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----------このキーワードを使っている記事----------
2021.01.22:新しい老化細胞除去薬(Senolytics)候補「GLS(グルタミナーゼ)1阻害剤」
2020.12.07:うっかり120歳まで生きる事になっても金銭的に困らないように株価がこれから数百倍になりそうな老化治療薬を開発している米国企業の株を購入
2020.11.11:米ユニティーバイオテクノロジーが同社2種類目となる老化細胞除去薬UBX1325の臨床試験スタートを発表
2020.10.13:現在知られている9種類の老化細胞除去薬(Senolytics)
2020.08.19:米ユニティー・バイオテクノロジー(UNITY Biotechnology)社の老化細胞除去薬UBX0101が変形関節症治療の臨床試験で薬効を示せず、株価が半分以下に
2020.03.06:皮膚を若く保つのに必要な特殊なコラーゲン「COL17A1」のメカニズム解明と、このコラーゲンの量の低下を防ぐ2種類の物質(Y27632やアポシニン)の発見
2018.04.10:p53の下流「PUMA」をブロックすることで、癌細胞を利することなく、抗がん剤投与による腸管細胞で生じる副作用を防止出来る
2016.11.01:Amazon CEOらが投資したアンチイジングのスタートアップ企業「Unity Biotechnology」の中身
2011.07.15:ワインに含まれる老化抑制物質「レスベラトロール(Resveratrol)」これまでの研究まとめ(1)
2008.11.17:癌耐性遺伝子+テロメア延長酵素のダブル遺伝子導入改変マウスで全身の老化症状が遅延して、寿命が延長する
2007.08.20:糖尿病治療薬「メトホルミン(metformin)」がガン細胞を死滅させることが出来る
2007.07.24:p53を活性化させたマウスはガンになりにくくなり、老化が遅延する。
2003.01.25:幹細胞とガン細胞は同じ仕組みかもしれない(AP)
2002.01.03:ガンを抑制しすぎると寿命が短くなる

2021.01.22

新しい老化細胞除去薬(Senolytics)候補「GLS(グルタミナーゼ)1阻害剤」
新しい老化細胞除去薬(Senolytics)候補「GLS(グルタミナーゼ)1阻害剤」

↑BTW

東大医科研がScienceで発表。研究のキーポイントとして新しい老化細胞のみの純粋培養法を確立したそうです。方法はp53をG2期で発現させるというもの。この高純度の老化細胞を使ってスクリーニングを行い「老化の維持」に必要な遺伝子を探索したところグルタミンの代謝に関わるGLS1が見つかったそうです。
老化細胞は様々な種類があり多様性を持つにも関わらずいずれのタイプでもGLS1の1つであるKGA1の発現が増加していたとのこと。GLS1を老化細胞で阻害すると細胞内のpHが低下し老化細胞は死にいたるとのこと。このメカニズムはリソソームの膜が損傷されることによるようです。

この論文のマウス実験で用いられたGLS1阻害剤はBPTES [bis-2-(5-phenylacetamido-1,3,4-thiadiazol-2-yl)ethyl sulfide]。GLS1阻害剤は癌治療薬として研究開発が既に進んでいるそうです。

人間に投与実績のあるグルタミナーゼ阻害剤としては
CB-639(Telaglenastat/テラグレナスタット)。開発しているのは南SF拠点のCalithera Biosciences。
お、株買えるけど今年の1月4日に臨床試験のPrimary Endpoint未達を発表して株価激減してる(汗)

パイプライン豊富だな支援買いしておくか。
他の阻害剤としてはC968が紹介されているけどこれは中国のアカデミア発の化合物のようです。

Category:老化細胞除去

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2020.12.07

うっかり120歳まで生きる事になっても金銭的に困らないように株価がこれから数百倍になりそうな老化治療薬を開発している米国企業の株を購入
うっかり120歳まで生きる事になっても金銭的に困らないように株価がこれから数百倍になりそうな老化治療薬を開発している米国企業の株を購入

