→感染による腫瘍形成(17)
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2006.10.07海藻からガンの放射線治療の効果を増強する成分を発見(nikkei) /6
2006.10.03体内のガン細胞だけを光らせる技術 /14
2006.09.18遺伝子操作の免疫療法でがん消滅
2006.09.06膵がん、血液で早期診断へ 1滴で精度90%以上 /1
2004.02.10ガンの3.2%は診断時のX線が原因?
2004.01.14ガン細胞は創傷治癒の時と同じ状態にある /2
2003.10.265T4という分子がガンの転移に関わっているらしい
2003.10.24適切な体重と適度の運動で乳ガンの進行が遅くなる
2003.09.29日焼け止めは皮膚に活性酸素を発生させるUVAを十分に防がず、皮膚の老化とメラノーマを増やしているかもしれない /4
2003.07.14皮膚ガンとJNK
2003.06.12ポテトチップスのアクリルアミドでガンにはならない
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2006.10.07
海藻からガンの放射線治療の効果を増強する成分を発見(nikkei)
抗がん剤も放射線療法もガン細胞に効果はありますが強い副作用が問題です。しかし以下の放射線療法を増強する物質を使用することで副作用の無い治療が可能になるようです。
東京理科大学理工学部応用生物科学科の坂口謙吾らのグループはウニやスギノリに含まれるSQAG(SQMG)と呼ばれる糖脂質に放射線治療の効果を増強する効果があることを発見した。
SQAGはそれ自身でも高い濃度では血管新生に作用するが、放射線照射と組み合わせた時、少量で血管内皮細胞のみに作用し、血管新生を抑制し、結果としてガンの増殖を抑える効果があった。
SQAGはもともとDNAポリメラーゼ阻害剤として知られており、また、血管内皮細胞に特異的に発現しているTie-1、Tie-2などと結合することがわかっている。研究者らはこれらの作用が同時に起こることで、それぞれの作用は弱いが、結果として血管内皮細胞のみに強い効果を与え、副作用の少ない抗ガン効果が得られているのではないかと推測している。この研究に関しては、札幌医科大学や東京医科歯科大学と共同で臨床応用を目指す。製品化は東洋水産が検討中かな
2006.10.03
↑BTW
「ガン細胞だけに何かをする」ということが出来る方法が開発されました。ガン細胞だけを光らせて手術によりガン細胞を残さず取り除くことに利用したり、がん細胞のみを自殺に追い込むことが出来る可能性があります。
岡山大学の藤原俊義らの研究。CTや、MRIでがん細胞を特異的に検出する手段は今のところない。今回、研究者らはがん細胞の中でのみ増殖し、蛍光タンパクを持つウイルスを作成したところ、原発巣だけでなく、そこからリンパ節に転移した小さながん細胞の塊も体内で可視化することに成功した。この技術を用いれば手術によりガンを取り除く際に、転移した病巣も含めて正確に取り除くことが出来る。
また、蛍光を持つたんぱく質の代わりに、細胞を殺す機能を持ったたんぱく質を発現されればがん細胞のみを殺すことが出来ると考えられ、この方法を用いた治療方法の臨床試験が近々始められるそうだ。
研究者らが用いたのは、体内では生殖細胞の他にはがん細胞のみで発現しているテロメラーゼという酵素のプロモーター。このウイルスは増殖する時に必要なE1遺伝子がこのプロモーターに連結されており、テロメラーゼが発現している細胞(すなわちがん細胞)でのみ増殖する。
Keyword:テロメラーゼ/22
2006.09.18
↑BTW
2006.09.06
↑BTW
国立がんセンター研究所化学療法部(東京都)の山田哲司部長と本田一文室長のグループが、患者から採った1滴の血液で、膵(すい)がんの有無を診断する方法を開発した。
山田部長らは膵がん患者と健康な人の計142人の血液から、患者に特異的に増減するたんぱく質を分析。4種類のたんぱく質を調べる方法で、膵がんがあるかないかが判断できることを突き止めた。
この方法で別の患者78人のデータを解析したところ、91%の正しさで診断できた。
