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脂肪



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2040.01.02:脂肪吸引により除去した脂肪から幹細胞を取り出し豊胸手術(asahi)
2024.11.11:ダイエット目的で葛根(カッコン)を1か月毎日1グラム飲んでみた結果。思わぬ副作用が・・・生薬ってすごい。
2024.10.08:葛根(カッコン)ダイエット実験中(Phase I)【良い子は真似しないように】
2024.09.18:漢方薬「葛根(カッコン)」に含まれるプエラリン(puerarin)が腸の微絨毛を減らし脂肪の吸収を減らし体重を減らす
2024.06.18:癌のあるマウスに週に2回24時間の断食を行うだけでNK細胞が活性化し癌と戦う力が増強する
2024.02.01:これまでに実施されたNMN(ニコチンアミド)の臨床試験のまとめレビュー(2023年11月報告)
2023.11.07:2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc
2023.10.19:寿命を延ばす研究に関する12の着眼点と2019年からの進展(2023年版)
2022.12.01:ダイエット薬「オルリスタット」が日本で承認、いきなり薬局で購入可能に。公共トイレが悲惨なことに?
2022.07.22:男だけが夏に食欲が増している事実が見つかり理由が解明される。ヒフの脂肪細胞がグレリンを生成
2022.05.16:若いマウスの脳液を老齢脳に注入するとグリア細胞再生が促進され記憶力が回復するのはFGF17が原因のようだ
2022.03.23:太陽化学がケルセチンより25倍吸収されるSUNACTIVE QCD(サンアクティブQCD、ケルセチン配糖体&シクロデキストリン)を米国市場で販売開始
2022.02.13:DHA、EPA等のω3オイルが脳内の血管細胞でSIRT1経路を活性化させNMNのようにNAD+濃度を上昇させる
2022.02.04:ルテイン(Lutein)のサプリメントを安い海外製にスイッチ、量も少し増えて1日33円→18円に。飲み方の注意点。
2022.01.12:献血は身体によい?高齢者の血液を薄めるだけで若返り効果。老化は血中の必要な成分が減るのでは無く悪いものが溜まっていく?
2021.12.24:老化細胞除去ワクチンの実証実験にマウスで成功。ターゲットはGPNMB(glycoprotein nonmetastatic melanoma protein B)、老化した脂肪細胞、血管内皮細胞などに高発現
2021.10.27:カップラ1つでカロリー、麺重量とは別に一時的に体重が0.3kg増え、水を1リットル飲むと体重は一時的に最低0.4kg減る。
2021.08.27:筋トレが無酸素運動なのに脂肪燃焼するメカニズムが解明。筋肉より放出されたマイクロRNA(miR-1)が脂肪細胞に吸収され脂肪燃焼開始
2021.04.09:脂肪1kgを筋肉1kgに置き換えると1日の基礎代謝量が50kcal増加する、月0.2kg、年間で2.5kgの減量効果?
2020.12.18:2020年12月版:今飲んでいる老化抑制サプリ7つの種類と量と費用、今後追加したい薬3つ
2020.11.06:ワクチンで老化細胞を減らす世界初の成果。CD153を標的としたペプチドワクチンでの老化T細胞除去に阪大研究者がマウスで成功
2020.10.30:玉ねぎスゴ!少ないケルセチンでも飲み続ければマウスで老化細胞が除去されるとの研究結果
2020.09.28:玉ねぎ成分ケルセチンのみでも血管の老化細胞除去は可能かも。
2020.09.25:善玉腸内細菌にエサあげて増やすぞ!ポリフェノールサプリメントの種類変えました。
2020.09.24:玉ねぎ成分ケルセチンは単独でセノリティクスとしての(老化細胞除去)効果があるか?
2020.09.24:玉ねぎ成分ケルセチンは単独でセノリティクスとしての(老化細胞除去)効果があるか?
2020.01.21:BMIよりも腹囲を使った新指標「RFM」の方がメタボ度を正確に算出出来る
2019.11.28:飲酒しないのに脂肪肝になった患者(NAFLD)の61%の腸内からアルコール多産生細菌が発見される
2019.09.30:新たなダイエット戦略、脂肪細胞の「脂質代謝回転率(Adipose lipid turnover)」を上げる
2019.07.02:寿命を延ばす最先端の技術に関する12の着眼点(2019年版)
2019.06.20:老化とともに血液中の量が減少する酵素「eNAMPT」を注射してマウスの寿命を延ばすことに成功
2019.02.14:老化した細胞のみを殺す「セノリティクス(Senolytic)薬」の開発とその効果
2017.07.31:「においだけで太っちゃう!!」は本当だった。嗅覚遮断で食事量を減らさなくても脂肪が減少するとの実験結果
2017.07.05:豆乳やヤギ乳を飲んでいる子供より、牛乳を飲んでいる子供の方が統計的に身長が高い
2017.04.26:週2回必ず飲み会に参加しつつカロリーサイクリングダイエットで1回の食事量を減らさず3ヶ月間で体重を3kg減らした記録
2017.04.25:マウスで寿命延長効果が報告されているFGF-21が脂肪肝の薬(コードネームBMS-986036)として順調に開発中
2017.01.26:1日おきに朝ご飯、晩ご飯を抜く「カロリーサイクリング」で8週間で4kg痩せる。その他は高脂肪な食事でもOK
2016.08.19:1日にお茶1リットル飲めば、運動しなくても空腹時の脂肪燃焼量が1時間あたり約0.8グラム増加、年間2.5kgの脂肪燃焼に相当
2016.03.15:模倣子(ミーム)も遺伝子の修飾を介して子孫に受け継がれることが動物実験で証明
2016.03.07:学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ
2015.06.25:サプリメントも売っているキノコ「霊芝(れいし)」が太りやすい体質を改善してくれる?
2013.08.19:腸内の善玉菌を増やすためには「食事の種類」よりも「摂取カロリー」の方が重要
2013.07.22:空腹時に作られるホルモンFGF-21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い
2013.07.16:母乳の量が十分でない女性が増えている理由が解明される。
2013.04.25:「ダイエット」による健康の良い効果は「体重減少」の結果では無く「空腹を感じること自身」の効果のようだ
2013.02.12:中年男性が筋肉を維持するには1日168gの赤身牛肉を食べる必要がある
2012.12.14:医学分野の最も有名な学術雑誌「Nature Medicine」が選ぶ2012年の重要な研究成果
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2012.09.19:授乳中の母親の食生活が子供の体質・太りやすさに長く影響を与える
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2011.09.27:1日おきにカロリー制限を行うダイエット方法「カロリーサイクリング」でどれぐらい痩せるか
2011.07.29:内閣府、食品安全委員会が「食品に含まれる放射性物質」のリスクに関するまとめを発表
2010.01.08:ゼニカルでどれぐらい食事中の脂肪吸収が抑えられるかを調べた研究
2010.01.08:効果は低いけど、もっと手軽に食物中の脂肪吸収を抑える「サントリー黒烏龍茶」
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2009.05.21:アポリポタンパクEとアルツハイマー
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2007.03.20:皮下脂肪から肝臓の細胞を作ることに成功(yomiuri)
2007.02.27:抗肥満薬「ゼニカル (XENICAL)」メモ
2007.02.20:アメリカで「やせ薬:Alli(アーライ)」が処方箋無しで販売可能に
2004.11.08:白色脂肪細胞の血管を特異的に死滅させる新方式ダイエット法
2004.03.26:リンゴに含まれるポリフェノールに脂肪蓄積抑制効果(asahi)
2003.10.24:カテキンの次は「テアニン」がブームになるそうです(nikkei)

2040.01.02

脂肪吸引により除去した脂肪から幹細胞を取り出し豊胸手術(asahi)
脂肪吸引により除去した脂肪から幹細胞を取り出し豊胸手術(asahi)

↑BTW

東京大学病院形成外科の吉村浩太郎講師らのグループは他の部分から除去した脂肪組織より幹細胞を取り出し、これを利用して豊胸手術を試みる。
通常の豊胸手術はシリコンを使ったり、他の部位の脂肪をそのまま使ったりするそうですが、今回研究者らは他の部分から取った脂肪組織に、脂肪組織から抽出した幹細胞を加え、幹細胞の割合を高めた脂肪を移植する

移植後、幹細胞は血管や脂肪組織に変化する事が期待され、マウスによる実験では移植した脂肪の生着率が20?50%高まった

参考:脂肪から筋肉や骨が出来る

Category:成体幹細胞




2024.11.11

ダイエット目的で葛根(カッコン)を1か月毎日1グラム飲んでみた結果。思わぬ副作用が・・・生薬ってすごい。
ダイエット目的で葛根(カッコン)を1か月毎日1グラム飲んでみた結果。思わぬ副作用が・・・生薬ってすごい。

↑BTW

↓自分で砕いた葛根(葛(くず)の根)をコップに入れたところ。



生薬って粉末の量が多いのでとても飲みにくい。下記のようなゼラチンカプセルに自分で詰めることも考えたけどそれも面倒だし。何か良い方法はないものか・・・

カッコンの粉末はお湯には溶けるが、ぬるま湯程度では溶けにくい。有効成分の熱安定性が分からないので、あまり高温のお湯にも入れにくいし

餃子の皮に包んで食べるってのはどうだろう。1回分ずつチョコで固めてしまうのも手かな。

先日、葛根(カッコン)が腸の微絨毛の数を減らしダイエットに有効という研究報告を見かけ1か月間飲んでいました。
明らかに感じた薬効としては下記の2つ
  • 利尿作用がある。おしっこがたくさん出る。しかし尿圧がえらく低くなる。
  • チ●コの立ちが悪くなる(笑)。
1つ目の利尿作用や、尿圧の変化に関しては「葛根湯」の副作用に「排尿障害」と書かれているのがこの事なのかもしれません。二つ目は衝撃でしたね。飲むのを止めたらすぐに復活したので間違いないと思います。

お目当てのダイエット効果は1か月程度では効果が分かりませんでしたが、2つ目の副作用が嫌なので(笑)もう飲むのは止めようかと思います。

そのあたりに雑草として生えている植物の根を飲むだけで体に影響があるってのは新しい体験でした。生薬ってすごい!。

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2024.10.08

葛根(カッコン)ダイエット実験中(Phase I)【良い子は真似しないように】
[[葛根]]([[カッコン]])ダイエット実験中(Phase I)【良い子は真似しないように】

↑BTW

↓買ってきた葛根(かっこん)


現在ダイエット中で徐々に痩せはするのですが、「食事を減らす」という人生の生きる意味を失う行為にウンザリしてきたところです。理想は好きなだけ食べて痩せるですね。分かっています元凶は仕事帰りの揚げ鶏やファミチキやLチキだと。

先日、漢方薬「葛根(かっこん)」を摂取すると腸管の微絨毛が減り脂質の吸収性が低下し痩せるという報告がありました。

Wikipediaを見ると含まれる成分「プエラリン」は弱いけど5-HT2C受容体のアンタゴニスト(いわゆるH2ブロッカー)として作用するようなことが書いてありますね。体内で効く活性強度ではありませんが、腸管では十分に作用がありそう。ガスター10と一緒な作用です。

(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2024.09.18

漢方薬「葛根(カッコン)」に含まれるプエラリン(puerarin)が腸の微絨毛を減らし脂肪の吸収を減らし体重を減らす
漢方薬「葛根(カッコン)」に含まれるプエラリン(puerarin)が腸の微絨毛を減らし脂肪の吸収を減らし体重を減らす

↑BTW

脂肪は重要なエネルギー原だが、過剰に摂取すると肥満につながる。腸での脂肪の吸収は自然吸収と考えられてきたが、脳と腸をつなぐ神経によりその度合いがコントロールされるかは不明であった。

この研究で研究者らはDMV(dprsal motor nucleus of vagus)がこのプロセスに重要な役割を担っていることを発見し報告している。

DMV神経を不活性化すると腸での脂肪の吸収が減少し体重が減った。逆にDMV神経を活性化すると脂肪の吸収が増えて体重が増加した。DMV神経を不活性化した時には空腸の微絨毛の長さが短くなっており、これにより脂肪の吸収が減少したと思われる。

さらに研究者らは天然成分プエラリン(puerarin)がこの神経を抑制し、脂肪吸収を減少させることを見出した。

プエラリンは漢方薬「葛根(カッコン)」に含まれる成分。葛根は葛根湯のいち成分。葛根湯の大ブームが起きるんじゃないか?
葛根湯は風邪薬として知られていますが、2000年の歴史がある最古の漢方薬らしく、日常的に飲んでも副作用の心配は小さいかな?
しかし面白い話ですね。太りやすい人、太らない人の違いは腸の微絨毛の量が一部関係しているのでしょうか。
(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2024.06.18

癌のあるマウスに週に2回24時間の断食を行うだけでNK細胞が活性化し癌と戦う力が増強する
癌のあるマウスに週に2回24時間の断食を行うだけでNK細胞が活性化し癌と戦う力が増強する

↑BTW

アメリカMSK病院がんセンターの研究者がマウスを使った実験で、絶食によりガンと戦う免疫細胞の機能が活性化することを報告しています。

実験ではがん細胞を移植された実験用マウスに1週間に2回の24時間絶食をさせています。絶食することで血糖値が低下し脂肪組織から放出される脂質が血液中に増えますが、NK細胞は絶食によりエネルギー源として糖ではなく脂肪を使うようになるとのこと。

腫瘍の中はがガン細胞が糖を使いつくしてしまい通常のNK細胞が働きにくい環境となっていますが、絶食を通じて脂質をエネルギー源として使えるようになったNK細胞はより強力にがん細胞を攻撃出来るようです。

絶食はこれまでにも脂肪を減らしたり、代謝を高めたりする効果が報告されていますが、これに免疫機能を高めがん治療効果を高める作用が見つかったわけです。

ところで余談ですが、今回の実験では週2回の断食期間以外はマウスは自由に食事出来るためマウスに体重減少は起こなかったとのことです。これってダイエット観点から見ると興味深いですね。週に2回絶食してもそれ以外の期間好きに食べると体重は減らないことを意味していると言えます。


(省略されています。全文を読む

Category:ガン・腫瘍




2024.02.01

これまでに実施されたNMN(ニコチンアミド)の臨床試験のまとめレビュー(2023年11月報告)
これまでに実施された[[NMN]](ニコチンアミド)の臨床試験のまとめレビュー(2023年11月報告)

↑BTW

下記の図は論文に掲載されているもので、左側にマウス動物実験から得られている効果の一覧、右側が臨床試験において人間で効果が確認された作用の一覧になっています。

出典:The Safety and Antiaging Effects of Nicotinamide Mononucleotide in Human Clinical Trials: an Updateより

★マウスで確認された効果

★臨床試験で確認された効果
  • 安全性:基本的に安全
  • 睡眠:改善無し
  • 生理的能力:加齢に伴う筋肉の機能不全からの保護、身体機能の向上
  • 眼:効果は見られてない
  • 聴力:高齢者での聴覚の改善
  • 認知能力:効果は見られていない
  • 糖尿病:筋肉のインスリン抵抗性の改善
  • テロメア:テレメアの延長作用
う〜ん。。。。。改めて非常に効果がショボいような気がする。
俺の理解が間違ってなければ、NMN投与でマウスの寿命は変わらないんだよね。健康寿命が延びれば平均寿命に影響は与えると思うんだけど。。。。

マカとビタミンBで得られる効果程度じゃないか?


