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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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2024.10.08(火)

葛根(カッコン)ダイエット実験中(Phase I)【良い子は真似しないように】

↑BTW

↓買ってきた葛根(かっこん)


現在ダイエット中で徐々に痩せはするのですが、「食事を減らす」という人生の生きる意味を失う行為にウンザリしてきたところです。理想は好きなだけ食べて痩せるですね。分かっています元凶は仕事帰りの揚げ鶏やファミチキやLチキだと。

先日、漢方薬「葛根(かっこん)」を摂取すると腸管の微絨毛が減り脂質の吸収性が低下し痩せるという報告がありました。

Wikipediaを見ると含まれる成分「プエラリン」は弱いけど5-HT2C受容体のアンタゴニスト(いわゆるH2ブロッカー)として作用するようなことが書いてありますね。体内で効く活性強度ではありませんが、腸管では十分に作用がありそう。ガスター10と一緒な作用です。

(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム

 Keyword:便秘/7 生薬/10 風邪/120 脂肪/288




2024.10.02(水)

サンフランシスコで開催された「DON'T DIE」(不老不死)サミットと主催者Bryan Johnson

↑BTW

起業家でPayPalなどの創業に関わり株式上場などで稼いだ1000億円の資産を使い、年間3億かけて自分のアンチエイジングに取り組んでいる人だそうです。1977年生まれの現在47歳。

定期的にイベント「DON'T DIE]サミットを開いているようで、2024年9月8日にサンフランシスコ、翌週の9月19日にはシンガポールで開催しているようです。そのほか、ロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ、オースティン、マイアミ、シアトル、フェニックス、アトランタで開催する予定があるようです。ずいぶんアメリカでの開催が多いですね。

やっていることは、あまり最新のサイエンス的な方法はやっていないように見えますね。不老不死Youtuberって感じでしょうか。独自ブランドのサプリで稼いでいるから、そういうビジネスなのかもしれません。世界をかけた健康食品商法?

Category:#アンチエイジングを目指す企業



2024.09.25(水)

IL-11のベーリンガーインゲルハイムのPhase-I臨床試験はどうなったのでしょう?IL-11Rに対する抗体医薬LASN01の臨床試験を進めるスタートアップLassen Therapeutics社

↑BTW

先日劇的な寿命延長効果がマウス実験で示されたIL-11に対する抗体医薬品に関する情報です。

下記は2021年の論文ですが、アセトアミノフェン過剰投与によって引き起こしたマウスの肝障害を20 mg/kgの単回投与でほぼ完全に救命してます。

ベーリンガーインゲルハイム(BI)社のPhase I試験は今年春には終わっているはずなのに続報が出てきませんね・・・
BI社はドイツの非上場企業らしく、すぐに結果を公表して株価を上げ株主を喜ばせる必要が無いのかもしれません。

またIL-11に対する抗体と同じ効果が期待出来そうなIL-11受容体(IL-11R)に対する臨床試験がサンディエゴ拠点のスタートアップ企業Lassen Therapeuticsにより進められているようです。
プレスリリースの更新が2023年12月で終わっています。こちらは上場前のスタートアップですがどのような状況なのでしょうか。臨床試験か会社が何かトラブっている可能性が高い気がします。

Category:未分類

 Keyword:IL-11/2



2024.09.18(水)

漢方薬「葛根(カッコン)」に含まれるプエラリン(puerarin)が腸の微絨毛を減らし脂肪の吸収を減らし体重を減らす

↑BTW

脂肪は重要なエネルギー原だが、過剰に摂取すると肥満につながる。腸での脂肪の吸収は自然吸収と考えられてきたが、脳と腸をつなぐ神経によりその度合いがコントロールされるかは不明であった。

