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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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2022.11.21(月)

初めて1型糖尿病の発症を遅らせる薬剤がFDAから承認。TZIELD (teplizumab-mzwv)

↑BTW

Fc受容体は改変されて半減期そのままに免疫機能を失っているanti-CD3抗体らしい。薬効は免疫抑制作用って感じかな。mzwvってどんな命名ルール?

開発はProvention Bio, Inc. とのこと。株価はたいして上がってないけど、織り込み済み?そんなもんか。
遅らせるだけだし、患者数、適用数を考えると大きな儲けにはならないのかもな。でもこのメカニズム色々と適用を広げていけそうな気がする。でも免疫抑制剤は色々とあるしねぇ。。。。これまでは一型糖尿病の発症を遅らせるという観点で臨床試験が行われて成功したことは無かったのかな?

Category:人工すい臓・糖尿病

 Keyword:免疫抑制剤/14 糖尿病/93




2022.11.17(木)

T細胞はAPC(抗原提示細胞)からテロメアをもらって延命しているだと!

↑BTW

TZAPで切れられたテロメアが小胞に包まれて輸送され、Rad51の働きでT細胞のテロメアに融合するらしい。輸送量は3000bp以下

にわかには信じられない話だな。こういうメカニズムがあるなら絶対一部のがん細胞が利用しているのでは?

と思ったけどむしろ「がん抑制遺伝子」として知られているのか

Category:未分類

 Keyword:テロメア/52



2022.11.02(水)

アンチエイジング薬を開発するユニティー社(UNITY Biotechnology)の2番手の開発薬UBX1325のPh-II試験で糖尿病性黄斑浮腫患者の視力回復傾向が報告される

↑BTW

ユニティー社の株は低迷しまくりで先日10株→1株の統合されたばかり(涙)。俺は5000ドルぐらい買っていたのですが現在300ドルぐらいの価値しかないですorz。円安効果はあるとはいえ、投資額の10分の1ですよ。。。あがれー

UBX1325はBcl-xL阻害薬で老化細胞除去薬(セノリティクス薬)に分類されるとのこと。セノリティクスとはいえBcl-xL阻害剤は競争が激しんじゃないかね?

Category:#アンチエイジングを目指す企業

 Keyword:UNITY/7



2022.10.27(木)

犬の寿命と健康寿命を延ばすことを目的とした治療薬を開発中の米国Cellular Longevity社。パイプラインは2つ

↑BTW

CEOはテキサス大で神経科学、オックスフォード大で遺伝子治療学を学んだ現在27歳の女性セリーヌ・ハリウア(Celine Halioua)、昨年「Forbes 30 Under 30 2022」に選ばれています。

すでに3800万ドルの投資を受け、社員数は60名以上とのこと。開発パイプラインは2つあるようで、「LOY-001」「LOY-002」。

LOY-001はラブラドールレトリバーのように大きくて小さな犬の半分しか寿命が無い犬の寿命を延ばす薬とのこと。販売予定は2026年。大型犬特有の問題を解決を目指すのが面白い。どんな分子メカニズムを狙っているのでしょうか。

LOY-002は高齢犬に投与する薬でメタボ関係の治療を目的とし、「健康寿命を延ばす」ことを目的とするみたいです。2024年発売予定。

投資を集めやすそうだな―。

Category:#アンチエイジングを目指す企業



2022.10.21(金)

幼少期のマウスに45日間ラパマイシンを投与すると成長が遅く体が小さくなるが寿命が10%長くなる

↑BTW


ゆっくり成長し、最終的な体の大きさが小さくなるが、寿命が10%長くなるそうです。

ちなみにミジンコでも同じことが起きるとか。


ラパマイシンの寿命延長効果は10年以上前から多数報告されていますが、幼少期のみに処理したのが新しいのかな?

これまでにも高齢で投与しても効果がある
とか、子供も高齢まで産めるようになるとか色々とあります。

Category:#アンチエイジング・老化抑制技術

 Keyword:ラパマイシン/23



2022.10.13(木)

エーザイのアミロイドβ除去抗体医薬品「レカネマブ(Lecanemab)」がPh-III試験(承認に向けた最終試験)でも良い成績

↑BTW

これまで、アルツハイマー病に使われてきた「アリセプト」とかはアルツハイマー病を治療する薬ではなく、症状を緩和する対症療法薬でしたが、この薬は病気の原因を抑制する初の薬になることが期待されます。


