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アスピリン




----------このキーワードを使っている記事----------
2020.12.18:2020年12月版:今飲んでいる老化抑制サプリ7つの種類と量と費用、今後追加したい薬3つ
2016.03.07:学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ
2015.05.19:バファリン(アスピリン)を飲むと癌が予防出来る理由
2014.09.10:予防的に少量のアスピリン(バファリン)を毎日飲むことによるガン予防効果は副作用を上回る効果がある
2012.09.26:バファリン4分の1錠を毎日飲むとガンで死ぬリスクが低下する

2020.12.18

2020年12月版:今飲んでいる老化抑制サプリ7つの種類と量と費用、今後追加したい薬3つ
2020年12月版:今飲んでいる老化抑制サプリ7つの種類と量と費用、今後追加したい薬3つ

↑BTW

内容はコスパの考慮してどんどん改良してますが、今現在飲んでいるサプリメントの組みあわせを紹介します。

●今飲んでいるサプリの種類と量とコスト
(1)ケルセチン500mg
飲んでいるのはこれ。1回あたり38円



根拠
この量で骨格筋、脂肪組織内の老化細胞除去が可能と報告されている量には達しているかと。むしろ飲み過ぎか?「老化細胞の除去」という不可逆的な作用なので、休薬期間をもうけて90日飲んで、90日休む。という形にしても良いかもしれません。

(2)NMN 125mg
飲んでいるのはこれ

1日あたり64円。(※2023年11月価格修正)

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Category:#サプリメント




2016.03.07

学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ
学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ

↑BTW

 老化とは何でしょうか?最新科学では「老化」が人体が古くなったという単純な現象ではないことを明らかにしています。ある特定の仕組みによって老化が進行しているようなのです。実は、すでに発売済みの薬や開発中の薬の中にはその老化を促進する仕組みをブロックし、結果として老化を抑制する副作用が報告されているものが数多くあります。そういった報告の多くは今のところ動物実験でのみ検証されており、大勢の人間が参加した大規模な「臨床試験」によって人間での効果が証明された薬は未だありません(もし、あったら既に皆飛びつきますよね?)。

今回、Nature Medicineという医学界で最も有名な学術雑誌がそのような薬のまとめ記事を掲載しています。

以下が記事中で取り上げられていた薬を表にしたものです。

薬の名前ターゲット(薬が作用する体内の分子)現在、何の用途に使われている薬か知られているリスク
ラパマイシン(Rapamycin)mTORC1mTORC2抗ガン剤、メタボ薬、心臓病薬免疫抑制、インスリン抵抗性、白内障
メトホルミン(Metformin)ミトコンドリアのAMPKmTOR糖尿病薬不明
レスベラトロール(Resveratrol)SIRT(サーチュイン)やAMPK肥満予防不明
Anti-CGRPCGRPやCGRPレセプター偏頭痛、メタボ薬、抗炎症薬痛覚の鈍化、低体温
食事中のメチオニンを制限メタボ対策脂肪肝、体重減少、鬱
Lilly社のLY2405319、Amgen社のペプチド薬IISFGF-21klothoPAPP-Aを減らすメタボ対策骨密度減少、高血糖、インスリン抵抗性

ラパマイシンメトホルミンレスベラトロールFGF-21に関してはこのサイトでも以前に紹介しています。下記は以前紹介した記事へのリンクです。

 大きなキーワードとしては「炎症」「代謝」でしょうか。

 人体は加齢に伴い「弱い炎症」が持続的に発生するようになり、この炎症が老化を促進する要因になっていると考えられています。たとえば鎮痛剤であるアスピリン(バファリン)や、nordihydroguaiaretic acid (NDGA; also called masoprocol)を投与することで平均寿命が8〜12%延びることが動物実験で報告されています。

 さらに、炎症により作られ、結果、加齢とともに血中に増えていくCGRP(Ccalcitonin gene-related peptide)という物質を減らすだけで寿命延長効果があることが報告されています。具体的には、この物質を持たないように遺伝子改変された動物は長寿になります。他にも、CGRPの受容体をブロックする低分子薬や抗体を投与し不老長寿的な効果を示させる研究が報告されています。

