玉ねぎスゲー。老化細胞除去薬(DasatinibとQuercetin)で処理した臓器は移植成功率が向上。原因は老化細胞の出す遊離ミトコンドリアDNA量の低下
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2020.09.15

玉ねぎスゲー。老化細胞除去薬(DasatinibとQuercetin)で処理した臓器は移植成功率が向上。原因は老化細胞の出す遊離ミトコンドリアDNA量の低下


 老化した臓器は臓器移植の需要と供給のアンバランスを解決する秘められた可能性があるが、老化した臓器は損傷や免疫原性の増加といった特徴があり移植時の成果はかんばしくない。

 今回、研究者らは老化した臓器の移植がうまくいかない理由が無細胞ミトコンドリアDNA(cf-mt-DNA)が老化細胞から放出されており、これが蓄積し免疫原性を起こしていることであることを示している。老化したマウスの血液中にはcf-mt-DNAが増加しており、また虚血再灌流により損傷を与えても末梢血中のcf-mt-DNAが増加する。これにともない血液中の樹状細胞(免疫細胞)は活性化状態となり炎症反応を引き起こす。同様の現象が実際の移植でも見られるそうで老化したドナーからの移植では血液中のcf-mt-DNAの量が増加するそうだ。

 実験では老化したマウスをセノリティクス(老化細胞除去薬/Senolytics)で処理し老化細胞を取り除いている、老化細胞の除去に伴い血中のcf-mt-DNA量が低下し老化特異的な免疫反応が低下する。そして実験的な心臓移植の成績が若いドナーを使った時と同程度に良くなることを実証している。

 この研究においては老化細胞除去薬としてはダサチニブ(Dasatinib) (5mg/kg)とケルセチン(Quercetin) (50mg/kg)を飲ませている。Dasatinibはチロシンキナーゼ阻害系の抗がん剤として承認された薬のようだ。Quercetinは。。。。なんと玉ねぎ成分らしい。サプリとして売られている。玉ねぎ凄いな!

それぞれ老化細胞除去作用が知られているようですが、今回の研究結果を見ると両方を同時に飲んだ時に非常に高い除去効果が見られるようです。

Dasatinib(ダサチニブ)は医薬品の個人輸入で手に入りますが抗がん剤として飲んだ場合の様々な副作用も知られており、ちょっと若返り目的に飲むには危ないですね。とりあえず玉ねぎ(ケルセチン)食べよう。

遊離ミトコンドリアDNA(cf-mt-DNA)が老化に伴う炎症に関わっているという話も初めて聞きました。調べてみます。

Category:#Senolytics #老化細胞除去薬




コメント

いいっすね!=85
001 [09.15 12:45]:茶色い皮の部分に含まれてるんでしたか?乾燥されたお茶とかありましたね (16)
002 [09.15 17:25]通り過ぎ人@Vm:ケルセチンだと玉ねぎの血液サラサラ成分?玉ねぎのインスタント味噌汁にケルセチンとか書かれていたような?違ったらスマン。 (15)
003 [09.15 19:29]通りすがり:急げー!玉ねぎが日本中から消えるー!え?消えない? (9)
004 [09.15 20:00]@Enb:記事最後に表示されてる広告が、発酵たまねぎ皮茶「さらっとたま茶」w (6)
005 [09.15 21:05]封神龍(酒)@Plala:玉ねぎの健康成分にこだわっている北海道バイオインダストリーとか注目していいっすかね? (5)
006 [09.15 22:36]@NetHine:玉ねぎ茶作って飲まないと! (4)
007 [09.15 23:24]ななしさそ★54:農研機構でちょっと前にケセルチン増強玉ねぎ発表していましたな。みんな一生懸命玉ねぎを炒めて美味しく食べようw (5)
008 [09.16 23:41]ケルケセ:ケセルチンって新発見? あ、ケルセチンですね。 (5)
009 [09.16 23:41]ケルケセ:ケセルチンって新発見? あ、ケルセチンですね。 (4)

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