最終試験は1800人に投与。この薬はバイオジェンと共同で開発しているようです。
両社は以前に同じアミロイドβ除去を目的とした抗体医薬「アデュヘルム(アデュカヌマブ(Aducanumab))」を開発、米国で販売しているそうですが、こちらは性能は芳しくないっぽい。
検索しましたが、アデュヘルムとレカネマブの明確な違いは出てこないですね。どちらもアミロイドβに対するモノクローナル抗体のようです。ただ、レカネマブの方が副作用が少ないとのこと。
投与レジメンは10mg/kg2週間に1回らしい。予想売上高は1年で1兆円なんて話も。
2018年のPh-II試験で紹介してましたね。以前はコードネームBAN2401と呼ばれていたようです。
ただ、アミロイドβの除去効果に比べると、病気の治療効果はそこまで明確では無いですねぇ。やはりアミロイドβの蓄積だけじゃなく、アルツハイマー病はもっと奥深いことを今回のレカネマブの結果が物語っているように見えます。

Category:未分類

 Keyword:アミロイド/12



2022.09.30(金)

癌には細菌だけじゃなくて、菌(カビ・キノコ(真菌)類)も住んでいた。Cellの表紙を飾る

↑BTW


高齢者の癌患者ほど菌が検出される確率が高く、Her2陰性乳がんほど多く、喫煙者ほど多く、遺伝子分析で判定出来ないメラノーマ患者の方が多いという結果、総じて難治性の癌患者で真菌が検出される傾向?

Category:感染による腫瘍形成



2022.09.26(月)

日本血液代替物学会の今年の年次大会が12月5日〜6日に中央大学で開催

↑BTW

ワクワクする名前の学会だな。学会の英語名はThe Society of Blood Substitutes, Japan (SBSJ)


2020年の年次集会のプログラム、抄録が下記でPDFで見れる
リンクには国際団体である「International Society for Artificial Cells, Blood Substitutes and Biotechnology (ISABB)」が載っているけど、あまりオープンな活動はしていない?
一時的にすら満足に使える人工血液を作れない人類の科学技術レベルの低さを嘆きたい。サイバーパンクな世の中など遥か先やね。

人工血液があっても閉鎖、加圧された循環系を再現出来ないから全身循環して細部まで酸素供給させるのは至難の業か。。。SFで見かけような、どんな大けがでもぶち込んでおけば治療出来る治療ポッドみたいなのは原理的に困難なのかも。

Category:血液・人工血液



2022.09.20(火)

ガートナーによるライフサイエンス商用サービス(Life Science Commercial Operations)のハイプ曲線解析

↑BTW

下記は「Life Science Commercial Operations(ライフサイエンスにおける商用サービス)について。2021年、2022年

2021年でいうと、最初のピークに向かっていくものの中に「Prescribe Digital Therapeutics」とか、「Blockchain in Life Sciences」が死の谷に向かう10年以上かかるものに認定されている。「Physician Social Media」は死の谷突入。「Key Opinion Leader Management」が死の谷突入らしい。
根拠も無いだろうし直感的にもあまりしっくりくる情報じゃない感じだな。。。良いとこどりで販促に使うには有意義か?

Category:未分類



2022.09.13(火)

Nature Medicineの2022年公開のSenolytics薬(老化細胞除去薬)レビュー論文、現在の臨床試験一覧とか、メカニズム一覧とか

↑BTW

↓論文中より

出典:Chaib, S., Tchkonia, T. & Kirkland, J.L. Cellular senescence and senolytics: the path to the clinic. Nat Med 28, 1556?1568 (2022). https://doi.org/10.1038/s41591-022-01923-y
具体的な選択的ターゲットとしては、BCL-2経路の阻害剤として、Navitoclax、A1331852、A1155463、Procyanidin C1、Quercetin、Fisetin、Piperlongumine。SRC/PI3K阻害剤として、Dasatinib、Quercetin、Fisetin、Luteolin、Enzastaurin、HSP90阻害剤として、Geldanamycin、Tanespimycin、Alvespimycin(17-DMAG)、Ansamycin、Resorcinol、Purine- and Pyrimidine-like N-terminal inhibitors。が掲載されています。

QuercetinとFisetinはまったく同じターゲットなのか、現在Quercetin飲んでいるけどFisetinを足すのはあまり意味が無いかな?Dasatinibは一応、下流でQuercetinやFisetinも同じ作用をしているんだね。Dasatinibはかなり効果が検証されたSenolyticだと思うけど、この部分の候補化合物が非常に少ないね。

HSP90阻害剤を何か飲んでみたいところ。

↓論文中より。現在行われているSenolytics臨床試験一覧

出典:Chaib, S., Tchkonia, T. & Kirkland, J.L. Cellular senescence and senolytics: the path to the clinic. Nat Med 28, 1556?1568 (2022). https://doi.org/10.1038/s41591-022-01923-y

DがDasatinib、QがQuercetin、FがFisetin、これで臨床試験の大部分を占めている。

最後の2つはUnity Buitechnologyじゃないか!UBX0101もUBX1325もSenolyticsと分類される薬なのか。実はUnityの株たくさん買っていて、株価悲惨で大損しているので頑張ってほしい(^^;。

Category:#セノリティクス・老化細胞除去薬