2021.01.22
新しいセノリティクス(老化細胞除去薬/Senolytics)候補「GLS(グルタミナーゼ)1阻害剤」
東大医科研がScienceで発表。研究のキーポイントとして新しい老化細胞のみの純粋培養法を確立したそうです。方法はp53をG2期で発現させるというもの。この高純度の老化細胞を使ってスクリーニングを行い「老化の維持」に必要な遺伝子を探索したところグルタミンの代謝に関わるGLS1が見つかったそうです。
老化細胞は様々な種類があり多様性を持つにも関わらずいずれのタイプでもGLS1の1つであるKGA1の発現が増加していたとのこと。GLS1を老化細胞で阻害すると細胞内のpHが低下し老化細胞は死にいたるとのこと。このメカニズムはリソソームの膜が損傷されることによるようです。
この論文のマウス実験で用いられたGLS1阻害剤はBPTES [bis-2-(5-phenylacetamido-1,3,4-thiadiazol-2-yl)ethyl sulfide]。GLS1阻害剤は癌治療薬として研究開発が既に進んでいるそうです。
人間に投与実績のあるグルタミナーゼ阻害剤としては
CB-639(Telaglenastat/テラグレナスタット)。開発しているのは南SF拠点のCalithera Biosciences。
お、株買えるけど今年の1月4日に臨床試験のPrimary Endpoint未達を発表して株価激減してる(汗)
- Calithera Biosciences Reports CANTATA Study of Telaglenastat in Renal Cell Carcinoma Did Not Achieve Primary Endpoint | BioSpace
Calithera | Tumor Metabolism and Tumor Immunology | Home2イイネ
他の阻害剤としてはC968が紹介されているけどこれは中国のアカデミア発の化合物のようです。
老化細胞を「GLS1阻害剤」で選択的に除去できることを発見?東大医科研ほか - QLifePro 医療ニュース3イイネ - 老化細胞を選択的に除去するGLS1阻害剤が 加齢現象・老年病・生活習慣病を改善させることを証明|東京大学医科学研究所 58 users222イイネ
Senolysis by glutaminolysis inhibition ameliorates various age-associated disorders | Science 1 users45イイネ - 老化細胞を選択的に除去するGLS1阻害剤が 加齢現象・老年病・生活習慣病を改善させることを証明|東京大学医科学研究所 58 users222イイネ
Category:#Senolytics #老化細胞除去薬
コメント
いいっすね!=11
001 [01.26 14:40]ふぇちゅいん(管理人) TW★78:書き込みテスト ↑(2)
002 [01.26 14:41]ふぇちゅいん(管理人) TW★78:書き込みテスト2 ↑(3)
003 [01.26 14:50]ふぇちゅいん(管理人) TW★78:書き込みテスト3 ↑(1)
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