2020.01.21
BMIよりも腹囲を使った新指標「RFM」の方がメタボ度を正確に算出出来る
新しい指標「RFM」が発表されています。下記のグラフはBMIとRFMとX線撮影で算出した本当の体脂肪率(縦軸)の相関関係を示したグラフです。
出典:Relative fat mass (RFM) as a new estimator of whole-body fat percentage ─ A cross-sectional study in American adult individuals.Sci Rep. 2018 Jul 20;8(1):10980. doi: 10.1038/s41598-018-29362-1.
RFMでは男女とも体脂肪率とRFM値が一直線に乗っており高い相関関係があることが分かります。一方、BMIと体脂肪率の関係は男女でベースラインも傾きもズレが見られます。
RFMの求め方は:
男性:64 - ( 20 × 身長 / 腹囲 ) = RFM
女性:76 - ( 20 × 身長 / 腹囲 ) = RFM
身長と腹囲と性別を入力すると正常範囲かどうかを表示してくれます。正常の範囲は女性で体脂肪率:25-31%、男性で18-24%とのこと。
また下記の論文では子供に正確に対応させるための数式が掲載されています。
- Relative Fat Mass as an estimator of whole-body fat percentage among children and adolescents: A cross-sectional study using NHANES | Scientific Reports
- “BMI” はもう古い?メジャーで測れる「肥満度」の新指標 “RFM” とは | ナゾロジー
- 相対脂肪量は肥満指数よりも脂質異常症とメタボリックシンドロームのより良い予測因子です - Bibgraph(ビブグラフ)| PubMedを日本語で論文検索
Category:ダイエット・メタボリックシンドローム
コメント
いいっすね!=5
001 [01.22 10:37]ななしさそ★51:男女別の補正項があるから、は無粋ですね。体脂肪率と腹囲には高い相関性がある事を利用した指標なので、元々意味合いの違うBMIに比べたら適切なのでしょう。 性認識ね…精神の性と肉体の性、とか切り離しそう。 ↑(2)
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