2017.11.08
赤ワインに含まれる「レスベラトロール(resveratrol)」の老化抑制効果に関する研究まとめ、新たに遺伝子のスプライシング因子の制御機構が報告される。
赤ワインに含まれるポリフェノールの1つ「レスベラトロール(resveratrol)」はSIRTやAMPKなどの経路を介して老化抑制効果を果たすと考えられていましたが、今回、アメリカ・エクセター大学の研究者がレスベラトロールがこれまで知られている経路とは別に遺伝子から転写されたmRNAのスプライシング関連経路を介してテロメアを伸ばし、老化した細胞の増殖性を回復させていることを報告しています。
研究者はレスベラトロールに加えて、ちょっと構造の異なる5種類のレスベラトロールそっくりさんをつくり、合計6種の薬物の細胞に対する反応を比較検討することでこの結論を導き出しています。
図1ではSIRT1の活性、図2では炎症性タンパクの量、図3ではスプライシング因子の量、図4では細胞老化マーカーの比較、図5ではテロメアの長さと、細胞増殖性を評価しています。
- Small molecule modulation of splicing factor expression is associated with rescue from cellular senescence | BMC Cell Biology | Full Text
- Anti-aging breakthrough could extend healthspan by making old cells young again
- ワインに含まれる老化抑制物質「レスベラトロール(Resveratrol)」これまでの研究まとめ(1) /Amrit不老不死ラボ
- ワインに含まれる老化抑制物質「レスベラトロール(Resveratrol)」これまでの研究まとめ(2)(Amrit不老不死研究所)
- ワインに含まれる老化抑制物質「レスベラトロール(Resveratrol)」これまでの研究まとめ(3) /Amrit不老不死ラボ
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Category:#アンチエイジング・老化抑制技術
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