↑BTW


イーサが半年で4倍になって儲かったのでそれを一部スイッチ。イーサは次のオモチャとしてこれからさらに爆上げする可能性もありそうだけれども。。。昨今の老化研究の進展を見ると、うっかり特異点を超えて最大寿命・健康寿命が飛躍的に伸びだす可能性はかかなり高いと予想しています。アップルの株価が2000年から分割分合わせると数100倍になっているそうですが老化治療薬が実現した日には同じようなことが起ると思うんですよね。とりあえず合計で80万円ほど購入しました。

博打な銘柄と無難な銘柄を混ぜて。どの株も今の米国株バブルにまったく乗ってない感じだし。同じ銘柄で2項目あるのはNISA口座と特定口座。配当も当分出そうにない長期保有予定株にNISA口座を使うべきじゃないのかな?

下記は銘柄の説明
★Unity Biotechnology
→以前から何度も紹介しているスタートアップ企業。老化抑制関連の臨床開発品を1つ持っていて(p53/MDM2阻害剤のUBX0101(開発失敗?))、臨床入り間違いなさそうなのが2つ控えている。Bcl-xL阻害剤のUBX1325や、複数メカニズムのUBX1967。

★ファイザー
→PI3K/mTOR阻害剤であるGedatolisib (PF-05212384)を開発している。メカニズムはアンチエイジング直球だけれども大企業なので賢く癌治療用とで開発中。老化治療にどれぐらい本気か分からないけど配当が年間3%ほど出ているし。


★タケダ(米国株)
→傘下のTakeda Oncologyが老化研究を頑張っていた元「Millennium Pharmaceuticals Ltd」。TORC1/TORC2阻害剤(SAPANISERTIB/MLN0128)が癌(NSCL)用途でPhase-II。メカニズムはアンチエイジング直球だけれども大企業なので賢く癌治療用とで開発中。老化治療にどれぐらい本気か分からないけど配当が年間3%ほど出ているし。

もう3倍ぐらいぶち込みたいところだけど俺もチキンだなぁ。。。

株価200倍になって20年後に2億円受け取る予定(笑)

Category:アンチエイジングを目指す企業

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2020.11.11

米ユニティーバイオテクノロジーが同社2種類目となる老化細胞除去薬UBX1325の臨床試験スタートを発表
米ユニティーバイオテクノロジーが同社2種類目となる老化細胞除去薬UBX1325の臨床試験スタートを発表

↑BTW

10株ほど買い増した!同社は8月に最初の老化細胞除去薬UBX0101(作用メカニズムはp53/MDM2結合阻害剤)のPhase2試験で期待する効果が確認出来なかったと発表していました。
しかしその1か月前の7月にUBX1325という同社2種類目の老化細胞除去薬(Senolytic)の米国臨床試験申請(IND)提出していたそうです。この薬はBcl-xL阻害剤。老化細胞の中で働いている自殺抑制タンパク質を邪魔します。すなわち老化した細胞にはさっさと自殺してもらうことが出来ます。

臨床試験では10月に最初の患者への投与が始まったそうです。最初の結果は2021年のQ1(1〜6月)に得られるそうです。

この臨床試験の投与対象患者は目の加齢性疾患。来年前半にも薬効を確認する実験を確認するとのこと。

Category:老化細胞除去

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2020.10.13

現在知られている9種類の老化細胞除去薬(Senolytics)
現在知られている9種類の老化細胞除去薬(Senolytics)

