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2023.11.07:2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc
2016.03.07:学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ
2013.08.28:運動する前にカルシウムサプリメントを飲むと骨密度の低下を予防出来る
2013.07.22:空腹時に作られるホルモンFGF-21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い
2012.05.14:週に1〜2.5時間の速すぎないジョギングで平均寿命が5〜6年延びる
2006.12.14:高齢で3cm以上身長がちじんだ人は心臓病などになりやすい傾向(yomiuri)
2023.11.07
2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc
2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc
ちょうど3年前に飲んでいるサプリを紹介していますね。
NMNは長らく飲んでましたが高くつく割にあまり効果を感じないし。どうも臨床試験の結果が大して効果出てないみたいなので服用を止めています。 まあそんな分かりやすい効果が出たら大変な騒ぎになっちゃいますけどね。
Senolyticsとしてはずっとケルセチンを飲んでいたのですが、下記の論文を信じて一時的にグレープシードの大量服用中
老化細胞除去作用を期待してますので毎日飲む必要は無く2週間に一度多めに飲むという使い方です。一回15粒飲んでます。それ以外のサプリメントは毎日飲んでいます。コスパの関連でナウフーズのサプリメントが増えてきましたね。
(省略されています。全文を読む)
Category:#サプリメント
2016.03.07
学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ
学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ
老化とは何でしょうか?最新科学では「老化」が人体が古くなったという単純な現象ではないことを明らかにしています。ある特定の仕組みによって老化が進行しているようなのです。実は、すでに発売済みの薬や開発中の薬の中にはその老化を促進する仕組みをブロックし、結果として老化を抑制する副作用が報告されているものが数多くあります。そういった報告の多くは今のところ動物実験でのみ検証されており、大勢の人間が参加した大規模な「臨床試験」によって人間での効果が証明された薬は未だありません(もし、あったら既に皆飛びつきますよね?)。
今回、Nature Medicineという医学界で最も有名な学術雑誌がそのような薬のまとめ記事を掲載しています。
以下が記事中で取り上げられていた薬を表にしたものです。薬の名前 ターゲット(薬が作用する体内の分子) 現在、何の用途に使われている薬か 知られているリスク ラパマイシン(Rapamycin) mTORC1とmTORC2 抗ガン剤、メタボ薬、心臓病薬 免疫抑制、インスリン抵抗性、白内障 メトホルミン(Metformin) ミトコンドリアのAMPKとmTOR 糖尿病薬 不明 レスベラトロール(Resveratrol) SIRT(サーチュイン)やAMPK 肥満予防 不明 Anti-CGRP CGRPやCGRPレセプター 偏頭痛、メタボ薬、抗炎症薬 痛覚の鈍化、低体温 ? 食事中のメチオニンを制限 メタボ対策 脂肪肝、体重減少、鬱 Lilly社のLY2405319、Amgen社のペプチド薬 IIS、FGF-21、klotho、PAPP-Aを減らす メタボ対策 骨密度減少、高血糖、インスリン抵抗性
ラパマイシン、メトホルミン、レスベラトロール、FGF-21に関してはこのサイトでも以前に紹介しています。下記は以前紹介した記事へのリンクです。
大きなキーワードとしては「炎症」と「代謝」でしょうか。
人体は加齢に伴い「弱い炎症」が持続的に発生するようになり、この炎症が老化を促進する要因になっていると考えられています。たとえば鎮痛剤であるアスピリン(バファリン)や、nordihydroguaiaretic acid (NDGA; also called masoprocol)を投与することで平均寿命が8〜12%延びることが動物実験で報告されています。
さらに、炎症により作られ、結果、加齢とともに血中に増えていくCGRP(Ccalcitonin gene-related peptide)という物質を減らすだけで寿命延長効果があることが報告されています。具体的には、この物質を持たないように遺伝子改変された動物は長寿になります。他にも、CGRPの受容体をブロックする低分子薬や抗体を投与し不老長寿的な効果を示させる研究が報告されています。
