カテキンの検索結果:22件ヒットしました
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2024.08.06:肝障害で病院送りになる報告が最も多い6つのサプリメント(アメリカでの統計研究)紅麹もランクイン
2023.11.07:2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc
2023.10.19:寿命を延ばす研究に関する12の着眼点と2019年からの進展(2023年版)
2023.09.25:老化細胞除去効果(Senolytics)を期待してブドウの種粉末を大量に摂取してみる
2023.09.08:ブドウ種子に含まれるPCC1(プロシアニジンC1=カテキン3量体)が老化細胞を自殺させ凄まじく寿命を延ばすことがマウスで報告される(2021年12月Nature Metabolism)
2021.12.17:脳の若返り可能な分子メカニズムが発見される。Plagl2強制発現+Dyrk1aのノックダウンで老化神経幹細胞が若返り3か月以上増殖して多数のニューロンを産生
2020.09.25:善玉腸内細菌にエサあげて増やすぞ!ポリフェノールサプリメントの種類変えました。
2016.11.28:減量後リバウンドするメカニズムは腸内細菌が変化し吸収されるフラボノイド量が減少するのが原因でサプリメントで回避可能
2016.08.19:1日にお茶1リットル飲めば、運動しなくても空腹時の脂肪燃焼量が1時間あたり約0.8グラム増加、年間2.5kgの脂肪燃焼に相当
2009.11.01:リンク
2009.11.01:カテキンに関するニュース
2009.11.01:証拠5:「ヘルシア緑茶のような飲料を1日1本、12週間飲み続けると体重が約1.69kg減少する」という報告(2002年発表)
2009.11.01:証拠4:「4週間カテキンを食べさせると血液中のコレステロール値が減少した。」という報告(2003年発表)
2009.11.01:証拠3:「カテキンを含む緑茶抽出物により体内のエネルギー消費量が増加した。」という報告(1999年発表)
2009.11.01:証拠2:「カテキンを食べさせることでマウスの体重増加を押さえる事ができた。」という報告(2002年発表)
2009.11.01:証拠1:「緑茶パウダーによりコレステロールが吸収されにくくなり、血液中のコレステロールが減り動脈硬化の指標が減少した」という報告(1986年発表)
2009.11.01:カテキンとは
2009.11.01:はじめに
2008.03.04:お茶を飲みカテキンを摂取することで、血液中の酸化されたLDLが減少する
2008.03.04:緑茶たっぷり飲んで、胃がん撃退 でも、喫煙者には効果なし(sankei.msn)
2003.10.24:カテキンの次は「テアニン」がブームになるそうです(nikkei)
2003.09.23:高濃度のカテキンはガンを引き起こす可能性がある(yomiuri)

2024.08.06(#サプリメント(supplement)の64)

肝障害で病院送りになる報告が最も多い6つのサプリメント(アメリカでの統計研究)紅麹もランクイン

↑BX.COM

6つの内訳は「ターメリック(ウコン)、緑茶(カテキン)、アシュワガンダ、ガルシニア、紅麹(赤麹)、ブラックコホシュ」。紅麹は海外でも頑張ってるんですね。

これらの成分が体に悪いというわけではなく、これら成分は健康に良いことが報告されている一方で、製造管理が悪いと有害な不純物が入りうることが問題となっています。研究者はサプリメントの規制をもっとしっかりすることを問題提起しています。

ターメリック、緑茶(カテキン)は飲んでいて、アシュワガンダは育てたことがあります。紅麹も飲んでみようか。。。。ガルシニア、ブラックコホシュ(ブラックコホッシュ)は名前も聞いたことが無かった。ブラックコホッシュは日本では本当に無名みたいでAmazonではめぼしいサプリメントが出てきません。もしかして医薬品指定されていて日本ではサプリとして売れないとか?iHerbなどでは多数のサプリメントが見つかります。



2023.11.07(#サプリメント(supplement)の60)

2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc

↑BX.COM



ちょうど3年前に飲んでいるサプリを紹介していますね。

NMNは長らく飲んでましたが高くつく割にあまり効果を感じないし。どうも臨床試験の結果が大して効果出てないみたいなので服用を止めています。 まあそんな分かりやすい効果が出たら大変な騒ぎになっちゃいますけどね。
Senolyticsとしてはずっとケルセチンを飲んでいたのですが、下記の論文を信じて一時的にグレープシードの大量服用中
老化細胞除去作用を期待してますので毎日飲む必要は無く2週間に一度多めに飲むという使い方です。一回15粒飲んでます。それ以外のサプリメントは毎日飲んでいます。コスパの関連でナウフーズのサプリメントが増えてきましたね。