 また「カロリー制限」を行うことで多くの動物で寿命が延長することが報告されています。当初は、カロリー制限により無駄なエネルギー消費が低下しDNAを損傷する活性酸素の発生が抑えられる効果が寿命延長につながると考えられていましたが、近年これだけではなく、どうやら「低カロリー」時に細胞内で発生するシグナル自体に寿命延長効果があることが分かってきました。そして、代謝に作用する薬のいくつかが寿命に影響することが報告されています。たとえば代謝に深く関わる「インスリン」や「IGF-1」に関わる薬です。

 IGF-1が生まれつき少ない遺伝子改変動物は長寿命であることが報告されていますし、IGF-1を分解する働きのあるkotho遺伝子を増やした動物も寿命が延長します。またFGF-21やリリー社が開発中のLY2405319はIGF-1を阻害し寿命延長効果があるかもしれません。

 もっと簡単なメカニズムとしては食事中のメチオニンを減らすことで寿命が延長することが、酵母、線虫、ハエ、ネズミで報告されています。人間においても食事中のメニオニンを減らす作戦の他に、メチオニンが人体に吸収されにくくなる働きの薬が開発出来れば、寿命延長効果が期待出来ます。


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Category:#アンチエイジング・老化抑制技術




2015.05.19

バファリン(アスピリン)を飲むと癌が予防出来る理由
バファリン([[アスピリン]])を飲むと癌が予防出来る理由

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アスピリンを飲み続けている人は癌になりにくい事が知られています。

今回、その原因について研究者らが調べたところ、大腸細胞に発現しているEGFRの量は正常な状態に保つことが原因の一つだとの新知見が得られたそうです。EGFRは細胞を増殖させるトリガーになる細胞表面のタンパク質で、多くの癌細胞で大量に発現しています。

 今回の結果はアスピリンの作用であるCOX-2阻害がEGFRの量の制御につながっていることを示しており、この新知見を用いて新しい薬が開発出来る可能性があるそうです。


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Category:ガン・腫瘍




2014.09.10

予防的に少量のアスピリン(バファリン)を毎日飲むことによるガン予防効果は副作用を上回る効果がある
予防的に少量の[[アスピリン]](バファリン)を毎日飲むことによるガン予防効果は副作用を上回る効果がある

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 アスピリン(アセチルサリチル酸、バファリンAの主成分)にはガンを予防したり、様々な病気の発症を抑える効果が知られています(以前紹介しました)。しかし副作用もあるため、これらの病気を予防することを目的に飲み続けるのが良いことなのかどうかは意見が分かれるところでした。

 今回、研究者らはアスピリンの服用と各種病気の発症を調べた多数の報告を調べタイトルのような結論に至ったと報告しています。

 まとめるとアスピリンを服用することで得られる各種病気の予防効果は最低5年間1日当たり75mg以上のアスピリンを服用することによって得られます。3年などの短期間では予防効果は見られず、副作用(消化管からの出血の可能性の上昇)による悪影響の方が大きい結果でした。

 若いうちから飲み続けると確実かもしれませんが、副作用があることを考えると老化に伴い様々な死亡リスクの上昇する50-65歳から10年飲み続けることが良いと研究者らは言っています。この場合、ガン・心筋梗塞・脳卒中の発生確率を15年間にわたって女性で7%、男性で9%低減し、20年間を通した数字としては全体として死亡確率を4%減らすことが出来る計算になるそうです。

 報告では1日に飲むアスピリンの量を増やしても予防効果は増えず副作用が増えるだけで1日あたり75-100mgで十分だと報告されています。日本でよく知られるバファリンAには1錠あたり330mgのアスピリンが含まれていますので1日1錠でも多すぎます。1錠を4つに割って飲むぐらいでちょうど良い感じです。バファリンAは1錠あたり25円ほどですのでお金のかかる行為ではありません。また、より安い薬もあり500mg含む錠剤が1錠あたり20円程度で買えるようです。↓


