ビタミンの検索結果:37件ヒットしました
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更新時刻:2025.04.21 03:56
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2001.02.27:秋に生まれた人は長生きできる!
2025.02.13:高齢者777人参加の大規模臨床試験「DO-HEALTH」でオメガ3オイル(DHAなど)を3年間毎日飲むだけで2.9〜3.8カ月のDNAメチル化抑制(老化抑制効果)が確認される【Nature Aging 2025/02】
2024.08.30:多数の学術論文のメタ解析によるとコンドロイチン硫酸とグルコサミンは関節痛に効果が無い/非常に効果が低いという結果で厚生労働省に「3大アヤシイサプリメントの1つ」扱いされている。
2024.04.08:日本で買える安価で大容量タウリンのサプリメント
2024.02.01:これまでに実施されたNMN(ニコチンアミド)の臨床試験のまとめレビュー(2023年11月報告)
2023.11.07:2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc
2023.09.25:老化細胞除去効果(Senolytics)を期待してブドウの種粉末を大量に摂取してみる
2023.06.13:タウリンを大量に食べ続けるだけでマウスの寿命が延びる実験結果(2023年6月Science)
2023.06.09:様々な植物ポリフェノールを比較するとフィセチンとクルクミンがケルセチンよりもよく老化細胞を減らす
2022.06.02:老齢サルにフィセチン(100mg/kg)とダサチニブ(5mg/kg)を2日間投与するだけで皮膚の老化細胞減少がする
2022.05.22:自腹2万円!質量分析装置(MS)で6ブランドのNMNサプリメントの有効成分量をチェックしてみた
2022.03.30:水溶性ビタミンEアナログ「トロロックス(Trolox、6-hydroxy-2,5,7,8-tetramethylchroman-2-carboxylic acid)」が気になる
2022.03.17:新型コロナの後遺症は老化の促進が原因のようだ、老化細胞除去薬「セノリティクス」投与で後遺症を回復させる動物実験
2021.11.02:人間は1日に750mgもマカを飲んでいいのか?
2021.04.19:JarrowブランドのNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)タブレットに乗り換え
2021.03.19:フィセチン(fisetin)サプリに含まれる「フィセチン」はイチゴ由来ではなく「ハグマノキ」由来らしい
2020.12.25:不老長寿サプリメントのスタートアップ「NOVOS社」が販売する2種類のサプリメントの中身。白髪回復成分も?
2020.12.18:2020年12月版:今飲んでいる老化抑制サプリ7つの種類と量と費用、今後追加したい薬3つ
2020.11.24:長寿遺伝子活性化サプリメントはどれが良いのか?:NMN vs NaR vs Nam(ビタミンB3)
2018.05.30:「ビタミンB6」サプリメントで夢の量を増やすことが出来るが、「ビタミンB類」ではダメとの研究結果。
2016.10.20:カルシウムはサプリメントで摂取するとむしろ有害、骨に届かず血管に蓄積
2016.04.22:「知性を高める」など各種ライフハック可能なサプリメント・薬の情報や服用管理Webアプリを提供するTrackMyStack.com
2015.07.09:ビタミンAサプリは遺伝子を修飾し、身体に免疫がつくのを長期間妨害する
2014.09.29:ウコンの効果は黒こしょうに含まれるピペリンを同時に摂取することにより20倍に増強する
2014.09.03:Telomere Bioscience社、世界初のイヌ用とヒト用のテロメア延長サプリメントを発売
2013.08.28:運動する前にカルシウムサプリメントを飲むと骨密度の低下を予防出来る
2012.06.01:腸内バクテリアの種類で太りやすさが変化する。
2009.12.18:抗酸化剤をとると、筋肉を維持出来る
2009.05.12:3種類のビタミンを大量に含む遺伝子操作トウモロコシが作られた。
2008.10.07:抗酸化ビタミンは抗ガン剤やガンの放射線療法を妨げるおそれがある
2008.09.09:ダイエット法比較
2008.08.06:ビタミンC投与でがん半減 マウス実験で、米研究所
2008.04.18:抗酸化サプリメントは健康な人や以前病気を患った人の生存率を上げることは無く、危険もある
2007.04.05:第2章:老化と戦う方法−すぐに実践できる方法
2007.03.20:ビタミンが寿命を縮めることがありうる(BBC NEWS)
2007.02.27:抗肥満薬「ゼニカル (XENICAL)」メモ
2003.12.01:ビタミンDを過剰にとっても若返らない

2001.02.27(統計(寿命・その他)(statistics)の10)

秋に生まれた人は長生きできる!

ドイツの研究者らが、生まれ月によって、平均寿命が異なっている事を明らかにした。
研究者らは、100万人以上の寿命を調べたところ、北半球にあるデンマークとオーストリアでは10月〜11月に生まれた人の平均寿命が最も長く、誕生月が10月〜11月から離れるほど平均寿命は短くなり、5月生の人は、10〜11月生まれの人より平均寿命が1歳近く短い事が判明した。

反対に南半球にあるオーストラリアの人ではまったく逆の傾向が見られた。
研究者らはこれらの結果は、秋に生まれる子供の体重が重い事と相関があると語っている。
またこれらの生まれ月による平均寿命の変化は近年小さくなる傾向にあり、赤ちゃんの頃の健康状態が季節によって変わらなくなった事が原因かもしれないと言っている。

報告に掲載されているグラフは秋をピークにとても綺麗な曲線を描いて5月まで下降しています。
なんで5月が一番なんでしょう?穏やかな気候という意味では秋も春も同じなはず
生まれてすぐ夏が来ると寿命が縮むのでしょうか?
秋だって、生まれてすぐ冬を迎えるわけですが、これは問題ないようですね
んー
種付けした時期が原因かもよ。けけけ
10月生まれは、真冬に励んだ成果なわけですがこれがいいのかも♪(笑)
というわけで、冬がんばりましょう(笑)
きっと夏に励んでも、暑さで××が腐り気味なんでしょう♪
夏はホドホドにっ

また、CNNの記事によると春生まれの人がおなかの中にいる冬は母体のビタミン量が減少するため短命になるのではないかとの事です。また春生まれの人が離乳食を食べ始める夏に消化器が弱りやすいことも原因かもとの事。

原文:
Lifespan depneds on month of birth
PNAS vol.98 no.5 p.2934-2939

 Keyword:平均寿命/29



2025.02.13(#サプリメント(supplement)の66)

高齢者777人参加の大規模臨床試験「DO-HEALTH」でオメガ3オイル(DHAなど)を3年間毎日飲むだけで2.9〜3.8カ月のDNAメチル化抑制(老化抑制効果)が確認される【Nature Aging 2025/02】

↑BX.COM

3年で3〜4か月、30年続ければ3年は長生き出来る感じ?

