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感染による腫瘍形成(13)NEW




2017.06.132005年から2015年の10年間でがんによる死亡率が全体で16%低下、死亡率が増加している癌も /8
2017.06.08中国Nanjing(南京)社が開発中のCAR-T療法「LCAR-B38M」が難治性骨髄癌を再発した患者に驚異的な治療効果。アメリカ癌学会(ASCO)で発表 /5
2017.03.07最強のコンビネーション?がん免疫治療抗体抗PD-1抗体(オブジーボ・ニボルマブ)が抗CTLA-4抗体(ヤーボイ・イピリムマブ)と相乗して効く仕組み /11
2016.12.26オブジーボの先、全てのガンを治すのに必要ながん免疫療法に必要な4つの構成要素 /14
2016.11.05コーヒー1日3杯で脳腫瘍リスク減との研究結果 /11
2016.10.13第一三共の国産ADC医薬(抗体-抗癌剤複合体)が本家ロッシュの医薬よりも高い抗腫瘍効果が得られる結果 /83
2016.03.18これが次世代がん治療薬「免疫チェックポイント調整抗体医薬」のパワーだ。 /189
2016.01.21がんになった人の10年後の生存率、部位別、ステージ別一覧 /153
2016.01.05睡眠の質が悪いと癌が増殖する /1
2015.06.05糖尿病の薬「メトホルミン」が「免疫疲弊」を解消し、癌治療効果を大幅に高める可能性が報告される /557
2015.05.19バファリン(アスピリン)を飲むと癌が予防出来る理由 /326
2015.04.15次世代の癌免疫療法と言われるCAR-T(キメラ抗原受容体T細胞治療)治療の臨床試験が開始 /4
2015.01.192050年には80歳以下で癌で亡くなる人はいなくなるだろうとの予想 /56
2014.09.26ガンは最近治るようになってきたのか?日米の調査で明らかになった生存率の改善(1997〜2005年) /893
2014.09.09ガンによく効くらしい世界初の抗PD-1抗体医薬(免疫制御型)「小野薬品オプジーボ(Opdivo,nivolumab)」が日本承認。年間医療費1500万円(保険適用あり) /19
2014.03.28ガン細胞の「私を食べないで」シグナルCD47をマスクする新しい治療方法開発
2014.01.21気密性の高い家は屋内のラドンガス濃度が高まりやすく肺ガンになりやすくなる
2013.07.24アメリカで子宮頸ガン予防ワクチン(HPVワクチン)導入4年でティーンエイジャー女性のウイルス感染が56%減少 /72
2012.09.26バファリン4分の1錠を毎日飲むとガンで死ぬリスクが低下する /3
2007.10.31抗ガン作用のあるポリオウイルスを開発
2007.10.31ONYX-015
2009.04.28p53タンパクを細胞内導入することでガン細胞の増殖を止めることが出来た。
2011.12.21ガンにならず長い寿命を実現する進化を成し遂げたネズミ「ハダカデバネズミ」
2010.03.30癌患者の2%がCT検査による発症?
2010.06.18放射線応答リガンドペプチドのクリックケミストリーによる修飾とパクリタキセル吸着性ナノゲルを使った抗腫瘍DDS製剤
2010.06.28ミニ細胞によるsiRNAまたは抗ガン剤デリバリー
2010.10.28生活習慣の修正で直腸ガンになる確率を23%下げることができる
2010.10.26中年以降に放射線を浴びて癌になる確率は、これまで考えられていたより高い
2009.04.02久留米大学の国内初の「がんワクチン外来」、申し込み殺到で受付1時間で受け付け終了
2008.07.03白血球を使用した癌治療が臨床試験段階に


2017.06.13

2005年から2015年の10年間でがんによる死亡率が全体で16%低下、死亡率が増加している癌も

↑BTW

部位によって大きな差があります。

癌の種類1995年〜2005年の減少率2005年〜2015年の減少率
胃癌30.9%33.2%
大腸癌10.0%6.5%
肝臓癌31.9%48.8%
肺癌9.3%7.3%
乳癌13.6%増加2.7%増加
子宮頸癌3.4%増加9.6%増加

乳癌は増加していますが、「下げ止まった」との解釈、子宮頸癌による死亡者数が増え続けています。

他に都道府県別の癌による死亡率グラフがありますが、不気味に青森県だけ高く、長野県が低いのはなぜだろう?