(省略されています。全文を読む

Category:ニコチンアミド・NMN




2023.11.07

2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc
2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc

↑BTW



ちょうど3年前に飲んでいるサプリを紹介していますね。

NMNは長らく飲んでましたが高くつく割にあまり効果を感じないし。どうも臨床試験の結果が大して効果出てないみたいなので服用を止めています。 まあそんな分かりやすい効果が出たら大変な騒ぎになっちゃいますけどね。
Senolyticsとしてはずっとケルセチンを飲んでいたのですが、下記の論文を信じて一時的にグレープシードの大量服用中
老化細胞除去作用を期待してますので毎日飲む必要は無く2週間に一度多めに飲むという使い方です。一回15粒飲んでます。それ以外のサプリメントは毎日飲んでいます。コスパの関連でナウフーズのサプリメントが増えてきましたね。

毎日服用
(1)DHA(Omega-3 fish oil)
(2)アスタキサンチンとルテインこれは明らかに視力に効いている気がする。
(3)ウコン(Turmeric,Curcumin)
ウコンは最近飲みだしたんだけど、効果は感じないかな。肝臓への影響もちょっと心配。。。
(4)マカ
これはエイジングと関係無いが明らかに元気出るね。常用するのは良くないなと思っている。

(5)マルチビタミン
すごい疲労感がある時にマルチビタミンで回復することがあるんだよね。でも毎日飲むのは良くないなと思っている。週1回ぐらいにしようかな。

(6)霊芝(βグルカン)
霊芝は服用歴長いな、もう10年近い。別に痩せたりはしないw
(7)カルシウム
老後の骨密度のために。

2週間に一度大量服用
(8)ブドウの種(Grape Seed)
やっぱりこの論文は胡散臭い気がするのでこのボトルを飲み終わったらケルセチンに戻す予定。
(省略されています。全文を読む

Category:#サプリメント




2023.10.19

寿命を延ばす研究に関する12の着眼点と2019年からの進展(2023年版)
寿命を延ばす研究に関する12の着眼点と2019年からの進展(2023年版)

↑BTW

同様のタイトルで2019年に書いてますが、大きく着眼点が変わってますね。2019年にピックアップした12項目はそのままに進捗や状況についてコメントしています。

(1)アンチエイジングに焦点を絞った金のある米国スタートアップ企業に注目
残念ながらこの4年間でアンチエイジングに関するスタートアップの株価は悲惨な事になっています。管理人も大損中。。。。ただし続々と新たなスタートアップが誕生しているようです。ただ、その内容を見るとサイエンスの新たな知見を元にして起業という風には見えない気がします。個人的にはスタートアップにはあまり期待していませんね。
(2)体内から老化した細胞を取り除く
セノリティクスと呼ばれるこの薬の研究こそがこの4年間のアンチエイジングに関する研究発展の主要な部分ですね。多数の非臨床・臨床研究が実施され、続々と新たな創薬候補が見つかっており、古い候補は臨床試験が進んでいます。しかし臨床試験の成果として革新的なものは無いように思います。次に注目を集めるためには「人間でどれほどの成果を上げられるか」を示す必要がありそうです。

●ワクチンタイプ
●CAR-Tタイプ
●ポリフェノール関連
●低分子医薬品・ペプチド
●まとめ記事
●免疫チェックポイント阻害剤
(3)「老化抑制」という「副作用」が知られる市販薬を飲む
上記したセノリティクスの一部も含まれますが、新しい話とか、目新しい臨床試験の結果は無いように思います。

(4)寿命を延ばす効果が期待されて開発されているサプリメント・天然物質
上記(2)のセノリティクスの一部も含まれますが、セノリティクス以外の話は見かけないですね。

(5)寿命を延ばす効果が期待されて開発されている開発中の薬
あまりパっとした話が無いですね。臨床試験が難しいせいでしょうが、セノリティクスと異なり作用がマイルドで全体的であるため臨床試験が難しいのかもしれません。
(6)未来の技術を信じて人体冷凍保存する
(7)脳だけになって生き残る(8)コンピューターに意識を移す
探してないだけかもしれないですが、目新しい話は無いように思います。

(9)臓器を新しいものに交換して長生きする
ヒトに移植可能なブタの研究は着実に進んでいるようです。この技術の進歩が進み続けることは間違いなく、10年後、20年後には大きな産業になっている可能性は大きいと思います。
(10)腸内細菌を最適化する
腸内細菌の研究は盛んですが、介入して治療方法にする話はそんなに臨床応用が進んでいないように思います。

(11)生体内の細胞をリプログラムして若返らせる
この話もここ5年で知見が蓄積しています。効果は間違いなさそうですが、全身同時にリプログラミング出来るわけではなくどのような治療法にもっていくのかが難しいかもしれません。
(12)癌を完全に治す
癌の研究は本当に盛んに行なわれていて、有望な薬が多数開発されています。気が付いたら癌は死ぬ病気じゃなくなっているってことも20年後ぐらいには期待出来るかもしれません。
老化評価

(省略されています。全文を読む

Category:#エイジング関連まとめ




2022.12.01

ダイエット薬「オルリスタット」が日本で承認、いきなり薬局で購入可能に。公共トイレが悲惨なことに?
ダイエット薬「オルリスタット」が日本で承認、いきなり薬局で購入可能に。公共トイレが悲惨なことに?

↑BTW

10年以上前に個人輸入して使ってみた記事を上げた「ゼニカル(下記記事)」と同じ成分で量が減っただけのやつです。食べたものの脂・油が分解されず吸収されず、う〇こにそのまま出てくる薬です。俺はトイレ掃除が大変なのが面倒で飲むのをやめたのですが、公共トイレで大丈夫でしょうか?汗

(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2022.07.22

男だけが夏に食欲が増している事実が見つかり理由が解明される。ヒフの脂肪細胞がグレリンを生成
男だけが夏に食欲が増している事実が見つかり理由が解明される。ヒフの脂肪細胞がグレリンを生成

↑BTW

雑誌Nature Metabolismで報告されています。

下記に図示してみました。

皮膚の中の脂肪細胞は紫外線(UVB)を浴びるとp53が活性化し、食欲ホルモンとして知られる「グレリン」を作り出し全身に送り出すそうです。さらに脂肪細胞の中でp53がグレリンを生成するためのメカニズム(p53がグレリンのプロモーターに結合)は女性ホルモンとして知られる「エストロゲン」でブロックされることも分かり、この現象は男性でのみ生じるそうです。

この現象は3000人を調べたら下記のように「男だけが夏に食欲が増加している」ことを発見したことから始まったそうです。

この現象はマウスでも起きたそうです。

太古の昔は夏の暑い中も外に出て作業していた男性が体力を維持すうために出来た仕組みだったりするのでしょうか?今のエアコンで夏でも快適に過ごせる時代では男だけ夏に太っちゃうんですかね?

またこのメカニズムのトリガーは皮膚の「脂肪細胞」とのことで、太っている人ほど紫外線に当たると食欲が増すことが考えられます。

ちなみにグレリンは寝不足でも増えます。そして脳神経を発達させる働きも知られています。

(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2022.05.16

若いマウスの脳液を老齢脳に注入するとグリア細胞再生が促進され記憶力が回復するのはFGF17が原因のようだ
若いマウスの脳液を老齢脳に注入するとグリア細胞再生が促進され記憶力が回復するのはFGF17が原因のようだ

↑BTW

FGFファミリーは多彩だな。。。老化に関わる分子だけでも
FGF18とか
FGF21とか
FGF17は初めて聞いたね
(省略されています。全文を読む

Category:#知能改善・天才になる方法




2022.03.23

太陽化学がケルセチンより25倍吸収されるSUNACTIVE QCD(サンアクティブQCD、ケルセチン配糖体&シクロデキストリン)を米国市場で販売開始
太陽化学がケルセチンより25倍吸収されるSUNACTIVE QCD(サンアクティブQCD、ケルセチン配糖体&シクロデキストリン)を米国市場で販売開始

↑BTW

ケルセチンは手軽にサプリメントとして飲める唯一のセノリティクス(老化細胞除去作用が知られる成分)ですが、実はケルセチンそのものは、ほとんど水に溶けず、サプリメントに含まれる成分のほんの一部しか体内に取り込まれませんでした。そのため、現在のサプリメントは1カプセルが500mg(0.5g)と巨大なものになっています。これを改良して体内に取り込まれやすくしたケルセチン成分が各社で開発されているようです。

 最近、サントリーが「ケルセチンゴールド」とか変な名前を付けて取り込まれやすくしたケルセチン配糖体を特茶に入れて売り込んでますね。

 今回紹介する太陽化学のサンアクティブQCDは、ケルセチンゴールドと同じ「ケルセチン配糖体」にさらに「シクロデキストリン」という環状の特殊な糖を混ぜることでさらに水に溶けやすく吸収されやすくしたようで、ケルセチンの25倍取り込まれれると報告されています。

ベースとなる「ケルセチン配糖体」だけでもケルセチンの3倍取り込まれるようです。
サントリーのページでも「ケルセチンゴールド(ケルセチン配糖体)を毎日110mg服用することで内臓脂肪が減少したと書いてあるので、1日500mgで効果が知られるケルセチンの3〜4分の1であることを考えると、吸収性としてはサンアクティブQCDで使われるケルセチン配糖体と、サントリーのケルセチンゴールドの吸収率は似たようなものでしょうか。
この110mgというのは、サントリーの特茶(500mL)に含まれる量と同じのようです。すなわち1日1本サントリー特茶を飲むのは500mgのケルセチンサプリメントを1粒毎日飲むのと同等って感じでしょうか。
特茶は1本あたり160円程度するので、サプリメントの方が圧倒的に安いね
検索しましたがケルセチンの25倍取り込まれやすい「サンアクティブQCD」を含むサプリメントはまだ売って無いようですね。。。。ただ吸収されにくいケルセチンのサプリメントがずいぶん安く手に入るので、普通のケルセチン500mg飲んでいればいいかもね。吸収されないケルセチンも「ポリフェノール、フラボノイド」として腸内細菌にエサになって身体に良さそうな気もします(※思い込みの勝手な予想です)
(省略されています。全文を読む

Category:#Senolytics #老化細胞除去薬




2022.02.13

DHA、EPA等のω3オイルが脳内の血管細胞でSIRT1経路を活性化させNMNのようにNAD+濃度を上昇させる
DHA、EPA等のω3オイルが脳内の血管細胞でSIRT1経路を活性化させNMNのようにNAD+濃度を上昇させる

↑BTW

ハーバード大医学部教授にしてNMN教の教祖のデビッドシンクレアがツイートしてました。↓


ちょうど毎日のサプリメントにオメガ3脂肪酸カプセル(DHA 250mg、EPA 500 mg)を加えたところでした。


1日あたり15円。
↓カプセルがちとキモい。


↓しかしカプセル1つ10キロカロリーですか。なかなか腹持ちが良さそうな。


DHA、EPAはルテインのサプリを食事タイミング関わらず飲むためにも必要だなと思って取り入れました。

(省略されています。全文を読む

Category:#サプリメント




2022.02.04

ルテイン(Lutein)のサプリメントを安い海外製にスイッチ、量も少し増えて1日33円→18円に。飲み方の注意点。
[[ルテイン]](Lutein)のサプリメントを安い海外製にスイッチ、量も少し増えて1日33円→18円に。飲み方の注意点。

↑BTW



これまでDHCのやつを毎日16mg飲んでいたんですが、これが1日あたりに換算すると33円。ルテインは研究報告でかなり効果は確かかなとは思うんだけど、実感が無いので高いなーと思ってました。

今回、下記のやつに。1日20mgで18円換算と大幅に安くなりました。

ちょっと気になったのが、このサプリメントの裏に
Take 1 capsule daily with a fat-containing meal(油分、脂肪分を含む食事と一緒に毎日1カプセル服用)
と日本のサプリメントでは見たことがない記述あり。う〜ん。今のところサプリメントの飲むタイミングを気にしたことは無かったけど、胃での分解を抑え、吸収率を高めるにはタイミングに気を付けた方が良いかもね。

それか、DHA/EPAのオイル系サプリメントを追加するか、DHAもEPAも健康への良い影響はほぼ実証されているし、普段は肉ばかりで魚食わないしな。1日14円と許容範囲内。

(省略されています。全文を読む

Category:#サプリメント




2022.01.12

献血は身体によい?高齢者の血液を薄めるだけで若返り効果。老化は血中の必要な成分が減るのでは無く悪いものが溜まっていく?
献血は身体によい?高齢者の血液を薄めるだけで若返り効果。老化は血中の必要な成分が減るのでは無く悪いものが溜まっていく?

↑BTW

 これまで若い個体と年老いた個体をつなげることで問い置いた生体組織が若返ることが報告されており、多くの研究は若い血液中に何か秘密があるんじゃないかという着眼点で行われてきました。この手法はアフェレシスとかアフェレーシスとか呼ばれています。しかしどうやら若い血液に「若返り成分」が含まれているわけでなく、老化した個体の血液に「老化促進成分」が含まれているようです。

 今回、研究者はマウスの血液の半分を5%アルブミン溶液と入れ替える実験を行い(これによりマウスの血液中のアルブミン以外の成分は半分に薄められる。※この代わりに入れるアルブミンには意味は無いとの位置づけ、単に血液半分捨てたら死ぬし、水と交換したら浸透圧が変化するなどして身体に悪影響なので)1回のこの処理で、年老いたマウスにおいて、筋肉再生の活性化、肝臓の脂肪蓄積と繊維化の減少、脳の海馬の神経増加が確認出来たことを報告しています。

このような「血漿交換」は人間においても自己免疫疾患の治療などで行われることがありますが、人間においてこの処理をした後のたんぱく質をプロテオーム解析したところ、全身のシグナル伝達系がリセットされいくつかのたんぱく質の量が増加し、免疫反応の改善などが確認出来たとのこと。

1回の献血では最大400mL、人間の血液量は5リットルぐらいなので10分の1にも満たないけど少しは良い効果があるかな?{{高齢になってからせっせと献血に行こう!

この後、この研究は「どの成分が悪さをしているか」の解明につながり、それを除去する抗体医薬とか出てくるのかもしれません。


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Category:血液・人工血液




2021.12.24

老化細胞除去ワクチンの実証実験にマウスで成功。ターゲットはGPNMB(glycoprotein nonmetastatic melanoma protein B)、老化した脂肪細胞、血管内皮細胞などに高発現
老化細胞除去ワクチンの実証実験にマウスで成功。ターゲットはGPNMB(glycoprotein nonmetastatic melanoma protein B)、老化した脂肪細胞、血管内皮細胞などに高発現

↑BTW

マウスの実験ではオスだけ有意に寿命が延びている。

すぐにでもDIYで試したくなる話だな。
でも腐っても自己抗原。適切なエピトープとアジュバントを使わないとなかなかワクチンとして働かないだろうな


デビット・シンクレアが悔しそうにしている(意訳)

(省略されています。全文を読む

Category:#Senolytics #老化細胞除去薬




2021.10.27

カップラ1つでカロリー、麺重量とは別に一時的に体重が0.3kg増え、水を1リットル飲むと体重は一時的に最低0.4kg減る。
カップラ1つでカロリー、麺重量とは別に一時的に体重が0.3kg増え、水を1リットル飲むと体重は一時的に最低0.4kg減る。

↑BTW

下記は俺のダイエット中の体重推移なのですが1週間で2kg変動するんだよね。これは塩分摂取による変動だと理解している。

ダイエット中は平日に週3回晩御飯を抜く(18時間絶食)。するとその週の最低体重が1週間でおよそ0.2kg減る。夕食1回1000kcal×3は脂肪0.3kgに相当するから、それ以外の部分で少し食べる量が増える分も含めてだいたいつじつまは合う。休日は制限しないし、子供達がハッピーセット求めてたいていマクドナルドとか食べるから見かけ上は派手にリバウンドw。しかしこれはリバウンドじゃない。

★カップヌードルを1つ食べるとおよそ3gの塩分が体内に入る。

★血液中の塩分は1リットルあたり9gにコントロールされている
のでカップヌードル1個分の食塩は血液0.3kgに相当する。すなわちカップヌードル1個食べると、一時的に通常より喉が渇いたり、尿の量が減ったりして血液量が0.3kg増える。すなわち体重が0.3kg増える。
★一方で尿中の塩分排出量は可変だけど、普通の状態では最低でも尿1リットルあたり4gの塩分が含まれている。
すなわち水を1リットル飲んで尿が1リットル出ると4gの塩分が体内から失われ、これは体重(血液量)が0.4kg減少することを意味する。

ダイエットして高カロリー食(=たいていは高塩分食)が減るために血液量が減って体重が1kg減ったとか、2kg減ったとか喜んでいる人が多すぎる。ただ血液量の減少は限界があるので、そのあとに停滞期とかいって、気を抜くとリバウンドとか言っているを聞かない?これ実際はベースの体重は減っても増えてもないんじゃないかな?

1日完全絶食したって、すごく運動したって1日で痩せられる量はカロリー的には0.2〜0.3kgが限界と言える。「ごはんを少な目」なんて、1日あたり0.02kgの効果があるかどうか。逆にどんなに暴飲暴食しても増える体重はカロリー的に1日0.2〜0.3kgが限界だと考えられる。

血液量の増減の影響を受けずに正確に0.1kg単位で分かりやすく体重減少をモニターする方法があるとダイエットも正しく進められると思うんだけね。1日に水を2リットル飲むとかすると体重変動が抑制されてダイエットの成果が分かりやすくなるかな?

ただダイエット中のきわめて接種塩分量が減った状態で水をがぶ飲みするのは身体にものすごくよくない気がする。低ナトリウム血症と呼ばれる状態がそうであり、「脱水症状」と同じ非常に身体に悪い状態になる。う〜ん難しい。
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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2021.08.27

筋トレが無酸素運動なのに脂肪燃焼するメカニズムが解明。筋肉より放出されたマイクロRNA(miR-1)が脂肪細胞に吸収され脂肪燃焼開始
筋トレが無酸素運動なのに脂肪燃焼するメカニズムが解明。筋肉より放出されたマイクロRNA(miR-1)が脂肪細胞に吸収され脂肪燃焼開始

↑BTW

これ凄い大発見じゃないの?