毎日服用
(1)DHA(Omega-3 fish oil)
(2)アスタキサンチンとルテインこれは明らかに視力に効いている気がする。
(3)ウコン(Turmeric,Curcumin)
ウコンは最近飲みだしたんだけど、効果は感じないかな。肝臓への影響もちょっと心配。。。
(4)マカ
これはエイジングと関係無いが明らかに元気出るね。常用するのは良くないなと思っている。

(5)マルチビタミン
すごい疲労感がある時にマルチビタミンで回復することがあるんだよね。でも毎日飲むのは良くないなと思っている。週1回ぐらいにしようかな。

(6)霊芝(βグルカン)
霊芝は服用歴長いな、もう10年近い。別に痩せたりはしないw
(7)カルシウム
老後の骨密度のために。

2週間に一度大量服用
(8)ブドウの種(Grape Seed)
やっぱりこの論文は胡散臭い気がするのでこのボトルを飲み終わったらケルセチンに戻す予定。



2023.10.19(#エイジング関連まとめ(year)の12)

寿命を延ばす研究に関する12の着眼点と2019年からの進展(2023年版)

↑BX.COM

同様のタイトルで2019年に書いてますが、大きく着眼点が変わってますね。2019年にピックアップした12項目はそのままに進捗や状況についてコメントしています。

(1)アンチエイジングに焦点を絞った金のある米国スタートアップ企業に注目
残念ながらこの4年間でアンチエイジングに関するスタートアップの株価は悲惨な事になっています。管理人も大損中。。。。ただし続々と新たなスタートアップが誕生しているようです。ただ、その内容を見るとサイエンスの新たな知見を元にして起業という風には見えない気がします。個人的にはスタートアップにはあまり期待していませんね。
(2)体内から老化した細胞を取り除く
セノリティクスと呼ばれるこの薬の研究こそがこの4年間のアンチエイジングに関する研究発展の主要な部分ですね。多数の非臨床・臨床研究が実施され、続々と新たな創薬候補が見つかっており、古い候補は臨床試験が進んでいます。しかし臨床試験の成果として革新的なものは無いように思います。次に注目を集めるためには「人間でどれほどの成果を上げられるか」を示す必要がありそうです。

●ワクチンタイプ
●CAR-Tタイプ
●ポリフェノール関連
●低分子医薬品・ペプチド
●まとめ記事
●免疫チェックポイント阻害剤
(3)「老化抑制」という「副作用」が知られる市販薬を飲む
上記したセノリティクスの一部も含まれますが、新しい話とか、目新しい臨床試験の結果は無いように思います。

(4)寿命を延ばす効果が期待されて開発されているサプリメント・天然物質
上記(2)のセノリティクスの一部も含まれますが、セノリティクス以外の話は見かけないですね。

(5)寿命を延ばす効果が期待されて開発されている開発中の薬
あまりパっとした話が無いですね。臨床試験が難しいせいでしょうが、セノリティクスと異なり作用がマイルドで全体的であるため臨床試験が難しいのかもしれません。
(6)未来の技術を信じて人体冷凍保存する
(7)脳だけになって生き残る(8)コンピューターに意識を移す
探してないだけかもしれないですが、目新しい話は無いように思います。

(9)臓器を新しいものに交換して長生きする
ヒトに移植可能なブタの研究は着実に進んでいるようです。この技術の進歩が進み続けることは間違いなく、10年後、20年後には大きな産業になっている可能性は大きいと思います。
(10)腸内細菌を最適化する
腸内細菌の研究は盛んですが、介入して治療方法にする話はそんなに臨床応用が進んでいないように思います。

(11)生体内の細胞をリプログラムして若返らせる
この話もここ5年で知見が蓄積しています。効果は間違いなさそうですが、全身同時にリプログラミング出来るわけではなくどのような治療法にもっていくのかが難しいかもしれません。
(12)癌を完全に治す
癌の研究は本当に盛んに行なわれていて、有望な薬が多数開発されています。気が付いたら癌は死ぬ病気じゃなくなっているってことも20年後ぐらいには期待出来るかもしれません。
老化評価