この研究で研究者らはDMV(dprsal motor nucleus of vagus)がこのプロセスに重要な役割を担っていることを発見し報告している。

DMV神経を不活性化すると腸での脂肪の吸収が減少し体重が減った。逆にDMV神経を活性化すると脂肪の吸収が増えて体重が増加した。DMV神経を不活性化した時には空腸の微絨毛の長さが短くなっており、これにより脂肪の吸収が減少したと思われる。

さらに研究者らは天然成分プエラリン(puerarin)がこの神経を抑制し、脂肪吸収を減少させることを見出した。

プエラリンは漢方薬「葛根(カッコン)」に含まれる成分。葛根は葛根湯のいち成分。葛根湯の大ブームが起きるんじゃないか?
葛根湯は風邪薬として知られていますが、2000年の歴史がある最古の漢方薬らしく、日常的に飲んでも副作用の心配は小さいかな?
しかし面白い話ですね。太りやすい人、太らない人の違いは腸の微絨毛の量が一部関係しているのでしょうか。

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム



2024.09.10(火)

米UNITY Biotechnology社のBCL-xL阻害剤UBX1325のPhase I試験の結果がNature medicineの論文に

↑BTW


出典:Unity社Webページ
米Unity社は老化に関する新規医薬品を開発するスタートアップです。UBX1325はUnity社の2つ目の臨床開発医薬品で(1つ目のUBX0101は失敗して終了)その薬効メカニズムBCL-xL阻害作用はSenolytics(老化細胞除去作用)が知られています。臨床試験自体は糖尿病性の視力障害治療薬として開発されています。

BCL-xL選択的阻害剤はまだ承認されていないとの理解で良いのかな?いくつか承認されているBCL-2阻害剤とは硬化が違うんでしょか?無事に承認されたら用途展開は期待出来そうな気がしますので同社が軌道に乗るかどうかの重要な開発プログラムだと思います。

Unity社のWebページに掲載されているUBX1325の薬効はかなり良さそうなので(本記事の一番上のグラフ)このままいけば承認まで行ける?同社の株でとんでもない額の含み損が出ているのでどうにか再浮上して欲しいと切に願います(笑)

Category:#Senolytics #老化細胞除去薬

 Keyword:UNITY/10 UBX1325/5 糖尿病/164



2024.09.06(金)

そろそろ体内の老化細胞がまた増えてそうだし再びケルセチン(Querceptin)を飲みだした。前回より1回あたり増量

↑BTW



購入したのはこちら

500mgのケルセチン入りのカプセルが100粒で3737円。1カプセルあたり37円の計算です。以前は1日1粒飲んでいましたが、今回は2日に1回2粒(1000mg)を飲む予定です。一時的にでも摂取量をガツンと上げた方がSenolyticsとしての効果は高いんじゃないかとの想像からです。
このサプリメントの製造元Now Foodsはサプリメント販売企業としてはかなりの大手だと思いますので信頼度は高いと思いますが、同社のWebページを見ても何由来のケルセチンかどこにも情報が無いのはちょっと気になります。
ケルセチンに関しては、国産の玉ねぎの皮パウダーが110gで1000円などで販売されていますが
玉ねぎの皮の中の重量の1%がケルセチンらしいので、ケルセチン含有量として1100mgが1000円って考えるとサプリメントの方が圧倒的に効率が良いと思います。
(省略されています。全文を読む

Category:#Senolytics #老化細胞除去薬

 Keyword:フィセチン/221 クルクミン/25 ウコン/15 quercetin/18 ケルセチン/92



2024.08.30(金)

多数の学術論文のメタ解析によるとコンドロイチン硫酸とグルコサミンは関節痛に効果が無い/非常に効果が低いという結果で厚生労働省に「3大アヤシイサプリメントの1つ」扱いされている。

