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テロメア



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2003/03/12:94歳の骨髄細胞を若返らせ、心臓の細胞を作ることに成功(yomiuri)

1998/01/16:ヒト正常細胞にテロメラーゼを遺伝子導入して細胞の寿命をのばした
2000/04/28:老化した細胞からクローンを作り、テロメアをのばし寿命を延長した。
2005/10/11:テロメアの長さとテロメラーゼ活性が表皮幹細胞の移動に関わっている
2008/11/17:癌耐性遺伝子+テロメア延長酵素のダブル遺伝子導入改変マウスで全身の老化症状が遅延して、寿命が延長する

2003/03/12
■94歳の骨髄細胞を若返らせ、心臓の細胞を作ることに成功(yomiuri)アンチエイジング・老化抑制
2003年3月12日に行われた再生医療学会で、国立成育医療センター(東京都)と慶応大医学部のグループが発表したところによると、94歳の女性から骨髄細胞を摘出し、テロメアを延ばす働きをする酵素を導入したところ、若い人と同じように増殖をい示し、この細胞を使って心臓の細胞を作ったのとの事。作り出した心臓の細胞はマウスに移植したところ、心臓の細胞として拍動しており、きちんと働くことを確認出来た。

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1998/01/16
■ヒト正常細胞にテロメラーゼを遺伝子導入して細胞の寿命をのばしたアンチエイジング・老化抑制
ヒトの正常細胞は分裂回数が決まっており、最終的には”replicative senescence(分裂的老化)”状態になる。以前から染色体の両側にあるテロメアの短小化が老化を引き起こす分子時計として働いているのではないかと言われてきた。この仮説を確かめるためヒト正常細胞にテロメラーゼを導入したところ、細胞は分裂を繰り返すごとにテロメアが長くなり、活発に増殖し、老化した細胞に現れる「β-galactosidase」が減少した。

テロメアによる細胞分裂寿命は、テロメラーゼの遺伝子導入により回避できることがこれから分かる。遺伝子導入法は近年、めざましい勢いで技術が進歩しており、この方法だけでも100歳まで「お肌つるつる」に出来るだろう。

いわゆる老衰の原因の一つとして腸壁細胞が分裂寿命をむかえ、腸の機能低下から栄養をうまく吸収出来なくなる事が知られている。これもテロメラーゼの導入により回避できるのではないだろうか。

まぁ、通常回数よりも多く分裂させるわけだからガン化する確率も少しあがるだろうが

原文:
Extension of Lige-span by Introduction of Telomerase into Normal Human Cells
Science 1998,vol 279 p.349

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2000/04/28
■老化した細胞からクローンを作り、テロメアをのばし寿命を延長した。アンチエイジング・老化抑制
原文題名:
Extension of cell life-span and telomere length in animals cloned from senescent somatic cells.
Science. 2000 Apr 28;288(5466):665-9.
PMID: 10784448

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2005/10/11
■テロメアの長さとテロメラーゼ活性が表皮幹細胞の移動に関わっているアンチエイジング・老化抑制
表皮組織を一定のサイクルで新陳代謝させ、常に一定に保つ仕組みには幹細胞が関与している事が知られている。幹細胞はニッチという特殊な部分に存在しており、ここにいる限りは表皮に分化せずに自己複製を繰り返し幹細胞として増殖している。この幹細胞がいったんニッチを出ると分化して表皮細胞に分化し表皮の恒常性の維持に働くが、どのようにニッチからの移動が制御されているかは不明な点が多い。

今回、研究者らはマウスを用いた実験で、テロメラーゼの活性と「テロメアの長さ」自体がこの移動を制御している可能性を発見した。

研究者らが、まず細胞内のテロメアの長さを短くしたところ、幹細胞のニッチ外への移動が阻害され、毛髪の成長や増殖が抑制された。これに対し、テロメアの長さを変化させずにテロメラーゼ(Tert)を大量に発現させると幹細胞の移動や毛髪の成長、増殖が促進されるという逆の効果が得られた。これらの事はテロメラーゼの活性だけでなく、テロメアの長さそのものも幹細胞のニッチから外への移動に関わっていることを意味しており、これらの研究はテロメアやテロメラーゼがガンや老化にどのように関わっているのかを知るための重要な手がかりとなるだろう。

原文:
Effects of Telomerase and Telomere Length on Epidermal Stem Cell Behavior
Science, Vol 309, Issue 5738, 1253-1256, 19 August 2005

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2008/11/17
■癌耐性遺伝子+テロメア延長酵素のダブル遺伝子導入改変マウスで全身の老化症状が遅延して、寿命が延長するアンチエイジング・老化抑制
テロメアは徐々に短縮していき、細胞分裂を抑制することで老化をもたらすと考えられていますが、テロメアを長いままで維持することはガンの発現促進につながり、生体における役割の解析が進んでいませんでした。

今回、研究者らはテロメアを延長させるテロメラーゼ(TERT)と共に、ガンの発生を抑制するためにガン抑制因子(p53、p16、p19ARF)を同時に過剰発現させたマウスを作製しました。

すると、これらのマウスは全人生に渡って、皮膚や腸管でのバリア能が維持され老化スピードが40%低下したそうです。ただし、寿命が延長するかどうかについての確認は無いようです。

Telomerase Reverse Transcriptase Delays Aging in Cancer-Resistant Mice
Cell, Volume 135, Issue 4, 609-622



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