筋肉細胞から小胞に包まれたマイクロRNA(miR-1)が放出、これが白色脂肪細胞に取り込まれ、脂肪燃焼(lipolysis)に関わるTfap2αに作用するそうです。

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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2021.04.09

脂肪1kgを筋肉1kgに置き換えると1日の基礎代謝量が50kcal増加する、月0.2kg、年間で2.5kgの減量効果?
脂肪1kgを筋肉1kgに置き換えると1日の基礎代謝量が50kcal増加する、月0.2kg、年間で2.5kgの減量効果?

↑BTW

逆に筋肉が1kg落ちると年間で2.5kg太るのかな?

タイトルは聞こえは良いけど、筋肉1kg自体の一日の基礎代謝は13kcalしかないらしい、脂肪組織1kgも1日の基礎代謝が4.5kcalあるから、脂肪1kgを筋肉に置き換えた場合の基礎代謝の増加分は8.5kcalしかない。

でも実測してみると筋肉が2kg増えることで1日の基礎代謝が100kcal増加することが観察出来るそうです。筋肉が自律神経系(交感神経)や内分泌(ホルモン)系の働きを活性化するなどして全身のエネルギー代謝を促進するという微妙な表現で結論付けているのがちょっとね。

何が言いたいかって言うと。。。。3か月ぶりに体重計に乗ってみたらメッチャ太ってたorz

筋肉1kgは初心者は1か月で増やせるっぽい

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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2020.12.18

2020年12月版:今飲んでいる老化抑制サプリ7つの種類と量と費用、今後追加したい薬3つ
2020年12月版:今飲んでいる老化抑制サプリ7つの種類と量と費用、今後追加したい薬3つ

↑BTW

内容はコスパの考慮してどんどん改良してますが、今現在飲んでいるサプリメントの組みあわせを紹介します。

●今飲んでいるサプリの種類と量とコスト
(1)ケルセチン500mg
飲んでいるのはこれ。1回あたり38円



根拠
この量で骨格筋、脂肪組織内の老化細胞除去が可能と報告されている量には達しているかと。むしろ飲み過ぎか?「老化細胞の除去」という不可逆的な作用なので、休薬期間をもうけて90日飲んで、90日休む。という形にしても良いかもしれません。

(2)NMN 125mg
飲んでいるのはこれ

1日あたり64円。(※2023年11月価格修正)

根拠はこのあたり
正直、NADアナログの効果は微妙に信じて無いのですが、あまりにブームなので飲んでいます。有名なハーバードの教授は1日1000mg飲んでいるそうなので、全然量が足りてないがこのサプリ高い。。。。せめて3倍ぐらいに増やしたいところだが。。。。。安い商品が出てくるのに期待したい。あとは後述するピペリンとの組み合わせでどれぐらいBAが上がっているかを調査したい。

(3)ピペリン 20mg

1日あたり20円。これは独自なんだけど、ピペリンはP-gp阻害剤という物質で様々な化学物質の腸管から体内への移行を高めうる。このへんで説明している。
少なくともウコンの成分クルクミンの吸収量を20倍にする。NMNやポリフェノール、ケルセチンの吸収量増加を期待している。どれぐらい増加させているかは不明。もしかしたらやばいぐらい吸収されている可能性もある。このピペリンとの併用はあらゆる薬、サプリメントの「安全性」をぶち壊す可能性があるハックなので自己責任で、少なくても薬と一緒に飲んじゃダメだからね。

(4)霊芝(βグルカン):115mg

1日20円。1日の推奨量は5粒だけど2粒だけ飲んでいる。

アンチエイジングの効果が知られているわけじゃないけどダイエット効果と腸内細菌に対する強力な効果が報告されている。
以前飲んだことがあり、やせなかったけど(笑)、なんかう〇こが無臭になった。不思議。でも1日5粒飲むとなんか体調悪くなる気がするので2粒に落として飲んでいる。

(5)ルテイン:16mg

1日37円。最近、老眼が・・・・・

臨床試験で効果は確認されているようだ
これ高いな。。。。他のサプリの老化抑制効果で代用出来ないもんだろうか?そもそも飲んでいるけど効果がある実感無いしこういう個別の対症療法的なサプリは止めたい。
(6)ポリフェノール(7種混合):500mg

1日20円

ポリフェノールの中ではブドウ由来のレスベラトロールがアンチエイジングに有名だけど、まあポリフェノール類なら似たようなものだろう。量が重要ということで安いこの商品を使っている。
直接効果がある薬物を服用するのも良いけど、腸内細菌がガンガン身体に良い影響や悪い影響を与える薬物を作り出しては腸から吸収されており、腸内細菌のコントロールこそ最重要!!!との考えは結構信じています。

(7)カルシウム:240mg

1日8円。推奨量は3粒だけど2粒しか飲んでない。カルシウムは貯金らしいので。ふだん全然カルシウムを食物からとってない気がする。

これで合計1回あたり248円。けっこうかかってるね。普段は週5日、平日しか飲まないので1か月あたりの費用は5314円。う〜ん。高いな。焼き鳥屋に1回多く行った方が幸せかもしれないw。

●今後追加したいサプリ
(8)アスピリン。バファリンの成分とか
けっこうガチに証拠がある。
(9)メトホルミン
糖尿病治療用の処方薬なので手に入らない。個人輸入するか・・・・
(10)ダサチニブ
抗がん剤(といっても毒素というよりは分子標的薬)なので癌にならないと手に入らない。個人輸入するか・・・・
ケルセチンとは違う臓器で生体内の老化細胞を自殺させる作用が知られています。
2020年12月版のまとめは以上です。
う〜ん、長生きするには金かかるな。
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Category:#サプリメント




2020.11.06

ワクチンで老化細胞を減らす世界初の成果。CD153を標的としたペプチドワクチンでの老化T細胞除去に阪大研究者がマウスで成功
ワクチンで老化細胞を減らす世界初の成果。CD153を標的としたペプチドワクチンでの老化T細胞除去に阪大研究者がマウスで成功

↑BTW

老化するとPD-1陽性&CD153陽性の老化T細胞が内臓脂肪で増えてくるそうです。これをCD153を標的とするペプチドワクチンで除去することに成功したとのこと。論文のDiscussionでは最終パラグラフで「Toward clinical application(臨床試験に向けて)」と2回も言ってるので、、、、臨床試験やるんだろうな?

報告ではマウスCD153の部分ペプチド
  • (A) 116-TKLSWNEDGT-125
  • (B) 182-CESGVQSK-189
  • (C) 101-KKSWAYLQ-108
  • (D) 76-TTEKAPLKGG-85
  • (E) 234-LYSSSD-239
をワクチンとして試しています。いずれのペプチドでも免疫原性を確認。実際のマウス実験ではより強力なアジュバントとしてCpGを使用しています。細胞除去が目的ならAlumよりもCpGの方が細胞性免疫を惹起しやすいとの方向性なのかもしれません。
またヒトの配列では(D)はVVQRTDSIPN 71-SPDNVPLKGG-80 NCSEDLLCIになるとのこと。ワクチンとして使えるカスタペプチドはBIOMATIKで購入可能ですので個人でDIYワクチンを作って使用可能ですね。やろうと思えば。
CpGはどうやって手に入れるかね。
こんなのベンチャー作って臨床試験目指せばお金集められないのかね?「脂肪細胞内の老化T細胞量」ってのをプライマリーエンドポイントには出来ないだろうから見せかけての適用疾患とか設定しないといけなくて色々と難しいか。。。。

ヒトのCD153の全配列情報はここ
        10         20         30         40         50
MDPGLQQALN GMAPPGDTAM HVPAGSVASH LGTTSRSYFY LTTATLALCL
60 70 80 90 100
VFTVATIMVL VVQRTDSIPN SPDNVPLKGG NCSEDLLCIL KRAPFKKSWA
110 120 130 140 150
YLQVAKHLNK TKLSWNKDGI LHGVRYQDGN LVIQFPGLYF IICQLQFLVQ
160 170 180 190 200
CPNNSVDLKL ELLINKHIKK QALVTVCESG MQTKHVYQNL SQFLLDYLQV
210 220 230
NTTISVNVDT FQYIDTSTFP LENVLSIFLY SNSD


研究者の中神啓徳氏がここで語ってますね。
中神氏は私と同じ考えのようで適用疾患どうするか。。。と悩んでいるようですが、対談している順天堂大学の南野氏はSAGP(Senescence-associated Glycoprotein)という老化抗原に対するワクチンの臨床試験を1年以内に始めたいと言及していますね。
PD-1陽性/CD153陽性細胞は「おなかぽっこり」の原因でもあるとのこと

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Category:#Senolytics #老化細胞除去薬




2020.10.30

玉ねぎスゴ!少ないケルセチンでも飲み続ければマウスで老化細胞が除去されるとの研究結果
玉ねぎスゴ!少ないケルセチンでも飲み続ければマウスで老化細胞が除去されるとの研究結果

↑BTW


やはりケルセチン(quercetin)は神か!これまで50mg/kgのケルセチンと抗がん剤の組み合わせで体内の老化細胞が除去される研究を報告してきましたが、今回の研究はそれよりもはるかに少ない0.125mg/kg、週に1回をずっと飲み続けても同様に老化細胞が、骨格筋、脂肪細胞で減少することが報告されています。


出典:Low-dose quercetin positively regulates mouse healthspan | SpringerLinkから抜粋

また下記の報告では
10mg/kgのケルセチンを毎日4週間飲ませて糖尿病性腎臓病(diabetic nephropathy)を治療しています。
最近下記のケルセチンサプリメントを毎日飲んでいます。ずっと飲み続けるならこんな大量に飲む必要無いのか?



↓3個セットの方がずいぶん安い

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Category:#サプリメント




2020.09.28

玉ねぎ成分ケルセチンのみでも血管の老化細胞除去は可能かも。
玉ねぎ成分ケルセチンのみでも血管の老化細胞除去は可能かも。

↑BTW

先日から抗がん剤「ダサチニブ」と玉ねぎ成分「ケルセチン」の併用で老化細胞を選択的に自殺させられるという研究を調べているのですが、下記の論文を見ると


図出典:The Achilles’ heel of senescent cells: from transcriptome to senolytic drugs
どうやらダサチニブとケルセチンは標的細胞が違うようです。ケルセチンのみ(5μM)で血管内細胞の老化細胞は選択除去されている。ただし脂肪細胞前駆細胞には効果が無い結果です。

逆にダサチニブは脂肪細胞前駆細胞にのみ効果があり、濃度を上げても血管内皮細胞への効果は無いようです。2種の細胞で何が違うのでしょう?

血管内皮に関してはケルセチンのみで効果はあるようですが、ただ20μMから増殖細胞(正常な細胞)にも害が出ている(in vitro試験、この濃度で3日間処理)。治療ウィンドウ(薬効ー毒性用量比)4倍かあ。。。。ただし3日で減らしたいわけじゃないのでもっと低濃度で飲み続けることでメリットだけを得られるでしょうか?ケルセチンサプリメントは容量が大きいもので1つ500mgってのがあります。ケルセチンの分子量が約300なので、5μM=1.5ug/mL、500mg i.v. 時にCmax=50μg/mL。BAと半減期は知らないけど一瞬は有効血中濃度に達しているんじゃないか?

↓このサプリメント注文中なんだけど
↓こんな商品も発見w

これ、玉ねぎの皮を取っておいて冷凍粉砕して頑張って食べれば良いかも。。。

下記サイトを見ると
玉ねぎ可食部には100gあたり20mgのケルセチン、玉ねぎの皮には100gあたり1000-1500mgのケルセチンとのこと。1日に100mg以上が害が出ると書いてあるね。。。。

う〜ん、1粒500mgのサプリメントをポチっちゃったんだけど(^^;
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Category:#Senolytics #老化細胞除去薬




2020.09.25

善玉腸内細菌にエサあげて増やすぞ!ポリフェノールサプリメントの種類変えました。
善玉腸内細菌にエサあげて増やすぞ!ポリフェノールサプリメントの種類変えました。

↑BTW

複数入っていてバリエーションありそうだなと下記のサプリに乗り換えました。。1日分4粒の含有量は「赤ワインエキス末80mg、紅茶葉末40mg、トマトパウダー40mg、モロヘイヤ末40mg、ヤーコン葉末40mg、緑茶(べにふうき)エキス末40mg、リンゴ末40mg」で合計125mgとのこと。

腸内細菌は「多様性」が重要です。その点で7種類の由来の異なるポリフェノール高含有粉末を含むこのサプリが良いなと。


↓裏面


ワインのポリフェノール(レスベラトロール)は1日200〜300mgで効果が報告されています。
お茶のポリフェノール、カテキンは1回200〜300mgでの臨床試験が報告されています。
下記の研究では体重1kgあたり80mg、大人一人だと4800mgの大量のフラボノイド(ポリフェノールの一種)で体重増加抑制効果を報告しています。アシタバに含まれるポリフェノールは1000mg近くを投与した研究が報告されています。
サプリの容器に書かれている4粒1日125mgってのはちょっと少なすぎるかもしれませんが、その他の3食の健康的な食生活を心掛けるとしてサポートとしてこれを飲もうと思います。90日分で1700円(1日あたり20円)と安価ですし、毎日2〜3倍飲む分には問題無いかなとも思います。

ポリフェノールの良いところは体内に吸収されるわけではなく、腸内細菌により消費されると考えられるため過剰摂取による毒性は考えなくても良いところかなと思ってます。


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Category:#サプリメント




2020.09.24

玉ねぎ成分ケルセチンは単独でセノリティクスとしての(老化細胞除去)効果があるか?
玉ねぎ成分[[ケルセチン]]は単独でセノリティクスとしての(老化細胞除去)効果があるか?

↑BTW

先日、抗がん剤ダサチニブ(Dasatinib)と玉ねぎ成分ケルセチン(Quercetin)を同時に服用することでマウスで老化細胞が除去されて臓器が若返るという研究報告を紹介しました。

抗がん剤は手を出しにくいので、玉ねぎ成分「ケルセチン」のみで老化細胞を除去出来ないか調べています。

ダサチニブとケルセチン同時服用の効果に関しては下記の論文で発見の経緯について触れられています。
ダサチニブとケルセチンの組み合わせは「最初の老化細胞除去薬」としてバイオインフォマティクスを活用したランダム機能スクリーニングより46種類の薬の投与の中から偶然見出された組み合わせとのこと。
↓ランダムスクリーニングの研究論文(2015年)
そして併用効果は臨床試験が実施され人間でも確認されていました。
下記の論文では
ダサチニブ100mgとケルセチン1250mgを週3回3週間にわたり飲んでもらっています。
以下の論文では
臨床試験では糖尿病性腎臓病の患者にダサチニブ100mgと、ケルセチン1000mgを3日連続で飲んでもらっています。その結果、たった3日の服用で脂肪組織中の老化細胞が減り、皮膚の中の老化細胞が減少、血液中の老化細胞が出す悪玉サイトカインの濃度が低下することが報告されています。
臨床試験の情報はここ↓試験名は「Senescence in Chronic Kidney Disease」
一方、ケルセチンのみも老化細胞除去効果は知られているようです。下記はダサチニブ、ケルセチン両方を服用する臨床試験を実施した論文です。
ケルセチンのみである程度の効果があると書いてますが、概要には老化細胞の除去効果に関しては触れられていません。
下記ではケルセチンのみは効果はあるが、毒性が出る量に近い量が無いと効果が無いとあります。すなわち老化してない細胞への毒性も強いとのことです。
う〜ん、玉ねぎ成分を大量に飲むという作戦は毒性の心配をしないといけないようです。
上記に紹介した臨床試験では1日にケセルチン1000mg以上を飲んでいます。

国内のケルセチンサプリメントは1粒あたり3.5mgとかちょっとしか入っておらず、これでは1日に300粒を服用しないといけません。
一方で海外のケルセチンサプリメントは1粒で500mg含まれており、これだと1日2粒でOKです。
海外ではケルセチンの老化細胞除去効果が知られて大量服用する人がいるのでしょうか?
(省略されています。全文を読む

Category:#Senolytics #老化細胞除去薬




2020.09.24

玉ねぎ成分ケルセチンは単独でセノリティクスとしての(老化細胞除去)効果があるか?
玉ねぎ成分[[ケルセチン]]は単独でセノリティクスとしての(老化細胞除去)効果があるか?