直接このことに関する論文は見つからなかったが、これ↓が近いかな
血漿中に含まれるアルブミン、グロブリン等のタンパクを抗体カラムで除去、2Dディファレンシャルディスプレイで解析しているようです。
2004.02.10
発表先はランセット
下記も同様の事を警告する論文
2004.01.14
スタンフォード大学のHoward Changらの研究によるとガン細胞は創傷治癒と似た状態にあり、創傷治癒で働く遺伝子を調べるとどのガン細胞が広がりやすいか見分けることが出来る可能性があるそうだ
ガン細胞が発現する遺伝子は多数知られており、膨大なリストが発表され議論されているが、あまりに多数の現象が起きているため、こういった手法での研究はなかなか成果を上げることが出来ていない。今回、研究者らは傷が治る過程(創傷治癒)とガン細胞の拡大は、どちらも血管系の形成など同じイベントが必用である点に目をつけ、創傷治癒で働く遺伝子を調べ、ガンの悪性度との関係を調べていくことで、悪性度の高いガン細胞を見分け、また治療することが可能となるかもしれない。
このような手法では乳ガン細胞で特異的に発現されるHER2受容体がよく知られており、近年これをターゲットとした抗体医薬Herceptinが発売されている。
発表先は Jan. 19 edition of Public Library of Science Biology
学術雑誌じゃないかも(^^;
2003.10.26
幹細胞の段階では5T4は発現していないが、形質転換して転移するようになると5T4を発現するようになるとか
2003.10.24
BRCA1、BRCA2という遺伝子を持つ人は40歳で20%、60歳で55%、80歳で82%が乳ガンになるそうですが、これらの人の中でも適正な体重と適度の運動をしている人は乳ガンになる時期が遅くなるそうです。
女性全体での乳ガンを発症する可能性は10%だそうです。
2003.09.29
日焼け止めは皮膚に活性酸素を発生させるUVAを十分に防がず、皮膚の老化とメラノーマを増やしているかもしれない
↑BTW
イギリスの研究者らが報告したところによると、日焼けを防止して肌を守ると思われていた日焼け止めが十分な機能を果たしておらず皮膚の老化とメラノーマの増加を抑制していないかもしれないと報告している。
研究者らは市販の3つのSPF20+の日焼け止めを調べたところ、それぞれの日焼け止めは推奨される使用量(1cm四方あたり2mg)の時、UVAを55%しか防がなかった。また少し少な目に塗った場合(0.5mg?1.5mg塗った場合)は45%しか防がなかった。
紫外線にはUVAとUVBがあり、日焼けに影響するのはUVBである。しかし老化やメラノーマに影響するのはUVAなのである。すなわち、日焼けに関してはSPF20以上の効果を持つ日焼け止めであっても老化やメラノーマを引き起こす紫外線はSPF2程度しか防いでいないことになる。
2003.07.14
皮膚細胞の中のJNKって酵素が皮膚ガンに関わっているらしい
皮膚細胞はちょっと紫外線にあたっただけで一時的にJNKを作り出すが、あまりに強い紫外線に当たると
ずっとJNKを作り出すようになり、これが皮膚ガンの原因になると考えられている。
研究者らはJNK2を持っていないマウスと通常のマウスに紫外線を当てて実験をしたところ
JNK2を持っていないマウスは皮膚ガンになりにくいことを確認した。
これらの仕組みを用いて皮膚ガン治療法が出来るかもしれない
皮膚ガンが怖くて沖縄にいけるかー
かー
2003.06.12
1991年?2000年に集めたデータを調べた所、揚げたジャガイモを食べた量とガンの発生の間には関係が認められなかったそうです。
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Cation!!注意:このページには動物実験などで得られた研究段階の情報が含まれています。これらはなんら、人間に適用した時の効果を保証するものではなく、これらの情報を元にとった行動によりいかなる不利益を被っても管理人は一切責任を負いません。このページの話はあくまで「情報」としてとらえてください。