出典:Individual and additive effects of vitamin D, omega-3 and exercise on DNA methylation clocks of biological aging in older adults from the DO-HEALTH trial | Nature Aging

老化抑制効果はDNAのメチル化(エピジェネティッククロック)で測定。そしてオメガ3オイル(1日1g)と併せ「ビタミンDの摂取(1日2000UI)」「運動(週3回30分のウォーキング)」と併せて行うことでさらに老化抑制効果が見られている。

毎日飲んでいるDHAサプリがちょうど1日1gだね。
ビタミンDは毎日飲んでいるマルチビタミンに入っているけど含有量が1日あたり5μg=200IUなので少なすぎ?ビタミンDを1日に2000IUも服用するのは普通のことなのかな?
日本ではビタミンDは8.5μg以下(340IU)が良いとされているみたい。一方で海外サプリだと1粒2000IU(50μg)なんてのもあるね。
ビタミンDの過剰摂取はそれなりに副作用も知られていると理解しているけど・・・



2024.08.30(#サプリメント(supplement)の65)

多数の学術論文のメタ解析によるとコンドロイチン硫酸とグルコサミンは関節痛に効果が無い/非常に効果が低いという結果で厚生労働省に「3大アヤシイサプリメントの1つ」扱いされている。

↑BX.COM

一つ目のリンクは厚生労働省が作成した一般消費者向けのページでダイエタリーサプリメントについて
いくつかのサプリメントに関する研究は、それらの主張の裏付けとなっていません。例えば、複数の研究において、エキナセアは風邪の治癒に役立つことはなく、イチョウ葉も認知症に有用ではないという結果が得られています。また、グルコサミンコンドロイチンが変形性関節症の症状を緩和するかどうかなど、ダイエタリーサプリメントについて相反する結果を示す研究も数多くあります。
と書かれており、3大ウソッこサプリメントの一つのようです。

コンドロイチン硫酸はいまだに第3種医薬品として認められており薬局で販売されたり、医師により処方されたり
多数のサプリメントが販売されています、



2024.04.08(#サプリメント(supplement)の62)

日本で買える安価で大容量タウリンのサプリメント

↑BX.COM

老化抑制効果が報告されているのに日本では医薬品認定されていてリポビタンDとかにちょっと入っているに頼るしか無かったのですが、下記で個人輸入出来ますね。

タウリン1000mg×300カプセルで送料込み6000円なので、1000mgあたり20円ですね。

ちなみにリポビタンDでタウリン1000mgを摂取しようとすると1本160円って感じ。
錠剤のリポビタンDXだと1000mgあたり92円。
人間でアンチエイジング効果を得るために必要な1日あたりのタウリン量は不明ですが下記のマウスの論文の必要量を体表面積換算で人間に当てはめると1日あたり5000mgなので一番上の輸入品に頼れば1日あたり100円でいける。
まあリポビタンDでは1日あたり1本(1000mg)までと書かれていますな。下記サイトの情報では1日あたり3000mgが上限とされているらしい。



2024.02.01(ニコチンアミド・NMN(supplement-nmn)の16)

これまでに実施されたNMN(ニコチンアミド)の臨床試験のまとめレビュー(2023年11月報告)

↑BX.COM

下記の図は論文に掲載されているもので、左側にマウス動物実験から得られている効果の一覧、右側が臨床試験において人間で効果が確認された作用の一覧になっています。

出典:The Safety and Antiaging Effects of Nicotinamide Mononucleotide in Human Clinical Trials: an Updateより

★マウスで確認された効果

★臨床試験で確認された効果
う〜ん。。。。。改めて非常に効果がショボいような気がする。
俺の理解が間違ってなければ、NMN投与でマウスの寿命は変わらないんだよね。健康寿命が延びれば平均寿命に影響は与えると思うんだけど。。。。

マカとビタミンBで得られる効果程度じゃないか?

 Keyword:NMN/100



2023.11.07(#サプリメント(supplement)の60)

2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc

↑BX.COM



ちょうど3年前に飲んでいるサプリを紹介していますね。

NMNは長らく飲んでましたが高くつく割にあまり効果を感じないし。どうも臨床試験の結果が大して効果出てないみたいなので服用を止めています。 まあそんな分かりやすい効果が出たら大変な騒ぎになっちゃいますけどね。
Senolyticsとしてはずっとケルセチンを飲んでいたのですが、下記の論文を信じて一時的にグレープシードの大量服用中
老化細胞除去作用を期待してますので毎日飲む必要は無く2週間に一度多めに飲むという使い方です。一回15粒飲んでます。それ以外のサプリメントは毎日飲んでいます。コスパの関連でナウフーズのサプリメントが増えてきましたね。

毎日服用
(1)DHA(Omega-3 fish oil)
(2)アスタキサンチンとルテインこれは明らかに視力に効いている気がする。
(3)ウコン(Turmeric,Curcumin)
ウコンは最近飲みだしたんだけど、効果は感じないかな。肝臓への影響もちょっと心配。。。
(4)マカ
これはエイジングと関係無いが明らかに元気出るね。常用するのは良くないなと思っている。

(5)マルチビタミン
すごい疲労感がある時にマルチビタミンで回復することがあるんだよね。でも毎日飲むのは良くないなと思っている。週1回ぐらいにしようかな。

(6)霊芝(βグルカン)
霊芝は服用歴長いな、もう10年近い。別に痩せたりはしないw
(7)カルシウム
老後の骨密度のために。

2週間に一度大量服用
(8)ブドウの種(Grape Seed)
やっぱりこの論文は胡散臭い気がするのでこのボトルを飲み終わったらケルセチンに戻す予定。



2023.09.25(#Senolytics #老化細胞除去薬(senolytics)の27)

老化細胞除去効果(Senolytics)を期待してブドウの種粉末を大量に摂取してみる

↑BX.COM



先日紹介したこれ↓

購入したサプリメントはこれ
100カプセルで3000円。


サプリメント自体には1回の推奨摂取量が書かれてない。ブドウ種子抽出物100mgとビタミンCが320mg、カルシウムが36mg含まれていて、ブドウ種子抽出物中90%がポリフェノール類と。

論文の摂取量を真似するなら20mg/kgなので、マウス実験からの体重換算(/kg)で体重60kgの人が1.2g(12カプセル)のPCC1を2週間に一度に飲む量、体表面積換算だと体重60kgの人が2週間に一度0.1g(1カプセル)飲む感じ。

ちと怖いので10カプセルを一気に飲んでみた。ブドウの種子粉末とビタミンCとカルシウムしか入って無いから副作用があるとは思えないけど何の問題も無し。1回あたり300円の計算。う〜んブドウ種子中のPCC1含有量は何%だろう。次は一度に20カプセル飲んでみようか。ちと高くつくな・・・・

しかし、2021年発表された元論文、凄い効果なのに他のグループの追従論文が無いとか、中国論文とかかなり怪しいが・・・・ブドウ種子に様々に含まれるプロシアニジンのうちC1のみを調べている理由も分からんしなー。

まあブドウ種子エキスの抗酸化作用とかはポリフェノール類として間違いないので。1ボトルは飲み切る予定。

100カプセルで3000円。



2023.06.13(#サプリメント(supplement)の57)

タウリンを大量に食べ続けるだけでマウスの寿命が延びる実験結果(2023年6月Science)

↑BX.COM

タウリンで寿命を延ばす話は初めて聞いた気がします。

出典:SCIENCE 9 Jun 2023 Vol 380, Issue 6649
実験ではマウスに毎日1000 mg/kgのタウリンを食べさせています。人間だと「タウリン1000mg」とか言っている栄養ドリングを毎日60本って感じですが、医薬品の開発で使われる「体表面積換算」って考えだと、1日5本=5000mgぐらいで同じ効果が得られるはずです。

