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2024.06.18
癌のあるマウスに週に2回24時間の断食を行うだけでNK細胞が活性化し癌と戦う力が増強する
アメリカMSK病院がんセンターの研究者がマウスを使った実験で、絶食によりガンと戦う免疫細胞の機能が活性化することを報告しています。
実験ではがん細胞を移植された実験用マウスに1週間に2回の24時間絶食をさせています。絶食することで血糖値が低下し脂肪組織から放出される脂質が血液中に増えますが、NK細胞は絶食によりエネルギー源として糖ではなく脂肪を使うようになるとのこと。
腫瘍の中はがガン細胞が糖を使いつくしてしまい通常のNK細胞が働きにくい環境となっていますが、絶食を通じて脂質をエネルギー源として使えるようになったNK細胞はより強力にがん細胞を攻撃出来るようです。
絶食はこれまでにも脂肪を減らしたり、代謝を高めたりする効果が報告されていますが、これに免疫機能を高めがん治療効果を高める作用が見つかったわけです。
ところで余談ですが、今回の実験では週2回の断食期間以外はマウスは自由に食事出来るためマウスに体重減少は起こなかったとのことです。これってダイエット観点から見ると興味深いですね。週に2回絶食してもそれ以外の期間好きに食べると体重は減らないことを意味していると言えます。
Category:ガン・腫瘍
コメント
いいっすね!=87
001 [06/19 05:26]うさく:もともとがん患者は食欲がなく、絶食に近い状況の様な気がするのですが ↑(22)
002 [06/19 19:16]う@Om:抗ガン剤で食欲なくなれば...?効いているのは抗がん剤じゃなく絶食だった、なんてことはないよなw ↑(22)
003 [06/26 19:36]通りすがり:癌の栄養はブドウ糖だったよね。断食する事で癌への補給も絶てるし一石二鳥なのかな? ↑(15)
004 [06/28 21:12]とおりすがり@Au:動物って、調子悪くなったり怪我したりすると何も食べずにずっと丸まっているけど、あれって回復物質に脂肪ブンを回すってことだったのかも。 ↑(15)
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