↑BTW

先日、抗がん剤ダサチニブ(Dasatinib)と玉ねぎ成分ケルセチン(Quercetin)を同時に服用することでマウスで老化細胞が除去されて臓器が若返るという研究報告を紹介しました。

抗がん剤は手を出しにくいので、玉ねぎ成分「ケルセチン」のみで老化細胞を除去出来ないか調べています。

ダサチニブとケルセチン同時服用の効果に関しては下記の論文で発見の経緯について触れられています。
ダサチニブとケルセチンの組み合わせは「最初の老化細胞除去薬」としてバイオインフォマティクスを活用したランダム機能スクリーニングより46種類の薬の投与の中から偶然見出された組み合わせとのこと。
↓ランダムスクリーニングの研究論文(2015年)
そして併用効果は臨床試験が実施され人間でも確認されていました。
下記の論文では
ダサチニブ100mgとケルセチン1250mgを週3回3週間にわたり飲んでもらっています。
以下の論文では
臨床試験では糖尿病性腎臓病の患者にダサチニブ100mgと、ケルセチン1000mgを3日連続で飲んでもらっています。その結果、たった3日の服用で脂肪組織中の老化細胞が減り、皮膚の中の老化細胞が減少、血液中の老化細胞が出す悪玉サイトカインの濃度が低下することが報告されています。
臨床試験の情報はここ↓試験名は「Senescence in Chronic Kidney Disease」
一方、ケルセチンのみも老化細胞除去効果は知られているようです。下記はダサチニブ、ケルセチン両方を服用する臨床試験を実施した論文です。
ケルセチンのみである程度の効果があると書いてますが、概要には老化細胞の除去効果に関しては触れられていません。
下記ではケルセチンのみは効果はあるが、毒性が出る量に近い量が無いと効果が無いとあります。すなわち老化してない細胞への毒性も強いとのことです。
う〜ん、玉ねぎ成分を大量に飲むという作戦は毒性の心配をしないといけないようです。
上記に紹介した臨床試験では1日にケセルチン1000mg以上を飲んでいます。

国内のケルセチンサプリメントは1粒あたり3.5mgとかちょっとしか入っておらず、これでは1日に300粒を服用しないといけません。
一方で海外のケルセチンサプリメントは1粒で500mg含まれており、これだと1日2粒でOKです。
海外ではケルセチンの老化細胞除去効果が知られて大量服用する人がいるのでしょうか?

Category:#Senolytics #老化細胞除去薬




2020.01.21

BMIよりも腹囲を使った新指標「RFM」の方がメタボ度を正確に算出出来る
BMIよりも腹囲を使った新指標「RFM」の方がメタボ度を正確に算出出来る

↑BTW

新しい指標「RFM」が発表されています。下記のグラフはBMIとRFMとX線撮影で算出した本当の体脂肪率(縦軸)の相関関係を示したグラフです。

出典:Relative fat mass (RFM) as a new estimator of whole-body fat percentage ─ A cross-sectional study in American adult individuals.Sci Rep. 2018 Jul 20;8(1):10980. doi: 10.1038/s41598-018-29362-1.
RFMでは男女とも体脂肪率とRFM値が一直線に乗っており高い相関関係があることが分かります。一方、BMIと体脂肪率の関係は男女でベースラインも傾きもズレが見られます。

RFMの求め方は:

男性:64 - ( 20 × 身長 / 腹囲 ) = RFM
女性:76 - ( 20 × 身長 / 腹囲 ) = RFM

自動で計算してくれるサイトが下記にあります。
身長と腹囲と性別を入力すると正常範囲かどうかを表示してくれます。正常の範囲は女性で体脂肪率:25-31%、男性で18-24%とのこと。
また下記の論文では子供に正確に対応させるための数式が掲載されています。
。。。。。。。性自認が人と違う人が騒ぎ出すのも時間の問題か?
(省略されています。全文を読む

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2019.11.28

飲酒しないのに脂肪肝になった患者(NAFLD)の61%の腸内からアルコール多産生細菌が発見される
飲酒しないのに脂肪肝になった患者(NAFLD)の61%の腸内からアルコール多産生細菌が発見される

↑BTW

健康な人の6%からしか発見されないアルコール多産生細菌「K. pneumoniae」がアルコール非依存性脂肪肝患者(Non-alcoholic fatty liver disease (NAFLD) )患者の61%から発見されるとのこと。この細菌を患者から取り出してマウスに移植するとマウスが脂肪肝になってしまうそうです。

どうやら人間は腸内細菌にいいようにヤラれている模様。


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Category:#腸内細菌 #う〇こ移植治療




2019.09.30

新たなダイエット戦略、脂肪細胞の「脂質代謝回転率(Adipose lipid turnover)」を上げる
新たなダイエット戦略、脂肪細胞の「脂質代謝回転率(Adipose lipid turnover)」を上げる

↑BTW

54人を13年間追跡調査したところ全員が加齢に伴い脂肪細胞中の脂質代謝回転率が減少していたそうです。また脂肪除去手術を行った人で、最初から脂質代謝回転率が高かった人は減量を維持出来ず再度体重が増加したとのこと(そもそも食べ過ぎってことかな?)、脂質代謝回転率が低かった人は手術後、脂質代謝回転率が上がり、体重を維持出来ていたとのこと。脂肪細胞の寿命は10年らしい。いったん太ると、その後痩せたとしても10年は太りやすい体質が続くんだろうね。


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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2019.07.02

寿命を延ばす最先端の技術に関する12の着眼点(2019年版)
寿命を延ばす最先端の技術に関する12の着眼点(2019年版)

↑BTW

個人的な思考の整理のためにリストアップしてみました。
(1)アンチエイジングに焦点を絞った金のある米国スタートアップ企業に注目
Amazon CEOらが投資したアンチイジングのスタートアップ企業「Unity Biotechnology」の中身 /Amrit不老不死ラボ
不老長寿技術を開発するベンチャーにのみに投資するファンド「Longevity Fund」 /Amrit不老不死ラボ
(2)体内から老化した細胞を取り除く
老化した細胞のみを殺す「Senolytic薬」の開発とその効果 /Amrit不老不死ラボ 1 users
体内の老化細胞を取り除く技術を確立すれば高齢でも若々しく健康体になることが証明される。 /Amrit不老不死ラボ
(3)「老化抑制」という「副作用」が知られる市販薬を飲む
医薬業界で噂の「糖尿病薬メトホルミンが寿命を延ばす」が本当かどうか調べる大規模臨床試験が始まる /Amrit不老不死ラボ
学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ /Amrit不老不死ラボ 2 users
癌治療薬として研究されている薬物「ABT263(Navitoclax)」は老化した血液細胞のみに自殺を誘導し、血液の状態を若返らせる事が出来る。 /Amrit不老不死ラボ
ラパマイシン(Rapamycin)でマウスの寿命が延びる /Amrit不老不死ラボ
(4)寿命を延ばす効果が期待されて開発されているサプリメント・天然物質
ヨーグルトで寿命が伸びる事が動物実験で初めて確認される、腸内のポリアミン濃度がポイント /Amrit不老不死ラボ
2019年2月Nature Commun発表/アシタバの葉に含まれるポリフェノール(フラボノイド)にあらゆる生物に効く最強のアンチエイジング作用 /Amrit不老不死ラボ 1 users
赤ワインに含まれる「レスベラトロール(resveratrol)」の老化抑制効果に関する研究まとめ、新たに遺伝子のスプライシング因子の制御機構が報告される。 /Amrit不老不死ラボ
ザクロに含まれる物質「エラジタンニン(ellagitannin)/エラグ酸」が線虫の寿命を延ばし、ねずみの筋肉機能を向上させる。この物質の医薬も開発中 /Amrit不老不死ラボ
(5)寿命を延ばす効果が期待されて開発されている開発中の薬
マウスで寿命延長効果が報告されているFGF-21が脂肪肝の薬(コードネームBMS-986036)として順調に開発中 /Amrit不老不死ラボ
空腹時に作られるホルモンFGF-21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い /Amrit不老不死ラボ 1 users
Kloho(クロトー)というホルモンで老化が抑制される(science)(Amrit不老不死研究所)
(6)未来の技術を信じて人体冷凍保存する
人体凍結保存の実現にまた1歩、ナノ金属を含む凍結液とマイクロ波を使い、大量の液体を均一に急速に加熱する技術 /Amrit不老不死ラボ 2 users
人体冷凍保存にも応用可能?3-O-メチル-D-グルコースで満たした臓器を過冷却現象で低温保存し3日間後に移植する事に成功 /Amrit不老不死ラボ
(6)脳だけになって生き残る
米国DARPAが脳内100万個の神経とコンピューターを接続する小型モジュール開発プロジェクトの提案を募集。70億円まで資金提供。 /Amrit不老不死ラボ
ラットに電子チップを埋め込み「第六感」的感覚を与えることに成功 /Amrit不老不死ラボ
米イェール大によるブタの全脳を死後4時間後に人工血液などを駆使して再動作せる実験 /Amrit不老不死ラボ
(7)コンピューターに意識を移す
ロシアの富豪が出資する脳の情報をコンピューター上にアップロードして永遠に生きるプロジェクト「2045イニシアティブ」 /Amrit不老不死ラボ
(8)臓器を新しいものに交換して長生きする
文部科学省、ブタなどの動物を使い人間の臓器を作る基礎研究を2018年度から容認の方向へ /Amrit不老不死ラボ
ブタの胚をマウス体内に移植し、様々な臓器を作ることに成功(pnas)(Amrit不老不死研究所)
(10)腸内細菌を最適化する
人体を構成する細胞以上の数の細菌が住み、これらの細菌が日夜作る種々の物質は腸から吸収されています。無限の可能性があります。寿命に直接影響するような研究は見つかりませんでしたが、病気を防ぐ作用に関する研究は多数あります。
効果が実証されつつある他人の「うんこ」移植治療、研究過程で難病を治す「癒しのうんこ」、他人を殺す「殺人うんこ」を出す能力者の存在が明らかに /Amrit不老不死ラボ
(11)生体内の細胞をリプログラムする
老化してもケガをしてもツルツルの肌までもう少し?生体内リプログラミングで皮膚を綺麗に直せる4遺伝子(DGTM)の決定研究 /Amrit不老不死ラボ
癌耐性遺伝子+テロメア延長酵素のダブル遺伝子導入改変マウスで全身の老化症状が遅延して、寿命が延長する /Amrit不老不死ラボ
ついに若返りの医療が始まるか!?、絶妙にコントロール(2日やって5日休む)してマウスにiPS細胞誘導を行うことで、老化現象を抑制し、寿命を延ばすことに成功 /Amrit不老不死ラボ
(12)癌を完全に治す
直接的な寿命延長ではありませんが、若返らせるような治療の多くは「若返りすぎ」ではありませんが、細胞の無限増殖(=癌)が克服出来ないために危なくて、人間での研究が進めにくい方法が多数あります。
細胞を投与して治療する時代の幕開け!ノバルティスの癌治療細胞医療「キムリア」日本承認。アメリカで1回5000万円の治療 /Amrit不老不死ラボ
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Category:#エイジング関連まとめ




2019.06.20

老化とともに血液中の量が減少する酵素「eNAMPT」を注射してマウスの寿命を延ばすことに成功
老化とともに血液中の量が減少する酵素「eNAMPT」を注射してマウスの寿命を延ばすことに成功

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論文のGraphical Abstractより。EVsに包まれたeNAMPTは各種臓器でNAD+の生合成を上昇させ、すい臓ではインスリン合成を、網膜では光受容体の活動を、海馬では認知能力を上昇させ、また視床下部(Hypothalamus)ではSIRT1活性(サーチュイン)を上昇させ、身体活動を上昇させ、睡眠のクオリティーを上昇させる
(論文要約)老化は人体の機能を低下させ、慢性疾患を生じさせる重大なリスク要因である。加齢に伴って減少する全身血液中のNAD+量が老化のプロセスに重要な役割を担っていることは多くの動物種で知られているが、今回、研究者らは全身の血中を巡っている細胞外ニコチンアミドリン酸化リボシルトランスフェラーゼ(eNAMPT)も老化に伴い劇的にマウスやヒトにおいて減っていることを示す。

 研究者らはマウスを遺伝子操作し、脂肪細胞にeNAMPTを多く作らせるようにすることでマウスで健康寿命が延びること、また、eNAMPTは細胞外小粒子(EVs)で輸送されており細胞内に入りNAD+の生合成を上昇させる作用を持つが。若いマウスの血液から取り出したeNAMPT入りEVsを老化マウスに投与するだけでも運動性を上昇させ、寿命が延長することを実験で示しており間違いないと考えられる。

今回の発見はeNAMPT入りEVsを医薬品として開発すれば老化抑制し、アンチエイジングを強力に起こす可能性を示していると言える。


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Category:#アンチエイジング・老化抑制技術




2019.02.14

老化した細胞のみを殺す「セノリティクス(Senolytic)薬」の開発とその効果
老化した細胞のみを殺す「セノリティクス(Senolytic)薬」の開発とその効果

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生体内のわずかな老化細胞の存在が体全体の老化現象を引き起こすことが報告されています。下図は

より抜粋した図です。実験的に少数の老化細胞を若いマウスに移植し、老化を促進せる実験を行っています。
Senolytics improve physical function and increase lifespan in old age.Nat Med. 2018 Aug;24(8):1246-1256. doi: 10.1038/s41591-018-0092-9. Epub 2018 Jul 9.PMID:29988130
具体的には17ヵ月齢の老化したネズミに50万個(0.5×10^6個)の老化した少量の細胞を移植し、その結果、グラフの赤字で示すように老化した細胞を投与されたネズミでは1年で50%が死亡したのに対し、細胞を投与されていないネズミや、若い細胞を投与されたネズミでは80%程度が生き残っている。すなわち少量の老化細胞が全身の老化をう誘導し死亡させていることを証明しています。

では老化した体から、老化した細胞を取り除くことが出来たら若返ることが出来るのでしょうか?

答えはイエスです。下記報告では肝臓内の老化した細胞のみを殺し除去することで脂肪肝の症状が改善することが報告されています。
  • Cellular senescence drives age-dependent hepatic steatosis.Nat Commun. 2017 Jun 13;8:15691. doi: 10.1038/ncomms15691.PMID:28608850
そしてこの報告でも使われていますが、既に販売されている薬とサプリメントの組み合わせで老化した細胞のみを殺すことが出来ることが分かっています。

★老化した細胞のみを殺すことが報告されている2つの薬の組み合わせ。
  • dasatinib(ダサチニブ)・・・・複数のチロシンキナーゼを標的とした分子ターゲッティングタイプの抗がん剤
  • quercetin(ケルセチン)・・・・玉ねぎ・柑橘類など含まれるフラボノイドの一種
知らなかったのですが、このような老化細胞のみを殺す作用を「Senolytic」というらしいです。

老化細胞除去の研究は実は2011年には既に報告されています。
既に様々な研究が進んでおり、AmazonのCEOらが出資するUNITY Biotehnologyという会社は老化細胞除去薬の臨床試験を行っています。

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Category:#Senolytics #老化細胞除去薬




2017.07.31

「においだけで太っちゃう!!」は本当だった。嗅覚遮断で食事量を減らさなくても脂肪が減少するとの実験結果
「においだけで太っちゃう!!」は本当だった。嗅覚遮断で食事量を減らさなくても脂肪が減少するとの実験結果

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 「におい」は食欲や、食べ物の選別を担っていますが、それ以上の働きがあることが分かりました。この研究を行ったのはアメリカ・カリフォルニア大学の研究者ら。研究者は遺伝子操作により嗅覚(Olfactory sensory neuron)を働かなくしたマウスが高脂肪食を食べさせても太らないことを実験で証明しています。

 驚くべきことに嗅覚除去により「におい」を感じなくなったマウスでも食べる量は変わりなく、脂肪細胞のβアドレナリン受容体が活性化し、脂肪分解を促進、熱を作り出す褐色脂肪細胞が増え、体重増加が抑制されるようです。さらに、インスリン抵抗性も改善するとのこと。

 研究者らは、逆に遺伝子工学的に一時的に嗅覚を高めることにより脂肪蓄積が起こり、インスリン抵抗性になることも実験で証明しています。

 これらの仕組みを活用したダイエット薬が開発可能かもしれません。また、ダイエット中の人は美味しい「におい」をかがないようにすることが重要かもしれません。


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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2017.07.05

豆乳やヤギ乳を飲んでいる子供より、牛乳を飲んでいる子供の方が統計的に身長が高い
豆乳やヤギ乳を飲んでいる子供より、牛乳を飲んでいる子供の方が統計的に身長が高い

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 牛乳を飲むことは身長を伸ばすことと結びつけられていますが、近年、多くの親が健康のために豆乳や、牛以外の乳を子供に飲ませることがあります。しかしながら牛以外のミルクは含まれるタンパク質量や脂肪量が少なく、牛乳と同じだけの効果があるかどうかは検証されていません。

 今回、カナダ・トロントの研究者は5034人の健康なカナダの子供の比較を行いました。その結果、牛以外のミルクを飲むほど、身長が低くなる相関関係が見られました。具体的には1日あたり250mL(1カップ)の牛乳以外のミルクを飲む毎に0.4cm低くなっており、3才時点で1日3カップの牛乳以外のミルクを飲んでいる子供は、飲んでない子供と比較し(代わりに牛乳を飲んでいる)、1.5cmの平均身長の差が見られました。