↑BTW

Wikipediaに老化細胞除去薬(Senolytics)のエントリーがありました。

だんだん全体像が見えてきました。通常細胞は役に立たなくなるとアポトーシス(自殺)するメカニズムがありますが、そのメカニズムにストップがかかり自殺せずに生きながらえているのが老化細胞であり、それを解除するのが老化細胞除去薬のメカニズムのようです。癌細胞も同様にDNA変異が起きて生じるはずのアポトーシスを回避している細胞なこともあり抗がん剤が多く登場しているのが面白いです。
(1)FOXO4関連ペプチド。未承認、ペプチド、注射投与必要
(3)USP7(ユビキチン特異的タンパク分解酵素7)阻害剤、未承認薬物
(4)ダサチニブ(srcチロシンキナーゼ阻害剤)抗がん剤とケルセチン(bck-2ファミリー阻害剤)玉ねぎ成分
(5)フィセチン(bcl-2阻害剤)イチゴ成分
(6)ナビトクラックス(navitoclax)(Bcl-2阻害剤)抗がん剤
(7)Piperlongumine(ROS阻害剤)ロングペッパー成分
(8)アジスロマイシン(Azithromycin)とロキシスロマイシン(Roxithromycin)マクロライド系抗生物質
(9)SSK1 (senescence-specific killing compound 1)(老化細胞で活性でのみ活性化する抗がん剤ゲムシタビンプロドラック)未承認薬物
健康な身で抗がん剤や抗生物質を飲むのは少しためらわれるのですがロングペッパー成分の(7)が気になります。

Category:老化細胞除去

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2020.08.19

米ユニティー・バイオテクノロジー(UNITY Biotechnology)社の老化細胞除去薬UBX0101が変形関節症治療の臨床試験で薬効を示せず、株価が半分以下に
米ユニティー・バイオテクノロジー(UNITY Biotechnology)社の老化細胞除去薬UBX0101が変形関節症治療の臨床試験で薬効を示せず、株価が半分以下に

↑BTW

UBX0101MDM2/p53の結合阻害剤です。p53は細胞に自殺(アポトーシス)を指令するタンパク質、MDM2はp53の働きを抑制するタンパク質です。よってUBX0101は細胞の自殺(アポトーシス)を促進する作用があり、この働きにより老化して機能不全に陥っているにも関わらず生き続け関節に悪影響を与える「老化細胞」を自殺させる働きが期待されています。
UNITY社の開発パイプラインを見ると糖尿病性眼科疾患治療薬のUBX1325/UBX1967が治験申請まで進んでいるようです。期待しましょう。おの薬はBcl-xl阻害剤、Bcl-xlもアポトーシスを抑制する作用を持つタンパクです。

これらの薬は動物実験ではどんな結果が出ているのでしょう?ちょっと調べてみようと思います。


向こうの株価は極端だねぇ。泣きそうになりながら3株買い注文入れておきました笑

Category:アンチエイジングを目指す企業

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2020.03.06

皮膚を若く保つのに必要な特殊なコラーゲン「COL17A1」のメカニズム解明と、このコラーゲンの量の低下を防ぐ2種類の物質(Y27632やアポシニン)の発見
皮膚を若く保つのに必要な特殊なコラーゲン「COL17A1」のメカニズム解明と、このコラーゲンの量の低下を防ぐ2種類の物質(Y27632やアポシニン)の発見

↑BTW

皮膚の底にある「幹細胞」は新陳代謝を繰り返し、皮膚を新しく保つことで「若さ」を保ちますが、幹細胞によって特殊なコラーゲンCOL17A1の量が異なり、量が多い幹細胞が皮膚の若さを保つのに重要とのことです。しかし、COL17A1の量は加齢、または紫外線への曝露などのストレスによって低下し、皮膚の老化が起こるとのこと。

今回、COL17A1(17型コラーゲン)を発見したグループがそのメカニズムを解明し報告しています。

また、「Y27632」や「アポシニン」などヒトの皮膚由来の細胞でCOL17A1の量を維持し、またマウスに投与すると傷の治癒を早める化学物質も報告しています。これらの物質を使った皮膚を若く保つ医薬品の開発が始まるかもしれません。

COL17A1はp53のターゲットとのこと。p53活性化によりCOL17A1の発現上昇することが報告されています。
この研究は東京医科歯科大学の西村栄美らの研究グループによる報告です。
これらの研究はマスゴミによって間違って伝えられ↓色々迷惑しているらしいですw
COL17A1は「17型コラーゲンα1」として知られますが、「膜貫通型」コラーゲンであり、一般的な細胞の外に分泌されるコラーゲンとは異なり、細胞に結合した状態で作用を持つ特殊な機能であり、ちまたのコラーゲン製品には含まれておらず、また含まれていても作用は無いとのこと。