 Keyword:子宮/19
         記事ごとのページ・コメント欄(8〜)


2017.06.08

中国Nanjing(南京)社が開発中のCAR-T療法「LCAR-B38M」が難治性骨髄癌を再発した患者に驚異的な治療効果。アメリカ癌学会(ASCO)で発表

↑BTW

 今年も行けなかったASCOですが、今年も癌免疫分野で驚異的な新治療方法の発表が相次いでいます。
中国Nanjing社の開発するBCMAタンパクを標的としたCAR-T療法において、再発した多発性骨髄腫(multiple myeloma)患者35名のうち、33名(94%)に治療効果、うち14名(40%)はsCR(完全寛解、完全治癒したように見える状態)になったとのこと。

 現在、癌治療分野では多数の革新的治療法の臨床試験が進行中です。劇的に効くと言われた小野薬品/BMSのオプジーボのような「抗体医薬」だけで異なるターゲット分子を狙ったものが10種類程度、また、今回のNanjing社の発表したCAR-T療法は、攻撃目標を癌細胞に定められた遺伝子改変した免疫細胞を注入する治療法で抗体医薬の限界を超えて強力に癌細胞を攻撃することが期待されている治療方法です。ただ、副作用が非常に大きいことが問題で、いかに副作用を低減させつつ強力に癌細胞のみを攻撃させるか、様々な細胞が検討されています。

 個人的にはこれらの開発中の治療方法を組み合わせることで、あと20年で癌による死亡率は少なくとも現在の3分の1ぐらいにはなるんじゃないかと、気になるのはいずれもスゲー治療費高そうって事です。抗体医薬で年間1000万超え、CAR-Tにいたっては年間5000万円って話もあります。

 最初のCAR-T治療法としてノバルティス社のCTL019(こちらは投与患者の37%でsCR(完全寛解)するとの結果)が、来月、アメリカFDAで承認されるかどうか議論される予定です。

         記事ごとのページ・コメント欄(5〜)


2017.03.07

最強のコンビネーション?がん免疫治療抗体抗PD-1抗体(オブジーボ・ニボルマブ)が抗CTLA-4抗体(ヤーボイ・イピリムマブ)と相乗して効く仕組み

↑BTW

 薬価が高くて問題になっているオブジーボに、別の薬価が高い薬を組み合わせることで相乗効果が得られることが報告されました。さあ厚生労働省はどうする!!!!?

 日本の小野薬品が開発した抗PD-1抗体(オブジーボ・一般名ニボルマブ)は「がん免疫治療薬(免疫チェックポイント阻害剤)」という新しいメカニズムの薬で、がんの根治が期待出来る薬として期待されています。一方、免疫チェックポイント阻害剤にはもう一つ、BMS社が発売しているCTLA-4阻害剤(ヤーボイ・イピリムマブ)というメカニズムの違う薬があります。今回、この2つの薬が相乗して効くメカニズムが報告されています。

2つの薬は以下のように効きます。

  • 抗PD-1抗体・・・・がん細胞が出す「私を攻撃しないでシグナル」をブロックして、T細胞に攻撃を再開させる。(攻撃開始させる)
  • 抗CTLA-4抗体・・・・・がん細胞が分泌する物質により、がん細胞を攻撃する免疫細胞(T細胞)が出来ないなっているのを解除する。(攻撃する細胞を作らせる)
報告によると、抗CLTA-4抗体を投与された患者は、多くの(他種類の)T細胞が出来ており、このT細胞が多いほど、抗PD-1抗体の効果が高まっていたとのことで想定されていた通りのコンビネーションによりお互いの薬効を高めているようです。

 今のところ、この2つの抗体を組み合わせて使う治療は日本では保険適用になっていません。抗PD-1抗体(オブジーボ)のみを使った場合の医療費が高すぎて問題になっている情況です。もう一つの抗体を組み合わせることは必要な医療費が2倍になることを意味しており厚生労働省は頭を悩ませているんじゃないかと想像します。

 Keyword:PD-1/9
         記事ごとのページ・コメント欄(11〜)