2023.09.25(#Senolytics #老化細胞除去薬(senolytics)の27)

老化細胞除去効果(Senolytics)を期待してブドウの種粉末を大量に摂取してみる

↑BX.COM



先日紹介したこれ↓

購入したサプリメントはこれ
100カプセルで3000円。


サプリメント自体には1回の推奨摂取量が書かれてない。ブドウ種子抽出物100mgとビタミンCが320mg、カルシウムが36mg含まれていて、ブドウ種子抽出物中90%がポリフェノール類と。

論文の摂取量を真似するなら20mg/kgなので、マウス実験からの体重換算(/kg)で体重60kgの人が1.2g(12カプセル)のPCC1を2週間に一度に飲む量、体表面積換算だと体重60kgの人が2週間に一度0.1g(1カプセル)飲む感じ。

ちと怖いので10カプセルを一気に飲んでみた。ブドウの種子粉末とビタミンCとカルシウムしか入って無いから副作用があるとは思えないけど何の問題も無し。1回あたり300円の計算。う〜んブドウ種子中のPCC1含有量は何%だろう。次は一度に20カプセル飲んでみようか。ちと高くつくな・・・・

しかし、2021年発表された元論文、凄い効果なのに他のグループの追従論文が無いとか、中国論文とかかなり怪しいが・・・・ブドウ種子に様々に含まれるプロシアニジンのうちC1のみを調べている理由も分からんしなー。

まあブドウ種子エキスの抗酸化作用とかはポリフェノール類として間違いないので。1ボトルは飲み切る予定。

100カプセルで3000円。



2023.09.08(#Senolytics #老化細胞除去薬(senolytics)の26)

ブドウ種子に含まれるPCC1(プロシアニジンC1=カテキン3量体)が老化細胞を自殺させ凄まじく寿命を延ばすことがマウスで報告される(2021年12月Nature Metabolism)

↑BX.COM

さっそくサプリ注文しちゃった。


人間の75〜90歳に相当する24〜27か月齢の老齢マウスに2週間に一度20mg/kgの量のPCC1(プロシアニジン(procyanidin)C1)を飲ませています。その効果はすさまじく投与開始した時点から平均余命が1.6倍に

PCC1の構造はこんな感じ、カテキン3つがつながった構造です。

この投与量は体重換算で例えると体重60kgの人が1.2gのPCC1を2週間に一度に飲む量、体表面積換算だと体重60kgの人が2週間に一度0.1g飲む感じ。

ブドウ種子抽出物のサプリメントは安く売っているね。1gあたり140円ほど。
このサプリメントは1日当たり何粒まで飲んで良いのかね?1日の標準摂取量は書かれてないね。老化細胞を殺す作用なので毎日飲み続ける必要は無いはずで2週間に一度ど〜んと大量に飲むのが良いはず。2週間に一度10粒って感じかな。気合入れて一度に20粒、30粒ってもありかもしれない。(自己責任でよろしく)



2021.12.17(#脳 #中枢神経 #神経(brain)の60)

脳の若返り可能な分子メカニズムが発見される。Plagl2強制発現+Dyrk1aのノックダウンで老化神経幹細胞が若返り3か月以上増殖して多数のニューロンを産生

↑BX.COM

亜鉛フィンガータンパク質 Plagl2 の強制発現とダウン症候群関連キナーゼ Dyrk1a のノックダウンの組み合わせでマウスで老化神経幹細胞を効率よく若返らせることに成功したとのこと。この方法をiPad法と名付ける(inducing Plagl2
and anti-Dyrk1a = iPaD)。

認知症の根本治療のための「ニューロン補充療法」とか言っているけど、まさに脳の若返り!

京大ウイルス・再生医科学研究所の研究者による報告。

認知症治療を目的としてDyrk1aの阻害剤としてカテキンのサプリメントを試す臨床試験が2013年に実施されたのが見られるね。以前から注目されていた分子のようです。
また同分子はダウン症治療のターゲットしても研究されているようです。Plagl2は認知能力と関連づけた研究はあまり見られない。増殖に関わるらしく「阻害」することで癌治療ターゲット候補として研究が見られる。脳で過発現させるにはウイルスベクターに頼るか、今はやりのmRNAワクチンのシステムとか使えそう。

脳が若返るってどんな感覚だろうね。



2020.09.25(#サプリメント(supplement)の39)

