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2001.05.31エイズによりアフリカで人類の新たな進化が起こる
2000.06.09アフリカには2300万人のエイズ感染者がおり、2020年までに労働人口が5分の1減る


2001.05.31

エイズによりアフリカで人類の新たな進化が起こる

アフリカの一部の国ではエイズによる死亡者が先進国では考えられないほどの割合で生じている。研究者らはこのままエイズによる死亡者が増え続ければ今後100年間の間にHIVに感染しにくく感染しても発症しにくい遺伝子を持つ人々が増えるだろうと予測している。
HIVへの感染しやすさ、感染後どれぐらいで発病するかに関する遺伝子としてCCR5という細胞表面レセプターがある。著者らはこの論文でアフリカ諸国で、エイズに耐性を持つ遺伝子を持つ人がどのように広まっていくかをモデル化している。著者らのシミュレーションでは今後100年間にエイズに耐性を持つCCR5遺伝子を持つ人はアフリカでは人口の50%以上になるだろうと予測している。

アフリカ諸国では生命のメカニズムによりエイズを克服し、先進諸国では科学技術によって克服しようとしている。しかし先進国のやろうとしていることは今のところ対症療法に過ぎない。先進国に住む人が種として劣った存在になるのはむなしいねぇ。。。

  • Natural selection and resistance to HIV (Nature vol.411 no.6837 p.545-546)

2000.06.09

アフリカには2300万人のエイズ感染者がおり、2020年までに労働人口が5分の1減る

ヒトの中には何百人に1人かの割合でエイズに感染しても発症もせず、なんの影響も受けない人がいます。これは遺伝的要因によるものです。アフリカにもそういう人たちはいて、きっとエイズの影響も無く子供いっぱい作っていることでしょう。もちろん子供達もエイズに耐性があるはずです。
アフリカでこれだけエイズによる死亡者が出てくるとなると、選択淘汰が起こって、エイズに耐性を持つ人々の割合が増加してくるのでは無いでしょうか?
彼らは進化しようとしているのかもしれませんね。生物の進化、淘汰はこのようにしておこるのかも。


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