患者本人の免疫細胞を取り出し癌細胞を攻撃するようプログラムして体内に戻す次世代の癌治療法CAR-T療法「ノバルティスのCTL019」がついにアメリカで承認へ
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2017.07.13

患者本人の免疫細胞を取り出し癌細胞を攻撃するようプログラムして体内に戻す次世代の癌治療法CAR-T療法「ノバルティスのCTL019」がついにアメリカで承認へ


 新世代の癌治療方法として「免疫チェックポイント調製抗体」が大きな話題になっていますが、さらに強力な治療効果が報告されているCAR-T療法がついにアメリカで承認されそうです。

 今回、アメリカ規制当局FDAに承認される見込みとなったのはノバルティスファーマ社のCTL019(tisagenlecleucel)。これは患者本人の免疫細胞(T細胞)を血液中から取り出し、癌細胞表面に存在するCD19というタンパクに結合する抗体と攻撃開始命令をスタートさせる細胞内ユニットを連結させた「キメラ受容体(CAR)」の遺伝子を組み込み細胞表面に発現させた後に患者体内に戻します。

 臨床試験では治療後再発したり、抗癌剤での治療で効果の無かった白血病(ALL)患者で、治療を受けた患者の83%が治療3ヶ月後に完全寛解(CR)または部分寛解(PR)を達成しています。

※完全寛解(CR)・・・・・血液中の癌細胞が5%以下に減少した状態
※部分寛解(PR)・・・・・血液中の癌細胞が治療前より減少した状態

さて、治療費は何千万円ぐらいなんでしょうか?(笑

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