善玉腸内細菌にエサあげて増やすぞ!ポリフェノールサプリメントの種類変えました。

↑BX.COM

複数入っていてバリエーションありそうだなと下記のサプリに乗り換えました。。1日分4粒の含有量は「赤ワインエキス末80mg、紅茶葉末40mg、トマトパウダー40mg、モロヘイヤ末40mg、ヤーコン葉末40mg、緑茶(べにふうき)エキス末40mg、リンゴ末40mg」で合計125mgとのこと。

腸内細菌は「多様性」が重要です。その点で7種類の由来の異なるポリフェノール高含有粉末を含むこのサプリが良いなと。


↓裏面


ワインのポリフェノール(レスベラトロール)は1日200〜300mgで効果が報告されています。
お茶のポリフェノール、カテキンは1回200〜300mgでの臨床試験が報告されています。
下記の研究では体重1kgあたり80mg、大人一人だと4800mgの大量のフラボノイド(ポリフェノールの一種)で体重増加抑制効果を報告しています。アシタバに含まれるポリフェノールは1000mg近くを投与した研究が報告されています。
サプリの容器に書かれている4粒1日125mgってのはちょっと少なすぎるかもしれませんが、その他の3食の健康的な食生活を心掛けるとしてサポートとしてこれを飲もうと思います。90日分で1700円(1日あたり20円)と安価ですし、毎日2〜3倍飲む分には問題無いかなとも思います。

ポリフェノールの良いところは体内に吸収されるわけではなく、腸内細菌により消費されると考えられるため過剰摂取による毒性は考えなくても良いところかなと思ってます。

 Keyword:ポリフェノール/40



2016.11.28(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の98)

減量後リバウンドするメカニズムは腸内細菌が変化し吸収されるフラボノイド量が減少するのが原因でサプリメントで回避可能

↑BX.COM

 研究者はマウスに高脂肪食と通常食を交互に与え、いわゆるダイエットとリバウンドのメカニズムを分析しています。分析の結果、ダイエット状態になると腸内細菌の種類が変化し腸内細菌が作り出すフラボノイド量が減少します。これにより身体のエネルギー消費量が減少し、次に高カロリーを摂取した時に以前と同じ量のカロリーにもかかわらず体重が増加していくというリバウンドが起きると言えます。

 マウスの実験が色々と興味深いです。
(A)3週連続高脂肪食を食べたマウス
(B)1週目と3週目のみ高脂肪食を食べたマウス(2週目は普通の食事)
が結果的に同じだけ体重が増加しています。(B)のマウスでは2週目の擬似的なダイエット期間の影響で3週目の高脂肪食で(A)のマウスを上回る体重増加が起こることを証明しています。

さらにこの研究ではリバウンドを回避する方法も明らかにしています。腸内細菌が作らなくなったフラボノイドを食事に追加してやれば良いのです。実験では(B)のマウスの3週目の高脂肪食にフラボノイドを体重1kgあたり80mg(具体的にはフラボノイドapigeninとnaringenin)を加えることでこのリバウンド的な通常以上の体重増加を回避出来ることが示されています。

 フラボノイドはいわゆる「ポリフェノール」の1種で、植物の苦みに関する成分の多くを示します。たとえばお茶に含まれるカテキンなどもフラボノイドの1種です。これらの成分の摂取をダイエット後に通常の食事と共にとることが重要かもしれません。



2016.08.19(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の96)

1日にお茶1リットル飲めば、運動しなくても空腹時の脂肪燃焼量が1時間あたり約0.8グラム増加、年間2.5kgの脂肪燃焼に相当

↑BX.COM


Nutrients | Free Full-Text | Green Tea, Intermittent Sprinting Exercise, and Fat Oxidation
人間は空腹時には運動していなくても脂肪をちょっとずつ燃焼して使用しています。この燃焼量がお茶成分を摂取するだけで上昇することが報告されています。研究を行ったのはオーストラリアの研究者Daniel E Gahremanら、28人の健康なボランティア(平均年齢24歳前後、平均身長177cm、平均体重75kg)を雇い実施しています。

前の日の夕食から何も食べてない状態のボランティア(およそ10時間何も食べない状態)の脂肪燃焼量(Fat Oxidation)を翌朝測定したところ、1分あたり0.045gの脂肪を燃焼していましたが、前日に250mgのお茶成分(187.5mgのポリフェノール、125mgのカテキン、20mgのカフェイン)のサプリメントを飲んだ人では1時間あたりの脂肪燃焼量が1分当たり0.059gに上昇していました。余分に1分あたり0.014g、1時間あたり0.84gの脂肪が燃焼したことになります。