 原因については不明ですが、牛乳の栄養価が優れていると考える他に下記のような可能性があるとリンク先では述べられています。
(1)牛乳以外を与えている過程の場合、他の食事の内容にも差がある可能性、病気、アレルギー理由に牛乳以外を与えている可能性(この場合、薬を飲んでいてこれが影響している可能性あり)。
(2)牛乳に含まれる残留成長ホルモン(ステロイドホルモンなど)が人体に影響している可能性


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Category:子育て




2017.04.26

週2回必ず飲み会に参加しつつカロリーサイクリングダイエットで1回の食事量を減らさず3ヶ月間で体重を3kg減らした記録
週2回必ず飲み会に参加しつつカロリーサイクリングダイエットで1回の食事量を減らさず3ヶ月間で体重を3kg減らした記録

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こんなにも体重は減らないのかと愕然しましたが、どうにかダイエットに成功しています。

上記グラフは1月下旬からの3ヶ月間の体重の推移です。体重計はWifi接続の↓

平日の毎朝、朝食を食べる前に体重測定、飲み会の次の日はガッカリするので測定しません。グラフは1週間ごとの平均値が週ごとにプロットされています。
ダイエット方法はカロリーサイクリング(英語名:Alternate Day Fasting)、下記で紹介しています。
要は1日おきに朝食、晩飯を抜くダイエット方式です。他の食事は必要量の125%食べてもOK。この方法では体重減少効果に加えて「断食」で得られる血管の若返り効果もあると報告されています。
報告されている通りのダイエットを行いたいところですが、問題が2つ
  • (1)週に2回は飲みに行っちゃう、しかも今頃になって周囲がシメにラーメンブームw、これはウマイ!
  • (2)土、日は魔の3歳児の相手もあり、ご飯を抜きにくい。
というわけで月、水、金の朝飯、晩飯を抜き、月、水、金に飲み会がある時は臨機応変に火か木の晩飯を抜きました。このルールは3ヶ月間守ることが出来ました。守れた自分にビックリ。後述します。また、これも個人的にびっくりですが1週を除いて、3ヶ月間きっちり毎週2回飲みに行ってましたww。4月に入り週3回飲みに行った週が2回ありました、その影響か最後の1ヶ月は体重減少が鈍っている感じです。
結果、グラフで分かるように、じわじわと体重は減少し1ヶ月1kgペースで減ることが分かりました。以下自己分析です。

★このダイエット方法の難易度について
→最初の1ヶ月間は空腹でイライラしたり、晩ご飯を抜いた朝に低血糖みたいな感じになることがありましたが、1ヶ月経過すると平気に晩ご飯を抜けるようになります。しかも胃が小さくなるようで明らかに好きに食べて良い時でも直ぐに満腹になるようになりました。これまでも「1食の食事量を減らす」ダイエットをしたことがありましたが、効果が無いしストレス貯めるしで体重がここまでコンスタントに減ったことはありませんでした。このカロリーサイクリングは、食べるか食べないかというルールを守りやすい方式なのと、普通に食べれる日が1日おきにやってくるので、そこで満足出来てダイエットのストレスもこちらの方が少ない気がします。

★体重の減少量について
→朝晩抜いた場合におよそ1日の接種カロリーが1500kcalカロリー減少すると考えられます。これを週3回ですから1週間のカロリー摂取量の減少は4500kcal、脂肪1kgは8000kcal程度ですのでこの計算だと1ヶ月に2kgは減るはずです。
週2回の飲み会は好きなだけ食べました。恐らく飲み会1回あたり1000kcalは余分にカロリー摂取してるんじゃないかなぁ・・・・・、週2回で2000kcalですので差し引き、1週間の接種カロリー減少量は2500kcalとなります。
さらに、絶食のリバウンドで明らかに通常の食事で食べる量が増えています。しかしながら胃が小さくなったこともあり、そこまで通常の食事でのカロリー摂取増加は増えてないかな?1週間で通常の食事で1000kcal余分に食べているとすると1週間に1500kcal減らしている程度ということになります。これを考えると1ヶ月に1kgしか減らないのは納得いくかな。

★運動
週に1時間は走ってます。色々報告を見ると運動で痩せはしないとの結論みたいですので、筋肉維持目的で。
走る前に軽く筋トレ(ジムの筋トレマシン5種類×限界負荷7回×3セット)しました。

結論
週2回飲み会に参加しつつ毎月1kg体重を減らしたければ週に3回朝晩抜けばよい

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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2017.04.25

マウスで寿命延長効果が報告されているFGF-21が脂肪肝の薬(コードネームBMS-986036)として順調に開発中
マウスで寿命延長効果が報告されているFGF-21が脂肪肝の薬(コードネームBMS-986036)として順調に開発中

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BMS社が開発しているPEG化FGF-21薬(コードネーム:BMS-986036)の脂肪肝治療効果が人間で確認されたと報告されています。74人の患者を治療したところ、投与から16週目の時点において、治療を行った患者では最大で6.8%脂肪肝が5.2%減少していました。

この薬は体内にも存在、特に空腹時に分泌されることが知られるFGF-21というタンパク質に血中に長く留まるようにPEGという物質を結合した医薬品です。

FGF-21はアンチエイジング分野での関わりが報告されているタンパク質で、下記の報告では持続的に大量のFGF-21を作用させることでマウスで寿命が30%延長することが報告されています。

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Category:#アンチエイジング・老化抑制技術




2017.01.26

1日おきに朝ご飯、晩ご飯を抜く「カロリーサイクリング」で8週間で4kg痩せる。その他は高脂肪な食事でもOK
1日おきに朝ご飯、晩ご飯を抜く「カロリーサイクリング」で8週間で4kg痩せる。その他は高脂肪な食事でもOK

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「8週間で4kg」ってのは体重90kgの人30人ぐらいの平均値ですので、もう少し軽い人は減る体重はもう少し少ないと思いますが、以前紹介した、カロリーサイクリングというダイエット方法の別の研究報告を紹介します。

この研究では同じAlternate day fasting(カロリーサイクリング)と呼ばれる1日おきにプチ断食し、体重減少と、動脈硬化を改善する働きを調べています。
方法は簡単で
  • (A)昼ご飯しか食べない日(1日に必要なカロリーの25%に抑える)
  • (B)普通に食べて良い日(1日に必要なカロリーの125%、ちょっと多めに食べてもOK)
を1日おきに交互に繰り返します。
その結果、脂肪分多め(全体の45%が脂肪)な食事をした人は8週間後に4.4kg痩せていました。一方、脂肪分少なめ(25%が脂肪)な食事をした人は3.7kg痩せており、高脂肪食でも低脂肪食と同じだけ痩せることが分かりました。

ただし、動脈硬化の指標は高脂肪食の人では悪化しており、低脂肪食の人のみで改善していました。カロリーサイクリングで血管の健康度を改善するには、低脂肪食を心がける必要がありますが、体重を減らすだけなら高脂肪食でもOKのようです。


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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2016.08.19

1日にお茶1リットル飲めば、運動しなくても空腹時の脂肪燃焼量が1時間あたり約0.8グラム増加、年間2.5kgの脂肪燃焼に相当
1日にお茶1リットル飲めば、運動しなくても空腹時の脂肪燃焼量が1時間あたり約0.8グラム増加、年間2.5kgの脂肪燃焼に相当

↑BTW


Nutrients | Free Full-Text | Green Tea, Intermittent Sprinting Exercise, and Fat Oxidation
人間は空腹時には運動していなくても脂肪をちょっとずつ燃焼して使用しています。この燃焼量がお茶成分を摂取するだけで上昇することが報告されています。研究を行ったのはオーストラリアの研究者Daniel E Gahremanら、28人の健康なボランティア(平均年齢24歳前後、平均身長177cm、平均体重75kg)を雇い実施しています。

前の日の夕食から何も食べてない状態のボランティア(およそ10時間何も食べない状態)の脂肪燃焼量(Fat Oxidation)を翌朝測定したところ、1分あたり0.045gの脂肪を燃焼していましたが、前日に250mgのお茶成分(187.5mgのポリフェノール、125mgのカテキン、20mgのカフェイン)のサプリメントを飲んだ人では1時間あたりの脂肪燃焼量が1分当たり0.059gに上昇していました。余分に1分あたり0.014g、1時間あたり0.84gの脂肪が燃焼したことになります。

非常にわずかな差に思うかもしれませんが、1日に空腹時間が8時間あるとすると、1日あたり0.84x8=6.72g脂肪が余分に燃焼していることになり、1年で2.5kgの脂肪が余分に燃えることになります。また論文の中では運動前だけでなく運動中、運動後の燃焼量も増加していることが報告されています。

伊右衛門500mLペットボトル1本180mg
生茶500mLペットボトル1本250mg
のカテキンが含まれているそうです。


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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2016.03.15

模倣子(ミーム)も遺伝子の修飾を介して子孫に受け継がれることが動物実験で証明
模倣子(ミーム)も遺伝子の修飾を介して子孫に受け継がれることが動物実験で証明

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 遺伝子(ジーン)模倣子(ミーム)という考えがあります。これは分かりやすい言葉で言えば「血筋」は子孫に受け継がれるが、「親の習慣や生き方」は(教えたり、一緒に生活したりしないかぎりは)子孫には受け継がれない。というものですが、どうやら「親の習慣や生き方」も遺伝子上に追加情報として含められ子孫に受け継がれるようです。

 研究者らは、まったく同じ遺伝子を持つマウス群を2つのグループに分け、片方のグループに6週間にわたり高脂肪食を食べさせて肥満状態にしました。そして、そのマウスの精子や卵子を取り出して以下のような4通りに受精させました。

 上記の受精卵は環境や育て親の影響を排除するためにまったく別の正常なマウスに着床させ出産させました。そしてそれらの子供マウスに高脂肪食を与えると、体重増加は (1)>(2)=(3)>(4)となりました。たとえ高脂肪食を食べても遺伝子配列は変化せず上記4種類組み合わせから生まれたマウスはまったく同じ遺伝子配列を持つはずです。

 こういった現象は「エピジェネティクス」という分野に相当し近年盛んに研究されています。親の習慣や行動によって遺伝子配列そのものは変わりませんが、それらの習慣や行動により、遺伝子に「メチル化」などの修飾が入ることが分かっており、これが子に精子と卵を介して受け継がれていきます。

こういった現象は以前から明らかにされていましたが↓
今回の研究は別のマウスに代理出産させることで、母乳や腸内細菌、育て方などの環境要因を一切排除し、間違いなく遺伝子上のエピジェネティクス因子が原因であることを明らかにした点が新しいようです。
 あなたの体には親の生き方が現れており、あなたの生き方は、子供に受け継がれていることになります。

 また、親と子という狭い範囲で書きましたが、「日本人の国民性」といったマクロな特性もエピジェネティクス的に受け継がれていると考えられます。


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Category:遺伝子・バイオインフォマティクス




2016.03.07

学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ
学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ

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 老化とは何でしょうか?最新科学では「老化」が人体が古くなったという単純な現象ではないことを明らかにしています。ある特定の仕組みによって老化が進行しているようなのです。実は、すでに発売済みの薬や開発中の薬の中にはその老化を促進する仕組みをブロックし、結果として老化を抑制する副作用が報告されているものが数多くあります。そういった報告の多くは今のところ動物実験でのみ検証されており、大勢の人間が参加した大規模な「臨床試験」によって人間での効果が証明された薬は未だありません(もし、あったら既に皆飛びつきますよね?)。

今回、Nature Medicineという医学界で最も有名な学術雑誌がそのような薬のまとめ記事を掲載しています。

以下が記事中で取り上げられていた薬を表にしたものです。

薬の名前ターゲット(薬が作用する体内の分子)現在、何の用途に使われている薬か知られているリスク
ラパマイシン(Rapamycin)mTORC1mTORC2抗ガン剤、メタボ薬、心臓病薬免疫抑制、インスリン抵抗性、白内障
メトホルミン(Metformin)ミトコンドリアのAMPKmTOR糖尿病薬不明
レスベラトロール(Resveratrol)SIRT(サーチュイン)やAMPK肥満予防不明
Anti-CGRPCGRPやCGRPレセプター偏頭痛、メタボ薬、抗炎症薬痛覚の鈍化、低体温
食事中のメチオニンを制限メタボ対策脂肪肝、体重減少、鬱
Lilly社のLY2405319、Amgen社のペプチド薬IISFGF-21klothoPAPP-Aを減らすメタボ対策骨密度減少、高血糖、インスリン抵抗性

ラパマイシンメトホルミンレスベラトロールFGF-21に関してはこのサイトでも以前に紹介しています。下記は以前紹介した記事へのリンクです。

 大きなキーワードとしては「炎症」「代謝」でしょうか。

 人体は加齢に伴い「弱い炎症」が持続的に発生するようになり、この炎症が老化を促進する要因になっていると考えられています。たとえば鎮痛剤であるアスピリン(バファリン)や、nordihydroguaiaretic acid (NDGA; also called masoprocol)を投与することで平均寿命が8〜12%延びることが動物実験で報告されています。

 さらに、炎症により作られ、結果、加齢とともに血中に増えていくCGRP(Ccalcitonin gene-related peptide)という物質を減らすだけで寿命延長効果があることが報告されています。具体的には、この物質を持たないように遺伝子改変された動物は長寿になります。他にも、CGRPの受容体をブロックする低分子薬や抗体を投与し不老長寿的な効果を示させる研究が報告されています。

 また「カロリー制限」を行うことで多くの動物で寿命が延長することが報告されています。当初は、カロリー制限により無駄なエネルギー消費が低下しDNAを損傷する活性酸素の発生が抑えられる効果が寿命延長につながると考えられていましたが、近年これだけではなく、どうやら「低カロリー」時に細胞内で発生するシグナル自体に寿命延長効果があることが分かってきました。そして、代謝に作用する薬のいくつかが寿命に影響することが報告されています。たとえば代謝に深く関わる「インスリン」や「IGF-1」に関わる薬です。

 IGF-1が生まれつき少ない遺伝子改変動物は長寿命であることが報告されていますし、IGF-1を分解する働きのあるkotho遺伝子を増やした動物も寿命が延長します。またFGF-21やリリー社が開発中のLY2405319はIGF-1を阻害し寿命延長効果があるかもしれません。

 もっと簡単なメカニズムとしては食事中のメチオニンを減らすことで寿命が延長することが、酵母、線虫、ハエ、ネズミで報告されています。人間においても食事中のメニオニンを減らす作戦の他に、メチオニンが人体に吸収されにくくなる働きの薬が開発出来れば、寿命延長効果が期待出来ます。


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Category:#アンチエイジング・老化抑制技術




2015.06.25

サプリメントも売っているキノコ「霊芝(れいし)」が太りやすい体質を改善してくれる?
サプリメントも売っているキノコ「霊芝(れいし)」が太りやすい体質を改善してくれる?