上記Cのグラフを見ると人間の血液中のタウリン量は若いうちは200μMol/L、老人は50μMol/Lに落ちている感じですね。

下記の医薬品のタウリンの添付文章を見ると
2000mgのタウリンを飲んだあと血中濃度は1時間後にピークで80μg/mL=600μmol/L、半減期2時間

治療で1回4000mgを3回飲んでも問題無いみたいですね。動物を用いた毒性試験では犬で300mg/kgまで問題無し、1000mg/kgでも軽微な影響みたいなので事実上飲みすぎはないかと。

ただ、タウリンは日本では医薬品認定なのでお手軽に大量に飲めるサプリメントは売って無さそう
ここなら1000mg x 100粒が1800円ですね。
楽天市場経由がお手軽そう

 Keyword:タウリン/6



2023.06.09(未分類(nocategory)の439)

様々な植物ポリフェノールを比較するとフィセチンとクルクミンがケルセチンよりもよく老化細胞を減らす

↑BX.COM


出典:EBioMedicine. 2018 Oct; 36: 18?28. Published online 2018 Sep 29. doi: 10.1016/j.ebiom.2018.09.015

実験はプレート内の細胞に5uMのそれぞれのフラボノイド(植物ポリフェノール)を加えて、総細胞数と、老化細胞数を測定しています。あれほど有名なケルセチンがまったく効果無しなのは濃度が低すぎるってことかな?

よし、サプリメントにクルクミンとフィセチンを加えるか!

でもフィセチンはまだまだ高いんだよなー。ケルセチンとフィセチンは構造そっくりなのでフィセチン入れるならケルセチンはやめようかな



2022.06.02(#Senolytics #老化細胞除去薬(senolytics)の21)

老齢サルにフィセチン(100mg/kg)とダサチニブ(5mg/kg)を2日間投与するだけで皮膚の老化細胞減少がする

↑BX.COM

研究はアメリカ・ウィスコンシン大学とメイヨークリニックの研究者により発表。タイトル「EFFECT OF COMBINED DASATINIB AND FISETIN TREATMENT ON SENESCENT CELL CLEARANCE IN MONKEYS」

老齢(平均21歳)のメスザル6匹にDasatinib (5 mg/kg) and Fisetin (100 mg/kg) を2日間連続投与。投与から7週間後の検査で、皮膚の老化細胞(p16+細胞およびP21+細胞の減少が確認された。副作用は特に見られなかったとのこと。

100mg/kgってのはものすごい量だな。フィセチンのサプリメントは売っているけど体重60kgの人なら1日6000円かかることになる。。。
2日で効くなら頑張れるかもしれないけど、さすがに「1日1カプセル、絶対1日3カプセル以上飲まないこと」って書いてあるサプリメントを60カプセル飲む勇気は無いな(^^;絶対やっちゃダメだぞ。
それにしてもダサチニブは様々な研究で使われていて老化細胞除去効果が間違いない感じだな。もともとの薬効が抗がん剤ってことでなかなか敷居が高いけど飲みたいな。重い腰を上げて個人輸入するかね。ダサチニブは抗がん剤としての飲み方でも1日70mgを2回という飲み方らしい。これは体重60kgの人で2mg/kg程度の用量だから今回のサル試験の5mg/kgはかなり多い。個人輸入サイトを見ると70mg錠剤の価格は600円程度。費用的にはアリだね。

フィセチンもかなり情報が集まってきたし毎日飲むサプリメントに加えるかね。。。1日100mgとして1日100円かぁ。。

しかしフィセチン+ダサチニブで2日で肌が若返るなら美容業界でもてはやされそうな話だな〜。

フィセチンを1日20mg/kg、2日間の臨床試験は実施されている↓



2022.05.22(ニコチンアミド・NMN(supplement-nmn)の13)

自腹2万円!質量分析装置(MS)で6ブランドのNMNサプリメントの有効成分量をチェックしてみた

↑BX.COM

↓購入したのは下記の6ブランド。半分が「国内製造」を売りにしているものです。


A:MAAC10(以前購入したことあり)MAAC10社 NMN 250mg 配合30粒入り海外直送品 | MAAC 10 | ビタミンB
B:ProHealthProHealth Longevity NMN Pro 300? Enhanced Absorption Featuring Uthever? NMN (60 capsules) | prohealth longevity | B3
C:Jarrow Formulas(以前購入したことあり)「お得な2本セット」Jarrow Formulas社 NMNナイアシンアミド60粒入り×2本 | Jarrow Formulas | B3
D:TOKYOサプリ(株)東京通販Amazon | TOKYOサプリ THE NMN 5000mg プレミアム 6冠達成 高純度99%以上 日本製 30日分 純度そのまま腸まで届く特殊カプセル採用 GMP認定工場 | TOKYOサプリ(医師や薬剤師が監修したみんなで作るサプリ) | B3
E:REVUM(株)充実生活Amazon | NMN サプリメント 原料から 純 日本製 国産 5000mg 高純度 100% 製薬会社共同開発 40カプセル 医薬品GMP工場製造 プレミアムジャパンメイド レスベラトロール コエンザイムQ10 | REVUM | B3
F:リプサ(株)(以前購入したことあり)【リプサ公式】 NMN 約1か月分×3袋 T-802-3 | リプサ | 抗酸化マルチサプリメント

↓それぞれの錠剤をどれがどれか分からないようにして知り合いの研究者に送って分析してもらいました。K大学のS博士スペシャルサンクス!!!!


↓標準品として使用した研究用の超高価なNMNの分析結果。標準品は研究業界で信頼のオリエンタル酵母!、この量を元にそれぞれのサプリメントに含まれる量を計算します。質量分析器では含まれているNMN分子の分子量の位置にピークが出ます。水に溶かして測定するのでイオン化状態ごとに複数の分子量で出てくる。


結果
一粒の重さカプセルの重さカプセル内重量質量分析で検出された1粒あたりのNMN含有量粉末重量あたりの含有比率
A562 mg107 mg455 mg235mg51.7%
B518 mg89 mg429 mg135mg31.4%
C330 mg0 mg(錠剤)330 mg116mg35.2%
D367 mg59 mg308 mg160mg51.9%
E328 mg56 mg272 mg98mg35.9%
F125 mg0 mg(錠剤)125 mg17mg13.9%

次にそれぞれのサプリに含まれている記載の含有量を確認

A:MACC10 LLC社のサプリメント。


NMN 250mg含有と記載されています。現在1ボトル(30粒)3520円なので1粒117円

B:ProHealth Inc.社のサプリメント。


2粒で300mg含有と記載されています。現在1ボトル(60粒)8500円なので1粒142円

C:Jarrow Formulra社のサプリメント。


125mg含有と記載されています。現在2ボトルで9000円(120粒)なので82.5円

D:TOKYOサプリ(株)東京通販のサプリメント。





日本製が売りらしい。ちょっと嫌らしい書き方がされており、5000mgとのこと。これは含まれている30粒の総量と思われるので1粒当たり166mg含まれているということだと思われます。現在1ボトル2682円。1粒当たり89.4円

E:REVUM(株)充実生活のサプリメント。


日本製が売りらしい。これも5000mgと記載。中には40粒入っているので1粒当たり125mg含まれているということだと思われます。現在1パック(40粒)2480円なので1粒62円

