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セロトニン



----------このキーワードを使っている記事----------
2023.06.22:鼻にプシュっとするだけでCRISPR法で脳の遺伝子編集してセロトニン受容体を破壊。マウスを悩みフリーにすることに成功
2023.06.16:ハエは仲間の死体を見るとセロトニン(5-HT)受容体5-HT2Aを介して老化が加速して早死にする(2023年6月PLOS BIOLOGY)
2019.04.17:不安が強いと意欲行動に集中出来ないメカニズムを慶応大医学部の研究者が科学的解明。海馬の一部をセロトニンで抑制するのがカギ
2015.02.02:彼氏彼女が出来にくい性格の人に特徴的な遺伝子見つかる
2012.09.05:「幸せ」を感じやすい遺伝子が見つかった。ただし女性のみ。
2011.11.02:泥んこ遊びが「うつ病」を予防し頭も良くする可能性
2010.10.25:遺伝子治療でうつ病モデルマウスの治療に成功(newscientist)
2010.07.15:セロトニン(5-HT)2C受容体アゴニスト薬で体重が減少し、体重低下が維持される
2009.11.01:用語:メラトニン
2007.03.07:シクロスポリンの投与が「うつ」の原因になる?(mainichi)
2006.11.21:記憶力を良くする薬と記憶力を悪くする薬
2004.01.24:キレるねずみ誕生(asahi)
2003.08.24:味の素、分岐鎖アミノ酸が疲労を回復させることを発表

2023.06.22

鼻にプシュっとするだけでCRISPR法で脳の遺伝子編集してセロトニン受容体を破壊。マウスを悩みフリーにすることに成功
鼻にプシュっとするだけでCRISPR法で脳の遺伝子編集してセロトニン受容体を破壊。マウスを悩みフリーにすることに成功

↑BTW

鼻にCRISPER法の遺伝子編集AAVウイルスベクターを垂らすだけで脳内の遺伝子を編集しています。ターゲットは5HT-2A(セロトニン受容体の一つ)。

この前、ハエが仲間の死体でショックを受ける時に作用していると報告されていた受容体と同じだね。
その気になればDIYで色んなベクター作って人体の遺伝子改変して肉体改造出来ちゃう時代だな。

Category:#脳 #中枢神経 #神経




2023.06.16

ハエは仲間の死体を見るとセロトニン(5-HT)受容体5-HT2Aを介して老化が加速して早死にする(2023年6月PLOS BIOLOGY)
ハエは仲間の死体を見るとセロトニン(5-HT)受容体5-HT2Aを介して老化が加速して早死にする(2023年6月PLOS BIOLOGY)

↑BTW



情報元:Ring neurons in the Drosophila central complex act as a rheostat for sensory modulation of aging(PLoS Biol 21(6): e3002149)


セロトニンは「幸せホルモン」とか言われたりもしますが、このホルモンが作用するレセプターは山のようにあります。今回の話は2Aレセプター5-HT2Aは麻薬が作用して幻覚起こす受容体だね。5-HTはセロトニンの別名です。

これは1Aレセプターの話
これは2Cレセプターの話などなど

Category:未分類




2019.04.17

不安が強いと意欲行動に集中出来ないメカニズムを慶応大医学部の研究者が科学的解明。海馬の一部をセロトニンで抑制するのがカギ
不安が強いと意欲行動に集中出来ないメカニズムを慶応大医学部の研究者が科学的解明。海馬の一部をセロトニンで抑制するのがカギ

↑BTW

不安時に活動が高まる「腹側海馬(ventral hippocampus)」がセロトニンにより抑制されることが意欲行動の継続に必要とのこと。

自分の生き方としても、子育て的な面でも不安の解消は重要なんだね。

Category:知能改善・天才になる方法




2015.02.02

彼氏彼女が出来にくい性格の人に特徴的な遺伝子見つかる
彼氏彼女が出来にくい性格の人に特徴的な遺伝子見つかる

↑BTW

 中国の研究者が大学4年生579名の遺伝子を解析した結果が報告されています。恋に落ちやすさとの関係が見つかった遺伝子はセロトニンの関連遺伝子。セロトニンは幸せを感じることの出来る脳内物質です。

 体内にはセロトニンを作る遺伝子もあれば、分解する遺伝子もあります。そしてセロトニンを分解するための酵素5-HT1Aの設計図の1019番目のアミノ酸は人によって通常のCタイプと、より強力な分解作用を持つGタイプの2種類があります。

 人間はそれぞれ遺伝子を2つ持っていますが、2つとも通常のCタイプの人は50.4%が彼氏彼女がいたのに対し、Gタイプの遺伝子を1つでも持つ人で彼氏彼女がいたのは39%のみでした。

