現在までに分かっている2種類の「間欠断食ダイエット」が我々の健康に与えるメリットとデメリット
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2024.07.13

現在までに分かっている2種類の「間欠断食ダイエット」が我々の健康に与えるメリットとデメリット

間欠絶食ダイエット(Intermittent Fasting:IF)は現在、人気のある健康増進&ダイエット方法の一つです。IFには大きく分けて2つの方法があり

があります。
1日おきの断食の場合は、完全に断食する場合と1食だけ(500ー600キロカロリー)食べるパターンなどがあり、少しだけ食べれる日が多い「5:2ダイエット」と言われる方法では1週間のうち2日間の絶食を行う方法もあります。

1日のうちで食べれる時間を減らす「Time-restricted eating」ではカロリーを摂取する時間を5ー10時間の範囲で減らします。名前のついている「16:8ダイエット」と言われる方法では1日に食事を出来る時間を8時間に限定し、残りの16時間は絶食します。

2種類のダイエットでの効果は似ており、研究によって異なりますが、脂肪の減少や体重の減少に加えて、血液中の健康に関わる指標の改善、血圧の低下が報告されており、Time-restricted eatingでは睡眠周期が安定し、記憶力と認知能力が上昇すると報告している研究もあります。また病気の改善という点では糖尿病症状の改善や、癌に対する免疫の向上などの報告もあります。

次にデメリットに関してです。

ある研究では性ホルモンの減少が報告されています。エストロゲンテストステロンの減少が報告されており、これは女性では生理周期の不安定化と生殖能力の低下、男性では性欲の減退を起こし得ることを意味しますが、別の試験ではこれらのホルモン濃度の平均値は変わってないとする研究もあります。

全体と通して、筋肉が減少する根拠はなく体重減少は脂肪と筋肉両方が減っていきます。絶食によりリバウンド的にジャンクフードに走る傾向が想像されるが、研究ではこれらの傾向は確認されておらず、血糖値や飽和脂肪酸濃度への影響、カフェイン摂取量や食習慣に関する影響も確認されていません。また病気を増やす証拠は報告されていません。

摂食障害を増やす証拠は報告されていませんが、臨床研究ではいつも除外される若い世代や摂食障害経験のある人では研究されていない点は注意が必要です。

まとめますと基本的に間欠断食ダイエットの悪影響は大きくなく、安全性は単純なカロリー制限ダイエットや地中海ダイエット、低GIダイエットと同程度であると結論されています。

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 Keyword:カフェイン/13 テストステロン/11 睡眠/209 糖尿病/164 筋肉/197 脂肪/298




コメント

いいっすね!=47
001 [07/14 03:57]ごみ王:食事と食事の間が長いと、胆石症になりやすいとかで、所さんが入院してましたね。https://yonta64.hatenablog.com/entry/tai.... (9)
002 [07/14 15:25]自分は:月に連続5日間だけ800kcal/d程度にするダイエットをかれこれ5,6年続けている。ダイエット直前の体重66?68kgが5日間で64?65kgにリセットされるというのが安定していて、もうずっとこれで良いなと思っている。 (16)
003 [07/15 09:10]ふぇちゅいん(夏休み待ち) TW★93:>>002俺の長年のダイエット経験から計算すると、5日間で摂取カロリー1500kcal x 5=7500kcal減らして0.7kgダイエット出来る量なので、だいたい計算あっている。俺も目標体重に達したらそんな感じで維持したい。 (11)

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