Category:皮膚

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2018.04.10

p53の下流「PUMA」をブロックすることで、癌細胞を利することなく、抗がん剤投与による腸管細胞で生じる副作用を防止出来る
p53の下流「PUMA」をブロックすることで、癌細胞を利することなく、抗がん剤投与による腸管細胞で生じる副作用を防止出来る

↑BTW


p53という細胞内のタンパク質は細胞に増殖停止や、自殺を命令する働きを持ちます。癌の治療の時に抗がん剤(癌を殺す薬)を投与すると、腸の幹細胞などの増殖している細胞も一緒にダメージを受けて死んでしまいますが、これらの正常な細胞の自殺はp53の働きで起こります。

 このp53の働きを妨げる薬を投与することが出来れば、腸で起こるこの副作用を防止することが出来るのですが、やっかいなことにp53の働きを止めると、癌細胞の増殖を止め、自殺しようと働いている経路(結局は癌の増殖パワーに負けていますが)も妨げることになり、癌の増殖を促進してしまうので使うことが出来ませんでした。

 今回、アメリカ・ピッツバーグ大学の研究者らの報告によると、p53全体の働きを止めるのではなく、p53シグナル経路の下流のPUMA(p53 upregulated modulator of apoptosis)を阻害した場合、腸などで起こる副作用のみを防ぎ、癌細胞を助けることはないそうです。

 抗がん剤と一緒にこのPUMA阻害薬を飲むことで副作用を防止出来る可能性があります。また、このPUMA阻害薬によって、通常よりも大量の抗がん剤投与が可能になり、より強力に癌を治療出来るかもしれません。

Category:ガン・腫瘍

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2016.11.01

Amazon CEOらが投資したアンチイジングのスタートアップ企業「Unity Biotechnology」の中身
Amazon CEOらが投資したアンチイジングのスタートアップ企業「Unity Biotechnology」の中身

↑BTW

 この会社が注目しているのは「老化した細胞のみを排除し、身体を若返らせること」。細胞老化は、細胞が壊れて無限増殖しガンになるのを防ぐための生体の防御システムですが、いったん「細胞老化」して増殖しなくなった細胞は長く体内に残り、周辺の細胞に害をなす炎症性の分子を出します。この細胞を除去することで身体が若返るとこの会社は考えています。

 かなり壮大な目標を立てている会社ですがビジネスモデルは堅実です。今後の会社の戦略にあたるパイプラインを見ると、「炎症性関節炎」「眼の老化」領域で効く薬の開発が先行しており、「動脈硬化」「肺線維症」「慢性腎臓病」の治療薬を次に考えているようです。これらの疾患はいずれも最終目標である「老化関連現象の制御」で治療可能な病気ばかりです。

(省略されています。全文を読む

Category:アンチエイジングを目指す企業

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2011.07.15

ワインに含まれる老化抑制物質「レスベラトロール(Resveratrol)」これまでの研究まとめ(1)
ワインに含まれる老化抑制物質「[[レスベラトロール]]([[Resveratrol]])」これまでの研究まとめ(1)

↑BTW

テレビでワイン(ブドウ)に含まれるポリフェノール「レスベラトロール(Resveratrol))」のサプリメントが紹介され人気を集めているそうです。

 レスベラトロールの作用が発見されたのはもう10年近くも前になります。アメリカ、ペンシルベニアの研究者が2003年に有名な科学雑誌Natureで発表しました(1)

  • (1)Small molecule activators of sirtuins extend Saccharomyces cerevisiae lifespan. Nature. 2003 Sep 11;425(6954):191-6 PMID:12939617
 これまでの研究で、酵母(Saccharomyces cerevisiae)などの単純な動物では栄養制限(摂取カロリー制限)すると、Sir2というサーチュイン遺伝子が活性化され寿命が延びることが知られていました。研究者はカロリー制限を行わずにSir2遺伝子を活性化させることの出来る物質を探索した結果、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロール(Resveratrol)を発見しました。レスベラトロールを与えた酵母は栄養制限をした時と同様にSir2遺伝子が活性化し寿命が70%延長しました。