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Category:#サプリメント




2012.09.26

バファリン4分の1錠を毎日飲むとガンで死ぬリスクが低下する
バファリン4分の1錠を毎日飲むとガンで死ぬリスクが低下する

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 アスピリン(日本ではバファリンという名前で売られている)「アセチルサリチル酸」という名前の薬物が含まれ、この成分の熱を下げ痛みを和らげる効果により解熱鎮痛剤として通常は使用されています。近年、この成分にガンで死ぬ確率を低下させる効果があることが報告されました。2011年にイギリスの研究グループが人間への効果に関する大規模な研究結果を行い、「人間においても死のリスクを低下させる」と報告したのに続き、今年新たにアメリカの研究グループが結果を報告し、イギリスのグループの報告よりも少し効果は低いものの確かにアスピリンにそのような効果があると結論づけています。

★イギリスのグループの研究
 イギリス・オックスフォード大学の研究者らによる研究です。この研究ではガン患者にアスピリンを飲んでもらった8つの研究データをまとめ、合計25570人の生存率を分析しています。

 調査した患者のうち674人がガンで亡くなっていましたが、アスピリンを飲んだかどうかで分類して比較すると4年以上にわたりアスピリンを毎日飲んだ人では飲んでいない人に比べガンで死ぬリスクが低下していることが分かりました。その効果は、ガン全体で34%減少胃ガン大腸ガンなどの消化器ガンに限定した場合はより効果が高くリスクが54%減少していました。

★アメリカのグループの研究
 アメリカの研究者は、ガンになっていない100139名の男女を調べた研究を行っています。追跡調査を行った1997年〜2008年の間に5138人がガンで亡くなっていましたが、アスピリンを飲んだ人は飲んでいない人に比べ死ぬリスクが16%低下しているという結果になりました。

★必要なアスピリンの量。毎日飲んだ場合の悪影響
 イギリスの研究結果によると、ガンに効く作用を発揮させるために必要なアスピリンの量は多くないようです。研究では1日に75mg程度のアスピリンを飲めば効果が得られ、それ以上のアスピリンを飲んでも効果が高まる事は無いようです。日本で販売されているバファリンは錠剤1つが330mgですから、毎日バファリン4分の1錠を飲めばよいと言えます。(※海外のアスピリンは1錠に含まれる量が少ない)

 この結果を見て自分も毎日バファリン飲んでみようなんて思っている人もいるかもしれませんが、アスピリンには脳出血などの起こしやすくなる副作用があることを忘れてはいけません。この副作用のためにこれまでアスピリンを飲む続けるのは避けるように言われていたのですが、今回のガン抑制効果の報告を受けてアスピリンの長期間服用が見直されるかもしれません。ただし。今のところは、メリットとデメリットどちらが大きいのか明確ではありません。ご注意ください。試すなら自己責任でお願いします。

★(参考)アスピリンが効くメカニズム
 人間だけでなく、いくつかの動物実験においてもアスピリンのガンの発生・成長抑制効果が確認され、メカニズムに関する研究も行われています。その研究によるとアスピリンのCOXを阻害し、プロスタグランジンなどの炎症性メディエーターを抑制するというアスピリンの持つ「炎症を抑える」という作用そのものがガンで死ぬリスクを低下させる作用があるようです。

  • COX-2: a target for prevention and treatment of esophageal cancer.J Surg Res. 2004 Mar;117(1):114-20. PMID:15013721
  • Nonsteroidal anti-inflammatory drugs as anticancer agents: mechanistic, pharmacologic, and clinical issues.J Natl Cancer Inst. 2002 Feb 20;94(4):252-66. PMID:11854387
  • Aspirin, salicylates, and cancer.. Lancet, 373 (2009), pp. 1301–1309. PMID:19328542

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Category:ガン・腫瘍