2016.12.26

オブジーボの先、全てのガンを治すのに必要ながん免疫療法に必要な4つの構成要素

↑BTW

 オブジーボなどの免疫チェックポイント阻害抗体医薬はめざましい効果を示すが、恩恵を受けられるのは一部の患者に限られる。この原因は、様々な免疫抑制メカニズムを使ってガン細胞が生き延びていることが原因と考えられている。

研究者は通常のモデル実験では根治不可能な巨大なガンを植えたマウスを治療する実験を試みた。その結果

  • (1)腫瘍抗原を標的とする抗体
  • (2)血中半減期の長いIL-2
  • (3)免疫チェックポイント阻害抗体(anti-PD1)
  • (4)T細胞ワクチン
の4つを組み合わせることで成果が見られた。
この治療に生体内のどのような免疫メカニズムが働いているかを調べる「枯渇実験」では、CD8陽性T細胞、DC細胞に加え、その他に様々な自然免疫システムも動員して巨大なガンを根治させていることが分かった。

今回のマウスモデル実験は、通常は治療が困難と見なされるような腫瘍の大部分を治癒することのできる「がん免疫治療」のコンビネーション治療方法の可能性を示している。

 Keyword:ワクチン/72
         記事ごとのページ・コメント欄(14〜)


2016.11.05

コーヒー1日3杯で脳腫瘍リスク減との研究結果

↑BTW

レトロスペクティブ(過去を振り返って調査する統計研究)は信じられないな。
コーヒーを沢山飲む人=頭をシャキっとさせたいアクティブな生活をしている人。
で、そういう人は免疫が活性化した状態を保つ生活をしているんだろうし。

         記事ごとのページ・コメント欄(11〜)


2016.10.13

第一三共の国産ADC医薬(抗体-抗癌剤複合体)が本家ロッシュの医薬よりも高い抗腫瘍効果が得られる結果

↑BTW

ロッシュ/中外製薬の乳癌治療用抗体医薬「ハーセプチン(Herceptin)」は、癌細胞がHer2受容体を多く発現している時にしか効果がありません。Her2受容体を少ししか発現していない癌細胞を殺すすために、ハーセプチンに抗癌剤DM1(エムタキシン)を結合したT-DM1(一般名:カドサイラ)がロッシュにより開発されています。

今回、第一三共がハーセプチンに別の抗癌剤「ヘキサデカン」を結合させたADC「DS-8201a」が従来品よりも高い効果を示したことを報告しています。

ハーセプチン部分は特許が切れてしまったため、ロッシュ以外の製薬企業がこのように癌を狙う部品として使用出来るようになっています。

 Keyword:Herceptin/3
         記事ごとのページ・コメント欄(83〜)


2016.03.18

これが次世代がん治療薬「免疫チェックポイント調整抗体医薬」のパワーだ。

↑BTW


(Atezolizumab versus docetaxel for patients with previously treated non-small-cell lung cancer (POPLAR): a multicentre, open-label, phase 2 randomised controlled trial.Lancet. 2016 Mar 9. pii: S0140-6736(16)00587-0. doi: 10.1016/S0140-6736(16)00587-0. PMID:26970723)より
「ついにガンが治る時代になった」ってフレーズ聞いたことがあるでしょうか?これは最近、開発が進んでいる「免疫チェックポイント調整型抗体医薬」の強力な効果から言われていることです。上記のグラフは新しく開発が進んでいるPD-L1という生体内で免疫を調製するタンパク質に対して作用する薬を悪性度の高い「非小胞肺がん」患者で試した臨床試験結果です。

 縦軸は生存率を%で示しており治療効果にあたります、右に行くほど治療してから日数が経過しますが、全員が生存していた100%から徐々に生存率が低下していくのが分かります。赤色が従来の抗がん剤治療、青色が新しく開発が進むPD-L1に対する抗体医薬「Atezolizumab」の治療効果です。

 こういった試験では生存率が50%を切るまでの期間をよく比較に使いますが、従来の抗がん剤で治療した場合は9.7ヶ月で半分が亡くなるのに対し、Atezolizumabでは12.6ヶ月かかっています。この場合「3ヶ月延命させた」と言えます。

