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キトサン



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2010/01/08:ゼニカルでどれぐらい食事中の脂肪吸収が抑えられるかを調べた研究
2005/10/03:キトサンスポンジを使って膵臓を再生する

2010/01/08

ゼニカルでどれぐらい食事中の脂肪吸収が抑えられるかを調べた研究

ゼニカルでどれぐらい食事中の脂肪吸収が抑えられるかを調べた研究

2001年の「肥満研究」という学術雑誌に「うんこ中の油排泄量をゼニカル摂取とキトサン摂取で比べる」という報告があります。キトサンも痩せる効果があることが知られています。
この報告では12人の健康な人を使って試験をしています。全員に1日あたり2500kcal、脂肪30%の基本的食事をとってもらいました。この人達を2つのグループに分け最初の7日間は体の調子を整えるために適正な食事をとってもらい、その後の7日間で片方のグループにはオルリスタット120mgを1日3回。もう一つのグループにはキトサンを890mg飲んでもらいました。そして次の7日間はそれぞれのグループで飲むものを変更し、ゼニカルを飲んでいた人達にキトサンを飲んでもらい、キトサンを飲んでいた人にはゼニカルを飲んでもらいました。

それぞれの期間に各人のうんこを集め、含まれる脂肪の量を調べると、キトサンを飲んだ場合では1日あたり平均1.36グラムの油が排泄されていましたが、ゼニカルを飲んだ人では1日あたり平均16.13gが排出されていました。これらの事は、ゼニカルを飲むことに通常の食事をして場合、1日あたり15g分の脂肪吸収を妨げていることを示しています。脂肪は1gあたり9kcalなので1日あたり135kcal分ダイエットしている感じでしょうか。臨床試験1でゼニカルを飲むことにより1ヶ月で余分に300g体重が減ってますがこれはカロリー換算で2200kcal相当ぐらい、臨床試験1では食事制限をしているので、だいたい計算が合っているといえます。

基本的な食事を続けてこの値ですが、自分の経験も合わせて考えると大量の油を摂取する時に飲めば効果絶大かもしれません。

Category:効果の実証されたダイエット薬「ゼニカル」とコンビニで買える黒烏龍茶

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2005/10/03

キトサンスポンジを使って膵臓を再生する
キトサンスポンジを使って膵臓を再生する

体内でインスリンを作り出しているすい臓β細胞が死滅してしまうと、血液中のグルコース濃度をコントロールすることが出来なくなり、糖尿病となる。深刻な糖尿病では注射などでインスリンを注射し、血液中のグルコース濃度をコントロールしてやることが必要だが、すい臓の細胞を移植し、体内でインスリンを作らせようとした再生医療の試みもある。

この中でも近年、すい臓の組織(すい島)を皮下(皮膚の下)に移植する方法が注目を集めている。しかしすい臓の組織を長期間維持するためにはどうすれば良いのかといった問題が未解決であった。今回、研究者らはキトサンスポンジを用いてこれに挑戦している。キトサンはカニやエビなどの成分であるキチンが分解したもので、体内で徐々に分解される性質(生分解性)を用いて他の研究では生体外で血管構造を作らせたり、疑似的な皮膚組織を形成させる研究が進められている。

研究者らはまず、凍結乾燥によりCSを作成した。この作り出したCSは200-500μmの隙間を多く持つ多孔質構造になっており、このCSにラットすい臓より単離したすい島を各20個ずつ播種し62日間培養した。すると単離直後のすい島は単一のものが大部分を占めたが、徐々に2-4個のすい島から成るクラスターも(150-250μm)も観察された。

また、CS内で培養した小島は少なくとも53日後まで初期の形態を維持しており、すい臓細胞の機能であるインスリン産生は49日後まで継続しCS内は一定のインスリン濃度に維持され、その後急激に低下した。

このようなキトサンスポンジを使った方法はすい島を安定して培養出来、また機能させることが出来ることを示しており、皮下への膵島移植の発展につながる可能性がある。

原文
Tissue-engineered pancreatic islets: culturing rat islets in the chitosan
sponge.
Cell Transplant. 2001;10(4-5):499-502.

Category:人工すい臓・糖尿病

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