 また、人間のSir2にあたるSIRT1にレスベラトロールが与える影響を調べたところ、同様な効果を与えることも分かりました。SIRT1は腫瘍抑制遺伝子であるp53タンパクの脱アセチル化を促進することで作用を発揮しているようです。この研究者らはオリーブオイルに含まれるクェルセチン(quercetin)にも同じ作用があることを報告しています。

 この研究以降、酵母のSir2や、マウスのSirt1、ヒトのSIRT1は老化を抑制する作用のあるものとしてサーチュイン遺伝子(Sirtuin gene)と呼ばれ研究が盛んに行われています。そして、この発表以降、酵母に引き続き、線虫やショウジョウバエなどの様々な無脊椎動物で寿命を延ばす効果が報告され、ついに2008年に哺乳類(マウス)でも作用があることが報告されました。

 アメリカの研究者らがPloS ONEという雑誌に報告(2)した内容では、中年(生後14ヶ月)〜老齢(生後30ヶ月)のマウスにレスベラトロール(4.9mg/kg/day)を食べさせて実験を行いました。そして、全身の臓器の遺伝子発現を調べたところ、カロリー制限した時と同じような遺伝子発現プロファイルを示し、脳、心臓、骨格筋などで老化に伴い起こる遺伝子発現変化を抑制し、加齢に伴う心臓疾患を防ぐことが分かりました。例えば筋肉ではカロリー制限により起こるのと同じようなインスリンに関連したグルコース吸収の変化が起こっているようです。レスベラトロールはカロリー制限と同様に、加齢に伴う染色体の構造変化や、転写の変化を遅らせるなど様々な部分で働いているようです。

  • (2)A Low Dose of Dietary Resveratrol Partially Mimics Caloric Restriction and Retards Aging Parameters in Mice. PLoS ONE. 2008,3(6):e2264、PMID:18523577
 しかしながら、マウスでは酵母などとは違い寿命を延長することは無さそうだという結果も報告されています。2008年に報告された研究(3)では、中年期(12ヶ月)移行にレスベラトロールを与えられたマウスと普通のエサを食べているマウスとでは寿命の差は無かったと報告しています。ただ、こちらの研究でも、老化のサインであるタンパク尿(albuminuria)の減少、炎症の減少、血管内皮細胞のアポトーシスの減少、動脈の柔軟性の増加、身体の動きの改善、白内障の減少、骨量減少の抑制などの老化抑制効果は見られており、この点での効果はありそうです。

  • (3)Resveratrol Delays Age-Related Deterioration and Mimics Transcriptional Aspects of Dietary Restriction without Extending Life Span. Cell Metabolism 2008, 8(2) 157-168. PMID:18599363
霊長類の実験でレスベラトロルの抗肥満作用が確認された

この他に下記の研究はキツネザルを使った研究ですが、1日あたり体重1kgあたり200mgのレスベラトロールで体重低減効果があることが報告されています。食欲も減少するようでエネルギー摂取量が19%減り、安静時の基礎代謝が29%増加したことを報告しています。

  • Resveratrol suppresses body mass gain in a seasonal non-human primate model of obesity. BMC Physiology 2010, 10:11PMID:20569453
単語:primate(霊長類)

次回はレスベラトロールのメカニズムを参考に開発されている医薬品について紹介します。
(省略されています。全文を読む

Category:アンチエイジング・老化抑制

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2008.11.17

癌耐性遺伝子+テロメア延長酵素のダブル遺伝子導入改変マウスで全身の老化症状が遅延して、寿命が延長する
癌耐性遺伝子+[[テロメア]]延長酵素のダブル遺伝子導入改変マウスで全身の老化症状が遅延して、寿命が延長する