非常にわずかな差に思うかもしれませんが、1日に空腹時間が8時間あるとすると、1日あたり0.84x8=6.72g脂肪が余分に燃焼していることになり、1年で2.5kgの脂肪が余分に燃えることになります。また論文の中では運動前だけでなく運動中、運動後の燃焼量も増加していることが報告されています。

伊右衛門500mLペットボトル1本180mg
生茶500mLペットボトル1本250mg
のカテキンが含まれているそうです。



2009.11.01(カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた(special-catechin)の11)

リンク

↑BX.COM



2009.11.01(カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた(special-catechin)の10)

カテキンに関するニュース

↑BX.COM

★カテキンで精子が元気になる。ウシの体外受精効率アップ(朝日新聞2004年7月26日)

精子は体外に放出された後、酸化されることによって運動量が減り受精率が低下するが、ここにカテキンを入れた場合、カテキンの持つ抗酸化作用で酸化が防止され受精率があがる事がわかった。通常の体外受精では受精率40%ちょっとだが、精子1ミリリットルに45mgのカテキンを入れると60%、90gのカテキンを入れると70%近くなった。しかし、さらに量を増やし180mgのカテキンを加えた場合は受精率が20%程度に低下した。

★高濃度のカテキンは体によくない。DNAが損傷される恐れ(読売新聞2003年9月26日)
緑茶に含まれる40倍のカテキンを加えると通常の1.5〜2.0倍DNAが損傷した。

★カテキンにSARS抑制効果(読売新聞2004年7月18日)
松下電器はカテキン成分を含んだ空気清浄機フィルターを販売しているそうです。



2009.11.01(カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた(special-catechin)の9)

証拠5:「ヘルシア緑茶のような飲料を1日1本、12週間飲み続けると体重が約1.69kg減少する」という報告(2002年発表)

↑BX.COM

発表先は2002年の「Porg. Med」vol.22ページ2189〜2202題名は「カテキン類の長期摂取によるヒトの体脂肪低減作用

男女80名(男の平均年齢約42歳、女の平均年齢約55歳)を2つのグループにわけ、片側のグループは126mgのカテキンを含む普通の緑茶飲料を飲ませ、もう片側のグループは588mgのカテキンを含む高カテキン飲料(ヘルシアと同じ量)を飲ませた。この12週間の間、特に食事制限はせず普通の生活をしてもらい、ただし毎日1本与えられた緑茶を飲んでもらったところ

普通の緑茶を飲んでいたグループは平均0.44kg体重が減少したのに対し、高カテキン飲料を飲んでいたグループは体重が平均1.69kg減少していた。



2009.11.01(カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた(special-catechin)の8)

証拠4:「4週間カテキンを食べさせると血液中のコレステロール値が減少した。」という報告(2003年発表)

↑BX.COM

発表先は学術雑誌「J Nutr Biochem」vol.14 no.6ページ326〜332である。本文の題名は「Effect of EGCG on lipid absorption and plasma lipid levels in rats」発表者はスイスの研究者Raederstorff DGら

研究者らはウイスターという大ネズミに高コレステロールの食事を4週間の間与えた。そしてネズミを3つのグループに分け、同時に1kgあたり0.2グラム、0.4グラム、0.7グラムのカテキン(EGCG:epigallocatechin galate)を毎日食べさせた。すると0.7グラムを毎日食べさせたネズミで血液中の総コレステロール量とLDL濃度が減少した。triglycerideとHDL濃度は変わらなかった。

カテキンは1回だけ飲んでもダイエットに効果がある

また、1回だけ脂質と同時にカテキンを食べさせるテストをしたところ、通常食べさせたコレステロールは79.3%が吸収されるのに対し、0.1g/kgのカテキンを同時に食べさせたものでは73.7%に減少した。さらに0.5g/kgを食べさせたものでは62.7%に減少した。脂肪の吸収はカテキン無しでは99.5%が吸収されたのに対し、0.75g/kg、1g/kg食べさせたネズミでは劇的に減少した。

通常状態0.1g/Kgのカテキンを食べさせた時0.5g/Kgのカテキンを食べさせた時
コレステロール吸収量79.3%73.3%62.7%

このようにカテキンを食べることにより脂肪やコレステロールの吸収が低下する事がわかる。

 Keyword:コレステロール/31



2009.11.01(カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた(special-catechin)の7)