↑BTW

一つ目のリンクは厚生労働省が作成した一般消費者向けのページでダイエタリーサプリメントについて
いくつかのサプリメントに関する研究は、それらの主張の裏付けとなっていません。例えば、複数の研究において、エキナセアは風邪の治癒に役立つことはなく、イチョウ葉も認知症に有用ではないという結果が得られています。また、グルコサミンコンドロイチンが変形性関節症の症状を緩和するかどうかなど、ダイエタリーサプリメントについて相反する結果を示す研究も数多くあります。
と書かれており、3大ウソッこサプリメントの一つのようです。

コンドロイチン硫酸はいまだに第3種医薬品として認められており薬局で販売されたり、医師により処方されたり
多数のサプリメントが販売されています、

Category:#サプリメント

 Keyword:筋肉/191



2024.08.23(金)

陣痛促進剤(プロスタグランジンF2α)が老化マウスの衰えた脳の老廃物除去機能を回復されることが判明

↑BTW

脳内の液体を排泄する髄膜リンパ管(Cervical lymphatic vessels (cLVs) )は加齢に伴いその機能が衰えていき、老化したマウスでは若いマウスから63%もこの排泄機能の流れが悪くなっているそうです。この機能を陣痛促進剤や人工妊娠中絶薬として使われるプロスタグランジンF2αが老化マウスの脳脊髄液の流れを若いマウスと同程度まで回復させたそうです。

プロスタグランジンF2αは平滑筋の収縮を促進しますが、脳液を排泄させる髄膜リンパ管も平滑筋で出来ているそうです。また、このホルモンは女性の体内では月経を誘発させるために月1回子宮から分泌されているそうです。

髄膜リンパ管の流れが悪くなることはアルツハイマー病やパーキンソン病などの発症と関連していると考えられており、研究者はこの仕組みを使った治療が出来ないかと考えています。


(省略されています。全文を読む

Category:未分類

 Keyword:脊髄/23 子宮/49 妊娠/57



2024.08.20(火)

高齢者が強いインターバル運動(4分運動、3分休憩)×4を週3回6か月間行うと5年後まで脳機能の改善が継続する。中程度では効果無し。

↑BTW

運動は加齢に伴う認知法リスクを低減するかもしれませんが、世の中には様々な報告があり、どれぐらいの強度の運動が効果があるのか理解するのが難しい状況です。この研究ではどれぐらいの強度の運動が効果があるのかを比較評価しました。

研究者は65歳から85歳の高齢者151名に3種類の運動を週3回(1回30分)半年間実施してもらい、脳機能を5年間継続評価しました。

3種類の運動は下記の通りです。
低強度の運動30分間のストレッチ、バランス、リラックスした運動
中強度の運動30分間のルームランナーでの早歩き
高強度の運動ルームランナーでの4分間ランニング(最大心拍数の80ー95%になる程度)、と3分間の回復を4回繰り返す(合計28分)

6か月後、高強度の運動(HIT)を行ったグループでのみ明確な脳の認知機能を司る海馬機能の向上が見られました。さらにMRIによる評価では加齢に伴う脳体積の減少も解消しており、血液検査ではBDNF(brain-derive neurotropic factor:脳由来神経成長因子)の濃度や、認知機能に改善に関わるコルチゾールの増加も見られました。

(省略されています。全文を読む

Category:#運動 #エクササイズ

 Keyword:ジョギング/5 平均寿命/28 テロメア/60 ランニング/11



2024.08.06(火)

肝障害で病院送りになる報告が最も多い6つのサプリメント(アメリカでの統計研究)紅麹もランクイン

↑BTW

6つの内訳は「ターメリック(ウコン)、緑茶(カテキン)、アシュワガンダ、ガルシニア、紅麹(赤麹)、ブラックコホシュ」。紅麹は海外でも頑張ってるんですね。

これらの成分が体に悪いというわけではなく、これら成分は健康に良いことが報告されている一方で、製造管理が悪いと有害な不純物が入りうることが問題となっています。研究者はサプリメントの規制をもっとしっかりすることを問題提起しています。

(省略されています。全文を読む

Category:#サプリメント