(省略されています。全文を読む

 Keyword:タンパク質/61 オプジーボ/5 Opdivo/3
         記事ごとのページ・コメント欄(189〜)


2016.01.21

がんになった人の10年後の生存率、部位別、ステージ別一覧

↑BTW


肺、肝臓、胃、すい臓が厳しい。他の部位はまずまず

ただしこの結果は15年前に癌になった人(1999年から2002年までに診断・治療を受けた3万5287例)の結果で現在はそれぞれ改善しているはずとのこと。


ただし、それぞれの癌でもどのステージ(癌の進行度合い)で見つかったかによって大きく生存率が異なっています。早期発見が重要な事が分かる一方で、すい臓ガンなど初期ステージであっても生存率が低い癌も存在するようです。

         記事ごとのページ・コメント欄(153〜)


2016.01.05

睡眠の質が悪いと癌が増殖する

↑BTW

 断片的な睡眠により腫瘍関連マクロファージとTLR4シグナルを介して癌の増殖が誘導されるそうです。

まあ、ねずみちゃんを一晩中連日にわたりずっと2分以上連続して寝れなくしたヒドイ実験の結果ではありますが。
これで人間の睡眠の質を議論するとか研究者狂ってる。

 Keyword:マクロファージ/24 睡眠/125
         記事ごとのページ・コメント欄(1〜)


2015.06.05

糖尿病の薬「メトホルミン」が「免疫疲弊」を解消し、癌治療効果を大幅に高める可能性が報告される

↑BTW

 癌の治療には、外科手術で癌細胞を除去したり、抗ガン剤を投与して癌細胞を攻撃したりなど様々な方法がありますが、治療効果を高めるには身体の免疫機能の働きが非常に重要です。

 そもそも癌細胞が免疫機能からの攻撃を回避して体内で増殖してしまう原因の一つは、身体の免疫機能が長い癌細胞との戦いの末に「疲弊」して攻撃の手を弱めてしまうことが癌が治りにくい理由の一つとして知られています。

 今回、岡山大学の研究者らが、マウスを使った実験で、二型糖尿病の治療薬として広く使用されている「メトホルミン(metformin)」という薬が免疫疲弊を解消し、癌治療効果を高めることを報告しています。

 マウスの実験では、0.2mg/mLの濃度のメトホルミンを飲料水に混ぜた場合にも効果が得られています。過去の実験結果を参考にすると、もっと高濃度のおよそ1 mg/mL〜5mg/mLの濃度で飲料水に混ぜた場合に一般的な二型糖尿病患者で服用する場合と同じ程度の血中薬物濃度になるようですから、単純計算で糖尿病治療のために飲む量の1/5量程度を飲めば効果が出る可能性を示しています。

 メトホルミンは生命に関わるような副作用が出ない事が知られた薬です。この治療法が人間の治療に公に応用されるためには安全性確認など長い年月がかかるでしょうが、もし今、自分が癌になって既存の治療方法の効きがイマイチだったら勝手にメトホルミンを入手して飲むかも。失うモノは無いわけですから。

 かかりつけの医師に下記報告を紹介して、メトホルミンを自己責任で飲みたいと言うのも手かもしれません。保守的な医師で無ければ処方してくれるかも。また、メトホルミンは自己責任で個人輸入して入手することも可能です。

ふと思ったのですが、この研究結果が人間でもなりたつなら、糖尿病患者が癌になりにくいという統計データがありそうな気がします。

 Keyword:メトホルミン/8 metformin/6 糖尿病/15
         記事ごとのページ・コメント欄(557〜)


2015.05.19

バファリン(アスピリン)を飲むと癌が予防出来る理由

↑BTW

アスピリンを飲み続けている人は癌になりにくい事が知られています。

今回、その原因について研究者らが調べたところ、大腸細胞に発現しているEGFRの量は正常な状態に保つことが原因の一つだとの新知見が得られたそうです。EGFRは細胞を増殖させるトリガーになる細胞表面のタンパク質で、多くの癌細胞で大量に発現しています。

 今回の結果はアスピリンの作用であるCOX-2阻害がEGFRの量の制御につながっていることを示しており、この新知見を用いて新しい薬が開発出来る可能性があるそうです。

 Keyword:アスピリン/7
         記事ごとのページ・コメント欄(326〜)