また「カロリー制限」を行うことで多くの動物で寿命が延長することが報告されています。当初は、カロリー制限により無駄なエネルギー消費が低下しDNAを損傷する活性酸素の発生が抑えられる効果が寿命延長につながると考えられていましたが、近年これだけではなく、どうやら「低カロリー」時に細胞内で発生するシグナル自体に寿命延長効果があることが分かってきました。そして、代謝に作用する薬のいくつかが寿命に影響することが報告されています。たとえば代謝に深く関わる「インスリン」や「IGF-1」に関わる薬です。
IGF-1が生まれつき少ない遺伝子改変動物は長寿命であることが報告されていますし、IGF-1を分解する働きのあるkotho遺伝子を増やした動物も寿命が延長します。またFGF-21やリリー社が開発中のLY2405319はIGF-1を阻害し寿命延長効果があるかもしれません。
もっと簡単なメカニズムとしては食事中のメチオニンを減らすことで寿命が延長することが、酵母、線虫、ハエ、ネズミで報告されています。人間においても食事中のメニオニンを減らす作戦の他に、メチオニンが人体に吸収されにくくなる働きの薬が開発出来れば、寿命延長効果が期待出来ます。
(Nature Medicine 21, 1400?1405 (2015) doi:10.1038/nm.4005)Can aging be 'drugged'?42イイネ
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Category:#アンチエイジング・老化抑制技術
2013.08.28
運動する前にカルシウムサプリメントを飲むと骨密度の低下を予防出来る
運動する前にカルシウムサプリメントを飲むと骨密度の低下を予防出来る
カルシウムを「どれぐらい摂取するか」と同じぐらい「どのタイミングで摂取するか」が重要かもしれません。
激しい運動を日常的にする人は骨密度が低下し骨粗鬆症になる危険があることが知られています。今回、コロラド大学のVanessa D博士らの研究グループが運動の前にカルシウムとビタミンDサプリメントを摂取することで骨密度の低下を予防出来るとする研究結果を2013年6月にサンフランシスコで行われた第95回内分泌学会で発表しています。
激しい運動をすると大量の汗をかくなどの理由により、血液中のカルシウム濃度が低下し、これがトリガーとなって、副甲状腺(parathroid gland)よりPTHというホルモンが過剰に分泌されます。このホルモンは骨の中のカルシウムを溶かし出す働きをもっており、PTHの働きにより血液中のカルシウム濃度が低下しないように維持されます。この働きが毎日のように続くことで骨密度の低下が起こります。
研究者らは52人の男性ボランティア(18?45歳の自転車競技選手)を2つのグループに分け以下のタイミングで1000mgのカルシウムと1000UのビタミンD入りドリンクを飲んでもらい、35kmのサイクリングをしてもらいました。サプリメントを摂取するタイミング サプリメントの内容 グループ1 運動の30分前 1000mgカルシウム、1000UビタミンD グループ2 運動の1時間後 1000mgカルシウム、1000UのビタミンD
運動の最中、ボランティアは平均1.4リットルの汗をかいていました。汗に含まれるカルシウム量および、血液中のカルシウム濃度、PTHホルモン濃度は以下のようになりました。汗に含まれるカルシウム量 運動前後のカルシウム濃度 運動後のPHTホルモン量 グループ1(30分前) 90mg 1.22→1.19 162% グループ2(1時間後) 95mg 1.23→1.16 244%
運動前にカルシウムをグループ1の人では血液中のカルシウム濃度の低下が抑えられ、また骨からカルシウムを溶かし出す指令をするPHTホルモンの増加が抑制されていました。一方で汗に含まれるカルシウム量は減少していました。
カルシウムを運動前に摂取することにより運動に伴う骨からのカルシウム流出を抑制出来る可能性があります。長期的な影響は今後確認していく必要がありますが、この研究結果は自転車競技だけに留まらず日常的に運動をする人や子供などの効率的なカルシウム摂取と骨密度の維持に役立つ結果かもしれません。
※今回の研究ではカルシウム、ビタミンDを飲み物の形で摂取しています。よく市販されているタブレット形式のサプリメントを摂取する場合は吸収されるまで時間がかかる可能性がありますので、30分前でなくもっと前に摂取した方が良いかもしれません。
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Category:#サプリメント
2013.07.22
空腹時に作られるホルモンFGF-21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い
空腹時に作られるホルモンFGF-21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い
これまでの研究で摂取カロリーを減らす食事制限により寿命が伸びる事が様々な動物で報告されています。これらの動物で寿命が延びるメカニズムに関しては、余分な脂肪が無く動脈硬化に成りにくいなどの分かりやすい理由の他に、もっと根本的に「空腹を感じることこそが重要」との報告されていますが、詳細はまだ明確ではありません。
今回、アメリカ・テキサス大学の研究者Mangelsdorf DJらが、空腹時に肝臓で作られるホルモンFGF-21こそが寿命を延ばす原因であることを報告しています。
