脳梗塞 |
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2007/01/23:睡眠時無呼吸症候群は治療マスクをつけても脳梗塞の危険性は高い→
2011/07/28:大塚製薬グループ、再生医療ベンチャーLiving Cell Technologies社に出資、ブタ細胞を用いた糖尿病治療用カプセルの販売を目指す→
2013/01/28:脳の活動状態を見ながら行う最先端の脳トレ「ニューロフィードバック」により特定の脳機能を強化したり精神疾患の治療が可能→
2013/06/14:他人が運動している映像をビデオで見ることが脳梗塞(脳卒中)の良いリハビリになる→
2003/10/03:テルモの人工赤血球、来年にも臨床試験→
2004/01/27:酸素を運べるように改造したアルブミンで人工血液→
2007/05/16:水素が有害な活性酸素を除去すると発表→
2007/01/23
睡眠時無呼吸症候群は治療マスクをつけても脳梗塞の危険性は高い
睡眠時無呼吸症候群は治療マスクをつけても脳梗塞の危険性は高い
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、寝ている間に気道がせまくなって呼吸が頻繁に止まる病気で、1時間に30回以上無呼吸になると重症と判定される。無呼吸になると血液中の酸素が不足し、動脈硬化や血小板の凝固が置きやすくなることから脳梗塞や心筋梗塞の原因となる。
この治療には鼻にマスクをつけて空気を送り気道を広げる装置をつけるCPAP療法が有効だとされているが今回、明らかになったところによると、CPAP療法を行っても無呼吸状態は改善するものの、血液の固まりやすさなどは改善してないことが分かった。
Category:睡眠
2011/07/28
大塚製薬グループ、再生医療ベンチャーLiving Cell Technologies社に出資、ブタ細胞を用いた糖尿病治療用カプセルの販売を目指す
大塚製薬グループ、再生医療ベンチャーLiving Cell Technologies社に出資、ブタ細胞を用いた糖尿病治療用カプセルの販売を目指す
大塚製薬の所属する大塚ホールディングスは、ニュージーランドの再生医療ベンチャーLiving Cell Technologies社の株(およそ2億5千万円分)を取得し同社の株式8.2%を保有したと発表しました。また、中国、日本を除くアジア地域でのDIABECELLの開発・販売権を得るための独占交渉権を取得したと報道されました。これに先立ち、大塚製薬は同社と共同でDIABECELLの共同開発を進めていくことを発表しています。
Living Cell Technologies社はブタの細胞を特殊なゲルカプセルに包んで人間に移植出来る技術を持っている会社です。今回、大塚製薬グループが権利を獲得したのは、ブタのすい臓細胞をカプセル化し、人間に移植出来るようにした「DIABECELL」です。カプセル内のブタのすい臓細胞は、血糖値が上昇すると普通のすい臓細胞と同様にインスリンを出すことが出来ますので、インスリン分泌が足りなくなる糖尿病の治療に用いることが出来ます。このカプセル内のすい臓細胞は場合によっては移植後も10年以上も生存することがあるそうです(1)。
DIABECELLの開発に関しては、2009年のニュースでニュージーランドで8名の?T型糖尿病患者に移植する臨床試験を行ったことが報道されています。結果は良好で、患者によっては1日に必要なインスリン投与量が40%減少した患者や、移植から一ヶ月後にインスリンの投与が必要無くなった患者もいるそうです。そして、2010年にロシアで販売承認を受けています。
Living Cell Technologies社はすい臓細胞をカプセル化したDIABECELLの他に、パーキンソン病・ハンチントン病・脳梗塞(stroke)・難聴(hearing loss)の治療に効果のあるサイトカイン「NGF(神経成長因子)」を放出する細胞がカプセル化さされたNTCELLも開発しています。これらの細胞のカプセル化技術を、彼らはIMMUPELと呼んでいます。
これらのカプセルにはブタの細胞が含まれていますが、カプセルを構成するアルギン酸ゲルには特殊な加工が施してあり、移植された後にも、人間の免疫細胞がカプセル内に進入出来ないため、移植後に免疫抑制剤は必要ありません。
Living Cell Technologies社はブタ細胞などの異種細胞移植による治療を行うベンチャーとして世界で最先端を行く企業です。日本の企業がこのような時代を先取る企業といち早く連携を構築しているのは珍しく、注目しています。
1.Live encapsulated porcine islets from a type 1 diabetic patient 9.5 yr after xenotransplantation
