↑B
2016.10.13
第一三共の国産ADC医薬(抗体-抗癌剤複合体)が本家ロッシュの医薬よりも高い抗腫瘍効果が得られる結果
ロッシュ/中外製薬の乳癌治療用抗体医薬「ハーセプチン(Herceptin)」は、癌細胞がHer2受容体を多く発現している時にしか効果がありません。Her2受容体を少ししか発現していない癌細胞を殺すすために、ハーセプチンに抗癌剤DM1(エムタキシン)を結合したT-DM1(一般名:カドサイラ)がロッシュにより開発されています。
今回、第一三共がハーセプチンに別の抗癌剤「ヘキサデカン」を結合させたADC「DS-8201a」が従来品よりも高い効果を示したことを報告しています。
ハーセプチン部分は特許が切れてしまったため、ロッシュ以外の製薬企業がこのように癌を狙う部品として使用出来るようになっています。
Category:ガン・腫瘍
コメント
いいっすね!=57
001 [10.13 12:51]。。。:詳しくないですが、ヘキサデカンなんて名前の抗がん剤なんてあるのです?普通は炭化水素を思い浮かべてしまいますねぇ ↑(11)
002 [10.13 15:13]西@InfoWeb:ヘキサデカン・・・最初リンカーかと思いましたが、「exatecan derivatives」とのコンジュゲートのようなので、このエキサテカン?エクサテカン?の事なのかなー、と思ったり ↑(11)
003 [10.13 17:14]あいす:exatecan mesylate(トポイソメラーゼ活性阻害剤)をつかっているようなので、エキサテカンでしょうね・・・。ヘキサデカンは炭化水素で良いと思いますよ。 ↑(8)
004 [10.13 17:54]。。。:なるほど。すっきりしました。 ↑(6)
005 [10.13 23:58]ふぇちゅいん(管理人) TW★60:なるほど、少なくともデカンはテカンじゃないかと疑うべきでしたなあ ↑(7)
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