↑BTW

 霊芝(Ganoderma lucidum)は健康食品として知られサプリメントも売られていますが、身体に取り込まれて作用しているのではなく腸内細菌を調整する作用が重要であることが分かりました。

 研究者らはマウスに高脂肪食と霊芝を与える実験を行いました。高脂肪食のみを食べたマウスでは体重が20g近く増えたのに対し、霊芝を併せて食べさせたマウスでは体重増加が抑えられました(最もよく効いたマウスで体重増加が12g程度に抑えされた。

 霊芝を食べさせたマウスの糞を分析したところ、グラム陰性菌であるバクテロイデス(bacteroidetes)とグラム陽性菌であるフィルミクテス(firmicutes)の比率が高脂肪食を食べることにより3:7から5:5に変わっていましたが、この変化が霊芝を食べることにより抑制されていました。また、面白いことに霊芝を食べさせたマウスの糞を高脂肪食を食べているマウスの腸内に移入したところ霊芝を食べるのと同様に体重増加が抑えられました。霊芝は高脂肪食による腸内細菌の変化を抑制することで体重増加を抑えていると考えられます。

 これらの作用を示す霊芝の成分は分子量が非常に大きく体内に入っていない成分とのことですので、作用は霊芝が直接身体に作用しているわけではなく腸内細菌を介して起こっているようです。

 近年、太りやすさと腸内細菌の関係が多く報告されています(太りやすい人は太りやすくなる腸内細菌が多く住み着いている)。霊芝のサプリメントは腸内細菌を理由とした太りやすい体質を改善してくれるかもしれません。

ちょっと霊芝のサプリメント買ってくるー


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Category:#腸内細菌 #う〇こ移植治療




2013.08.19

腸内の善玉菌を増やすためには「食事の種類」よりも「摂取カロリー」の方が重要
腸内の善玉菌を増やすためには「食事の種類」よりも「摂取カロリー」の方が重要

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 腸内細菌は人体に大きな影響を与え、乳酸菌などの善玉菌が多いと寿命が延び、反対に有害物質であるLPSなどを多く作る悪玉菌が多いと寿命が短くなることが動物実験により証明されています。腸内で作られたLPSは吸収されて人体の様々な臓器に悪影響を及ぼします。

 腸内の善玉菌を増やすにはどうしたら良いのでしょうか?ヨーグルトと食べる?肉を減らす?中国の上海Jiao Tong大学のLiping Zhaoらはマウスを使った実験を行い、カロリー制限により効率的に善玉菌を増やすことが出来ることを報告しています。

 研究者らは180匹のマウス(生後5週齢)を以下のように30匹ずつ6つのグループに分けました。
食事運動
グループ1低脂肪食無し
グループ2低脂肪食(30%カロリー制限)無し
グループ3低脂肪食有り
グループ4高脂肪食無し
グループ5高脂肪食(30%カロリー制限)無し
グループ6高脂肪食有り

 実験を開始してから62週目、83週目、141週目にそれぞれのグループの糞を採取し調べたところ、カロリー制限を行ったグループ2グループ5の動物のみで善玉菌が徐々に増加していき、悪玉菌が減少していくのが確認されました。カロリー制限されていれば高脂肪の食事であっても善玉菌は増加しました。

 運動は腸内細菌の種類に影響しませんでした。また高脂肪食と低脂肪食の差も明確ではありませんでした。

 次に研究者らは悪玉菌が腸内で産生する有害物質LPSが血液内にどれぐらい入っているかの指標となるLBPの量を比較したところ、カロリー制限により血液中のLBP量が大きく減少しているのが確認されました。血液中に入ってきている有害なLPSの量が減っていることが分かりました。

 今回の結果はカロリー制限によって腸内細菌の種類が変わり善玉菌が増え、悪玉菌が減ることを示しています。これらの作用は健康に良いとされている「低脂肪食」や「運動」では起こっておらず、「カロリー制限」こそが重要であると言えます。

 カロリー制限は寿命を効率的に延ばす唯一の方法として知られ、様々な動物モデルで実際に寿命の延長が証明されています。今回の報告内容を合わせて考えるとカロリー制限により腸内細菌が作り出す有害物質が減ることが寿命の延長をもたらす大きな要因になっているのかもしれません。

※LBP(Lipopolysaccharide-binding protein)
リポポリサッカドイド受容体・・・・体内へのLPS進入に応答して放出されるタンパク質。LBPに結合したLPSはマクロファージにより取り込み除去される。

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Category:#腸内細菌 #う〇こ移植治療




2013.07.22

空腹時に作られるホルモンFGF-21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い
空腹時に作られるホルモンFGF-21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い

↑BTW

 これまでの研究で摂取カロリーを減らす食事制限により寿命が伸びる事が様々な動物で報告されています。これらの動物で寿命が延びるメカニズムに関しては、余分な脂肪が無く動脈硬化に成りにくいなどの分かりやすい理由の他に、もっと根本的に「空腹を感じることこそが重要」との報告されていますが、詳細はまだ明確ではありません。

 今回、アメリカ・テキサス大学の研究者Mangelsdorf DJらが、空腹時に肝臓で作られるホルモンFGF-21こそが寿命を延ばす原因であることを報告しています。

 FGF-21は空腹時に肝臓で作られ、様々な臓器に「飢餓状態に備える」ように指令をする働きをするホルモンです。例を挙げると、肝臓では蓄えていた脂肪を分解してエネルギーを作り出します。また、筋肉ではインスリンに対する感受性を向上させ効率的に少ないエネルギーを取り込めるように指令を出します。全身の細胞はこの指令を受け細胞分裂を抑え「低エネルギーモード」に移行します。

 研究者らは、このホルモンFGF-21を常に作るように遺伝子改変を行ったマウスを作りました。このマウスは空腹を感じていない時でもFGF-21が常時作られ、体内に大量に存在します。

 生み出した遺伝子改変マウスを飼育してみると、オスで30%、メスで40%平均寿命が長いことが分かりました。普通のマウスでは3年を超えて生きる個体のはいませんでしたが、遺伝子改変マウスのうちメスの何匹かは4年近く生きました。

 体内の細胞の状態を調べると、空腹時に起こるNAD+代謝経路や、AMPキナーゼ、mTORシグナルの活性化、成長ホルモンやIGF-1シグナル経路を妨害など、空腹時と同じ反応が常に起きていることが確認されました。

 これらのマウスは寿命が延びますが、副作用も見られました。これらのマウスはどの個体もやせ気味で、大量のエサを食べても太りませんでいた。また、骨密度が少く、メスは不妊で子供を生むことが出来ませんでした。ただ、どの個体も運動量は変わらず一見健康そうでした。

 今回の結果を元にFGF-21の作用を真似した長寿薬が作れるかもしれません。


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Category:#アンチエイジング・老化抑制技術




2013.07.16

母乳の量が十分でない女性が増えている理由が解明される。
[[母乳]]の量が十分でない女性が増えている理由が解明される。

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milk 出産した女性の中には母乳が十分に出ないため、粉ミルクを併用して、または粉ミルクのみで子供を育てる必要に迫られる人々がいます。このような女性は近年増加しつつあるそうです。なぜ母乳の量に問題を抱える女性が増えているのでしょうか。

 アメリカ、シンシナティー子供病院の女性研究者Laurie A. Nommsen-Riversらは、おっぱいの中にある母乳を作る細胞の遺伝子発現を調べました。幸いなことに、母乳中には母乳を作る細胞から漏れ出したRNAが多く含まれていますので、おっぱいに傷をつけることなく調べることが出来ます。(余談ですが、母乳中のRNAはただ漏れ出しているのでは無く、子供に特殊な作用を及ぼしているとする研究が近年盛んに行われています)

 母乳は、出産後に急激に母乳の出る量が増えますが、母乳の量が少ない女性や、十分に母乳の出る女性らを分析したところ、母乳が大量に作られるようになる過程で劇的な遺伝子シグナルの変化が起きていることが分かりました。具体的には母乳を作り出す細胞は、血液中のインスリンに対して敏感に反応するように変化することで、おびただしい量の母乳を作り出せるようになるようです。

 母乳が出にくい女性には、共通してインスリン抵抗性を示すPTPRF遺伝子発現の異常が確認されました。(インスリン抵抗性とは、細胞がインスリンに反応しににくなる症状で、糖尿病や糖尿病の前段階の人に見られます。)正確には少し語弊がありますが、母乳の出にくい女性は、乳房が糖尿病と同じ状態になっていると言えます。

 原因は糖尿病と同じで、食べ過ぎや高脂肪食が原因の1つと考えられます。アメリカでは20?44歳女性の20%が糖尿病の前段階と言われていますが、これらの女性は出産後、母乳が出にくい可能性があります。

 研究者は、今回見つかった遺伝子を調べることで母乳の量を事前に予測し予防的処置を行うことが可能かもしれないと考えています。現在、弱い糖尿病治療薬を用いて、母乳の出を改善出来ないかを試みる臨床試験を実施する計画です。

 ただ、研究者らは同時に、今回の研究結果は薬なんか使わなくても運動や食生活で母乳の量を改善出来る可能性があることを示していると語っています。定期的な運動や、高脂肪食を改めるなどの生活習慣の改善が効果をもたらすはずです。実際、糖尿病患者でも軽度のダイエットと運動で劇的にインスリン抵抗性は改善します。


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Category:子育て




2013.04.25

「ダイエット」による健康の良い効果は「体重減少」の結果では無く「空腹を感じること自身」の効果のようだ
「ダイエット」による健康の良い効果は「体重減少」の結果では無く「空腹を感じること自身」の効果のようだ

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 必要な栄養素を十分に取りつつ食事量を減らすいわゆる「ダイエット」が健康に様々な良い影響を与えることが分かっています。最もよく知られた効果は老化防止作用であり、また、最近ではアルツハイマー病の進行を遅らせる効果があることも報告されています。

 これらの作用はどのようなメカニズムで起こるのでしょうか?ダイエットをすると身体の中の余分な脂肪が減り、血液中のコレステロールが減りますので、こういった現象が健康に良い効果をもたらす。というのはもちろんですが、どうやら「空腹を感じること自身」が健康に良い効果を与えるようです。

 この研究を行ったのはアメリカ・ハーバードメディカルスクールのInga Kadishらの研究チーム。研究者らはマウスを用いて実験を行いました。動物が空腹を感じるのは、胃が空になった時に胃から「グレリン」というホルモンが血中に放出されるためです。このホルモンは血管を経由し全身に行き渡ることで、脳に「空腹」を感じさせるなど様々な作用を示します。

 研究者はアルツハイマー病になりやすい特殊なマウスを使い、マウスを3つのグループに分け、1つめのグループは普通に飼育、2つめのグループは普通に飼育しつつ毎日グレリンを投与、3つめのグループはダイエット状態で飼育(食事量20%制限)しました。

グループ1通常飼育
グループ2通常飼育+グレリンを投与
グループ3ダイエット(食事量20%制限)

 しばらく飼育した後に、マウスに迷路を脱出させるテストをさせたところ、ダイエットを行ったマウスは通常飼育のマウスよりも23%早く迷路を脱出しました、また、グレリンを投与したマウスも通常飼育のマウスよりも26%早く迷路を脱出することが出来ました。迷路を早く脱出出来るということはアルツハイマー病が進行しておらず高い認知能力を保っていることを示しています。

 また、アルツハイマー病の原因物質であるAβが脳にどれぐらいあるのかを調べると、ダイエットを行ったマウスは通常飼育のマウスに比べてAβの量が67%少なく、またグレリンを投与したマウスもAβの量が48%少ない事が分かりました。

 これらの結果はダイエットをしなくても、グレリンを注射することでダイエットをした時と同じ効果が得られることを示しており、ダイエットによりアルツハイマー病の進行を抑制出来るのは体重減少などの結果では無く空腹を感じることにより胃から通常よりも多いグレリンが分泌されるためであることを証明しています。

 グレリンの空腹を感じさせるメカニズムは、既に拒食症などの治療に役立てる目的で研究が進んでおり、グレリンと同じ作用をする物質が各社で研究中です(下記表)。

会社名開発コード
メルク社MK-0677
ファイザー社CP424391
リリー社LY-444711

 これらの薬を飲むとグレリンが分泌された時のように空腹を感じるはずですので、拒食症以外の治療に使うと、結構辛い思いをするかもしれませんが、今回報告された現象を利用し将来、新しい老化予防薬やアルツハイマー病治療薬が開発されるかもしれません。


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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2013.02.12

中年男性が筋肉を維持するには1日168gの赤身牛肉を食べる必要がある
中年男性が筋肉を維持するには1日168gの赤身牛肉を食べる必要がある

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 人間は老化にともない筋肉を失っていきます。なぜ筋肉が失われていくのか詳細なメカニズムが解明されているわけではありませんが、要は新しい筋肉が作られ難くなり、逆に筋肉が減少しやすくなっていることが原因と考えられます。

 中年男性の筋肉量を維持する方法はいくつか知られており、必須アミノ酸、特にロイシンを十分に補給することや運動量を増やすことで筋肉を維持しやすくなることが分かっていますが、もっと自然に必須アミノ酸を豊富に含むを多く摂取することが自然で効率的な方法といえます。タンパク質は様々な種類のアミノ酸がつなぎ合わさって出来ておりアミノ酸そのものなのです。

 カナダ、McMaster大学の研究者らは中年男性をボランティアとして雇い、どれぐらいの肉を日常的に食べれば筋肉量を維持出来るか実験を行いました。

 まず、35人の中年男性(平均年齢59歳)を5つグループ(各グループ7人)に分け、それぞれのグループに1日あたり0g、57g、113g、168gの赤身牛肉を毎日食べてもらいました。そして2〜3週間後に全身の筋肉量を測定し新しい筋肉がどれぐらい作られているのかを検査しました。

 検査によると毎日168g(タンパク質として1日36g)の赤身牛肉を食べた人で筋肉量が最も維持されていることが分かりました。カナダのガイドラインでは1日あたりこの半分の84gを食べれば良いとされていますが、今回報告された研究は現在のガイドラインでは中年男性の筋肉を維持するには不十分であることを示しています。

 今回の実験で用いた肉は赤身85%脂肪15%の牛肉(赤身牛肉)です。この方法を試したい人は赤身以外の牛肉ですと余分な脂肪を一緒に摂取してしまうことになるので赤身牛肉が好ましいでしょう。また。57gの赤身牛肉はおよそ12gのタンパク質が含まれている計算になりますのでこの値を目安に別の食物や、純粋なタンパク質(プロテイン)サプリメントなどを補給することで同じ効果が得られるかもしれません。


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Category:筋肉・人工筋肉




2012.12.14

医学分野の最も有名な学術雑誌「Nature Medicine」が選ぶ2012年の重要な研究成果
医学分野の最も有名な学術雑誌「Nature Medicine」が選ぶ2012年の重要な研究成果

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 医学分野の最も有名な学術雑誌Nature Medicineが2012年に発表された重要な研究成果として8つの研究フィールドに分けて紹介しています。

★神経科学
 自閉症の原因遺伝子についての発見があった。自閉症患者の遺伝子を1000人分調べ共通点を探したところ、変異すると自閉症になりうる共通変異が100以上見つかった。自閉症は父親の年齢が高いほど確率が高いが、高齢の男性の精子が遺伝子変異を起こしやすいことと関係していると思われる。

★ガンのメカニズムに関して
 ガン細胞がどのように体内で増えていくのかに関して様々な知見が得られた。例えばガン細胞はエキソソームを放出して転移に適した環境を作り出すし、血管細胞免疫細胞を制御して自身が生存しやすくしている。ガン細胞は転移出来る場所に落ち着くとBMP阻害因子であるCocoタンパクを産生するようだ。これらはいずれも新たなガン治療薬開発の可能性となる。

 また、ガンの増殖に関して、周囲の正常部分の関与も報告された、抗ガン剤はガン細胞だけでなく周囲の正常細胞も傷つけるがそれらの正常細胞が元に戻ろうとする過程でガン細胞を増殖させる物質を出してしまっているようである。

  • Melanoma exosomes educate bone marrow progenitor cells toward a pro-metastatic phenotype through MET.Nat Med. 2012 Jun;18(6):883-91. PMID:22635005
  • The BMP inhibitor Coco reactivates breast cancer cells at lung metastatic sites.Cell. 2012 Aug 17;150(4):764-79.PMID:22901808
  • A CXCL1 paracrine network links cancer chemoresistance and metastasis.Cell. 2012 Jul 6;150(1):165-78. PMID:22770218
  • Tumour micro-environment elicits innate resistance to RAF inhibitors through HGF secretion.Nature. 2012 Jul 26;487(7408):500-4.PMID:22763439
  • Treatment-induced damage to the tumor microenvironment promotes prostate cancer therapy resistance through WNT16B.Nat Med. 2012 Sep;18(9):1359-68.PMID:22863786
★老化現象
 以前報告された内容と異なり、カロリー制限を長期間行ってもサルの寿命が延びなかったとする結果が報告された。

 赤ワインに含まれるポリフェノール「レスベラトロール」がカロリー制限と同じ働きをするメカニズムが報告された。レスベラトロールと同様にrolipramという物質が同様の効果を持つことが報告された。


★メタボリックシンドローム
 これまでの研究では、脂肪をため込む「白色脂肪細胞」、エネルギーを燃やす「褐色脂肪細胞」に加えて、新たに「ベージュ脂肪細胞」という概念が報告された。このベージュ脂肪細胞は白色脂肪細胞と似ているがUCP1を発現しており褐色脂肪細胞のように効率的にエネルギーを燃やすことが出来ます。新しく見つかったホルモンirisinが白色脂肪細胞をベージュ脂肪細胞に変化させることが報告され、新しい肥満治療薬の開発につながるかもしれない。

 冷たい外気に触れた時にも白色細胞が変化してベージュ脂肪細胞になりうることが報告された。またサーチュイン1タンパクがベージュ脂肪細胞への変化を誘導しうることも報告された。BMP 8bというタンパクが脂肪燃焼を誘導することが報告された。

  • A PGC1-α-dependent myokine that drives brown-fat-like development of white fat and thermogenesis.Nature. 2012 Jan 11;481(7382):463-8.PMID:22237023
★ガンの免疫治療
 ガン細胞はなぜか体内の免疫により攻撃されない。最近、T細胞にPD-1(programmed cell death protein 1)というレセプターが発現していることが報告された。PD-L1などのリガンドが結合することでT細胞は攻撃するT細胞(エフェクターT細胞)としての機能が低下し、攻撃しないT細胞(制御性T細胞)としての機能が活性化する。ガン患者の一定数にはPD-L1が血液中に見られるが、PD-1に対する抗体を投与する臨床試験でガンの増殖を抑制する効果が見られた。