F:リプサ(株)のサプリメント。


ん?これ1粒125mgとは書いてあるけどどこにもNMN含有量が書かれていない????現在3袋(180粒)で6750円。1粒あたり37.5円

これを踏まえると
質量分析で検出された1粒あたりのNMN含有量パッケージ記載量正直度100mgあたりの価格
A:MACC10235mg250mg94%50円
B:ProHealth135mg150mg90%53円
C:Jarrow116mg125mg93%71円
D:TOKYOサプリ(株)東京通販160mg166mg96%56円
E:REVUM(株)充実生活98mg125mg78%63円
F:リプサ(株)17mg記載無し-220円

A>B>D>Eの順に良さそうですな。
★★★★A:MAAC10(以前購入したことあり)MAAC10社 NMN 250mg 配合30粒入り海外直送品 | MAAC 10 | ビタミンB
★★★B:ProHealthProHealth Longevity NMN Pro 300? Enhanced Absorption Featuring Uthever? NMN (60 capsules) | prohealth longevity | B3
★★D:TOKYOサプリ(株)東京通販Amazon | TOKYOサプリ THE NMN 5000mg プレミアム 6冠達成 高純度99%以上 日本製 30日分 純度そのまま腸まで届く特殊カプセル採用 GMP認定工場 | TOKYOサプリ(医師や薬剤師が監修したみんなで作るサプリ) | B3
★E:REVUM(株)充実生活Amazon | NMN サプリメント 原料から 純 日本製 国産 5000mg 高純度 100% 製薬会社共同開発 40カプセル 医薬品GMP工場製造 プレミアムジャパンメイド レスベラトロール コエンザイムQ10 | REVUM | B3

D、Eはコスパは結果的に悪くは無いのだけどボトルに表記される含有量が1ボトル分総量なのがちょっとね。。。さらにFのリプサはパッケージの有効成分含有量どころか、錠剤の重さしか書いて無いのはちと悪質。表記だけじゃなく重量あたりの価格見てもどこよりもコスパ悪いし。

国内サプリは1粒あたりの有効成分量を記載すると法律違反なんですかね?笑。日本じゃあサプリメントは規制も無くて好き放題なんでしょうなぁ。情弱ウマウマって感じ。

分析してくれたK大学のS博士に教えてもらったのですが海外ではAmazon.comで売られている22ブランドのNMNを分析した悔過k、たった14%がラベル通りの量が検出され、なんと全体の64%のサプリはラベル表示の1%以下の量しか検出されなかったとのショッキングな研究レポートが発表されているそうです。

ちなみに今回試したA,B,Cは海外で製造販売されているもので、この海外で評価されたリストに含まれています。今回の分析とほぼ同じ結果が得られており、A,B,Cはほぼ表示通り(90%以上)の含有量が確認出来ていますね。
NMN研究の第一人者のハーバード大の教授デビットシンクレアは1日1000mg飲んでいるので、一番コスパの良いAを買えば1日500円。まだまだちょっと高いなぁ。。。。現在俺は1日250mg飲んでいます。1日125円って感じ。



2022.03.30(#冬眠 #凍結保存 #クライオニクス(hibernation)の15)

水溶性ビタミンEアナログ「トロロックス(Trolox、6-hydroxy-2,5,7,8-tetramethylchroman-2-carboxylic acid)」が気になる

↑BX.COM

HypoThermosolという細胞を冷蔵庫で1週間生存させる細胞保存液を調べていたんですが
この製品の特許を調べているとどうも主成分はこのトロロックスな気がするんですよね。
通常は脂溶性であるビタミンEを水溶性にしたもので、強い抗酸化作用(活性酸素除去作用がある。細胞は生存に適さない環境に置かれることで生じる活性酸素によりダメージを受けるとともに、活性酸素を細胞内シグナルとしてアポトーシス(自殺)を引き起こすというのが一般的な考え)
あとはpH緩衝成分、浸透圧調整成分、また細胞の栄養としてアデノシン、グルタチオンって感じ。

↓マウスに投与した研究はあるけど、明確な健康に良い効果は無いかな?
モノ自体は1974年に初めて合成されたらしく特許は切れているはず。抗酸化作用の標準物質として使用されるとのこと。

研究用試薬としては500mgで1万円ちょっと
なんと健康に良い水としてペットボトルに入って売っている!!!と思ったけど、これは名前が同じなだけっぽい。笑



2022.03.17(#感染症 #新型コロナ(infection)の67)

新型コロナの後遺症は老化の促進が原因のようだ、老化細胞除去薬「セノリティクス」投与で後遺症を回復させる動物実験

↑BX.COM

↓研究では新型コロナウイルス(MA10株)を投与して感染させたマウスに老化細胞除去薬ABT263を投与して体重の回復が早まり、各種老化、炎症マーカーが減少することを報告しています。

出典:SARS-CoV-2 infection triggers paracrine senescence and leads to a sustained senescence-associated inflammatory response, Nature Aging

アメリカ・アーカンソー州の研究者からの報告ですが、この報告はこの研究者らが開発中の独自の老化細胞除去薬ABT263の宣伝かな?

ABT263はBCL-2とBCL-xLの特異的阻害剤らしいです。メカニズムとしては天然成分だとフィセチンなどと同じメカニズムと思われます。

フィセチンはサプリメントがまだ普及しておらず高いんだよね。1日100mgで100円程度
ただ最近非常にフィセチンの研究を聞くね。飲み始めるかなぁ。。。



2021.11.02(#サプリメント(supplement)の51)

人間は1日に750mgもマカを飲んでいいのか?

↑BX.COM


Healthy Sexual Activity★とか書いてあるw

最初これ飲んでいて。


マカエキスが1粒で10mg、推奨の1日6粒で60mgってのを飲んでいたんだけど、

1日3粒で405mgって書いてあるこれにシフトした。でもケチって1日1粒


そしたら1粒で750mgだぜ!って写真の海外製のサプリメントを見つけたのでつい購入。


裏面見ると1粒を1〜2日おきに飲めって書いてあるので、2日に1粒飲もうかと思うんだけど、
無駄に元気になったりするのかな?(^^;


↓しかしカプセルでかすぎ!!!!!!



2021.04.19(ニコチンアミド・NMN(supplement-nmn)の8)

JarrowブランドのNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)タブレットに乗り換え

↑BX.COM


6190円送料込みで125mg×60粒。

製造元のオフィシャルWebページはこちら
このブランドに乗り換える前に飲んでいたのはMAAC10ってブランドで125mg×30粒で送料込み3135円
製造元のオフィシャルWebページはこちら
Jarrowの方が大きな組織で、工場のオペレーターとかの求人も募集しているなど信頼出来そうな気配がするんだよね。この値段ならNMNの粉末のバルク卸値の1.5倍程度なので100%ウソ成分ってことも無いだろう。

単価は不気味なほど同じなんだけど、これまで飲んでいたNMNがカプセル剤(中は粉末)なのに対して、新しく購入したのは錠剤


錠剤の方が濃度上昇がすこ〜しマイルドだと思うので色々と違いはあるかもしれない。NMNの吸収性と吸収時のトランスポーターの関与(PGPで排泄されているかなど)をきちんと調べようと思って忘れていた。



2021.03.19(#サプリメント(supplement)の49)

フィセチン(fisetin)サプリに含まれる「フィセチン」はイチゴ由来ではなく「ハグマノキ」由来らしい

↑BX.COM

植物に含まれる黄色とか赤色色素の由来らしい。

↓サプリメントはあまり種類が無いんだよね。


木を栽培して自分で乾燥粉砕して飲むか笑



2020.12.25(#サプリメント(supplement)の43)

不老長寿サプリメントのスタートアップ「NOVOS社」が販売する2種類のサプリメントの中身。白髪回復成分も?

