↑B
2025.01.16
ダサチニブ&ケルセチン(D+Q)を半年間サルに投与した初めての長期試験結果が発表
研究を実施したのはアメリカWake Forest大学(ノースカロライナ)の研究者ら。
研究者は人間でいう中年に相当するサル16匹を2つのグループにわけそのうち9匹にダサチニブ(D)とケルセチン(Q)を6か月にわたり月1回投与した(2日連続で5 mg/kg+ 50 mg/kgを月1回投与)(残りの7匹は比較対象)。さらに、両グループに6か月後に10%のカロリー制限を実施してその効果を評価した。
D+Qの投与により脂肪細胞中の老化遺伝子マーカー(p16、p21)と血中のPAI-1とMAP-9が減少した。さらに免疫細胞の改善が見られ、抗炎症的になり、microbial translocationに関するバイオマーカーに影響した。腸内細菌の状況に変化はなかった。血中の尿素窒素(urea nitrogen/BUN)は強く改善し、GDF15を減少させた。そしてD+Q後のカロリー制限によりHbA1cを劇的に減少させた。
論文中のグラフではD+Q後のカロリー制限により脂肪細胞中のM2マクロファージの量が劇的に減少しています(※M2マクロファージは肥満時に増えることが知られている)。また血中の白血球数、好中球数、好酸球数、
この研究により6か月間のD+Q投与は安全であり免疫を介した抗炎症作用に効果があること、腸内のバリア機能を改善すること、腎機能にメリットがあること、カロリー制限と併せて代謝を改善することを示しており今後のヒトでの高齢者による臨床試験の指針となると述べている。
かなりポジティブな効果が出ているように感じる。凄いな、さすが元抗がん剤、そこらのサプリのぬるい薬効とは違う
↓現在ダサチニブとケルセチンをそれぞれ100mgと1000mgずつ1か月1回程度飲んでいます。これは1.5mg/kgと15 mg/kgに相当する量。allometric scalling的にサルの3分の1の量で良いと考えると、まあちょうど良いぐらいかな。俺も2日連続で飲むことにしようか・・・・
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