Volume 14, Issue 2, pages 157–161
Category:人工すい臓・糖尿病
2013/01/28
脳の活動状態を見ながら行う最先端の脳トレ「ニューロフィードバック」により特定の脳機能を強化したり精神疾患の治療が可能
脳の活動状態を見ながら行う最先端の脳トレ「ニューロフィードバック」により特定の脳機能を強化したり精神疾患の治療が可能
脳の活動状態をチェック出来る状態でトレーニングを行うことで脳の活動を自らの意志で制御可能であることが報告されています。この技術はNeurofeedback(ニューロフィードバック)と呼ばれ精神疾患や発達障害のある子供の治療トレーニングに応用しようとする研究が始まっています(参考ページ参照)。ある発達障害では脳の特定部分の活動が弱いことが原因と分かっているため、その部分の活性化が治療につながると考えられるためです。
今回、イギリス・ロンドン大学の研究者らはこのニューロフィードバック技術を用いて健康な大人の視覚認識能力を向上可能であることを報告しています。
研究者らは脳の活動を映像として映し出すことが出来る医療装置MRIを使用し、ボランティアとして雇った人の脳活動をリアルタイムでディスプレイに表示させ、そのディスプレイを見ながら脳内の視覚認識能力(見た物を判断する能力)を司る部分の活動を自在にコントロール出来るようにトレーニングしてもらいました。
(省略されています。全文を読む)
Category:天才になる方法
2013/06/14
他人が運動している映像をビデオで見ることが脳梗塞(脳卒中)の良いリハビリになる
他人が運動している映像をビデオで見ることが脳梗塞(脳卒中)の良いリハビリになる
脳梗塞(脳卒中)は脳の一部の血流が途絶えてしまう病気です。脳梗塞が起こると血流が途絶えた部分の神経がダメージを受け機能しなくなってしまいます。
幸いなことに脳には「可塑性」という作用があり周囲に存在する神経がダメージを受けた神経の機能を補って機能を回復させてくれますが、可塑性を発揮させるためにはダメージを受けた部分の周囲の神経を活性化させる必要があります。これが「リハビリ」です。
リハビリは、例えば脳梗塞で歩けなくなった人が歩けるようにトレーニングするには、補助具や人の補助のサポートを受け実際に歩いてみる必要があります。歩く行為をすることで、脳の歩く行為に関わる神経を活性化させることが出来ます。しかしこの行為は歩けないのに歩くトレーニングをするわけで、大変な苦労をすることになります。また、脳の可塑性により機能を回復させるという行為は脳の神経接続をつなぎ直す行為であり、何度も何度も繰り返しリハビリを行う必要がありました。
今回、アメリカ・エール大学の研究者Carolee Joyce Winsteinらは、実際に身体を動かしてリハビリしなくても、他人がその行為をしている映像を見るだけでリハビリをしている時と同じように脳が活性化しリハビリ効果があることを発見しました。
研究は脳梗塞患者12名と健常者12名のボランティアに参加してもらい、脳の活動状態をリアルタイムで知ることの出来る装置fMRIを用いて脳のどの部分が活動しているのか調べることで行われました。
健常者に「ペンを持ち上げる」動作をしてもらうと、その動作に必要な脳の部分が活性化することをfMRIで確認することが出来ましたが、脳梗塞による障害でペンを持ち上げることが出来なくなった人に、他人がペンを持ち上げている映像を見せたところ、健常者がペンを持ち上げているのと同じ部分が活性化していることが分かりました。まさに「ペンを持ち上げる」というリハビリをしているのと同じ効果がビデオを見るだけで得られていることになります。
不思議なことに、映像を見た時の活性化は健常者よりも脳梗塞患者で強く起こることが分かりました。この現象を利用しリハビリ用のビデオを作り繰り返し見ることでリハビリ効果を高められることが期待されます。
(省略されています。全文を読む)
Category:脳・中枢神経・神経
2003/10/03
テルモの人工赤血球、来年にも臨床試験
テルモの人工赤血球、来年にも臨床試験
テルモの人工赤血球はヘモグロビンを200ナノメートルの特殊なカプセルに封入したものです。以前より海外で開発されている人工赤血球はヘモグロビンそのものを使うため、血管外に漏れだしやすく副作用が問題となっていましたが、テルモの人口赤血球はこの副作用が無いことが期待されます。
また、それでも赤血球と比べると遙かに小さいため、脳梗塞や心筋梗塞でつまった血管でも通過し酸素を供給出来ることが期待出来ます。この人口赤血球は使用期限切れの献血用血液からも作ることが出来るそうです。