2015.04.15

次世代の癌免疫療法と言われるCAR-T(キメラ抗原受容体T細胞治療)治療の臨床試験が開始

↑BTW

Cardio3 BioSciencesというベンチャーが開発するCAR-T治療がPhase I試験(初めての人間への投与)を開始します。

癌治療用の抗体医薬は投与した抗体癌細胞免疫細胞を結びつけ、その結果、免疫細胞が癌細胞を攻撃します。

次世代の癌免疫治療と言われるCAR-T(キメラ抗原受容体T細胞治療)は、抗体をくっつけた免疫細胞を遺伝子工学的に作りだし体内に投与することで、まわりくどい事をせず、癌細胞を激しく攻撃させます。

その効果は凄まじいらしいが、けっこう副作用も強いらしい。

         記事ごとのページ・コメント欄(4〜)


2015.01.19

2050年には80歳以下で癌で亡くなる人はいなくなるだろうとの予想

↑BTW

その頃あなたは何歳ですか?2050年までに死なないように頑張らなくちゃ(笑)

 この楽観的な予想はロンドン大学の研究者の論文を元に書かれています。現在の癌になるリスクは20歳の人の5000人に1人、50歳の人の100人に1人、65歳の人の30人に1人が今年癌になる程度の確率だそうです。

 現在でも既に癌になる人の半分以上が70歳以上で、癌で死ぬ人の半分以上が75歳以上ですが、2050年までにさらなる癌の予防技術と治療技術が進歩し80歳以下での癌による死亡は無くなるんじゃないかと書かれています。文章中ではアスピリンの服用による癌の予防効果に触れています。

 根拠のあいまいな記事かもしれません。

         記事ごとのページ・コメント欄(56〜)


2014.09.26

ガンは最近治るようになってきたのか?日米の調査で明らかになった生存率の改善(1997〜2005年)
Cancer therapy improvement in 1997-2005

↑BTW

 日本人の2人に1人はガンになり、男性の3人に1人、女性の4人に1人はがんで亡くなっています。治療技術は進み治るようになってきているのでしょうか?日本の国立がん研究センターが1997年〜2005年にガンと診断された30万人以上の統計データを発表しています。リンク先のグラフを見てもらうと分かりますが、ガンの種類により生存率に大きな違いがあるようです。

(省略されています。全文を読む

         記事ごとのページ・コメント欄(893〜)


2014.09.09

ガンによく効くらしい世界初の抗PD-1抗体医薬(免疫制御型)「小野薬品オプジーボ(Opdivo,nivolumab)」が日本承認。年間医療費1500万円(保険適用あり)
Human Anti-human PD-1 Monoclonal Antibody OPDIVO launches in Japan for Treatment of Unresectable Melanoma

↑BTW

 免疫を制御して癌を治す新しいメカニズムの薬です。幅広いガンに効き、効果も高いことから「ゲームチェンジャー」と呼ばれ期待されている種類の薬がついに日本でも承認されました。(以前紹介しました)

 今のところ1種類の皮膚ガン(メラノーマ)限定での承認ですが、自己負担の大きい「先進医療」でも無く普通に保険適用されています。保険適用前の価格は1回投与の価格は体重60kgの人でおよそ88万円です、3週間おきに投与する薬ですので1年で1500万円ぐらいですね。

(省略されています。全文を読む

         記事ごとのページ・コメント欄(19〜)


2014.03.28

ガン細胞の「私を食べないで」シグナルCD47をマスクする新しい治療方法開発

↑BTW


 人体には正常に機能しなくなった細胞を除去するするための仕組みがあります。普通に考えると無限に増殖を始めたガン細胞はこの免疫の仕組みで除去されそうなものです。ガン細胞はなぜこの仕組みから逃れて体内で増殖することが出来るのでしょうか?

