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ストレス


----------このキーワードを使っている記事----------
2004/08/13
長寿を保証するたんぱく質発見アンチエイジング・老化抑制
発表先は8月12日のEMBO J
見つけたたんぱく質は「MBF1」といい、活性酸素の防御にかかわるAP-1タンパクの酸化を防ぐ役割をしているそうです。
実験的にMBF1遺伝子を壊したショウジョウバエを作ったところ、ストレスにより寿命が4分の3になったそうです。


2007/05/01
■男性の40〜50歳が最も男性ホルモンが少ないようだ(yomiuri)ホルモン
帝京大学病院の安田弥子らが国際メンタルヘルス学会誌に発表したところによると

これまで年齢と共に減少すると考えられてきた男性ホルモンの量が40〜50代男性で最も少なく、60代男性では若干平均値が回復しているという意外な結果が得られたそうだ。

研究では20〜30代、40〜50代、60代〜の3グループに分けた健康な男性81人のテストステロン(男性ホルモン)量を2時間おきに採取して変化を調べている。テストステロンなどのホルモンはストレスを受けると減少することも知られており40〜50代男性にストレスが多いことが今回の結果につながったのではないかと考えられるそうだ。

テストステロン量の低下は性欲や性機能の低下、不安、不眠、認識力の低下、肩こり、腰痛などの原因にもなるそうだ。


2003/08/24
うつ病は新しい細胞で防げる精神
プロザックなどの抗うつ 剤は新しい脳細胞を作り出すことによって気分を改善しているそうです

ってことは一過性では無いのかな?
これまで多くの抗うつ剤が数日で脳内物質レベルをあげるのに、効果が出るのに何週間もかかるのはなぜだろう?という謎があったそうだ
今回、コロンビア大学のHenらが、これらの薬が海馬で新しい細胞を生み出しているいる事を報告している
新しい細胞は神経回路を形成するのがうまいので、ストレスを改善するように回路を作るのでは無いかと予想している。

それにしても名前がヘン

原文:
Santarelli, L. et al. Requirement of hippocampal neurogenesis for the behavioral effects of antidepressants. Science 301, 805-809 (2003)


2007/10/16
■(NPY(ニューロペプチドY)は末梢において直接脂肪細胞に働きかけ、ストレスにより誘導される肥満とメタボリックシンドロームに関わっている。ダイエット・メタボリックシンドローム
発表先はNature Medicine 2006, 13(7) 803-11
Neuropeptide Y acts directly in the periphery on fat tissue and mediates stress-induced obesity and metabolic syndrome
PMID: 17603492
発表者はワシントンジョージタウン大学医学センターのKuo LE,Zukowsaka Zらのグループ

ストレスと肥満の関係については完全に解明されてはいない。ストレスにより体重が落ちる人は存在し、一方体重が増える人もいる。今回、研究者らはストレスが内臓の白色脂肪細胞を介して交感神経からのNPYで肥満を起こすことを報告している。研究者らの実験ではマウスを毎日1時間ずつ氷水につけたり、毎日10分ずつ攻撃的なマウスのいるかごに家rたりしてストレスを与え体重の増加具合を確認してこれらの結果は導き出したそうだ。

これまでストレスで肥満がおきるのは脳で食欲を調製している視床下部が原因と考えられてきた。ストレスを受けると交感神経からのNPYペプチドの放出を促す。NPYペプチドは内臓脂肪においてグルココルチコイド依存的にY2受容体に結合し脂肪細胞の成長を促すようだ。またNPYペプチドの阻害剤や脂肪細胞特異的にY2レセプターを欠損させたマウスではこの効果は減少することを確認した。

NPYはすでに脳内の視床下部での働きで知られ、このペプチドの働きを抑える肥満治療薬の開発も進んでいる。今回の結果はこれらのNPYペプチドが視床下部だけでなく脂肪細胞に直接働いている証拠が発見されたわけだ。




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