リボソーム |
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2025.08.05:定期的な運動は腸管の幹細胞においてReg3gやWntシグナルを経ての老化を抑制することで腸を健康に保つ作用を示す
2004.01.09:人工細胞を作り、内部で遺伝子を発現させた
2025.08.05
定期的な運動は腸管の幹細胞においてReg3gやWntシグナルを経ての老化を抑制することで腸を健康に保つ作用を示す
定期的な運動は腸管の幹細胞においてReg3gやWntシグナルを経ての老化を抑制することで腸を健康に保つ作用を示す
老化は組織と細胞の段階的劣化プロセスであり、加齢関連疾患の原因ですが、腸管の老化において腸管の幹細胞の枯渇が起こることが知られています。これにより腸管の再生能力が失われ、腸管の機能が損なわれます。
腸管は全身に必要な栄養の吸収臓器であるため、腸管の不調は全身の健康が損なわれることになります。
一方で、老化にあらがう方法として知られる方法の1つとしてよく知られる定期的な運動があります。本研究では定期的な運動がマウスにおいて腸管の老化をどのように抑制しているかを明らかにしています。
研究者は22カ月令の高齢マウスを2つのグループに分け、片方のグループには定期的な運動させ、2つのグループの腸管を比較しています。比較方法としては単細胞RNAシークエンスを用いており、定期的な運土うを行ったマウスでは腸管細胞においてDNA複製と細胞分裂のシグナルカスケードが活性化され、リボソームの生合成を促進する遺伝子が腸管幹細胞で活性化することが見出されました。
さらに、Wntシグナルに阻害がかかり(これは腸管幹細胞の分化を改善する)、Reg3gの発現をPaneth細胞で高め、腸管のバリア機能を向上させていました。
このように運動は腸管の幹細胞の老化を様々な経路で抑制することで腸管の老化を抑制し、全身の健康に良い影響を与えていると考えられます。
Category:#運動 #エクササイズ
2004.01.09
人工細胞を作り、内部で遺伝子を発現させた
人工細胞を作り、内部で遺伝子を発現させた
研究を行ったのは京都大学の吉川研一教授や野村慎一郎東京医科歯科大特任講師らとフランス、ルイ・パスツール大学
試験管内で、細胞膜と同じ成分の脂質とDNA、DNAからタンパク質を生成するのに必用なポリメラーゼ、リボソームなどを加え37℃に保温したところ、脂質が重合し通常の細胞と同様の大きさの人工細胞を形成した。
この内部ではDNAからタンパク質合成が起こり、そのタンパク質は人工細胞内に保持されていた
実は大したこと無い結果では?何が新規なのかわからない(^^;
DNAから人工的にタンパク質を発現させる技術は無細胞系タンパク合成といって市販のキットが売られているぐらい一般的に使用されているし、脂質なんて水の中で放置しておけばリポソームと呼ばれる球状の細胞形態になります
Category:基礎研究