 今回、スタンフォード大学メディカルセンターのStephen B. Willinghamらはガン細胞が免疫から逃れる仕組みを解明し、新しいガン治療の試みを動物実験で成功させています。

 この治療ではCD47という細胞表面にあるタンパク質の目印を使います。この目印は体内で「私を食べちゃダメ」という意味を持っています。正常な細胞はこの目印を使って免疫細胞に攻撃されるのを防いでいますが、ガン細胞はなんと仕組みを悪用し、CD47を大量に持つことで免疫細胞に攻撃されなくなっていることが分かりました。

(省略されています。全文を読む

         記事ごとのページ・コメント欄


2014.01.21

気密性の高い家は屋内のラドンガス濃度が高まりやすく肺ガンになりやすくなる

↑BTW

 日本で「ラドンガス」というと温泉の沸く地域でお湯とともに発生する放射線を発するガスで身体に良い効果が知られていますが、世界的には肺ガンの原因になっていることが問題視されています。

ラドンガスは温泉が沸く地域でなくても地面から微量ずつ発生していることが知られていますが、これが家の床を通して室内に入り高濃度で溜まり、試算ではアメリカだけでも1年間に21000人がラドンガスが原因で肺ガンになり死亡していることになるそうです。

(省略されています。全文を読む

 Keyword:放射線/11
         記事ごとのページ・コメント欄


2013.07.24

アメリカで子宮頸ガン予防ワクチン(HPVワクチン)導入4年でティーンエイジャー女性のウイルス感染が56%減少

↑BTW

 日本で最近接種が始まった子宮頸ガン予防ワクチン(HPVワクチン)はアメリカでは既に11〜12歳の少女を対象に2006年に接種が始まっています。

 HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)は子宮頸ガンを発症した女性のほとんどが感染しており、感染を防ぐことで子宮頸ガンを予防することが出来ると考えられています。日本では年間およそ1万人弱が子宮頸ガンを発症しています。

 今回、米アトランタ疾病予防センターのLauri E. Markowitzらが、この2006年のワクチン接種後で社会全体でどれぐらいウイルス感染者数が減ったのかを大規模に調べ報告しています。研究者らはワクチン接種が無かった2003-2006年の世代と、ワクチン接種が始まった後の2007-2010年の世代の女性をそれぞれ4200人ずつ調べ、世代毎にウイルス感染割合を調べました。

(省略されています。全文を読む

 Keyword:HPV/35 筋肉/27 子宮頸ガン/9
         記事ごとのページ・コメント欄(72〜)


2012.09.26

バファリン4分の1錠を毎日飲むとガンで死ぬリスクが低下する

↑BTW

 アスピリン(日本ではバファリンという名前で売られている)「アセチルサリチル酸」という名前の薬物が含まれ、この成分の熱を下げ痛みを和らげる効果により解熱鎮痛剤として通常は使用されています。近年、この成分にガンで死ぬ確率を低下させる効果があることが報告されました。2011年にイギリスの研究グループが人間への効果に関する大規模な研究結果を行い、「人間においても死のリスクを低下させる」と報告したのに続き、今年新たにアメリカの研究グループが結果を報告し、イギリスのグループの報告よりも少し効果は低いものの確かにアスピリンにそのような効果があると結論づけています。

(省略されています。全文を読む

         記事ごとのページ・コメント欄(3〜)


2007.10.31

抗ガン作用のあるポリオウイルスを開発

↑BTW

発表したのはカリフォルニア、スタンフォード大学の研究者ら

ガン細胞依存的に増殖するウイルス(virotherapeutic)が新しいガン治療法として開発されてきた。しかし、静脈投与で腫瘍に到達させるための技術が不十分であった。

今回、研究者らはJX-963という改良ウイルスを報告している。研究者等はまず静脈投与後に腫瘍に集積するポックスウイルスを見つけ出した。次のこのウイルスを遺伝子工学的に改良し転写因子E2FとEGFR経路を活性化させた。次に細胞傷害性T細胞を誘導するためにヒトのGM-CSFを過剰発現するように改良した。

JX-963は以前より研究されているアデノウイルスOnyx-015よりも効果的で、ターゲットとなるガンの種類も広い。

  • Rational strain selection and engineering creates a broad-spectrum, systemically effective oncolytic poxvirus, JX-963. J Clin Invest. 2007 Oct 25、PMID:17965776

         記事ごとのページ・コメント欄


2007.10.31

ONYX-015

↑BTW

アメリカのバイオ企業Onyx_Pharmaceuticals社が開発した抗腫瘍アデノウイルス。2003年1月に経済的な理由でP3が中止

E1B領域を破壊しており、ガン細胞の中でのみ増殖し、ガン細胞を破壊する。
臨床試験では30人にガン組織内投与し14%が効果あり、41%が変化無し、45%が悪化(1日1回5日連続、3週間ごとに投与)といった感じだったようだ