FGF-21は空腹時に肝臓で作られ、様々な臓器に「飢餓状態に備える」ように指令をする働きをするホルモンです。例を挙げると、肝臓では蓄えていた脂肪を分解してエネルギーを作り出します。また、筋肉ではインスリンに対する感受性を向上させ効率的に少ないエネルギーを取り込めるように指令を出します。全身の細胞はこの指令を受け細胞分裂を抑え「低エネルギーモード」に移行します。
研究者らは、このホルモンFGF-21を常に作るように遺伝子改変を行ったマウスを作りました。このマウスは空腹を感じていない時でもFGF-21が常時作られ、体内に大量に存在します。
生み出した遺伝子改変マウスを飼育してみると、オスで30%、メスで40%平均寿命が長いことが分かりました。普通のマウスでは3年を超えて生きる個体のはいませんでしたが、遺伝子改変マウスのうちメスの何匹かは4年近く生きました。
体内の細胞の状態を調べると、空腹時に起こるNAD+代謝経路や、AMPキナーゼ、mTORシグナルの活性化、成長ホルモンやIGF-1シグナル経路を妨害など、空腹時と同じ反応が常に起きていることが確認されました。
これらのマウスは寿命が延びますが、副作用も見られました。これらのマウスはどの個体もやせ気味で、大量のエサを食べても太りませんでいた。また、骨密度が少く、メスは不妊で子供を生むことが出来ませんでした。ただ、どの個体も運動量は変わらず一見健康そうでした。
今回の結果を元にFGF-21の作用を真似した長寿薬が作れるかもしれません。
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Category:#アンチエイジング・老化抑制技術
2012.05.14
週に1〜2.5時間の速すぎないジョギングで平均寿命が5〜6年延びる
週に1〜2.5時間の速すぎない[[ジョギング]]で平均寿命が5〜6年延びる
医薬の開発が盛んなデンマークのコペンハーゲンではどのような生活が心臓の病気を減らすことが出来るのかを調べる研究「デンマーク心臓病研究(Copenhagen City Heart Study)」が多数の市民の協力で行われています。今回、研究者らが学術集会「EuroPRevent2012」でその結果の1つを発表しています。今回発表された研究は「ジョギングしている人とジョギングしていない人の平均寿命の差」というものです。この研究は過去35年間に集められた「日頃の生活についてのアンケート」2万人分(20歳〜93歳)を解析しています。
追跡調査の結果、この35年間にアンケートに答えてくれた人のうち既に10280人が亡くなっていました。亡くなった人のアンケートを分析すると、うち10158人はジョギングをしていないなかった人で、一方ジョギングを行っていると答えていた人はたった122名でした。ジョギングを行っている人はもともと少ないのですが、そのことを計算に入れてもジョギングを行っていて、かつ亡くなった人の割合は低く、計算するとジョギングしている人は死のリスクがジョギングしていない人よりも44%低いと計算出来るそうです。これは平均寿命に換算すると、ジョギングにより男性は平均寿命6.2年分、女性で平均寿命5.6年分延びることを意味します。
しかしながらジョギングも度を超すと身体によくない影響があるようです。1116名のジョギングする男性、762名のジョギングする女性のデータを選び出し、ジョギングの量も含めて分析したところ、週に平均1〜2.5時間程度、しかもゆっくり〜平均的な速さでジョギングを行っていた人は、死のリスクが大きく低下していましたが、もっと長い時間走っている人や速いスピードでジョギングを行っていた人は死のリスクの低減効果が少ない事が分かりました。これはジョギングも良いことばかりでは無く、やり過ぎると健康に悪い影響も及ぼしうることを示しています。
今回の研究ではそれぞれの人がどのような理由で亡くなったかは調査されていませんが、ジョギングには様々な健康上の利点が既に報告されています。例えば以下はすべてジョギングによる良い効果として分かっているものです。
ジョギングを行っている人はこれらの様々な良い効果のため、結果として平均寿命が延びていると考えられます。
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Category:運動・エクササイズ
2006.12.14
高齢で3cm以上身長がちじんだ人は心臓病などになりやすい傾向(yomiuri)
高齢で3cm以上身長がちじんだ人は心臓病などになりやすい傾向(yomiuri)
イギリスの大学の調査で加齢に伴い身長が多く縮む人ほど心臓病などを発症し死亡する可能性が高いことが分かった。
研究チームは1978〜80年に40〜50代の男性4213名を20年間追跡調査した。一般的にどんな人でも加齢に伴い身長はちぢみ、今回の試験でも全員の平均で1.76センチ身長が縮んでいた。その中でも20年間で3センチ以上縮んだ人は1センチ以下しか縮まなかった人に比べガン以外の心臓疾患や呼吸器疾患で無くなる割合が64%高いことが分かったそうだ。
一般的に身長が縮むのは骨密度の減少が原因である。骨からのカルシウム流出は血管に悪い影響を与えることが分かっているのでそのことと関係あるかもしれません。
この結果は2006年12月11日発行の米内科学誌に掲載。
Category:統計(寿命・その他)