典:Chaib, S., Tchkonia, T. & Kirkland, J.L. Cellular senescence and senolytics: the path to the clinic. Nat Med 28, 1556?1568 (2022). https://doi.org/10.1038/s41591-022-01923-y

DがDasatinib、QがQuercetin、FがFisetin、これで臨床試験の大部分を占めている。

最後の2つはUnity Buitechnologyじゃないか!UBX0101もUBX1325もSenolyticsと分類される薬なのか。実はUnityの株たくさん買っていて、株価悲惨で大損しているので頑張ってほしい(^^;。

Category:#セノリティクス・老化細胞除去薬



2022.09.05(月)

若いマウスに老化マウスの血液を入れると全身の老化が起こる現象もSenolyticsで抑止出来るとする2022年最新論文(Nature metabolism)

↑BTW

韓国の研究者による報告です。このように老化したネズミと若いネズミを結合(パラバイオシス(parabiosis))して若いネズミを老化させる現象の報告は新しくなくて2015年のScienceに発表された研究が有名です。2015年の論文はBreakthrough of the Year研究に選ばれています。
今回の論文は何が新しいのかと呼んでみると。
(1)年老いたマウスの血液を入れられた若いマウスの老化はSenolytics(老化細胞除去薬)で防げた。
ぐらいしかAbstractからは読み取れませんでした。

ここで少しFigが見れますね。

う〜ん、何が新発見なのかよく分からん。。。

最近のこの手の老化論文は「Ageing is the largest risk factor for many chronic diseases.」(老化は慢性病の大きなリスク要因である)。ってフレーズからいつもはじまっていてニヤニヤしちゃいますね。老化という病気を駆逐しちゃいましょう。みたいな。

リンク(twitter.com/ichiipsy...)

Category:#アンチエイジング・老化抑制技術



2022.07.22(金)

男だけが夏に食欲が増している事実が見つかり理由が解明される。ヒフの脂肪細胞がグレリンを生成

↑BTW

雑誌Nature Metabolismで報告されています。

下記に図示してみました。

皮膚の中の脂肪細胞は紫外線(UVB)を浴びるとp53が活性化し、食欲ホルモンとして知られる「グレリン」を作り出し全身に送り出すそうです。さらに脂肪細胞の中でp53がグレリンを生成するためのメカニズム(p53がグレリンのプロモーターに結合)は女性ホルモンとして知られる「エストロゲン」でブロックされることも分かり、この現象は男性でのみ生じるそうです。

この現象は3000人を調べたら下記のように「男だけが夏に食欲が増加している」ことを発見したことから始まったそうです。

この現象はマウスでも起きたそうです。

太古の昔は夏の暑い中も外に出て作業していた男性が体力を維持すうために出来た仕組みだったりするのでしょうか?今のエアコンで夏でも快適に過ごせる時代では男だけ夏に太っちゃうんですかね?

またこのメカニズムのトリガーは皮膚の「脂肪細胞」とのことで、太っている人ほど紫外線に当たると食欲が増すことが考えられます。

ちなみにグレリンは寝不足でも増えます。そして脳神経を発達させる働きも知られています。

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム

 Keyword:p53/64 グレリン/8 脂肪/138



2022.06.27(月)

MNMを飲む代わりに体内のNAD+の合成量を増やすというアンチエイジング方法

↑BTW

体内のNAD+経路は下記のようになっており、ACMS(α-アミノ-β-カルボキシムコン酸-ε-セミアルデヒド(ACMS))がACMSD(α-aminoβ-carboxymuconate-ε-semialdehyde decarboxylase)という酵素のために酸化されることでNADの作られる量が減少しているとのこと。この酵素の阻害剤を与えることでマウスや線虫でミトコンドリア活性の強化が確認出来たとのこと。

De novo NAD+ synthesis enhances mitochondrial function and improves health. Nature volume 563, pages354?359 (2018)

サプリメントで人気の「NMN」はNADの直前の「NAMN」と書いてあるものと同じです。

使用した阻害剤に関する報告はこちら。TES-1025など。

Category:未分類

 Keyword:NMN/21 ミトコンドリア/67



2022.06.24(金)

「子供の能力遺伝子検査」という魔窟

↑BTW

人間の能力の半分は遺伝だと思っているのでそれなりに信ぴょう性はある程度あるだろうけど、才能がある方向に延ばしてその分野でガチンコ勝負させるのが良いのかどうか。遺伝以外の部分でくつがえる可能性がある以上ミスリードの方がもっと怖い気がする。

それよりも自分を診断して答え合わせしてみたいかもしれないw。子供の診断よりも、交際相手、結婚相手、採用面接での活用の方がもっと有益な気がするな(^^;

これ↓ひどいなw。子どもの協調性検査w
このキットを注文した親は、遺伝子が自分から受け継がれたことを理解すべきだなw
挙げられている遺伝子は下記のようなもの

学習能力、記憶能力
BDNF記憶力
CHRM2判断能力/理解力/分析力/推理力
SNAP25知性/認知能力
NCAN言語性記憶、人の名前や英単語などの記憶力
LSG1/FAM43A数学的な思考力
rs171リスニング力
Pronu発音力

身体能力
ACE耐久力
ACTN3速度/瞬発力/持久力
mTDNA持久力/エネルギー生産効率
CNTF骨格筋などにおける筋肉の萎縮や低下
UCP1エネルギー消費、痩せやすさ

感性
COMT記憶力/注意力/忘却力/ストレス耐性/勇気
CHRNA4リスク管理
5-HTTストレス耐性
MAOA不安を抑制する力、我慢強さ
DAT1自発的なモチベーション向上力/自己啓発力
UTG8絶対音感
Ang怒りやさ、感情のコントロール

こんな名前がついたキットも↓大人の能力遺伝子検査
子どもの診断キットで「自発的なモチベーション向上力,自己啓発力」となっているDAT1遺伝子はここでは「報酬欲求」という表現になっている。ブラック企業だと従業員のテストしたりするんだろうか。

Category:遺伝子診断・遺伝子多系

 Keyword:子ども/15 生薬/5 ストレス/32 学習能力/16 筋肉/162



2022.06.20(月)

京大、山中伸弥教授がAmazon元CEOのジェフ・ベゾス氏も投資する細胞若返りを目指す企業Altos Labsの科学アドバイザーに就任している

↑BTW

WebサイトにSenior Scientific Advisorとしてしっかり顔写真が載っている!

Category:#アンチエイジングを目指す企業

 Keyword:山中伸弥/4


iPS細胞作製の際の脱分化条件にさらして全身や、皮膚の細胞を若返らせる実験が次々と報告されている。

↑BTW

(1)イギリス・バブラハム研究所の研究者らが発表。山中4因子を導入して50日培養するとiPS細胞になるが、これを13日で切り上げることにより皮膚細胞を若返らせることに成功。

この方法をmaturation phase transient reprogramming(MPTR:成熟期間一過性リプログラミング)と命名。
(2)アメリカ・ソーク研究所の報告。マウス全体を若返らせています。Nature Aging誌で報告。
報告は「山中4因子を短期的に作用させて皮膚を若返らせ、寿命を延ばすことはマウスで既に報告されているが、老化したマウスに長期間山中4因子を作用させるとどうなるかは報告されていなかった」で始まっています。報告のラストオーサーはAltos Labsですな。

Category:#アンチエイジング・老化抑制技術

 Keyword:iPS細胞/29