この薬の元になったのは中国上海のバイオ企業Shanghai_Biotechが開発した世界初の抗腫瘍ウイルス治療薬H101、同様にE1Bを欠損したウイルスでガン細胞の中でのみ増殖出来る。上海や北京に行けば治療を受けられるらしい。

E1Bを欠損したウイルスはウイルスRNAの核外への移行に問題があるが、なぜか腫瘍細胞ではこの機構がうまく働くようだ(参考)

同様なメカニズムの抗腫瘍薬として
GendicineやAdvexinがあるようだ(参考)

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2009.04.28

p53タンパクを細胞内導入することでガン細胞の増殖を止めることが出来た。

↑BTW

原文:
p53 protein transduction therapy: successful targeting and inhibition of the growth of the bladder cancer cells.
Eur Urol. 2006 Jan;49(1):161-8 PMID:16310931

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2011.12.21

ガンにならず長い寿命を実現する進化を成し遂げたネズミ「ハダカデバネズミ」

↑BTW

 ハダカデバネズミ(Heterocephalus glaberまたはnaked mole-rats)はその名の通りネズミなのに毛が無く出っ歯(Wikipediaのページ、写真あり)な地中に住むネズミである。このネズミは他のネズミとは全く異なり、人類がうらやむ進化を遂げている。

特徴その1:ガンにならない。
 このネズミは驚くべきことにガンにならない。解析の結果、普通のネズミやヒトがガン細胞の増殖を防止する仕組みを1つしか持たないのに対し、このハダカデバネズミは2つ持っていることが分かっている。


  • Hypersensitivity to contact inhibition provides a clue to cancer resistance of naked mole-rat.Proc Natl Acad Sci U S A. 2009 Nov 17;106(46):19352-7. Epub 2009 Oct 26. PMID:19858485
特徴その2:長寿命
 通常のネズミの寿命は2〜3年程度であるが、このネズミは10倍近い30年近い寿命を持つ。様々な解析の結果、ハダカデバネズミは長寿を実現するための多数の特徴を持っている事が分かっている。例えばハダカデバネズミは年老いても血管が若いままだそうだ。これはハダカデバネズミの細胞が活性酸素などの酸化ストレスに強く老化に伴ってタンパク質が劣化しないことが原因と考えられる。また、通常は老化に伴い増えてくる酸化ストレスそのものが少ないことが分かっている。これは細胞のエネルギー発生装置であるミトコンドリア(老化に伴い劣化すると活性酸素を出す)が普通のネズミやヒトのものより効率が良いためだ。

この不思議な進化を成し遂げた「ハダカデバネズミ」のメカニズムを分析して人間の健康に役立てようとする研究はあちこちで行われており、2011年の7月にはハダカデバネズミの全ゲノム配列が解読されたことが報告されました。この分析結果を元に寿命を延ばしたり病気を防いだりすることが出来る新しい方法が見つかるかもしれません。

 Keyword:活性酸素/42 ミトコンドリア/26
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2010.03.30

癌患者の2%がCT検査による発症?

↑BTW

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2010.06.18

放射線応答リガンドペプチドのクリックケミストリーによる修飾とパクリタキセル吸着性ナノゲルを使った抗腫瘍DDS製剤

↑BTW

発表したのは米Vanderbilt大学の研究者ら。Cancer Resの6月1日号に発表。

使用したのはバレロラクトン-エポキシの架橋ゲルナノ粒子。このナノ粒子の調製に関する論文は

  • Linear release nanoparticle devices for advanced targeted cancer therapies with increased efficacy
Polym. Chem., 2010, 1, 93 - 96に書いてある、粒子形成後にクリックケミストリー(thiol-ene reaction)により任意のペプチドリガンドを修飾可能。また、後からパクリタキセルなどの薬を高効率で封入することができ、初期バースト無しに直線的な除法を実現出来る。また薬を内包した後もナノ粒子の粒子サイズや粒子の特性が変化しないのが特徴。

