カテゴリー:臓器移植 change_hatena



2017.08.22ブタの臓器で人間を救う時代まであと2年?、移植の障害となっていたブタ内在性ウイルス(PERV)をゲノム編集で除去したブタが作られる /8
2017.01.27攻殻機動隊2の世界がすぐそこに、人間の細胞含むブタ胎児の作製成功…臓器作りへ /23
2014.10.07世界で初めて子宮移植を受けた女性が出産に成功。詳細情報 /4
2014.09.01人体冷凍保存にも応用可能?3-O-メチル-D-グルコースで満たした臓器を過冷却現象で低温保存し3日間後に移植する事に成功 /3
2003.10.31■形状記憶合金による人工食道
2011.06.15世界初の母から娘への子宮移植手術がスウェーデンで来年実施
2008.01.10CD4+CD25+Foxp3+制御性T細胞による急性/慢性移植拒絶の抑制
1975.01.01他人の首:人の頭部の移植手術は実現可能か


2017.08.22

ブタの臓器で人間を救う時代まであと2年?、移植の障害となっていたブタ内在性ウイルス(PERV)をゲノム編集で除去したブタが作られる

↑BTW

 ブタは大きさ的にも人間に近く、近年は免疫抑制技術も発達しているためブタの臓器を人間の治療に使う選択肢が以前より考えられていました。しかし大きな障害となっているのがブタの全細胞のゲノム中に潜む内在性レトロウイルス「PERV(porcine endogenous retroviruses)」です。一見ゲノム中の遺伝子配列に過ぎませんが、ヒトに移植後、ウイルスとして再生し、自在に増え、また細胞のゲノム中に入り込むなどしてガン化の原因になることが知られています(ゲノム中に潜伏出来るのがレトロウイルスの特徴)

 今回、アメリカのバイオベンチャー企業eGenesis(イージェネシス)社の研究者らは、ブタのゲノム中に存在する内在性レトロウイルス「PERV」をゲノム編集技術CRISPR/Cas9を用いて除去したブタを初めて作り出し著名な学術雑誌Science誌で発表しています。研究者らによるとブタの全ゲノム配列を調べた結果、入り込んでいるPERV配列は62もあり、その中でウイルスとして出てくる可能性があるのは25カ所、これを全て取り除いたそうです。

 研究者らは今後2年でブタからヒトへの臓器移植が行われるだろうと言っています。

 Keyword:CRISPR/Cas9/9 ブタ/15
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2017.01.27

攻殻機動隊2の世界がすぐそこに、人間の細胞含むブタ胎児の作製成功…臓器作りへ

↑BTW

攻殻機動隊2ではポセイドン・インダストリアル社の子会社メディテック社が、交換臓器用の人間の臓器を持ったブタを飼育する施設を運営していましたが、そういった時代に近づいていると言えます。

今回、アメリカ西海岸のソーク研究所の研究者達は異なる動物の細胞を持つ動物を生み出す研究をまとめ、科学雑誌の最高峰の1つ「Cell」に発表しています。

報告内容の要旨としては
(1)人間のiPS細胞を受精後の卵子に入れることにより、人間の細胞を持つキメラブタが生まれる(人間の細胞はほんの一部)。
(2)ラット(大ネズミ)の細胞は同じようにブタの卵子に入れてもキメラブタは生まれない(種が違いすぎる?)
(3)ラット(大ネズミ)の細胞を遺伝子改変し、特定の臓器が作れなくしたマウス(小ネズミ)に入れると、ラットの細胞で構成された、作れなくしたはずの臓器を持つマウスが生まれる。(※遺伝子改変はCRISPR-Cas9ゲノム編集技術を利用)

 これは非常に倫理的に危うい研究なのを研究者も分かっており、絶妙な内容になっています。具体的には(1)(2)の研究で人間の細胞もブタを使えばキメラが作れることを示した上で(しかもブタは生まれる前に解剖し、生まれるまで実験していません)、さらに、現状では生まれてきたブタに含まれるヒト細胞はほんのわずか。で実験を終えていますが、実際は(3)の研究で示すように、宿主となるブタの細胞にCRISPR-Cas9で臓器形成不全を促すことで移植したヒトの細胞で構成された臓器が生み出せる可能性を言及している報告と言えます。