  • Safety, activity, and immune correlates of anti-PD-1 antibody in cancer.N Engl J Med. 2012 Jun 28;366(26):2443-54.PMID:22658127
  • Safety and activity of anti-PD-L1 antibody in patients with advanced cancer.N Engl J Med. 2012 Jun 28;366(26):2455-65.PMID:22658128
★ウイルス学
 これまで様々なHIVワクチンが開発が試されたが、あまりうまくいっていない、今年新型のHIVワクチンの可能性が示された。HIVウイルスが免疫細胞(T細胞)に結合する時に使われるEnvタンパクをターゲットにしたワクチン療法である。

  • Immune-correlates analysis of an HIV-1 vaccine efficacy trial.N Engl J Med. 2012 Apr 5;366(14):1275-86.PMID:22475592
  • Increased HIV-1 vaccine efficacy against viruses with genetic signatures in Env V2.Nature. 2012 Oct 18;490(7420):417-20. PMID:22960785
★胃腸
 腸内の細菌環境が壊れることで大腸炎が起こりうることが報告された。こういった腸内環境の乱れは肝臓の病気や肥満、大腸ガンにつながる。研究者らは高脂肪食をマウスに食べさせると胆汁に変化が起こりグラム陰性菌が増え、大腸炎を起こしうることを報告した。また同様の細菌変化は栄養失調やタンパク質の少ない食事でも起こりうることが報告された。

 幼児期に抗生物質に触れると免疫機能の確立が損なわれアレルギーになる可能性が増すことが報告された。

  • Commensal bacteria-derived signals regulate basophil hematopoiesis and allergic inflammation.Nat Med. 2012 Mar 25;18(4):538-46.PMID:22447074
  • Microbial exposure during early life has persistent effects on natural killer T cell function.Science. 2012 Apr 27;336(6080):489-93.PMID:22442383
  • ACE2 links amino acid malnutrition to microbial ecology and intestinal inflammation.Nature. 2012 Jul 25;487(7408):477-81. PMID:22837003
  • Dietary-fat-induced taurocholic acid promotes pathobiont expansion and colitis in Il10-/- mice.Nature. 2012 Jul 5;487(7405):104-8.PMID:22722865
★生殖医療
 精子と異なり卵子は生まれてきた後は増えないと考えられてきたが、少し前にマウスの卵巣ではちょっとだけ新たな卵子を作り出しうる細胞が存在していることが報告されていた。今年、人間の女性の卵巣にも新しい卵子を生み出しうる卵子幹細胞が含まれていることが報告された。これは生殖医療のあり方を変える可能性がある。現在、その細胞の取り出し精製方法が研究されている。

  • Oocyte formation by mitotically active germ cells purified from ovaries of reproductive-age women.Nat Med. 2012 Feb 26;18(3):413-21. PMID:22366948

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Category:#エイジング関連まとめ




2012.12.05

太りやすさは腸内細菌の種類で変化する
太りやすさは腸内細菌の種類で変化する

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 太りやすい人と、太りにくい人がいる事に異論がある人はいないでしょう。また、同じ人でも以前より太りやすくなったりすることもあります。これれらは生まれ持った体質の違いや年齢に伴う体質の変化の影響もあるとは思いますが、どうやら腸内細菌の種類が太りやすさに影響していることが分かってきました。

 アメリカ・ワシントン大学の研究者が太ったマウスと痩せたマウスを集め、それぞれのマウスの腸内細菌の種類を調べました(文献1、2)。マウスや人の腸内には実に1000種類以上の多様な細菌が住んでいますが、それらは大きくわけてB類(Bacteroidetes,バクテロイデス)かF類(Firmicutes,ファーミキューテス)の2種類に分類出来ます。この比率を調べました。

 太ったマウスと痩せたマウスでF類細菌とB類細菌の比率を調べたところ、太ったマウスではF類細菌が多く、B類細菌が少ないことが分かりました。また、人間のボランティアに協力してもらい同様の比較を行ったところ同じ傾向が確認されました。

★腸内細菌移植実験
 次に研究者はこの腸内細菌を別のマウスに移植し、太りやすさが伝わるかを実験しました。腸内細菌のいない無菌マウスに、太ったマウスまたは痩せたマウスの腸内細菌を移植し、それぞれのマウスを同じ環境で2週間飼育しました。その結果が下記になります。

移植した腸内細菌2週間後の体脂肪の増加
太ったマウスの細菌47%
やせたマウスの細菌27%

 予想通り太ったマウスの腸内細菌を移植したマウスは太りやすい傾向が見られました。この実験結果は腸内細菌の違いが太りやすさに影響を与えていることを証明しています。

 これらの細菌の比率はどのように決定されるのでしょうか?生まれつき?いえいえ、簡単に太りやすい細菌を減らすことが出来るみたいです。方法は簡単で食事量を減らすことです。太ったマウスの食事を減らし、ダイエットさせると徐々に腸内細菌の中でB類細菌が増え、すなわち太りにくい腸内細菌比率に変わっていくことがわかりました。

 これらの実験は、食事をたくさん食べると太ってしまう上に、腸内細菌が変化しより太りやすくなるという二十の悪影響があることを意味しています。

 F類細菌が多いとなぜ太りやすいのでしょうか?。アメリカ・ノースカロライナ大学の研究グループは魚(ゼブラフィッシュ)を用いてこの疑問に取り組んでいます(文献3、4)。腸内のF類細菌が増えるとともに以下2つの現象が確認されました。

  • 腸からの脂肪取り込みが促進される
  • 体内に取り込んだ脂肪を使わず貯蔵しやすくなる。(研究者は過去の研究で腸内細菌により血中のAngptl4/Fiafが増加することを報告している。)
 現在の食生活ではエネルギーの多くを脂肪から得ており、西洋の食事では40〜55%が脂肪、母乳のみを飲んでいる幼児でさえ45〜55%のエネルギーを脂肪から得ています。今回紹介した研究は、腸内細菌の種類により食べた食物中の(1)取り込みやすさ、(2)溜め込みやすさ。の2つが変化することを証明しています。

  • Gut bacteria increase fat absorption
  • (文献3)Microbiota regulate intestinal absorption and metabolism of fatty acids in the zebrafish.Cell Host Microbe. 2012 Sep 13;12(3):277-88. doi: 10.1016/j.chom.2012.08.003.PMID:22980325
  • (文献4)The gut microbiota modulates host energy and lipid metabolism in mice.J Lipid Res. 2010 May;51(5):1101-12. Epub 2009 Dec 29.PMID:20040631

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Category:#腸内細菌 #う〇こ移植治療




2012.09.19

授乳中の母親の食生活が子供の体質・太りやすさに長く影響を与える
授乳中の母親の食生活が子供の体質・太りやすさに長く影響を与える

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 妊娠中の女性はお腹の中の子供のために健康的な食生活をおくるように指導されますが、出産後、授乳中の女性も食生活に注意を払った方が良さそうです。今回、アメリカ・ジョブ・ホフキンス研究センターの研究者らはラット(大ネズミ)を使った実験を行い、妊娠中よりも授乳中の母親の食生活が子供に大きな影響を与えることを発見しました。

 研究者らは、妊娠したラットを4つのグループに分け、それぞれ以下のような食生活をさせ、子供の体重や体組成、血液を長期間調べ比較しました。

妊娠中の食事出産後、授乳中の食事
グループA通常の食事通常の食事
グループB通常の食事高脂肪食
グループC高脂肪食通常の食事
グループD高脂肪食高脂肪食

★授乳中に母親が高脂肪食を食べた場合の子供への影響
 各グループの子供ラットを比較したところ、授乳中に高脂肪食を食べたラットの子供は生後7日目までに体重が徐々に重くなっていきました。子供ラットの体を調べると体のあちこちに脂肪の蓄積が見られました。そして、それらの子供ラットの体重は乳離れした後も長い間重めのままでした(〜12週間・人間で言うと10歳ぐらい)

 また、糖耐性の傾向が見られ、血液中に高濃度のレプチンが検出されました。レプチンは満腹を感じると脳から放出され食欲を抑えるホルモンです。肥満になると血液中にレプチンが高濃度で存在し、またレプチンに体が反応しにくくなることが知られていて肥満の指標として知られています。


★妊娠中に母親が高脂肪食を食べた場合の子供への影響
 妊娠中の母親ラットが高脂肪食を食べても、生まれてくる子供ラットの出産時の体重には影響が無く、その後も通常のラットと同程度の体重を保ち、影響はありませんでした。

★なぜ授乳中の母親の食生活が子供に影響を与えるのか・メカニズム
 なぜ授乳中に母親が高脂肪食を食べると子供まで肥満になるのでしょうか?母乳が高カロリーになったのでしょうか?調べてみると、高脂肪食を食べた場合でも母乳中の脂肪の量にほとんど変化はありませんでした。しかし代わりに母乳中に大量のレプチンが含まれているのが確認されました。はっきりと判明したわけではありませんが、母乳を通じて子供ラットが大量のレプチンにさらされた結果、子供の体質が変化し肥満になった可能性があります。

 肥満は心臓病や高血圧、糖尿病やガン、関節炎など様々な病気を引き起こします。肥満の人はここ20年で3倍になっているといわれていますが、今回発見された現象を考えると、世界中で肥満が増えている原因の一端は授乳中の母親の食生活にあるかもしれません。

 これまで妊娠中には健康な食生活を送るように指導されていましたが、出産後の授乳中にも子供のために健康的な食生活を送るように気をつけることが大切なようです。


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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2011.11.08

体内の老化細胞を取り除く技術を確立すれば高齢でも若々しく健康体になることが証明される。
体内の老化細胞を取り除く技術を確立すれば高齢でも若々しく健康体になることが証明される。

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 タイトルを聞いて「当たり前」と思う人もいるかもしれない。しかし今のところ「細胞1つ1つの老化」と「全体としての老化」の関係はよく分かっていないのが実情だ。細胞の老化を止めてしまえば良いと思う人がいるかもしれないが、細胞の老化とはダメージを受け機能不全になった細胞の増殖を停止させる重要な作用であり細胞の老化を止めると癌細胞が発生してしまうことが分かっている。これに対し、この研究では「老化した細胞を除去する」という戦略が試みされている。

 とはいえ、老化した細胞のみを取り除く事は非常に難しい。高齢化した身体の全細胞のうち5%程度が老化細胞と考えられているが、これらは全身に散らばっており手術などの方法で取り除くことは困難だ。今回、研究者らは「老化細胞のみを自殺させることが出来る特殊なマウス」を遺伝子工学技術を用いて作り出し実験を行った。

(遺伝子改変マウスの設計(読み飛ばし可))
 研究者らはFKBP-Casp8というタンパクを使った。このタンパクは元はFabp4というスイッチ(プロモーター)の作用で作られ、従来は脂肪細胞のみに存在する。このタンパクはAP20187という薬が入ってくると細胞を自殺させるという働きを持つ。すなわち、AP20187という薬をマウスに投与した時、FKBP-Casp8を持つ細胞は自殺してしまう。

 一方、多くの老化細胞にP16(Ink4a)というタンパクが存在することが知られている。研究者らはこのタンパクのプロモーター(スイッチ部分(2617bp))の遺伝子を切り出し、FKBP-Casp8の元々のプロモーターFabp4と置き換えた遺伝子改変マウスを作り出した。このマウスの細胞は通常の細胞と異なり老化細胞でFKBP-Casp8が作られる。すなわち、このマウスにAP20187という薬を投与すると老化した細胞のみが自殺し無くなる。

結果
 老化した細胞が自殺するように遺伝子改変を行ったマウスを2つのグループに分け、片方のグループは老化細胞を自殺させ除去するための薬(AP20187)を3日ごとに体重1gあたり0.2?gずつ生涯にわたり投与した。もう片方のグループは薬を投与しなかった。そして生後10ヶ月目にマウスの老化具合を調べたところ、驚くべきことに薬を投与し老化細胞を除去したマウスは、すべての評価項目で薬を投与していないマウスよりも若々しいことが分かった。解析した項目は背中の曲がり具合、白内障の発生、筋肉繊維の太さ、運動能力(疲れ切るまでの時間、移動距離、エネルギー消費)、細胞の大きさなどである。

 また、老化細胞を除去するかどうかは薬の投与によりコントロール出来るのを利用し薬の投与を生後5ヶ月のマウス(人間で言えば老齢に当たる)から初めて行ったところ、老化細胞の除去により、すでにおこっていた老化現象がストップし、若々しく回復することが確認出来た。

 これまでの研究で、老化細胞は自身が老化してうまく働かないだけでなく細胞の周囲に生体の正常な機能を妨げる様々な物質を放出し組織全体の正常な活動を妨げる(老化を起こす)ことが報告されている。今回の研究は体内の少数の老化細胞が組織全体を老化させている原因であり、これを取り除いてやることでやれば組織全体を若々しく保ち、また蘇らせることが出来ることを初めて証明した研究と言える。
 
 残念ながら今回の実験は特殊な遺伝子改変マウスを用いた方法であるため、同じ方法をそのまま人間で行うことは出来ない。しかし、老化した細胞のみを除去する方法を開発することが出来れば人体のあらゆる老化現象をストップし若々しく健康な状態を長く保つことが出来た事は大きい。今後、この仕組みを利用した老化防止薬の開発が始まるかもしれない。

 この研究はアメリカ・ミネソタのメイヨークリニック病院の研究者らが行い科学技術雑誌Natureで発表された。


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Category:#Senolytics #老化細胞除去薬




2011.09.27

1日おきにカロリー制限を行うダイエット方法「カロリーサイクリング」でどれぐらい痩せるか
1日おきにカロリー制限を行うダイエット方法「[[カロリーサイクリング]]」でどれぐらい痩せるか

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 どんなに適切にダイエットしても必ず効果が停滞する時がやってきます。ダイエットをしたことがある人ならば最初の2〜3kgは順調に痩せることが出来てもその後の2〜3kgはなかなか減らなかったりした経験があるのではないでしょうか。これはあなたの身体が摂取カロリーの減少に反応して代謝を落としているためです。これは、かつて人類が不安定な生活を送っていた時に食料の無い時期を耐え生き延びるために備わった危機回避機能なのでしょう。とはいえ、今の世の中、特にダイエットを行いたい人にはいい迷惑な機能です。持続的に体重を減らすためには身体に摂取カロリーが減ったことを悟られない工夫が必要なのです。

 具体的には毎日カロリー制限を行うのでは無く、1日おきにカロリー制限を行います(カロリーサイクリング)。この方法では1日おきに十分なカロリーを摂取することが出来ますので脳が混乱し代謝が低下することなくダイエットを続けることが出来ます。また、この方法では1日おきにしっかり食べれるため、空腹を我慢しやすい効果があることも分かっています。

 この方法を医学の実験という形で行い、効果を検討した報告が発表されています。発表したのはアメリカ・シカゴの研究者ら。タイトルは

 研究者らは16名(女性12名、男性4名)の肥満体型の人に参加してもらい実験を行いました。参加者の平均体重は90kg程度。参加者は普通通りに食べる日と、摂取カロリーを安静時必要カロリー(※計算方法は後述)の4分の1に抑えるカロリー制限日を交互に過ごしてもらい8週間生活してもらいました。カロリー制限の日の食事は1回だけ昼の12時〜14時に食べてもらっています。カロリー制限を行わない日の食事は「いつも通りの量」ですが、食事に含まれる脂肪が摂取エネルギーの30%以下になるようにしてもらいました。

 結果、1日おきのダイエットを行った時期を通じて平均して1週間あたり0.67〜0.68kg程度体重が減少しました。そして全参加者の8週間の試験終了後の体重は平均5.6kg体重が減少していました。体脂肪は平均45%→42%に減少していました。

 このダイエット方法は身体に悪いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、実は医学の世界では1日おきの絶食(英語でAlternate-day fasting:ADF)は様々な治療に用いられている方法であり、今回の研究はその方法をダイエットに応用したものなのです。実際に今回の実験の参加者の総コレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリドなどの数値は減少し、血圧も低下しました。また、良い影響を持つHDLコレステロールの数値は変化しなかったことから考えて、健康にダイエット出来たと言えます。

 ただし、カロリーサイクリングによるダイエットは全ての人にお勧め出来るわけではありません。糖尿病や低血糖の人、妊娠中の人はやるべきでは無いと研究者らは言っています。まずは伝統的な方法を試して体重が減らない停滞期に悩んだらカロリーサイクリングを試してみてはどうでしょうか。

※※参考:安静時必要カロリーの計算方法
男性体重(kg)×10+6.25×身長(cm)-5×年齢+5 (キロカロリー)
女性体重(kg)×10+6.25×身長(cm)-5×年齢-161(キロカロリー)
A new predictive equation for resting energy expenditure in healthy individuals(Am J Clin Nutr February 1990 vol. 51 no. 2 241-247 PMID:2305711)より


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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2011.07.29

