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HIV



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2007/05/23:獲得免疫の仕組み

2004/03/02:サルの細胞内にHIVウイルスを死滅させるタンパク質発見(wired)
2008/11/17:骨髄移植でHIV治療が可能?(REUTERS)
2001/05/31:エイズによりアフリカで人類の新たな進化が起こる

2007/05/23
■獲得免疫の仕組み免疫・アレルギー・自己免疫疾患
樹状細胞などの抗原提示細胞はMHCクラスII分子を持っており、取り込んだ抗原をMHCクラスII分子にのせてヘルパーT細胞(CD4+)に提示する。
活性化したヘルパーT細胞はCTL(キラーT細胞)(CD8+)を活性化する因子を出したり、B細胞を活性化する因子を出したりする。

すべての細胞はMHCクラスI分子を持っており、そこに自己の抗原を提示している。CTLはMHCクラス1に提示された抗原を認識するが、この時、ヘルパーT細胞などが出す刺激因子シグナルが入ると細胞傷害活性を示す。CTLの攻撃としてはperforin、granzyme,TNF,Fasなどがある。

HIVウイルスが感染するのはCD4陽性のヘルパーT細胞である。活性化したCTLの一部はメモリーT細胞となる。

ヘルパーT細胞はTh1細胞とTh2細胞の2種類があり、Th1は細胞性免疫を活性化、Th2は液性免疫を活性化する。Th1/Th2のバランスがアレルギーに関わっていると考えられている。
Th1+Th2の数は一定に保たれているためか、アレルギーと自己免疫疾患を同時に生じることは少ないそうだ。

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2004/03/02
サルの細胞内にHIVウイルスを死滅させるタンパク質発見(wired)感染症
nature 2/26で発表、名前はTRIM5α

2008/11/17
骨髄移植でHIV治療が可能?(REUTERS)免疫・アレルギー・自己免疫疾患
HIVウイルスは免疫担当細胞のCCR5受容体を目印に感染します。
今回、アメリカ人の白血病患者にCCR5受容体が通常と異なり、HIVウイルスに耐性を持つであろう遺伝子を持つドナーからの移植を行ったところ、白血病が治ったのはもちろん、HIVウイルスも消え去ったそうです。

近い将来、白血病以外にもエイズ治療のために骨髄移植を行う可能性があるかもしれません。


2001/05/31
■エイズによりアフリカで人類の新たな進化が起こる感染症
アフリカの一部の国ではエイズによる死亡者が先進国では考えられないほどの割合で生じている。研究者らはこのままエイズによる死亡者が増え続ければ今後100年間の間にHIVに感染しにくく感染しても発症しにくい遺伝子を持つ人々が増えるだろうと予測している。
HIVへの感染しやすさ、感染後どれぐらいで発病するかに関する遺伝子としてCCR5という細胞表面レセプターがある。著者らはこの論文でアフリカ諸国で、エイズに耐性を持つ遺伝子を持つ人がどのように広まっていくかをモデル化している。著者らのシミュレーションでは今後100年間にエイズに耐性を持つCCR5遺伝子を持つ人はアフリカでは人口の50%以上になるだろうと予測している。

アフリカ諸国では生命のメカニズムによりエイズを克服し、先進諸国では科学技術によって克服しようとしている。しかし先進国のやろうとしていることは今のところ対症療法に過ぎない。先進国に住む人が種として劣った存在になるのはむなしいねぇ。。。

(Natural selection and resistance to HIV(Nature vol.411 no.6837 p.545-546))



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