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2025.12.15:現在使用可能なダイエット医薬品リストと開発中の未承認薬。Tirzepatideが最新(2025年12月)
2016.06.15:アメリカで承認されている5種類の医療用ダイエット薬の1年でどれぐらい痩せるかメタ比較結果。いずれも効果あり
2007.02.20:アメリカで「やせ薬:Alli(アーライ)」が処方箋無しで販売可能に

2025.12.15

現在使用可能なダイエット医薬品リストと開発中の未承認薬。Tirzepatideが最新(2025年12月)
現在使用可能なダイエット医薬品リストと開発中の未承認薬。Tirzepatideが最新(2025年12月)

↑BX.COM

なるほど現在は2024年12月登場のGIP/GLP-1たブルアゴニストのTirzepatideが薬効の点では無双しているのか。セマグルチドは時代遅れとは知らなかった

GIP/GLP-1受容体作動薬

薬剤名(日本語) 薬剤名(英語) 有効成分 投与方法 体重減少効果 保険適用 主要な特徴
ゼップバウンド Zepbound Tirzepatide 週1回皮下注射 20.9%(高用量15mg) 保険診療予定 世界初のGIP/GLP-1デュアル作動薬、心血管保護作用あり、2024年12月承認
マンジャロ Mounjaro Tirzepatide 週1回皮下注射 ゼップバウンドと同等 2型糖尿病治療薬 ゼップバウンドと同一成分、2型糖尿病治療薬として2023年発売
上記二つは同一薬物で適用が異なるだけ、15mgの高用量投与では全体の50%以上が20%の体重減少を達成。心血管イベント発生率を20%、腎臓障害発生率を50%低下させるなど健康効果も抜群

GLP-1受容体作動薬

薬剤名(日本語) 薬剤名(英語) 有効成分 投与方法 体重減少効果 保険適用 主要な特徴
ウゴービ Wegovy Semaglutide 週1回皮下注射 13.2%(日本人平均)、14.9%(2.4mg投与) 保険診療対応 日本初の肥満症治療薬、2024年2月発売、STEP1試験で強い効果
オゼンピック Ozempic Semaglutide 週1回皮下注射 5〜6kg(半年〜1年) 2型糖尿病治療薬 本来は糖尿病治療薬、オフラベル使用で減量効果
リベルサス Rybelsus Semaglutide 1日1回内服(飲み薬) 1〜3か月で効果開始 2型糖尿病治療薬 唯一の内服GLP-1受容体作動薬、注射が不要
トルリシティ Trulicity Dulaglutide 週1回皮下注射 相対的に低い 2型糖尿病治療薬 食欲抑制作用がウゴービより弱い
平均13%の体重減少効果、DulaglutideはSemaglutide より若干効果が弱い傾向


食欲抑制剤

薬剤名(日本語) 薬剤名(英語) 有効成分 投与方法 体重減少効果 保険適用 主要な特徴
サノレックス Sanorex Mazindol 1日1回内服(昼食前) 平均1.7kg、最大10kg BMI?35で保険適用 1992年発売、日本唯一の承認食欲抑制剤、中枢神経系作用
脳に作用して食欲を減らし、消費カロリー増を促す。国内承認だがBMI35以上の高度肥満で無いと自由診療。

脂肪吸収抑制剤

薬剤名(日本語) 薬剤名(英語) 有効成分 投与方法 体重減少効果 保険適用 主要な特徴
ゼニカル Xenical Orlistat 1日3回内服 脂肪吸収30%阻害 未承認(処方可能) 脂肪分の多い食事に適応、日本未承認
アライ Alli Orlistat 1日3回内服 脂肪吸収30%阻害 市販薬(2024年4月販売開始) ゼニカルのジェネリック的ポジション、薬局購入可能
食事中の脂肪の吸収を抑える。

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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2016.06.15

アメリカで承認されている5種類の医療用ダイエット薬の1年でどれぐらい痩せるかメタ比較結果。いずれも効果あり
アメリカで承認されている5種類の医療用ダイエット薬の1年でどれぐらい痩せるかメタ比較結果。いずれも効果あり

↑BX.COM

 アメリカでは現在「医療用のダイエット薬」が5種類あるそうです。しかしこれらの5種類の体重減少効果の優劣はハッキリしていません。今回、アメリカの医師らがこの5種類のダイエット薬の臨床試験をメタ比較(発表された論文のデータを比較する)し報告しています。

 比較した5種類のダイエット薬はオルリスタット(orlistat), ロルカセリン(lorcaserin), ナルトレキソン/ブプロピオン(naltrexone-bupropion), フェンテルミン/トピラマート(phentermine-topiramate)、リラグルチド(liraglutide)。

 合計で28の臨床試験から29018人の患者(平均年齢46歳、女性74%、平均体重100.5kg,平均BMI=36.1)が服用した結果を抽出し比較したところ、1年間の体重減少の平均値は
成分の名前製品名1年間で平均どれぐらい痩せるか
オルリスタットゼニカル/アーライ(xenical/Alli)2.6kg
ロルカセリンベルビーク(BELVIQ)3.2kg
ナルトレキソン/ブプロピオンコントレイブ(Contrave)5kg
フェンテルミン/トピラマートキューネクサ(Qnexa)8.8kg
リラグルチドビクトーザ(Victoza)5.3kg
でした。いずれの薬も1年間で5%の体重減少を実現する程度の効果があるそうです。強いていえばリラグルチドとナルトレキソン/ブプロピオンが高い効果とのこと。

 これらの薬はいずれも日本では「ダイエット薬」としては承認されておらず使うことは出来ませんが、オルリスタットは以前、当サイト管理人が個人輸入して使ってみた結果を下記に報告しています↓。

 リラグルチドは自分でペンタイプの注射器で注射するタイプの糖尿病の薬として日本でも処方されています。その他の薬はいずれも「向精神薬」に分類される薬でして脳に作用し食欲を減らします。

 日本未発売の薬でもその気になれば個人輸入で入手することは可能です。個人が使用する目的での医薬品個人輸入は違法ではありませんが自己責任で。


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2007.02.20

アメリカで「やせ薬:Alli(アーライ)」が処方箋無しで販売可能に
アメリカで「やせ薬:[[Alli]](アーライ)」が処方箋無しで販売可能に

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FDAが認可、販売元はグラクソ・スミス・クラインで、処方箋が必要なやせ薬「ゼニカル(XENICAL)」の効き目を緩和させたもの。効果としては脂肪の吸収を妨げる働き、18歳以上あたり1〜2ドルらしい

すでに身体についた脂肪を落とす作用があるわけではないので運動との併用が良いらしい。ワシントンポスト紙によると、ダイエットとエクササイズで5ポンド(2.3キロ)減量した人がアーライの併用でさらに2ポンド減量可能とのこと

副作用としては下痢など

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