証拠3:「カテキンを含む緑茶抽出物により体内のエネルギー消費量が増加した。」という報告(1999年発表)

↑BX.COM

報告は学術雑誌「Am j. Clin Nutr」 vol.70ページ1040-1045 実際の題名は「Efficacy of a green tea extract rich in catechin polyphenols and caffeine in increasing 24-h enery expenditure and fat oxidation in humans(カテキンポリフェノールを多く含む緑茶抽出成分とカフェインが24時間のエネルギー消費と脂肪の酸化に与える影響をヒトで調べた)」で、フランスの研究者による報告である。研究者らは10人の健康な人間の男を使い24時間の間、連続して呼吸による酸素、二酸化炭素の出し入れの量、尿などを調べることによりカテキンが体内のエネルギー消費に与える影響を調べています。まず3つのグループにわけ、それぞれ

1緑茶抽出物(50mgカフェイン、90mgカテキン)
2カフェイン50mg
3placebo(偽の薬)

を朝昼晩の食事の中に入れた。もちろん本人には上の3つのどれが入っているかはわからなくなっている。24時間の間放出した二酸化炭素量から消費エネルギー(EE)を調べてみると緑茶抽出物を食べたグループでは平均エネルギー消費量が4%増加していた。また24時間の呼吸商(RQ)が0.88→0.85に減少していた。これは脂肪が消費されていることを示している(※下記参照)また尿中に排泄される窒素量は変わらなかった事からタンパク質がエネルギーに変わったためでは無いと考えられる。(※窒素は主にタンパク質に含まれている)

このように緑茶を飲むことによりエネルギー消費が上昇し、これは主に脂肪が消費されているためであると考えられる。

※呼吸商(RQ:Respiratory quotient)
脂肪商とはCo2排泄量/O2消費量の事体内においてエネルギーになる物質は大きく分けて以下の3種類がある。

呼吸商1gあたりのエネルギー量
脂質0.719.3kcal
1.004.1kcal
タンパク質0.855.3kcal

1gあたりのエネルギーが最も多いのは脂肪である事はご存じだと思うが、脂肪が最も呼吸商が小さい。すなわち脂肪を多く燃焼させた時には酸素のとりこみ量に対して二酸化炭素の排泄量が少ないのだ。すなわち今回のように呼吸中の呼吸商の値が減少したという事は消費しているエネルギーのうち脂肪に頼る量が増加したことを示している。

 Keyword:カフェイン/13



2009.11.01(カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた(special-catechin)の6)

証拠2:「カテキンを食べさせることでマウスの体重増加を押さえる事ができた。」という報告(2002年発表)

↑BX.COM

報告は学術雑誌「International jornal of obesity」vol 26 no.11 の1459ページ〜1464ページで報告されています。実際の報告のタイトルは「Beneficial effects of tea catechins on diet-induced obesity: stimulation of lipid catabolism in the liver(食べ過ぎによる肥満にお茶カテキンが与える影響:肝臓での脂肪代謝の促進)」報告者は花王(株)栃木県生物科学研究所のMurase T達である。

実験は、「C57BL/6」という種類のネズミを2つのグループに分け、片方のグループは5%の脂肪を含む食事を、もう1つのグループは30%の脂肪を含む食事を食べさせています。そしてこの2つのグループのネズミごとに01〜0.5%のカテキンを11ヶ月間食べさせました。

11ヶ月後、ネズミの体重を測定してみると高脂肪の食事を食べさせたにも関わらず茶カテキンを食べさせたネズミは体重の増加が抑えられていました。

食事の種類与えたカテキンの量
5%の脂肪を含む食事0.1〜0.5%
30%の脂肪を含む食事0.1〜0.5%


※論文の内容をグラフ化

また内臓脂肪を調べてみると肝臓を含む様々な臓器の脂肪の増加が抑えられていました。ネズミの下半身の脂肪は5%の脂肪のみを食べさせたネズミでは平均2g以上増加するが、0.2%のカテキンを食べさせたネズミでは増加量が1.1g、0.5%食べさせたネズミでは0.4gしか増加していませんでした(下図)