今回はこの粒子に腫瘍細胞を放射線処理(XRT)した時に細胞表面に出現するGRP78のリガンドペプチド(GIRLRGA)を修飾(このペプチドはファージディスプレイで見出した)。修飾量は1粒子あたりペプチド37個?、粒子サイズは50nm

  • Targeted Nanoparticles That Deliver a Sustained, Specific Release of Paclitaxel to Irradiated Tumors. Cancer Res June 1, 2010 70; 4550

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2010.06.28

ミニ細胞によるsiRNAまたは抗ガン剤デリバリー

↑BTW

発表はオーストラリア、EnGeneIC Pty Ltd.のJennifer A Macdiarmidら。

細胞分裂に異常のあるサルモネラ属の細菌Salmonella entericaの変異株に由来する染色体欠損粒子を使ってsiRNAをデリバリーしている。

  • Sequential treatment of drug-resistant tumors with targeted minicells containing siRNA or a cytotoxic drug. Nature Biotechnology 27, 643 - 651 (2009)

 Keyword:siRNA/1
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2010.10.28

生活習慣の修正で直腸ガンになる確率を23%下げることができる

↑BTW

デンマークの研究者らがコペンハーゲンやオルフスに住むデンマーク人のうち、ガンと健康の研究に参加した160725人のうち50−64才の男女55487人を平均9.9年間追跡調査した。

この期間で678人が直腸ガンと診断されていた。これらの内訳を調べたところ、(1)1日少なくとも30分の運動か、運動を伴う仕事につく、(2)腹周りが女性は88cm以下、男性は102cm以下(3)喫煙、(4)過度のアルコール飲酒を控える(女性は週7杯、男性は週14杯以下)(5)健康的な食生活。の5つを守ることで、直腸ガンになる確率を23%下げることが出来ると言える。

Association of adherence to lifestyle recommendations and risk of colorectal cancer: a prospective Danish cohort study
BMJ 2010;341:c5504 doi:10.1136/bmj.c5504 (Published 26 October 2010)(リンク)

 Keyword:飲酒/5
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2010.10.26

中年以降に放射線を浴びて癌になる確率は、これまで考えられていたより高い

↑BTW

これまで動物モデルを用いた研究では癌になるリスクは中年以降に浴びた場合よりも若年で浴びた場合の方が大きいと報告されてきた。しかし、日本の原爆患者の研究ではこれらの差は見られず、動物モデルとの違いは不明であった。

 今回、Columbia Univertsity in New YorkのDabvid J. Brennerらは日本の原爆患者らを調査して被爆した年齢と癌になるリスクを再検討した。放射線により癌になる原因は2つ考えられる。

  • (1)放射線により遺伝子が損傷を受けること(initiation)
  • (2)癌の発達、拡散を促進すること(promotion)
1つめの要因は細胞分裂が盛んな若年層で高いため、従来は若い時に放射線を浴びた時のリスクは中年以降に浴びた人より高いと考えられてきた。しかし中年以降の人の体内にはすでに前癌状態の細胞が多数あるため、2番目の要因を受けやすいため若年と同様のリスクがあることが分かったそうだ。
 最近の研究で癌患者の2%がCT検診が原因で癌になった(nikkei)というショッキングな報告がなされている。CTはX線を使い体内の様子を立体的に可視化出来るがこの測定により単純なX線撮影の1000倍の被爆が生じる。(胸部単純X線検査(前後方向)が0.01mSv、腹部CT検査は10mSv)。今回の研究結果をふまえ、中年以降で受けるCT検診などで癌になるリスクにも注意を払う必要があると言える。

  • 原文(Cancer Risks After Radiation Exposure in Middle Age,JNCI J Natl Cancer Inst (2010) doi: 10.1093/jnci/djq346)
  • EurekAlert(Risk of cancer due to radiation exposure in middle age may be higher than previously estimated)

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2009.04.02

久留米大学の国内初の「がんワクチン外来」、申し込み殺到で受付1時間で受け付け終了

↑BTW

受付可能な人数60人に対し1時間で1600人の応募があったとか、受付再開は半年後の予定。
ガン患者さんには良くない状況だな

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2008.07.03

白血球を使用した癌治療が臨床試験段階に

↑BTW

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