 Keyword:iPS細胞/18
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2014.10.07

世界で初めて子宮移植を受けた女性が出産に成功。詳細情報
Woman with womb transplant gives birth to healthy baby in medical landmark

↑BTW

 子宮移植による不妊治療が世界で初めて成功しました。成功したスウェーデンの医師らがその詳細をThe lancetで報告しています。

 出産した女性は卵巣はあるものの生まれつき子宮が無く、35歳の時(2013年)に2人の子供を産んだことのある閉経後の61歳の生きた女性から子宮の提供を受けました。

(省略されています。全文を読む

 Keyword:子宮/22 免疫抑制剤/9 精子/17 妊娠/31
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2014.09.01

人体冷凍保存にも応用可能?3-O-メチル-D-グルコースで満たした臓器を過冷却現象で低温保存し3日間後に移植する事に成功

↑BTW

 今のところ臓器を体外で保存することは出来ず、臓器移植可能なのは人体から取り出されてからおよそ12時間以内の臓器に限られています。今回、ラットの肝臓を使った実験ではありますが3日間冷却状態で保存した後に移植することに成功したそうです。

(省略されています。全文を読む

 Keyword:クライオニクス/3
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2003.10.31

■形状記憶合金による人工食道

東北大学加齢医学研究所、人工臓器工学の山家智之助教授らのグループは高分子素材のチューブに形状記憶合金のリング10個を内蔵させた人工食道を開発した。これをヤギに埋め込んだところ、順番に形状記憶合金に電流を流すことにより食道が本来持つ、ぜん動運動と似た動きを起こした
この研究は、30日から開催されている日本人工臓器学会で発表された。

2011.06.15

世界初の母から娘への子宮移植手術がスウェーデンで来年実施

↑BTW

56才の母親から25才の娘への移植が計画されています。
研究チームは可能性を模索し10年以上も動物実験を行っていたという。

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2008.01.10

CD4+CD25+Foxp3+制御性T細胞による急性/慢性移植拒絶の抑制

↑BTW

移植医療の主要な挑戦といえば、移植組織の拒絶につながる強力な免疫拒絶をコントロールすることだ、免疫抑制剤により急性の拒絶は効果的に抑制出来るが、一部の患者では、慢性的な免疫拒絶が起こり、最終的には移植臓器の機能が失われてしまう。移植組織に対する免疫寛容を作り出すことは免疫拒絶と人生を通じた免疫抑制剤による治療を避けることにつながる。

自己抗原に対する免疫寛容はいくつかのメカニズムで起こることが知られている。一つは制御性T細胞の働きによる。今回、研究者らはマウスにおいて臨床的に許容出来るレベルの放射線を用い、in vitroにおいて抗原により刺激されたCD4+CD25+Foxp3+制御T細胞を用いることで骨髄や皮膚、動脈の移植塊に対する長期間のトレランスを起こせることを示している。

適切に刺激された制御T細胞が将来的な人生を通じた免疫寛容を起こすことが出来る可能性がある。

 Keyword:放射線/12 免疫寛容/2
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1975.01.01

他人の首:人の頭部の移植手術は実現可能か

↑BTW

ケース、ウェスタン・リザーブ大学のロバート・ホワイト医師のinterview

※1960〜70年代にかけて猿の頭部移植などを行った人らしい。natureやscienceにも何本も論文を載せているらしいので、それなりの科学者だと思うのだが。。

体の不自由な人の脳(頭部)を、別の脳死患者の体に移す事は十分ありうる。拒絶反応がむしろ少ないぐらいだ。
21世紀には脊髄を完全に縫合する技術が確立し、移植した脳は体を動かせるようになるだろう。
倫理的には猛反対が起こるだろう。しかし彼は「脳は人間の精神を物理的にしまっておく場所にすぎない。私がやろうとしているのは魂の移植だ。」だそうだ



移植の達人が言っているのだから、人の頭部の移植は脊髄の縫合以外は現在の技術で簡単に出来るのであろう。脊髄の縫合が人の手で出来るとは思わないが、もうしばらくすると出てくるだろう手術ロボットが可能にするだろうな。あとブラックジャック先生なら。。。。

とんでもなく細かくて複雑な神経を縫合するロボットを作るのは、感情を持ったロボットを作るよりずっと簡単だろう。

 Keyword:脊髄/7
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