※論文の内容をグラフ化

また体内において脂肪を消費するために必要な酵素の活性が食べ始めてから1ヶ月後に上昇していた。これらの事をまとめるとカテキンは肝臓の脂肪代謝を促進する事によりダイエット効果を発揮しているといえる。今回の研究結果は長期間カテキンを接種すると食べ過ぎによる肥満を防ぎ、また糖尿病や心臓の血管の病気を防ぐのに有効であることを示している。



2009.11.01(カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた(special-catechin)の5)

証拠1:「緑茶パウダーによりコレステロールが吸収されにくくなり、血液中のコレステロールが減り動脈硬化の指標が減少した」という報告(1986年発表)

↑BX.COM

この報告は学術雑誌「J. Nutr Sci Vitaminol」のvol.32 no.6の613ページ〜622ページで報告されています。報告者は日本人の研究者、村松らです。題名は「Effect of green tea catechins on plasma cholesterol level in cholesterol-fed rats(高コレステロールな食事をさせたネズミの血液中コレステロール値に緑茶のカテキンが及ぼす影響)」

報告の中ではオスのラットを使って、このラットに28日間にわたり15%のラードと1%コレステロールを含む食事をとらせています。このラットを3つのグループに分け、第1グループは1%の緑茶パウダーを毎日食べさせ、第2グループは2%緑茶パウダーを食べさせ、第3グループは食べさせませんでした。

グループ名飲ませたカテキンの量
第1グループ1%緑茶パウダー
第2グループ2%緑茶パウダー
第3グループ無し

28日の実験の後、ラットを調べてみるとその他のグループのラットは高いコレステロールの食事によりいわば肥満状態になりましたが、第2グループの2%の緑茶パウダーを食べさせたラットだけ血液中のコレステロール量、コレステロールエステル量、動脈硬化の指標などの値が減少していました。またコレステロール値などは減少していましたが、健康状態の指標と考えられる赤血球の数と血液中のグルコース量は変化していなかった事から緑茶パウダーがいわば毒として働いていたのでは無いといえます。さらに肝臓を調べてみると、肝臓中の脂肪とコレステロール値の上昇が抑えられており、またフンに含まれる脂肪とコレステロール量が上昇していました。

結論
これらの事は緑茶パウダーを食べることにより食べたコレステロールが吸収されず肥満になってもおかしくない状態の食事を続けたとしてもコレステロール値の上昇など肥満症状が起きるのを防ぐことが出来たことを意味しています。



2009.11.01(カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた(special-catechin)の4)

カテキンとは

↑BX.COM

カテキン(catechin)は分子量290のポリフェノールです。ポリフェノールとは、植物が光合成を行うときに作られる物質の総称でこれまでにおよそ5000種類が知られています。共通した働きとして抗酸化作用があり、どれも健康に良いとされているものばかりです。知られているポリフェノールを以下に示します。種類はいろいろありますが、ほとんどの植物に含まれており、緑茶に多く含まれるカテキンもその一つです。
カテキン(catechin)緑茶
ルチン(rutin)そば
フラバノン(flavanon)レモン、ミカンなど柑橘類の皮
タンニン(tanin)緑茶、カキ、赤ワイン
ケルセチン赤ワイン、ココア、タマネギ、ブロッコリー
アントシアニン(anthocyanin)ブルーベリー、イチゴ、ナス、むらさき芋
イソフラボン(isoflavone)大豆、そら豆、レッドクローバー

 Keyword:ケルセチン/98



2009.11.01(カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた(special-catechin)の3)

はじめに

↑BX.COM

最近、様々なメーカーがカテキン入りの飲料を発売している事は皆さんご存じの事と思います。このカテキンブームに火をつけたのは花王のヘルシアでしょう。その後、あるある大辞典でも取り上げられたりして、世間はいわばカテキンブームと言っても良いでしょう

まあ、あるある大辞典のスポンサーは花王ですけどね(笑)

これまでにもダイエットに効果があると言われる商品はいろいろありました。そういった商品を試してダイエットに成功した人、失敗した人などもいるのではないでしょうか。さて、カテキンは結局どうなのでしょうか?今回、いろいろ学術論文を調べてみたところカテキンにダイエット効果がある事を具体的に実験し報告している論文がいくつかありましたのでそれを紹介したいと思います。



2008.03.04(#サプリメント(supplement)の7)

お茶を飲みカテキンを摂取することで、血液中の酸化されたLDLが減少する

↑BX.COM

Tea catechin consumption reduces circulating oxidized low-density lipoprotein.
Int Heart J. 2007 Nov;48(6):725-32PMID: 18160764

