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さい帯血



----------このキーワードを使っている記事----------
2017.04.20:さい帯血中に多く存在するタンパク質「TIMP2」は老化マウスに投与すると脳に移行して認知能力を回復させる
2005.11.07:さい帯血幹細胞の体外で増やして白血病患者に移植する試みを12月に開始
2004.11.14:国内で「さい帯血移植」が骨髄移植と並ぶ治療法へ(nikkei)

2017.04.20

さい帯血中に多く存在するタンパク質「TIMP2」は老化マウスに投与すると脳に移行して認知能力を回復させる
さい帯血中に多く存在するタンパク質「TIMP2」は老化マウスに投与すると脳に移行して認知能力を回復させる

↑BTW

 アメリカ・スタンフォード医科大学のTony Wyss-Corayらのグループはこれまで若いマウスの血液に含まれる若返り因子の研究をしており、近年、同じ作用をする因子がさい帯血中にも含まれることを発見し分析を進めた結果、TIMP2(Tissue inhibitor of metalloproteinases 2/組織メタロプロテアーゼ阻害物質2)が若返り因子だと突き止めました。

 実験では老化したマウスに2日に一度50μg/kgのTIMP2タンパクを投与しています。すると穴から抜け出す方法を学習する試験において投与していないマウスよりも効率的に抜け出す方法を学んでおり、投与開始から2日目にはその効果が現れだし、4日目にはさらに学習効果が高まっていました(Fig4a)。血液中のTIMP2量は老齢になっても若い時の70%程度は残っているようですが、30%減ることにより認知能力が低下しているようです。

 将来、TIMP2が薬として開発され高齢者の認知能力を改善することが出来るかもしれません。

Category:アンチエイジング・老化抑制




2005.11.07

さい帯血幹細胞の体外で増やして白血病患者に移植する試みを12月に開始
さい帯血幹細胞の体外で増やして白血病患者に移植する試みを12月に開始

↑BTW

神戸の先端医療センターが「日本さい帯血バンクネットワーク」から提供されたさい帯血に4種類のタンパクを加えて12日間培養して、造血幹細胞を4.3倍に、細胞全体を20〜30倍に増やして急性骨髄性白血病とリンパ性白血病の患者10名に移植する予定。

移植後は1年間観察し、安全性や効果を見る。
さい帯血移植は白血病治療のためにすでに国内で2500例行われている。

Category:さい帯血




2004.11.14

国内で「さい帯血移植」が骨髄移植と並ぶ治療法へ(nikkei)(asahi.com)
国内で「[[さい帯血]]移植」が骨髄移植と並ぶ治療法へ(nikkei)

↑BTW

日本さい帯血バンクネットワークの調べでは、97年に始まったさい帯血移植が合計2000例を越えたそうだ。
治療ターゲットは骨髄移植と同じで、白血病など血液の病気が中心。
移植を行った1000人の患者を調べたところ、移植が成功し、病気の再発が無い患者は移植後3年で16歳未満の患者で30%、16以上の患者で20%
当初は子供向けの治療法として始まったが2003年以降の治療では80%以上を16歳以上の患者が占めているそうだ。

Category:さい帯血