↑BX.COM

「NOVOS core」(30日分79ドル)と「NOVOS Boost」(30日分ドル)が販売されています。どちらも毎月お届けプランもあり。1年分購入すると15〜20%割引になります。

NOVOS coreには
が入っているようです。それぞれの含有量は情報無し。
NOVOS Boostの中身は1つだけで1日分が先日からよく紹介しているNMN(1日分250mg)だけのようです。こっちはけっこうお得かも!。。。。。
今飲んでいるNMNの半分ぐらいの単価です。
しかし、NOVOS社のサプリメントは残念ながら日本への発送は今のところ不可みたい。注文を進めていくと出てくる発送先リストは北米、南米、欧州のみだね。


一つ気になったのは「NOVOS Core」に含まれるαケトグルタル酸はマウス実験で白髪になるのを遅延させ、回復させることが報告されているらしい。FAQに書いてあります。
αケトグルタル酸なんて生体内でいくらでも作られるだろう、そんなのサプリメントとして服用して意味あるんだろうか???αケトグルタル酸だけのサプリメントも無いみたい。グルタミン酸+NAD→αケトグルタル酸+NADHだと思うんだけど、もしかして平衡状態を崩してNAD+の濃度を上げたりするのが効果の本質?



2020.12.18(#サプリメント(supplement)の42)

2020年12月版:今飲んでいる老化抑制サプリ7つの種類と量と費用、今後追加したい薬3つ

↑BX.COM

内容はコスパの考慮してどんどん改良してますが、今現在飲んでいるサプリメントの組みあわせを紹介します。

●今飲んでいるサプリの種類と量とコスト
(1)ケルセチン500mg
飲んでいるのはこれ。1回あたり38円



根拠
この量で骨格筋、脂肪組織内の老化細胞除去が可能と報告されている量には達しているかと。むしろ飲み過ぎか?「老化細胞の除去」という不可逆的な作用なので、休薬期間をもうけて90日飲んで、90日休む。という形にしても良いかもしれません。

(2)NMN 125mg
飲んでいるのはこれ

1日あたり64円。(※2023年11月価格修正)

根拠はこのあたり
正直、NADアナログの効果は微妙に信じて無いのですが、あまりにブームなので飲んでいます。有名なハーバードの教授は1日1000mg飲んでいるそうなので、全然量が足りてないがこのサプリ高い。。。。せめて3倍ぐらいに増やしたいところだが。。。。。安い商品が出てくるのに期待したい。あとは後述するピペリンとの組み合わせでどれぐらいBAが上がっているかを調査したい。

(3)ピペリン 20mg

1日あたり20円。これは独自なんだけど、ピペリンはP-gp阻害剤という物質で様々な化学物質の腸管から体内への移行を高めうる。このへんで説明している。
少なくともウコンの成分クルクミンの吸収量を20倍にする。NMNやポリフェノール、ケルセチンの吸収量増加を期待している。どれぐらい増加させているかは不明。もしかしたらやばいぐらい吸収されている可能性もある。このピペリンとの併用はあらゆる薬、サプリメントの「安全性」をぶち壊す可能性があるハックなので自己責任で、少なくても薬と一緒に飲んじゃダメだからね。

(4)霊芝(βグルカン):115mg

1日20円。1日の推奨量は5粒だけど2粒だけ飲んでいる。

アンチエイジングの効果が知られているわけじゃないけどダイエット効果と腸内細菌に対する強力な効果が報告されている。
以前飲んだことがあり、やせなかったけど(笑)、なんかう〇こが無臭になった。不思議。でも1日5粒飲むとなんか体調悪くなる気がするので2粒に落として飲んでいる。

(5)ルテイン:16mg

1日37円。最近、老眼が・・・・・

臨床試験で効果は確認されているようだ
これ高いな。。。。他のサプリの老化抑制効果で代用出来ないもんだろうか?そもそも飲んでいるけど効果がある実感無いしこういう個別の対症療法的なサプリは止めたい。
(6)ポリフェノール(7種混合):500mg

1日20円

ポリフェノールの中ではブドウ由来のレスベラトロールがアンチエイジングに有名だけど、まあポリフェノール類なら似たようなものだろう。量が重要ということで安いこの商品を使っている。
直接効果がある薬物を服用するのも良いけど、腸内細菌がガンガン身体に良い影響や悪い影響を与える薬物を作り出しては腸から吸収されており、腸内細菌のコントロールこそ最重要!!!との考えは結構信じています。

(7)カルシウム:240mg

1日8円。推奨量は3粒だけど2粒しか飲んでない。カルシウムは貯金らしいので。ふだん全然カルシウムを食物からとってない気がする。

これで合計1回あたり248円。けっこうかかってるね。普段は週5日、平日しか飲まないので1か月あたりの費用は5314円。う〜ん。高いな。焼き鳥屋に1回多く行った方が幸せかもしれないw。

●今後追加したいサプリ
(8)アスピリン。バファリンの成分とか
けっこうガチに証拠がある。
(9)メトホルミン
糖尿病治療用の処方薬なので手に入らない。個人輸入するか・・・・
(10)ダサチニブ
抗がん剤(といっても毒素というよりは分子標的薬)なので癌にならないと手に入らない。個人輸入するか・・・・
ケルセチンとは違う臓器で生体内の老化細胞を自殺させる作用が知られています。
2020年12月版のまとめは以上です。
う〜ん、長生きするには金かかるな。



2020.11.24(ニコチンアミド・NMN(supplement-nmn)の2)

長寿遺伝子活性化サプリメントはどれが良いのか?:NMN vs NaR vs Nam(ビタミンB3)

↑BX.COM

いったいどれが良いんでしょうか?

今飲んでいるのはNMNなんですが、本当にNMNで良いのか。

目指すべきは老化に伴い低下するNAD+の濃度上昇です。

この目的のために現在主に3種類の周辺代謝産物がサプリメントとして販売されています。※NAD+そのものは摂取しても体内に吸収される前に消化管で分解されてしまうので服用しても無駄です。

一番右の「ビタミンB3(ニコチンアミド、ニコチン酸)」はまわりまわってNAD+濃度を高めうるかもしれませんが、それ以上にサーチュイン(老化抑制遺伝子)の抑制効果が報告されていると理解しているんのですが名前が似ているせいか、アンチエイジングサプリメントとして同じように販売されていますね?勘違いあったら教えてください。

残るはNaR(ニコチンアミド・リボサイド)とNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオシド)。

動物実験では両方とも長寿・延命効果が確認されているのですが、両者を直接比較した研究は見たことがないです。あったら教えてください。またNaRが比較的以前より臨床試験が行われてきたのに対し、NMNは人間での臨床研究は最近始まったばかりで情報が非常に乏しいんですよね。それなのにここ1年ぐらいNMNがNaRより上みたいな話をよく聞くのは何なんだろう?シンクレア効果?