緑茶を飲むことで、血管や心臓の障害が減少することが報告されている。この主要な理由はカテキンの抗酸化効果だと言わている。一方、血管の障害は酸化されたLDLが主要な要因である。

研究者等は10名の男性と30名の女性の健康なボランティアを使って調べた。ボランティアのうち29名には500mgのカテキン(6〜7杯の緑茶分)を飲ませた。4週間後血液を調べると、カテキン投与グループで血漿中の酸化LDLの量が減少していた。全体のLDL,トリグリセリド、HDLの量は変わらなかった。

 Keyword:カテキン/4 LDL/6 トリグリセリド/2 HDL/6



2008.03.04(#サプリメント(supplement)の9)

緑茶たっぷり飲んで、胃がん撃退 でも、喫煙者には効果なし(sankei.msn)

↑BX.COM

調査は40〜69才の男女3万7000人を8年間にわたり調査、この間に胃ガンになった494人とならなかった人について、保存してあった血液中の成分を比較した。

評価の結果、ECG(カテキンの1種)が血液1mlあたり9.3ng検出された女性では検出されなかった女性に比べ胃ガンの危険性が1/3だった。

習慣的に緑茶をの無事で血液中のカテキン濃度もあがることが知られているそうだ。

発表したのは厚生労働省研究班、津金昌一郎らのグループ



2003.10.24(睡眠(sleep)の6)

カテキンの次は「テアニン」がブームになるそうです(nikkei)

カテキンは「体脂肪を減らす」「アレルギー症状を減らす」などの効果があると言われる
緑茶に含まれる成分ですが、同様に緑茶などに含まれる「テアニン」は
脳に働きα派を出させる。すなわち睡眠障害の人に良いらしい

 Keyword:脂肪/382 アレルギー/32 テアニン/1



2003.09.23(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の7)

高濃度のカテキンはガンを引き起こす可能性がある(yomiuri)(ヘルシア販売元の反論(花王))

カテキンは腫瘍を抑えるなど健康によい物質としてもてはやされ高濃度のカテキン入りの飲料などが販売されているが、三重大学の川西正祐らの研究によるとカテキンはその反面、ガンを引き起こす可能性もあるらしい、以前にもラットの大腸ガンをカテキンが促進することが報告されている。
今回、研究者らはカテキンがガンを促進する仕組みを調べるためヒト由来の細胞HL-60にカテキンを投与した。すると8-oxodGというDNAにダメージを与える活性酸素の一種が作り出されていた。またこの物質はHL-60を活性酸素に対して抵抗性を持つように変異させた細胞HP100では作られなかった。

また、細胞からDNAを取り出して直接カテキンと接触させたところ、カテキンは銅と結びつくことで8-oxodGを発生しDNAを損傷させている事もわかった。
また、カテキンにもいろいろあるが、緑茶に含まれるカテキンの1つ、(-)-epigallocatechin gallate(EGCG)が特によくDNAを損傷させる事がわかった。

なお、この件に関して花王が反論を発表しており、実験で使われている濃度はヘルシアを飲んだ場合の血中濃度より遙かに高く安全だと主張しています。

濃度を比較すると
ヘルシアを飲んだ場合の血液中のカテキン濃度を1とした場合
実験でDNAが損傷した濃度は1000。カテキンの中でもEGCGのみを加えた場合は濃度20だそうです。

ちなみにヘルシアのカテキン濃度は普通の緑茶の2倍だそうです。
緑茶2倍飲んでも同じか?(^^;

血中濃度は上記の通りだが、肝臓などカテキンが濃縮される可能性もあるだろうから、カテキンに関しては少し注意した方が良いですね。

さっき、隣の人が言っていたが、魚釣りする時にミミズにお茶っ葉かけて赤みを強くして使うことがあるそうですが、たくさんお茶っ葉入れたらミミズが死んだそうです(^^;。何事も過ぎたるは及ばざるがごとしっすね☆

Catechins induce oxidative damage to cellular and isolated DNA through the generation of reactive oxygen species.(Free Radic Res. 2003 37(8) p.881-90)

(-)-Epigallocatechin gallate causes oxidative damage to isolated and cellular DNA(Biochem Phamacol 2003 66(9) p.1769-78

 Keyword:活性酸素/21




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更新時刻:2025.04.18 00:27