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2023.10.19:寿命を延ばす研究に関する12の着眼点と2019年からの進展(2023年版)
2023.10.13:人間に移植可能なブタまであと少し!米eGenesis社の69遺伝子改変ブタの腎臓を移植されたサルが2年以上生存
2021.10.21:ブタ臓器の人間への移植にまた1歩。ヒト化ブタ腎臓を脳死患者につないで2日間問題無く動作確認。開発会社の株価爆上げ
2019.11.15:米eGenesis社、ゲノム編集でヒトに近づけたブタ腎臓移植の臨床開発へ109億円調達
2017.08.22:ブタの臓器で人間を救う時代まであと2年?、移植の障害となっていたブタ内在性ウイルス(PERV)をゲノム編集で除去したブタが作られる
2023.10.19
寿命を延ばす研究に関する12の着眼点と2019年からの進展(2023年版)
寿命を延ばす研究に関する12の着眼点と2019年からの進展(2023年版)
同様のタイトルで2019年に書いてますが、大きく着眼点が変わってますね。2019年にピックアップした12項目はそのままに進捗や状況についてコメントしています。
(省略されています。全文を読む)
Category:#エイジング関連まとめ
2023.10.13
人間に移植可能なブタまであと少し!米eGenesis社の69遺伝子改変ブタの腎臓を移植されたサルが2年以上生存
人間に移植可能なブタまであと少し!米eGenesis社の69遺伝子改変ブタの腎臓を移植されたサルが2年以上生存
69遺伝子の改変により、3つのブタ特有の糖鎖遺伝子を潰して、拒絶を抑えるために7つのヒト遺伝子を導入、そしてブタ固有の内在性ウイルスを削除する改変を行っています。
このブタ腎臓を移植されたサル15匹のうち3匹は758日まで生存しました(758日目に安楽死させて分析を行ったみたい)。
eGenesis社のWebページを見ると移植用の腎臓の前にブタ肝臓を使った体外循環による治療の臨床試験を計画しているようです。
今年の4月に公開されたレビュー記事でブタ腎臓移植の最高記録が499日と書かれていましたので、記録更新ですね。
eGenesis社に関してはこれまで何度も紹介しています。
2017年にブタの内在レトロウイルスを除去するブタが開発
2019年に109億円調達
着実に研究が進んでいる感じに見えます。
移植用のブタ開発に関してはUnited Therapeutics社の子会社のRevivicor社も紹介してますね。
今見ると株価が着実に伸びていますね。こんな医療ベンチャーもあるんだ笑
(省略されています。全文を読む)
Category:#臓器移植
2021.10.21
ブタ臓器の人間への移植にまた1歩。ヒト化ブタ腎臓を脳死患者につないで2日間問題無く動作確認。開発会社の株価爆上げ
ブタ臓器の人間への移植にまた1歩。ヒト化ブタ腎臓を脳死患者につないで2日間問題無く動作確認。開発会社の株価爆上げ
実施したのは米国の医師Dr. Robert Montgomery。ブタ腎臓はUnited Therapeutics社の子会社のRevivicor社が制作した腎臓
この会社のブタは拒絶反応を起こすブタ固有の細胞表面の糖鎖を除去した感じ?United Theraputics社のページを見ると腎臓(Unikidney)、心臓(Uniheart)、肺(Unilung、U-lung)ってのもあるね。
ふおーーー、株価めっちゃ上がっている。1株ぐらい買っておくか!
この糖鎖除去ブタの研究は20年前にすでに紹介してますね。研究開発は時間がかかるなぁ
遺伝子改変ブタに関しては拒絶反応抑制の他にブタ特有の内在性ウイルス(PERV、ゲノムに隠れているウイルス)を除去したブタをeGenesis社が作っているのを以前紹介しました。
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Category:#臓器移植
2019.11.15
米eGenesis社、ゲノム編集でヒトに近づけたブタ腎臓移植の臨床開発へ109億円調達
米eGenesis社、ゲノム編集でヒトに近づけたブタ腎臓移植の臨床開発へ109億円調達
2017年の40億円の第1回目の資金調達に続く2回目の資金調達(シリーズB)に成功。2017年に人間への移植時に問題となるブタのウイルスを除去したブタを作成しScienceで発表してます。
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Category:#臓器移植
2017.08.22
ブタの臓器で人間を救う時代まであと2年?、移植の障害となっていたブタ内在性ウイルス(PERV)をゲノム編集で除去したブタが作られる
ブタの臓器で人間を救う時代まであと2年?、移植の障害となっていたブタ内在性ウイルス(PERV)をゲノム編集で除去したブタが作られる
ブタは大きさ的にも人間に近く、近年は免疫抑制技術も発達しているためブタの臓器を人間の治療に使う選択肢が以前より考えられていました。しかし大きな障害となっているのがブタの全細胞のゲノム中に潜む内在性レトロウイルス「PERV(porcine endogenous retroviruses)」です。一見ゲノム中の遺伝子配列に過ぎませんが、ヒトに移植後、ウイルスとして再生し、自在に増え、また細胞のゲノム中に入り込むなどしてガン化の原因になることが知られています(ゲノム中に潜伏出来るのがレトロウイルスの特徴)。
今回、アメリカのバイオベンチャー企業eGenesis(イージェネシス)社の研究者らは、ブタのゲノム中に存在する内在性レトロウイルス「PERV」をゲノム編集技術CRISPR/Cas9を用いて除去したブタを初めて作り出し著名な学術雑誌Science誌で発表しています。研究者らによるとブタの全ゲノム配列を調べた結果、入り込んでいるPERV配列は62もあり、その中でウイルスとして出てくる可能性があるのは25カ所、これを全て取り除いたそうです。
研究者らは今後2年でブタからヒトへの臓器移植が行われるだろうと言っています。ブタ臓器のヒト移植に一歩近づく 遺伝子操作で内在ウイルス不活性化 - BBCニュース 6 users
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