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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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最近アクセス数の多い記事

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2023.05.25(木)

腫瘍細胞はなぜか腸内細菌由来のペプチドを表面にまとい、免疫細胞はこのペプチドを認識している

↑BTW

下手なミステリー小説顔負けの興味深い話だな

Category:ガン・腫瘍

 Keyword:腸内細菌/129




2023.05.23(火)

腸だけテロメラーゼを発現させて細胞老化を抑制すると正常なゼブラフィッシュの個体寿命が少し伸びる

↑BTW

論文自体の売りはゼブラフィッシュという実験用の魚で腸のみにテロメラーゼを発現させ寿命を40%伸びしたというものですが、ちょっとトリックがあり、40%寿命が延びたのは全身でテロメラーゼを無くして寿命が短くなったゼブラフィッシュでの実験(Fig7)で、正常なゼブラフィッシュにテロメラーゼを導入した場合はほんのちょっとした寿命は延びていません(Fig8d)

テロメラーゼは老化に関わっているが、寿命を決める主要なキーでは無いってことかもしれません。



アメリカのGeronという会社は癌治療のためにテロメラーゼ阻害剤「Imetelstat」という飲み薬を開発しています。この薬を使えば癌細胞のテロメアが延びるのを止めて癌治療に効果があるかもしれませんが、全身のテロメアの短縮も加速しそうです。こういった患者では腸だけテロメラーゼを戻してやると良いのかも。

Category:#アンチエイジング・老化抑制技術

 Keyword:テロメラーゼ/22 テロメア/57



2023.05.16(火)

Life Bioscience社、山中4因子処理での局所若返り処理がサルの視覚機能の回復にも有効であることを発表

↑BTW

Category:#目・視覚



2023.05.10(水)

なぜBCGワクチンは癌や糖尿病、自己免疫疾患が改善する副作用があるのか

↑BTW

一型糖尿病患者が多発性硬化症などの自己免疫疾患にBCGワクチンが効果があることが報告されていますが、このメカニズムを解析した報告です。

これらの自己免疫疾患では免疫制御に重要なヘルパーT細胞(CD4+T)の表面の受容体発現に重要な遺伝子が過剰にメチル化されているそうです。そしてBCGワクチンは3年かけてこの不具合を脱メチル化し改善させるとのこと。

Category:免疫・アレルギー・自己免疫疾患

 Keyword:糖尿病/96 メチル化/24 ワクチン/275



2023.05.08(月)

イーライリリーのアルツハイマー治療薬「Donanemab」が最終臨床試験(P-III)で好成績。翻訳後修飾された脳内に蓄積するAβにのみ結合する抗体

↑BTW

  • この抗体を投与された患者の47%が1年間病状の進行無し(投与無し患者は29%が進行無し)
  • この抗体を投与された患者の40%が18か月後の時点で日常生活活動の行動の機能低下が少ない
  • この抗体を投与された患者は病状が進行して次の病状ステージに進むリスクが39%少ない
凄いと言っても病状が止まるわけでは無いのか。。。

この抗体はアミロイドベータ全てに結合するわけではなく脳内に蓄積したAβのみに存在するN末がピログルタミル化されたもののみに結合するらしいので、副作用が少ない可能性。

アルツハイマー病治療を目的にした抗Aβ抗体はエーザイの開発品「レカネマブ(Lecanemab)」が先行しており今年の初めに米国で迅速承認されています。
下記の記事では2つの薬を比較しており、エーザイのレカネマブが認知機能の低下を27%減少(2週間に一度投与)させるのに対し、イーライリリーの薬は35%低下減少(4週間に一度投与)させるとのこと。現時点で優劣はつけにくい状況みたいです。

Category:#脳 #中枢神経 #神経

 Keyword:Alzheimer/57 アミロイド/18



2023.05.06(土)

免疫チェックポイント阻害剤キートルーダとモデルナmRNAがんワクチン併用療法の臨床試験結果アップデート、寛解(癌が再発しない状態)患者を少し増やす

↑BTW

107人に併用療法、50人にキートルーダのみが処方。キートルーダだけの治療では18か月間に癌が無くなり再発しなかった人は62%、併用療法では79%だった。

↓昨年12月の記事だと併用により死亡率44%減少となる。
今回は別の指標での評価だね。根治率という感じ。
さっさと早期承認しちゃおうよ。その代わりに薬価下げさせろ。

Category:ガン・腫瘍

 Keyword:モデルナ/17


寝不足により脳のお掃除役のマイクログリアの活性が低下しアルツハイマーの原因となるアミロイドベータが蓄積していく事を示すマウス実験

↑BTW

まあ寝不足でアルツハイマーになりやすくなるかどうかは別問題かな。Aβの蓄積要因としてTREM2が治療ターゲットになりうるかどうかがポイントかと

Category:#脳 #中枢神経 #神経



2023.05.04(木)

科学者が脳波からマウスの見ている映像をすごい精度で再現する

↑BTW



Category:生物ー機械インターフェイス

 Keyword:脳波/10



2023.04.27(木)

SNSライクにDNA親族検索サービスが利用可能。祖先を調べる遺伝子検査キット「ジーンライフハプロ3.0」発売

↑BTW

これ子供がいるヒトはツマが、自分の母親が、自分の祖母が浮気してなかったか調べるのに使えるな


海外でちょっと前に自分のルーツをたどるのがブームみたいな話を聞いたことがあるが、あれは遺伝子診断が関わっていたのかな?

知り合いには何人か、しれっと旦那の子じゃない子供を隠して育てている女性がいるが、一生爆弾抱えて生きていくのはちょっと割に合わないんじゃないかね。

Category:#遺伝子診断 #遺伝子多系

 Keyword:浮気/3



2023.04.25(火)

Unity Biotechnology社の老化細胞除去薬UBX1325のPh-II試験。1回投与で視力回復が48週間継続の結果

↑BTW

UBX1325は老化細胞除去薬とはいえ、Bcl-xL阻害薬であまり目新しさが無い気がするんだよな・・・・

UNITY株を大量に買っていて含み損が50万円以上(涙)。どうにか復活して欲しいが・・・・

Category:#Senolytics #老化細胞除去薬

 Keyword:UNITY/9