↑BTW

テロメアは徐々に短縮していき、細胞分裂を抑制することで老化をもたらすと考えられていますが、テロメアを長いままで維持することはガンの発現促進につながり、生体における役割の解析が進んでいませんでした。

今回、研究者らはテロメアを延長させるテロメラーゼ(TERT)と共に、ガンの発生を抑制するためにガン抑制因子(p53、p16、p19ARF)を同時に過剰発現させたマウスを作製しました。

すると、これらのマウスは全人生に渡って、皮膚や腸管でのバリア能が維持され老化スピードが40%低下したそうです。ただし、寿命が延長するかどうかについての確認は無いようです。

Category:アンチエイジング・老化抑制

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2007.08.20

糖尿病治療薬「メトホルミン(metformin)」がガン細胞を死滅させることが出来る
糖尿病治療薬「[[メトホルミン]]([[metformin]])」がガン細胞を死滅させることが出来る

↑BTW

 メトホルミンによりp53欠損腫瘍細胞が障害されることが分かりました。

 研究者らはマウスの片側にp53が正常なガン細胞を移植し、もう反対側にp53欠損ガン細胞を移植しました。すると毎日メトホルミンを投与したマウスでは4週間後にp53欠損の腫瘍サイズが半分になっていたそうです。

 メトホルミンは肝臓に作用して糖新生を抑制させ、また筋肉に作用して糖の取り込みを促進する作用がありますが、このような代謝調整機能の一部はp53依存的に行われるため、p53を欠損した細胞ではこのようなメトホルミンの糖代謝調整作用に毒性を示すと考えられるそうです。

 人間のガン細胞の半分はp53を欠損していると言われており有用な抗ガン剤として使用出来る可能性があります。

Category:ガン・腫瘍

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2007.07.24

p53を活性化させたマウスはガンになりにくくなり、老化が遅延する。
p53を活性化させたマウスはガンになりにくくなり、老化が遅延する。

↑BTW

Delayed ageing through damage protection by the Arf/p53 pathway.
Nature. 2007 Jul 19;448(7151):375-9.PMID: 17637672

研究者等はガン抑制遺伝子p53とp53を活性化することが知られているArf(Cdkn2a locus)を活性化したマウスを作りだしその性質を調べました。するとガンの発生率が低下し、また老化に伴い生じる様々な細胞ダメージが減少することが確認されました。

Category:アンチエイジング・老化抑制

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2003.01.25

幹細胞とガン細胞は同じ仕組みかもしれない(AP)
幹細胞とガン細胞は同じ仕組みかもしれない(AP)

双方に「ヌクレオステミン」というタンパク質が含まれているそうです。
ヌクレオステミンはp53ともくっつくらしい
この話のもとになった論文は
Genes&Development vol.16 p.2985-2990(2002)

Category:幹細胞




2002.01.03

ガンを抑制しすぎると寿命が短くなる
ガンを抑制しすぎると寿命が短くなる

研究者らは、体内でガン抑制に働いている遺伝子p53を異常に活性化させたマウスを作り出した。作成されたマウスを予想通り、ガンの発生率が低かったが、平均寿命は通常のマウスより
20%短かった。また作り出したマウスは低体重、湾曲した背骨、もろい骨などの特徴を持っていた。またこれらのマウスは傷が直りにくかった。P53はこれまで異常を起こした細胞に自殺を命令することによりガンを抑制していると考えられてきたが、今回の結果はこのp53が老化にも関係することを示しており、研究者らは体内に存在し皮膚や、骨を補充している幹細胞がうまく働かなくなるのでは無いかと考えている。

バランスが大切らしい。このp53のような例は、他にも知られている、
たとえば、免疫機能が強い人はウイルスや細菌の感染、毒素などに強いが、逆に強すぎる免疫が自分の正常な細胞を攻撃してしまうリウマチなどの自己免疫疾患になりやすい。
(p53 mutant mice that display early aging-associated phenotypes(Nature vol.415 no.6867 p.45-53))

Category:アンチエイジング・老化抑制