NMNは1錠300mgで125円ぐらい



NMNをヒトに投与する臨床試験では1日あたり100〜500mgを投与している。
NaRは高いんだよね。1錠300mgで300円ぐらい(安い物で)


下記の論文ではNaRを1日1000mg接種して血中のNAD+濃度上昇を確認している。
動物実験から考えると理想的にはNaRもNMNも1日1000円分ぐらい飲むと良さそうなんだけど、ちょっとコスパ悪いな。健康は全てにおいて優先するとはいえ、長寿にかける費用は全部で月間1万円以下に抑えたいところ。



2018.05.30(#サプリメント(supplement)の36)

「ビタミンB6」サプリメントで夢の量を増やすことが出来るが、「ビタミンB類」ではダメとの研究結果。

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 2002年の研究で、ビタミンB6サプリメントを寝る前に飲むことで、夢を鮮明に、情動的に色彩豊かに記憶し、思い出しやすくなると報告されています。

 今回の研究は、オーストラリアの研究者が、この2002年の研究を、参加者を増やして100人のボランティアで再現しました。試験はプラセボ対称二重盲目試験(試験終了まで、研究者もボランティアも誰が本物のB6を飲んでいて、誰が偽物の薬を飲んだか分からなくして行う)で行われ、240mgのビタミンB6サプリメント5日連続飲んでもらいました。
 その結果、ビタミンB6サプリメントを飲むことにより夢の量が増加し、思い出しやすくなるという2002年の研究結果が再現されましたが、2002年の報告のような夢の鮮明さや色彩感覚への影響を見られませんでした。また比較のため行った「ビタミンB類」を飲んだグループでは睡眠の質が悪くなり、起きた時の疲労感が上昇する傾向が見られたそうです。

ちなみに、ビタミンB6は1日100〜300mg飲むと神経障害などの毒性を起こすとの報告があり、この試験のような連日の大量摂取は危険と注意書きがされています。

「ビタミンB類」のサプリメントで悪影響が出るという結果も気になりますね。




2016.10.20(#サプリメント(supplement)の30)

カルシウムはサプリメントで摂取するとむしろ有害、骨に届かず血管に蓄積

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アメリカ・ノースカロライナ大学の研究者らは5448人の健康な人(男女半々、年齢45〜84歳)を調べ、その中の2742人について、心臓疾患リスクの指標である血管へのカルシウム沈着量「CAC(Coronary Artery Calcification)」を10年の間隔を開けて2度測定しました。

調べた人を下記の4つのグループにわけ分析したところ
グループ1313 mg/day
グループ2540 mg/day
グループ31168 mg/day
グループ4 2157 mg/day

CACの量は全体としてはカルシウムの摂取量が多い方が少ない傾向、すなわち心臓疾患のリスクが少ない傾向にあありましたが、次にカルシウム摂取量を
(1)食事から多くカルシウムを摂取している人
(2)カルシウムサプリメントから多くカルシウムを摂取している人
に分けて分析したところ、(2)のカルシウムサプリメントに頼っている人では10年間でCACの増加傾向が多いことが分かりました。

カルシウムは食事から摂取しても、カルシトニン、ビタミンD、PTH(ホルモンの1種)などの骨に取り込ませるシグナルが無いと体内で不要な所に蓄積し健康に害をなすことが知られています。特に高齢者では不要なカルシウムの尿からの排泄機能も弱いという問題があります。これらが合わさり摂取したカルシウムが骨に行かず血管に蓄積してしまうと考えられます。

ちなみに、かといってカルシウム摂取量が少なすぎると骨から溶け出したカルシウムが同じように健康に害をなすことも知られています。

食事から健康的に適量のカルシウムを摂取するのが良いという難易度の高い問題のようです。



2016.04.22(#知能改善・天才になる方法(genius)の67)

「知性を高める」など各種ライフハック可能なサプリメント・薬の情報や服用管理Webアプリを提供するTrackMyStack.com

↑BX.COM


TrackMyStack.com

 身体に作用し色々な働きを操作するのが「薬」です。また、自由に買う事の出来る各種ビタミンなどのサプリメントにも様々な作用が知られていますが、目的とする効果を得るためには最適の量を最適のタイミングで飲む必要があります。特に「知性を高める」などの作用が知られる薬は、それほど急激な作用があるわけでは無いものが多く継続的、計画的に服用することが重要です。TrackMyStack.comは各種薬(もちろん合法薬)・サプリメントの情報を提供し、これらのサプリメントの服用を管理するためのWebアプリを提供しています。サイトを見ると知能を高める(Nootropic)働きのあるサプリメントの情報が充実しているようです。

 紹介されているサプリメントの種類は、さすが海外のサイトだけあって多種多様です。例を挙げるとBacopa monnieri(オトメアゼナ、サプリメント)、Ginkgo biloba(イチョウエキス、サプリメント、)、Adrafinil(ナルコレプシー治療薬)、Alpha GPC(αGPC、サプリメント)、アシュワガンダ(サプリメント)などなど、日本で普通に購入出来る薬もあれば、日本では自由に手に入らず個人輸入などで手に入れる必要のある薬も多く含まれています。

 それぞれの項目には目的のカテゴリーが書かれていて分かりやすいです。たとえば「Improved mood(気分を向上させる)」「Increased Energy(エネルギッシュになる)」「Nootropic(知性を高める)」「Anti Aging(老化防止)」「Relaxation(リラックスする)」「Weight Loss(ダイエット)」「Body Building(筋肉をつける)」「Social Anxiety(社交性を高める)」などです。

 英語サイトなので英語が苦手だと利用しにくいのが難点ですが、この分野の実践的な内容を蓄積しているサイトとしてはNo.1じゃないでしょうか。



2015.07.09(#感染症 #新型コロナ(infection)の26)

ビタミンAサプリは遺伝子を修飾し、身体に免疫がつくのを長期間妨害する

↑BX.COM

 ビタミンAサプリメントなどにより過剰なビタミンAを摂取すると身体に免疫がつく(免疫獲得)を長期間妨害することが分かりました。短期間に同じ感染症に2回感染したりするリスクが上昇することを意味しています。

 デンマークの研究者Arts RJらは健康なボランティアの血液から抽出した免疫細胞(単球)をBCG(ワクチン)と一緒に培養して免疫をつけさせた後、その細胞をもう一度BCGに触れさせ、免疫反応が起こるかどうかを確認する実験をビタミンA誘導体(レチノイン酸)存在下で行いました。

 その結果、レチノイン酸を高濃度で加えた免疫細胞は2回目にBCGに作用させた時に、免疫反応に必要なサイトカインの産生量が減少することが分かりました。

 そのメカニズムは興味深く、遺伝子修飾酵素であるヒストン・メチルトランスフェラーゼを活性化させ、サイトカインを産生するために必要な駆動遺伝子部分H3K9me3(プロモーター)を不活性化していることが分かりました。この不活性化は遺伝子の直接修飾を介して起こっている(エピゲノム修飾)ため長期間持続します。

 現代の日本で普通に生活している人はビタミンAは十分足りていると言われています。そういった人にとってはビタミンAは健康に良いばかりか悪い可能性を今回の報告は意味しています。ビタミンAが死亡率を上げるとする研究もあります。