 セロトニン分解作用の強力はGタイプを持つ人は幸せ物質「セロトニン」がすぐに分解されてしまい「恋に落ちにくい」と研究者らは考えています。

Category:遺伝子・バイオインフォマティクス




2012.09.05

「幸せ」を感じやすい遺伝子が見つかった。ただし女性のみ。
「幸せ」を感じやすい遺伝子が見つかった。ただし女性のみ。

↑BTW

 以前に行われた大勢の双子を分析した研究において、幸せを感じやすい家系が存在することが報告されています。この結果は、遺伝子の種類により幸せの感じやすさが決定されていることを示していますが、具体的にどの遺伝子が「幸せの感じやすさ」に関わっているかは分かっていませんでした。今回、アメリカ南フロリダ大学の研究者らがMAOA(monoamine oxidase A)という遺伝子と「幸せの感じやすさ」に関係があることを見つけ出し報告しています。遺伝子診断であなたがどれぐらい幸せを感じやすいか判定出来るのです。

(省略されています。全文を読む

Category:#精神活動 #高次脳機能




2011.11.02

泥んこ遊びが「うつ病」を予防し頭も良くする可能性
泥んこ遊びが「[[うつ病]]」を予防し頭も良くする可能性

↑BTW

 うつ病、自殺などが免疫の働きにより起こることが知られている。具体的には、免疫反応が長期間続き、全身のIFNαやIL-2などの免疫に関係する物質の濃度が持続的に高い状態になると「うつ状態」が起こる。しかしながら免疫の活性化は悪いことばかりではないようだ。今回、研究者らは土壌の微生物によって起こる免疫反応が「うつ状態」を解消し頭が良くなることを報告している。

研究を行ったのはアメリカニューヨークの研究者ら。Neuroscience(神経科学)という学術雑誌に発表。報告のタイトルは

 研究者らはマイコバクテリウム・バッカエ(Mycobacterium vaccae)という土壌中などに何処にでもいる微生物に着目した。この微生物は以前より免疫反応を活性化する事が知られている。実験にはマウスを使用し、この微生物を熱処理し殺した後にマウス1匹あたり0.1mgずつ2週間おきに2回注射投与した。すると微生物を注射されたマウスでは、免疫が活性化すると共にDorsal Raphe Nucleiという感情や気分に関わる脳の部分が活性化し、セロトニンが放出された。セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれる。うつ病の薬の一部はセロトニンの働きを真似したものである。脳内でセロトニンが放出された場合、幸せを感じ、物事をポジティブに考えられるようになる。

 微生物を投与されたマウスは「迷路を歩かせるテスト」や「強制的に泳がされるテスト」で、微生物を投与されていないマウスに比べて短時間で迷路を歩くなど高い知能を示し、またテストをストレス少なく行っていた。この効果は微生物を投与しなくなると徐々に効果が無くなり、投与により起こる一時的な作用であることが分かった。また、この効果は呼吸を通じて微生物が入った場合を想定して行った気道への投与でも注射投与と同じように効果が得られた。

 これらの「頭を良く」したり「気分をポジティブにしたり」する効果は、別の物質を注射し免疫を活性化した場合は見られず、この土壌菌による免疫活性化によりのみ起こるようだ。自然の中で過ごせば、この微生物は自然に飲み込んだり、呼吸とともに体内に入ってくることが十分考えられるそうである。

 近年、アレルギーの子供が増えたり免疫的に弱かったりする原因が、自然の中で遊ばなくなったり生活環境が清潔になりすぎて土壌菌などに触れる機会が無くなったためだ、とする考えが報告されている。もしかしたら、社会の中でうつ病になる人が増えているのも、同じ原因かもしれない。

その他の紹介記事(参考)

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Category:知能改善・天才になる方法




2010.10.25

遺伝子治療でうつ病モデルマウスの治療に成功(newscientist)
遺伝子治療で[[うつ病]]モデルマウスの治療に成功(newscientist)

↑BTW

ニューヨークのWeill Cormell Medical CollegeのMichael Japlittらの研究。
セロトニン受容体の働きに関与している事が知られているp11というタンパクをコードする遺伝子をp11欠損マウスにウイルスベクターを用いて導入する実験が行われ、鬱状態を改善することに成功したそうです。

研究者らは同様の治療方法はパーキンソン病では人間でも行われていると言っています。

p11欠損マウスは幾分鬱病のようにふるまい、抗鬱剤がほとんど効かない事が知られています。p11を用いた治療は現状の抗鬱剤より副作用が少ない可能性があるそうです。

原文


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Category:#精神活動 #高次脳機能




2010.07.15

セロトニン(5-HT)2C受容体アゴニスト薬で体重が減少し、体重低下が維持される
[[セロトニン]](5-HT)2C受容体アゴニスト薬で体重が減少し、体重低下が維持される

↑BTW

Arena Pharmaceuticals(アリーナ)社の選択的セロトニン2C受容体アゴニスト抗肥満薬ロルカセリン(Lorcaserin)の臨床試験において、肥満の成人3182人による試験の結果、体重減少と体重減少維持が確認されました。