内閣府、食品安全委員会が「食品に含まれる放射性物質」のリスクに関するまとめを発表
内閣府、食品安全委員会が「食品に含まれる放射性物質」のリスクに関するまとめを発表

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リンク先に226ページに及ぶまとまった報告が出されています。

★信頼出来る3つの研究
内部被爆、外部被爆に関係無く信頼出来ると判断した下記3つの研究
  • (1)インドの高放射線量地帯での累計吸収線量(500mGy)において発ガンリスクの増加が見られなかった
  • (2)広島、長崎被爆者の調査で0-100mSvの群では有意な相関関係が認められなかった、
  • (3)広島、長崎被爆者における白血病脂肪リスクに関して0.2Gy未満では有意差は無かった。
から人体に有害な影響を与える放射線量を考えると、自然に受ける被爆を除いて生涯累計被爆量100mSvと考えられる。(なお100mSvの被爆でガンになる可能性が1.08倍になると言われてます)
★一般的な被爆に関する情報
  • 日本での自然被爆は年間1.5mSv(食品から0.41mSv、それ以外から1.09mSv)、(すなわち、人間はもともと生涯で100mSv以上の自然放射線を浴びている。)
  • 福島第一原発からの放射性物質排出量は空気中へヨウ素131は1.6×10^17Bq、セシウム137は1.5×10^17Bq、海水へは総量として4.7×10^15Bqが放出。すなわち空気中と海への放出放射性物質量の比率は60:1で圧倒的に空気中へが多い
  • 放射性物質の食物連鎖での集積は、小型魚類:高次哺乳類=数倍〜10倍程度であり、数十万倍以上が蓄積されるメチル水銀とはメカニズムが異なる。あまり蓄積されない。
★放射性ヨウ素について
  • ヨウ素は口から入った場合、完全に吸収される。吸収されず糞便中に排泄される割合は1%以下、吸収されたヨウ素は、3日間で35%程度というスピードでいずれほとんどが尿中から排泄される。
  • 体内に吸収されたヨウ素は成人では10?30%が甲状腺に蓄積する。新生児では60?70%蓄積する。これは人体に元々含まれるヨウ素(10-15mg)の70?90%が甲状腺に存在するためである。
  • 妊娠中に母体体内に入ったヨウ素は、胎児にも移行する。胎児甲状腺へのヨウ素蓄積は妊娠70?80日で始まる。(この時期までは胎児に甲状腺が無いという事だと思う)
  • 新生児(出生後10日間)の甲状腺へのヨウ素取り込みは成人より3〜4倍強い。出生14日目までに成人レベルの取り込みとなる。
  • ヨウ素剤30mgを飲むと甲状腺への蓄積を90%減少させることが出来る。
  • 授乳中の女性がヨウ素を飲んだ場合、飲んでから5.5日間の母乳中に投与量の2.5%のヨウ素が含まれる。この2.5%のうち半分が最初の7時間に出ている。
  • 放射性ヨウ素による甲状腺ガン発生については過去の事故などから多数の例があり有害性が証明されている。
★放射性セシウムについて
  • セシウムは空気中を移動し、地面に沈着する前に数千マイルを移動することがある。(1マイル=1.6km)
  • セシウムの土壌中での移動度は非常に低く、40cmより深くにはいかない(水に溶けず、粘土に吸着するため)このため、植物へのセシウム移動度は低い。(表面には付着する)
  • 体内に入った場合の消失半減期は50?150日
  • 水に溶けにくいため、空中から降ってきた粒子を経口摂取しても、ほとんど吸収されない。逆に塩化セシウムなどの水に溶ける形で口から入るとほとんどが吸収される(80%程度)。
  • 体内に入ったセシウムは体内に均一に分布する。筋肉が一番濃度が高い。
  • 放射性セシウムの内部被爆による研究は極めて少なく、ほとんど情報は無い。少ない報告の中でもセシウムによる有害事象が観察された例はほとんど無い。
★その他の放射性物質について
  • ウランは研究も多く有害性の目安量が確認されている。これに対し、その他の放射性物質の有害性については情報はほとんど無く不明。
 これ以降は私個人の結論ですが、内部被爆に関して、甲状腺への蓄積がある放射性ヨウ素による有害性は明らかですが、放射性セシウムに関する研究は少なく、また有害性を証明している報告はほとんどありません。体内での半減期、蓄積性の無さを考えるとヨウ素に比べればセシウムは問題はかなり少ないと言えるのでは無いでしょうか。また、原発事故でまきちらされたヨウ素、セシウム以外の放射性物質量は微々たるものと考えられ、また極端な生体への蓄積も知られておらず、いずれも危険性はヨウ素に比べて小さいと言えます。半減期が短いためヨウ素による被爆はすでに極めて低くなっており、現時点で、食物による内部被爆を過剰に心配する必要は無いように感じます。
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Category:未分類




2010.01.08

ゼニカルでどれぐらい食事中の脂肪吸収が抑えられるかを調べた研究

ゼニカルでどれぐらい食事中の脂肪吸収が抑えられるかを調べた研究

↑BTW

2001年の「肥満研究」という学術雑誌に「うんこ中の油排泄量をゼニカル摂取とキトサン摂取で比べる」という報告があります。キトサンも痩せる効果があることが知られています。
この報告では12人の健康な人を使って試験をしています。全員に1日あたり2500kcal、脂肪30%の基本的食事をとってもらいました。この人達を2つのグループに分け最初の7日間は体の調子を整えるために適正な食事をとってもらい、その後の7日間で片方のグループにはオルリスタット120mgを1日3回。もう一つのグループにはキトサンを890mg飲んでもらいました。そして次の7日間はそれぞれのグループで飲むものを変更し、ゼニカルを飲んでいた人達にキトサンを飲んでもらい、キトサンを飲んでいた人にはゼニカルを飲んでもらいました。

それぞれの期間に各人のうんこを集め、含まれる脂肪の量を調べると、キトサンを飲んだ場合では1日あたり平均1.36グラムの油が排泄されていましたが、ゼニカルを飲んだ人では1日あたり平均16.13gが排出されていました。これらの事は、ゼニカルを飲むことに通常の食事をして場合、1日あたり15g分の脂肪吸収を妨げていることを示しています。脂肪は1gあたり9kcalなので1日あたり135kcal分ダイエットしている感じでしょうか。臨床試験1でゼニカルを飲むことにより1ヶ月で余分に300g体重が減ってますがこれはカロリー換算で2200kcal相当ぐらい、臨床試験1では食事制限をしているので、だいたい計算が合っているといえます。

基本的な食事を続けてこの値ですが、自分の経験も合わせて考えると大量の油を摂取する時に飲めば効果絶大かもしれません。
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Category:効果の実証されたダイエット薬「ゼニカル」とコンビニで買える黒烏龍茶




2010.01.08

効果は低いけど、もっと手軽に食物中の脂肪吸収を抑える「サントリー黒烏龍茶」

効果は低いけど、もっと手軽に食物中の脂肪吸収を抑える「サントリー黒烏龍茶」

↑BTW


サントリーの黒烏龍茶は、大量にポリフェノールが含まれるお茶でゼニカルと同様の作用を示すようです。サントリーの黒烏龍茶はある程度の効果が証明されている食品に与えられる特定保健用食品として認可を受けています。

効果を確認している研究を見つけましたので紹介します。

日本の徳島大学の研究者らの報告です。12人の健康な人(男性3名、女性9名)(平均22才±1.9才)を2つのグループに分け、同様にプラセボ対照二重盲目試験を行いました。それぞれは7日間の準備期間の後、10日間の治療期間に入りました。治療期間の間、38gの脂肪をポテトチップから食べました。(19gをそれぞれ昼ご飯と晩ご飯の後30分以内に食べました)そして750mlのポリフェノールの多いウーロン茶を飲みました。(1日3回)そして治療期間最後の3日間、うんこを集め、中に含まれる脂肪の量を測定しました。

その結果、黒烏龍茶を飲んでいなかったグループでは平均9.4グラムの脂肪が検出されたのに対し、黒烏龍茶を飲んでいたグループでは平均19.3グラムの脂肪が3日間で検出されました。脂肪のカロリーは1gあたり9kcalなので、3日間で90kcal分吸収されなかったぐらいですね。微妙。

ちなみに黒烏龍茶は1本350mlあたりウーロン茶重合ポリフェノール70mg配合だそうです。
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Category:効果の実証されたダイエット薬「ゼニカル」とコンビニで買える黒烏龍茶




2009.11.01

証拠3:「カテキンを含む緑茶抽出物により体内のエネルギー消費量が増加した。」という報告(1999年発表)

証拠3:「カテキンを含む緑茶抽出物により体内のエネルギー消費量が増加した。」という報告(1999年発表)

↑BTW

報告は学術雑誌「Am j. Clin Nutr」 vol.70ページ1040-1045 実際の題名は「Efficacy of a green tea extract rich in catechin polyphenols and caffeine in increasing 24-h enery expenditure and fat oxidation in humans(カテキンポリフェノールを多く含む緑茶抽出成分とカフェインが24時間のエネルギー消費と脂肪の酸化に与える影響をヒトで調べた)」で、フランスの研究者による報告である。研究者らは10人の健康な人間の男を使い24時間の間、連続して呼吸による酸素、二酸化炭素の出し入れの量、尿などを調べることによりカテキンが体内のエネルギー消費に与える影響を調べています。まず3つのグループにわけ、それぞれ

1緑茶抽出物(50mgカフェイン、90mgカテキン)
2カフェイン50mg
3placebo(偽の薬)

を朝昼晩の食事の中に入れた。もちろん本人には上の3つのどれが入っているかはわからなくなっている。24時間の間放出した二酸化炭素量から消費エネルギー(EE)を調べてみると緑茶抽出物を食べたグループでは平均エネルギー消費量が4%増加していた。また24時間の呼吸商(RQ)が0.88→0.85に減少していた。これは脂肪が消費されていることを示している(※下記参照)また尿中に排泄される窒素量は変わらなかった事からタンパク質がエネルギーに変わったためでは無いと考えられる。(※窒素は主にタンパク質に含まれている)

このように緑茶を飲むことによりエネルギー消費が上昇し、これは主に脂肪が消費されているためであると考えられる。

※呼吸商(RQ:Respiratory quotient)
脂肪商とはCo2排泄量/O2消費量の事体内においてエネルギーになる物質は大きく分けて以下の3種類がある。

呼吸商1gあたりのエネルギー量
脂質0.719.3kcal
1.004.1kcal
タンパク質0.855.3kcal

1gあたりのエネルギーが最も多いのは脂肪である事はご存じだと思うが、脂肪が最も呼吸商が小さい。すなわち脂肪を多く燃焼させた時には酸素のとりこみ量に対して二酸化炭素の排泄量が少ないのだ。すなわち今回のように呼吸中の呼吸商の値が減少したという事は消費しているエネルギーのうち脂肪に頼る量が増加したことを示している。
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Category:カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた




2009.05.21

アポリポタンパクEとアルツハイマー
アポリポタンパクEと[[アルツハイマー]]

↑BTW

APOEタンパクは肝臓で作られ、コレステロールや脂肪を運搬する働きがある。
APOE遺伝子には3つのアイソフォームがあり、これらは112番目と158番目のアミノ酸が違う。
APOE3型は正常型と言われ、APOE4型はアルツハイマー病の危険因子であり、この遺伝子を持つと3倍アルツハイマーになりやすくなることが知られている。APOE2型の人は受容体との結合力が低く、高脂血症の原因となるそうだ。

APOE4を持つとアルツハイマーに成りやすくなる理由としては、APOEタンパクの中でAPOE4が最も抗酸化能が低いこと、APOE4がアミロイドβと高い親和性を持つことが挙げられている。

Category:#知能改善・天才になる方法




2007.03.20

ライオンが、母乳中の「ラクトフェリン」の内臓脂肪抑制効果を人間でも確認
ライオンが、母乳中の「ラクトフェリン」の内臓脂肪抑制効果を人間でも確認

↑BTW

ライオンが母乳や未殺菌の牛乳に含まれる「ラクトフェリン」というタンパク質に内臓脂肪を減らす効果があることを人間で確認した。

研究グループは男性8人と女性4人に対しラクトフェリンを1日300mg2カ月間経口摂取させた。その結果、腹部断層撮影で見た内臓脂肪面積が平均22%、ウエストサイズが平均4%減少した。内臓脂肪面積が40%減った事例もあった。

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2007.03.20

皮下脂肪から肝臓の細胞を作ることに成功(yomiuri)
皮下[[脂肪]]から肝臓の細胞を作ることに成功(yomiuri)

↑BTW

Category:成体幹細胞




2007.02.27

抗肥満薬「ゼニカル (XENICAL)」メモ
抗肥満薬「[[ゼニカル]] ([[XENICAL]])」メモ

↑BTW

・腸内で働き30%の脂肪吸収を妨げる
通常の脂肪(脂肪酸)は大きな塊で吸収されない。この塊はリパーゼで分解され小さくなることで吸収されるが、Xenicalはリパーゼの働きを阻害し吸収を抑制する。
・食欲抑制は行わない
・主成分:Orlistat(オーリスタット)
・脂溶性のβカロチン、ビタミンA,D,E,kの吸収を邪魔してしまうので注意
・大量の油が吸収されずに便として排泄されるので便器の汚れがすごいらしい

政府の発行する「医薬品安全性情報」によると
http://www.nihs.go.jp/dig/sireport/weekly/38031226.pdf
・青年期の使用にあたり、製品に複合ビタミンを入れることを強く検討すべきである。
・臨床試験時の結果では、orlistat使用者は対照群と比べ有意にBMI値を減らした
・orlistat使用者の血液中のビタミン濃度が有意に減少した。
2002/11/12時点、国内でP2らしい

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2007.02.20

アメリカで「やせ薬:Alli(アーライ)」が処方箋無しで販売可能に
アメリカで「やせ薬:[[Alli]](アーライ)」が処方箋無しで販売可能に

↑BTW

FDAが認可、販売元はグラクソ・スミス・クラインで、処方箋が必要なやせ薬「ゼニカル(XENICAL)」の効き目を緩和させたもの。効果としては脂肪の吸収を妨げる働き、18歳以上あたり1〜2ドルらしい

すでに身体についた脂肪を落とす作用があるわけではないので運動との併用が良いらしい。ワシントンポスト紙によると、ダイエットとエクササイズで5ポンド(2.3キロ)減量した人がアーライの併用でさらに2ポンド減量可能とのこと

副作用としては下痢など

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2004.11.08

白色脂肪細胞の血管を特異的に死滅させる新方式ダイエット法
白色[[脂肪]]細胞の血管を特異的に死滅させる新方式ダイエット法

Reversal of obesity by targeted ablation of adipose tissue.
Nat Med vol.10 no.6,625-32(2004/06)
Mikhail G Kolonin, Wadih Arap.

肥満は近代社会でとても流行っている疾病である。肥満にいたる分子的なメカニズムが詳細に研究されているにも関わらず安全で効果的な治療法は未だ見つかっていない。
今回、テキサス大学の研究者らは脂肪細胞の血管のみを死滅させ、脂肪細胞だけを死に追いやることで肥満動物をダイエットさせる方法を報告した。
研究者らはファージディスプレイ法を用いて白色脂肪細胞の血管にのみ存在する物質「プロヒビチン(prohibitin)」にくっつくペプチド配列「CKGGRAKDC」を発見した。このペプチド配列を細胞を殺すことの出来るペプチド配列「KLAKLAK」と連結しC57BL/6という平均体重50グラムのネズミに毎日150μgずつ皮下注射したところ4週間後、ペプチドを注射したネズミは体重が平均30グラムまで減少した。
この方法は肥満患者の治療のために活用できるかもしれない。

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2004.03.26

リンゴに含まれるポリフェノールに脂肪蓄積抑制効果(asahi)
リンゴに含まれる[[ポリフェノール]]に[[脂肪]]蓄積抑制効果(asahi)

弘前大学とアサヒビールの研究グループらによると
リンゴに含まれるポリフェノールに体内に脂肪が蓄積されるのを防ぐ働きがあるそうだ

研究グループはラット6匹ずつに高脂肪のエサ、または高脂肪のエサとリンゴポリフェノールを10週間与えた。その後、内臓脂肪の重さを調べたところ、高脂肪のエサを与えたラットは普通のエサを食べたラットに比べ脂肪が9割増えたのに対し、リンゴポリフェノールを与えられたラットは5割しか増加しなかった。

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2003.10.24

カテキンの次は「テアニン」がブームになるそうです(nikkei)
カテキンの次は「テアニン」がブームになるそうです(nikkei)

カテキンは「体脂肪を減らす」「アレルギー症状を減らす」などの効果があると言われる
緑茶に含まれる成分ですが、同様に緑茶などに含まれる「テアニン」は
脳に働きα派を出させる。すなわち睡眠障害の人に良いらしい

Category:睡眠