トレーニングの後、視覚認識能力のテスト(見ている映像が一部変わったかどうかを判断するテストなど)を行いトレーニング前後の視覚認識能力を比べたところ、ニューロフィードバックトレーニングを行った人で視覚認識能力が向上していることが分かりました。能力向上は視覚認識に関係ある部分をトレーニングした人のみに見られ、視覚とは関係無い部分のトレーニングを行った人では効果はありませんでした。
この結果はニューロフィードバックを使って特定の能力を向上させることが出来ることを示しています。
ニューロフィードバックのトレーニングにより生じた脳の変化はトレーニング後も長く持続することが報告されています。今回の実験はMRIという巨大で高価な装置を使っているため個人で簡単に出来る方法ではありませんが、脳に電極を付けるだけで読み取れる脳波や頭の表面の血流の流れなど簡単な装置で検出出来るシグナルを使ってトレーニングを行う方法も検討されており、近い将来ニューロフィードバック技術を利用した脳のトレーニング装置が登場するかもしれません。また、これらのトレーニング技術は脳梗塞を起こし脳の一部の機能が衰えた患者さんのリハビリ方法としても注目されています。
Category:血液・人工血液
2004/01/27
酸素を運べるように改造したアルブミンで人工血液
酸素を運べるように改造したアルブミンで人工血液
早稲田大学の土田英俊や慶応大学の小林紘一らの研究グループは血液中で最も多いタンパク質であるアルブミンに酸素を運ぶ能力を持たせた人工血液を開発した。
通常の血液では酸素は赤血球に含まれるヘモグロビンという鉄を含んだタンパク質により運ばれる。
今回研究グループは、血液中に最も多く存在するタンパク質であるアルブミンに鉄を含ませ、ヘモグロビンと同じように酸素を運ぶことが出来るように改造したアルブミンヘムを作り出した。このアルブミンヘムは肺を通過する時に、通常の赤血球と同じように酸素を吸収し、体内の組織で放出する機能をしめした。
このアルブミンヘムは赤血球よりも遙かに小さく、脳梗塞などで赤血球が通過出来なくなった部位にも酸素を供給出来る可能性がある、動物実験ではすでに効果を確認している。
また、このアルブミンヘムを遺伝子組み替えで作る技術も日本の医薬品会社が開発して臨床試験を終えており、量産化のめどもたっている。
トレーニングの後、視覚認識能力のテスト(見ている映像が一部変わったかどうかを判断するテストなど)を行いトレーニング前後の視覚認識能力を比べたところ、ニューロフィードバックトレーニングを行った人で視覚認識能力が向上していることが分かりました。能力向上は視覚認識に関係ある部分をトレーニングした人のみに見られ、視覚とは関係無い部分のトレーニングを行った人では効果はありませんでした。
この結果はニューロフィードバックを使って特定の能力を向上させることが出来ることを示しています。
ニューロフィードバックのトレーニングにより生じた脳の変化はトレーニング後も長く持続することが報告されています。今回の実験はMRIという巨大で高価な装置を使っているため個人で簡単に出来る方法ではありませんが、脳に電極を付けるだけで読み取れる脳波や頭の表面の血流の流れなど簡単な装置で検出出来るシグナルを使ってトレーニングを行う方法も検討されており、近い将来ニューロフィードバック技術を利用した脳のトレーニング装置が登場するかもしれません。また、これらのトレーニング技術は脳梗塞を起こし脳の一部の機能が衰えた患者さんのリハビリ方法としても注目されています。
Category:血液・人工血液
2007/05/16
水素が有害な活性酸素を除去すると発表
水素が有害な活性酸素を除去すると発表
発表したのは日本医科大の太田成男教授らのグループ。
体内に蓄積することは無いだろうし、爆発の危険性させ排除すれば以外と安全な治療になりえるのかも。
トレーニングの後、視覚認識能力のテスト(見ている映像が一部変わったかどうかを判断するテストなど)を行いトレーニング前後の視覚認識能力を比べたところ、ニューロフィードバックトレーニングを行った人で視覚認識能力が向上していることが分かりました。能力向上は視覚認識に関係ある部分をトレーニングした人のみに見られ、視覚とは関係無い部分のトレーニングを行った人では効果はありませんでした。
この結果はニューロフィードバックを使って特定の能力を向上させることが出来ることを示しています。
ニューロフィードバックのトレーニングにより生じた脳の変化はトレーニング後も長く持続することが報告されています。今回の実験はMRIという巨大で高価な装置を使っているため個人で簡単に出来る方法ではありませんが、脳に電極を付けるだけで読み取れる脳波や頭の表面の血流の流れなど簡単な装置で検出出来るシグナルを使ってトレーニングを行う方法も検討されており、近い将来ニューロフィードバック技術を利用した脳のトレーニング装置が登場するかもしれません。また、これらのトレーニング技術は脳梗塞を起こし脳の一部の機能が衰えた患者さんのリハビリ方法としても注目されています。
Category:アンチエイジング・老化抑制