セロトニンシグナルにより擬似的な満腹感が得られるそうです。この手の薬には、かつて「夢のダイエット薬」と期待されながら、心臓病のリスクが発覚し、販売中止になった「フェンフェン(フェンフルラミン(fenfluramine)とフェンテルミン(phentermine)の合剤)」というのが10年以上前にあったそうだ。フェンフェンもセロトニン2C受容体のアゴニストだが、2Bも活性化したことから心臓弁疾患を引き起こしたそうです。フェンフェンは大流行を引き起こし1年(1996年)には1800万錠も処方されましたが、心臓疾患の補償額は1兆3000万円にもなったそうです。


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Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




2009.11.01

用語:メラトニン

用語:メラトニン

↑BTW

ストレスやなんらかの病気により、メラトニンが正常に体内で作られなくなると睡眠障害が起きる。また、高齢になるとメラトニンを作る働きが鈍る事が知られ、お年寄りがよく眠れなくなる原因の一つと言われている。メラトニンはトリプトファン→セロトニン→メラトニンと体内でも作られている。強い光を浴びるとメラトニンの分泌が抑制される。最近では睡眠ホルモンとしての働きの他に抗酸化剤や免疫能力向上効果が知られ老化防止やガン予防効果が期待されている。

アメリカではサプリメントしてコンビニなどで売られている。日本では認可されていないので購入できない。

(省略されています。全文を読む

Category:大塚製薬の「おやすみ乳飲料ネムー」が本当に眠くなるか確認




2007.03.07

シクロスポリンの投与が「うつ」の原因になる?(mainichi)
シクロスポリンの投与が「うつ」の原因になる?(mainichi)

↑BTW

臓器移植を受けた患者がうつ病 状態になるのは免疫抑制剤 の副作用の可能性が高いそうだ。
自治医大の小林英司らの研究によると免疫抑制剤「シクロスポリン」を健康なマウスに投与し様子を観察したところ、通常は体を寄せ合って眠っているマウスがシクロスポリン投与により互いに警戒し1匹ずつ離れて眠るようになったとのこと。またシクロスポリンを投与したマウスは危険な場所におびえるようになるなど「うつ」を示す症状を見せた。

人間において不安感や社会性の低下が起こる原因としてドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の働きの低下が知られているが、マウス脳内のこえっらの神経伝達物質の量が通常の半分になっていることが分かった。

Category:#精神活動 #高次脳機能




2006.11.21

記憶力を良くする薬と記憶力を悪くする薬
記憶力を良くする薬と記憶力を悪くする薬

↑BTW

ノバルティスファーマが販売するリタリン(塩酸メチルフェニデート)はナルコレプシー、うつ病、AHDH(注意欠陥・多動性障害)の薬だが、その覚醒作用の副産物として集中力、記憶力が向上するとアメリカの学生の間でこっそり使っている人がいるそうです。ただこの薬は依存性を生じるので危ないぞー

ところで最近、犯罪被害者がPTSD(いわゆるトラウマ)になったという話を聞きますがこの治療に使えるんじゃないかと検討されているセロトニン取り込み阻害作用のあるParoxetineとか、Fluvoxamineとかって作用を考えると記憶力を悪くする薬だよね。要は薬で嫌なことを忘れさせるってことでしょうか?恐ろしい薬もあるもんだ。

まー、人間、都合よく記憶を消せるようには出来ていないし「何かを忘れなきゃいけない」ってのは大きな苦しみだと思うのでうまく効くなら良いかもね。悪用されないことを願います

参考:
リタリン乱用
日本トラウマティック・ストレス学会

Category:知能改善・天才になる方法




2004.01.24

キレるねずみ誕生(asahi)
キレるねずみ誕生(asahi)

↑BTW

独協医科大学の上田秀一らによりキレやすいマウスが人工的に作り出された。
脳内では増えると興奮するドーパミン、ノルアドレナリン、増えると落ち着くセロトニンの3つの脳内物質のバランスにより興奮や緊張が制御されている事が知られている。
今回研究者らは遺伝子操作によりこれらの3つの物質が多いかったり少なかったりする8種類のマウスを作り出したところ、ドーパミンのみが多いマウスにおいて人間で言う「キレる」にあたる現象が見られることを発見した。

通常のマウスは別のマウスとの仕切りを取った場合、ニオイを嗅いだりして様子を見るが、ドーパミンのみが多いマウスはいきなり飛びかかった。
このような攻撃的な行動は通常のマウスでは1%しか見られないが、ドーパミンのみが多いマウスでは60%にも及んだ

ヒトにおいても「キレる」という現象はドーパミンが多いままノルアドレナリンが低下した時に起こっているかもしれない。

この研究は2004年1月24日に東京都内で開かれたシンポジウムで発表された

抑制の効かない若者には脳内にセロトニンのインプラントを義務づけましょう♪

Category:人体改造




2003.08.24

味の素、分岐鎖アミノ酸が疲労を回復させることを発表
味の素、分岐鎖アミノ酸が[[疲労]]を回復させることを発表

↑BTW

分岐鎖アミノ酸(ロイシン、イソロイシン、バリン)を接種すると持久力が向上し、脳のセロトニン分泌が抑えられる事を動物実験で明らかにした。
同社は分岐鎖アミノ酸を主成分とする「アミノバイタル」を販売している

Category:サプリメント