iPS細胞を作るのと同じ方法を用いて網膜細胞をリプログラムにより若返らせて視力回復にマウスで成功
カテゴリー:アンチエイジング・老化抑制(記事数:83)

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2021.01.19

iPS細胞を作るのと同じ方法を用いて網膜細胞をリプログラムにより若返らせて視力回復にマウスで成功

書籍「ライフスパン」でデビッド・シンクレアがちょい出ししていた研究がついに論文になったようです。

iPS細胞を作るに使用する山中4転写因子のうち3つ(Oct4、Sox2、Klf4)をウイルスベクターを用いて発現させることで視神経を損傷したマウスでは軸索が再生され、緑内障のマウスモデルや老いたマウスでは視力障害が回復するそうです。老化に伴うメチル化のリセットなども確認されており、細胞レベルでの「若返り」をメカニズムにする治療とのこと。研究者らはは2年以内に緑内障の臨床試験を行いたいとのこと。
癌がちょっと怖いけど、というか間違いなくガン化のリスクはあるだろうけど、うまくいくなら体内のあらゆる部分の根本的な若返りが可能になりかねないな。

この実験では都合よく山中3因子をON/OFFする方法としてAAVウイルスベクターが使用されています。このウイルスベクターはすでに遺伝子治療用に人間でも利用実績があります。

遺伝子発現をON/OFFするTet-On/Offシステム、人間に安全に投与可能な抗菌剤ドキシサイクリンで遺伝子発現を制御するシステムです。ロシアとかにはもうドキシサイクリンを飲むとホルモンが出るアスリートとかいそうだなー。

Category:アンチエイジング・老化抑制

 Keyword:メチル化/16




コメント

いいっすね!=10
001 [01/19 17:45]ふぇちゅいんさんふぁん(ゆるりゆラリー)★84:「視力回復」と聞くと近視や遠視が直るのかと思っちゃった。緑内障みたいな組織が傷ついたことによる視力障害が回復できるってことね。 (3)
002 [01/21 19:06]ななしさそ★55:網膜の細胞が再活性化されるだけで非常に大きな意味がありますし。加齢黄斑に多少なりとも効くなら有難いなー。近眼老眼はそっちはそっちで研究していると思われます。毛様体の効率的なストレッチで相当マシになるはずですし。 (3)
003 [01/26 14:41]ふぇちゅいん(管理人) TW★78:書き込みテスト (1)

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