2014.09.29(#サプリメント(supplement)の25)

ウコンの効果は黒こしょうに含まれるピペリンを同時に摂取することにより20倍に増強する
Piperine enhances the absorption and bioavailability of curcumin in both rats and humans

↑BX.COM

 インドの研究者が、0.02gのピペリン(黒こしょうの成分)と一緒にクルクミン(ウコンの薬効成分)を飲むことでクルクミンの吸収量および肝臓機能の増強作用が20倍になることをマウスおよび人間を使った実験で報告しています。

 クルクミンは普段はP-gpという腸の細胞にある異物を排出するポンプで腸管内に押し戻されるようになっていて、なかなか体内に入っていきません。ピペリンはこのP-gpの排出機能を妨害することでクルクミンの体内への吸収を促進します。

 0.02gのピペリンとはどれぐらいの量なのでしょうか?この報告(PDF直リンク)によると黒こしょう1粒には1.83mgのピペリンが含まれているとあり、これから換算すると0.02g摂取するためには黒こしょう11粒食べる必要がありあす。これはかなり大変です。実は、ピペリンは健康成分として注目されておりサプリメントも売られています。たとえばバイオペリンというサプリメント1粒にはピペリンが10mg近く含まれており、これを2粒飲めば同時に飲んだウコンの作用は20倍に増強する計算になります。

 ちなみにP-gpはβカロテン(ビタミンA),ビタミンB6なども腸管内に押し戻すため、これらの健康に良い成分の吸収もバイオペリンを飲むことで大幅に改善することが期待できます。

※注意:ピペリンの作用は同時に飲んだ様々な薬の作用を妨害、増強する可能性が非常に高いため、絶対に他の薬と一緒に飲んではいけません。

 Keyword:ウコン/15



2014.09.03(#サプリメント(supplement)の26)

Telomere Bioscience社、世界初のイヌ用とヒト用のテロメア延長サプリメントを発売
The World's First Telomere-Lengthening Supplement for Dog and Human

↑BX.COM

 人間用のTELO-100と犬用のTELO-20があります。含まれている成分は9つのテロメラーゼ(テロメアを伸ばす酵素)活性化成分として知られるマリアアザミ(milk thistle)抽出物に含まれるシリビリン(silymarin)、アセチルシステイン、オトメアゼナ(bacopa monnieri)抽出物に含まれるBacosides、トチバニンジン(Panax Ginseng)に含まれるGinsenosides、イチョウ(Ginkgo Biloba)に含まれるGinkgo Flavone Glycosidesなど、イカリソウ(Hormy Goat Weed)抽出物。

他にビタミンD3、E、B6、B12、葉酸などが含まれています。

全ては自然の野草由来の物質を使っており様々な野草の濃縮エキスって感じです。どれぐらい作用があるのかは不明と思います。テロメアに着眼した健康サプリメントという感じでしょう。

 Keyword:テロメア/82



2013.08.28(#サプリメント(supplement)の24)

運動する前にカルシウムサプリメントを飲むと骨密度の低下を予防出来る

↑BX.COM

 カルシウムを「どれぐらい摂取するか」と同じぐらい「どのタイミングで摂取するか」が重要かもしれません。

 激しい運動を日常的にする人は骨密度が低下し骨粗鬆症になる危険があることが知られています。今回、コロラド大学のVanessa D博士らの研究グループが運動の前にカルシウムとビタミンDサプリメントを摂取することで骨密度の低下を予防出来るとする研究結果を2013年6月にサンフランシスコで行われた第95回内分泌学会で発表しています。

 激しい運動をすると大量の汗をかくなどの理由により、血液中のカルシウム濃度が低下し、これがトリガーとなって、副甲状腺(parathroid gland)よりPTHというホルモンが過剰に分泌されます。このホルモンは骨の中のカルシウムを溶かし出す働きをもっており、PTHの働きにより血液中のカルシウム濃度が低下しないように維持されます。この働きが毎日のように続くことで骨密度の低下が起こります。

 研究者らは52人の男性ボランティア(18?45歳の自転車競技選手)を2つのグループに分け以下のタイミングで1000mgのカルシウム1000UのビタミンD入りドリンクを飲んでもらい、35kmのサイクリングをしてもらいました。

サプリメントを摂取するタイミングサプリメントの内容
グループ1運動の30分前1000mgカルシウム、1000UビタミンD
グループ2運動の1時間後1000mgカルシウム、1000UのビタミンD

 運動の最中、ボランティアは平均1.4リットルの汗をかいていました。汗に含まれるカルシウム量および、血液中のカルシウム濃度、PTHホルモン濃度は以下のようになりました。

汗に含まれるカルシウム量運動前後のカルシウム濃度運動後のPHTホルモン量
グループ1(30分前)90mg1.22→1.19162%
グループ2(1時間後)95mg1.23→1.16244%

 運動前にカルシウムをグループ1の人では血液中のカルシウム濃度の低下が抑えられ、また骨からカルシウムを溶かし出す指令をするPHTホルモンの増加が抑制されていました。一方で汗に含まれるカルシウム量は減少していました。

 カルシウムを運動前に摂取することにより運動に伴う骨からのカルシウム流出を抑制出来る可能性があります。長期的な影響は今後確認していく必要がありますが、この研究結果は自転車競技だけに留まらず日常的に運動をする人や子供などの効率的なカルシウム摂取と骨密度の維持に役立つ結果かもしれません。

 ※今回の研究ではカルシウム、ビタミンDを飲み物の形で摂取しています。よく市販されているタブレット形式のサプリメントを摂取する場合は吸収されるまで時間がかかる可能性がありますので、30分前でなくもっと前に摂取した方が良いかもしれません。

 Keyword:カルシウム/20 骨粗鬆症/2 ビタミンD/13 骨密度/10



2012.06.01(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の69)

腸内バクテリアの種類で太りやすさが変化する。

↑BX.COM

 世界中、特に先進国で肥満者の増加が大きな問題になっている。肥満はカロリーの取りすぎや運動不足が第一の原因であることには間違いはないだろうが本当にそれだけなのだろうか。なぜ人により太りやすさが違うのか。

 科学者らは近年、腸内バクテリアと肥満の関係に注目している。腸内には溢れんばかりのバクテリアが住んでいる。一部のバクテリアはビタミンB12などを作りだし我々の身体に供給するなどの依存関係が知られているが、最近の研究で腸内バクテリアは従来考えられてきた以上に我々の健康に影響を与えることが分かってきた。

 1つに肥満への影響がある。太った動物と痩せた動物は異なる腸内バクテリアを持っていることが報告されている。腸内バクテリアの種類により食物の吸収や脂肪として蓄積されやすさが影響を受けていると考えられている。

 今回、フランス農業研究機関(INRA)の研究者Frank Ducaらは、肥満個体の腸内バクテリアを別個体の腸に移す実験を行いサンディエゴに開催されたアメリカ栄養学学会(American Society of Nutrition)で発表した。

 まず、肥満のマウス肥満になりにくいマウスの腸内バクテリアを集め、事前に腸内バクテリアを全て取り除いた別のマウスに移した。そして、いくつかのグループに分け、通常のエサのみを食べるグループや、高カロリーのエサを食べるグループなどについて8週間にわたり観察した。すると予想通り、肥満マウスの腸内バクテリアを移されたマウスは肥満になり、肥満になりにくいマウスの腸内バクテリアを移されたマウスは太ることは無かった。

研究者らは以下の2つの現象があるのでは無いかと考えている。

バクテリアは様々な物質を作り出すことが出来る。腸管で作られたそれらの物質は容易に体内に取り込まれる(腸管は栄養を取り込む部分である)。取り込まれた物質の中には身体の様々な部分に働きかける物質があるだろうし、脳に影響し行動に変化をもたらす物質が含まれていても不思議は無いかもしれない。

研究者らは、腸内バクテリアを制御することで肥満リスクを低減出来る方法が確立出来るのでは無いかと考えている。自分で出来る腸内バクテリアを制御する方法としては菌が生きたまま腸に届くヨーグルトなどがあるだろう。

 Keyword:バクテリア/5



2009.12.18(筋肉・人工筋肉(muscle)の10)

抗酸化剤をとると、筋肉を維持出来る

↑BX.COM

一般的に人間は40歳代から筋肉量が減少し、60歳代で急激に低下します。
70歳代の男女2000人の食事状況を調査したところ、ビタミンCとEを食事から多く摂取している高齢者では、筋肉量が保持されているという結果が出たそうです。

発表はDr. Anne Newman(ピッツバーグ大)がGerontological Society of America's annual meetingで発表。

この発表は高容量のサプリメントを飲んでいるかどうかの評価では無いことに注意です。健康的な食生活を心がけている人は、そのほかにも健康的な生活を行っている可能性があります。

 Keyword:筋肉/206



2009.05.12(#サプリメント(supplement)の15)

3種類のビタミンを大量に含む遺伝子操作トウモロコシが作られた。

↑BX.COM

発表したのはスペインとドイツの研究者

原文タイトル:
Transgenic multivitamin corn through biofortification of endosperm with three vitamins representing three distinct metabolic pathways
PNAS 2009, PMID: 19416835

βカロチン(ビタミンA)を通常の169倍、アスコルビン酸(ビタミンC)を6倍、葉酸を2倍含んでいるそうです。
これらのビタミンは少なくとも3世代経過した後でも維持されていることが確認されているそうです。

研究者らは世界の人口の50%をしめるビタミン不足の人たちの助けになると言っています。

参考:βカロチン(ビタミンA前駆体)を多く含むトウモロコシを作った別の論文
Generation of transgenic maize with enhanced provitamin A content.
J Exp Bot. 2008;59(13):3551-62. Epub 2008 Aug 22.Click here to read
PMID: 18723758

参考:βカロチンを多く含む米「ゴールデンライス」を作った論文。
Improving the nutritional value of Golden Rice through increased pro-vitamin A content.
Nat Biotechnol. 2005 Apr;23(4):482-7. Epub 2005 Mar 27.Click here to read
PMID: 15793573

1グラムあたり37μgのカロテノイドを含むとか。最初、スイセンの遺伝子を使って作ったゴールデンライス1はβカロチン量が十分では無かったが、トウモロコシの遺伝子を使って作ったゴールデンライス2は十分なβカロチンを含むそうです。

 Keyword:ビタミンA/2 アスコルビン酸/1 ビタミンC/4 葉酸/10 βカロチン/1 ゴールデンライス/1



2008.10.07(#サプリメント(supplement)の14)

抗酸化ビタミンは抗ガン剤やガンの放射線療法を妨げるおそれがある

↑BX.COM

Should Supplemental Antioxidant Administration Be Avoided During Chemotherapy and Radiation Therapy?
JNCI Journal of the National Cancer Institute 2008 100(11):773-783

 Keyword:放射線/12



2008.09.09(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の46)

ダイエット法比較(NHS)

どのダイエット方法であっても炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルなど適切に栄養を摂取していれば体重は減らせて、どのダイエット方法が良いということは無かったそうです。

この研究はイギリスの報道機関BBCが出資したもので、18歳〜65歳の太り気味の293人(女性73%)が参加し、4つのダイエット方法を無作為に行わせたそうです。試験は6ヶ月行われ、いずれのダイエット方法でも平均で3.7〜5.2kgの体重減少効果が見られたそうです。

 Keyword:炭水化物/95



2008.08.06(ガン・腫瘍(cancer)の35)

ビタミンC投与でがん半減 マウス実験で、米研究所

↑BX.COM

実験で用いたのは43種類のがん細胞と5種類の正常細胞。これらの細胞にビタミンCを加えるとガン細胞のうち33種類では半分以上の細胞が死滅したのに対し、正常細胞では変化は無かった。

また、腹腔内に腫瘍細胞を実験的に植え付けられたマウスに体重1kgあたり4gと大量のビタミンCを毎日投与したところ、ガンの縮小が見られた。研究者らはビタミンCから発生したH2O2がガン細胞を殺したと推定しているそうだ。

人間で同じことを行うとすると毎日ビタミンCを240g摂取しないといけないのでちょっと現実的では無いですね。''しかも原文を読むと、ガンが縮小したわけじゃないです。ガンが大きくなるのが遅くなっただけ、ビタミンCを大量に投与された人のガンも着実に大きくなっています。しかも投与は直接、腹腔に直接投与していてずるい感じ。まあPNASクオリティですね。これを読んでこれを毎日2.5瓶飲むのは無駄かも

原文:



2008.04.18(#サプリメント(supplement)の8)

抗酸化サプリメントは健康な人や以前病気を患った人の生存率を上げることは無く、危険もある

これまでに行われた、動物モデル、生理学的モデルの研究を総合した結果、抗酸化サプリメントが健康に良いという報告はあるものの、一方では害をなす可能性があるとする報告もあり、総合的には中立といえるそうです。

研究者らは67の合計232550人の参加した試験を調べています。その結果、抗酸化剤に効果は無く、特にビタミンA,βカロテン(ビタミンB)、ビタミンEは死亡率を上げうるそうです。ビタミンCとセレニウムは不明。

Antioxidant supplements for prevention of mortality in healthy participants and patients with various diseases
Cochrane Database of Systematic Reviews 2008, Issue 2.

 Keyword:βカロテン/1 ビタミンB/16 ビタミンE/3 セレニウム/1



2007.04.05(書籍紹介:最新老化の科学がわかる本(amrit1)の4)

第2章:老化と戦う方法−すぐに実践できる方法

↑BX.COM

2−1.サプリメントで栄養素を補う
2−2.抗酸化ビタミン(ビタミンC,E)
2−3.その他のビタミン(ビタミンA,B,D)
2−4.カルシウム、コラーゲン
2−5.コエンザイムQ10、αリポ酸
2−6.ポリフェノール類
2−7.イチョウ葉エキス
2−8.ダイエットで寿命を延ばす
2−9.子供の頃に太っていた人はチャンス?
2−10.日々の運動で健康を維持する?
2−11.睡眠時間が寿命に影響する
2−12.老化物質の侵入を防ぐ−ナノ粒子に気をつけろ!
2−13.脂質とコレステロール
2−14.腸内環境を整える



2007.03.20(#サプリメント(supplement)の3)

ビタミンが寿命を縮めることがありうる(BBC NEWS)

↑BX.COM



2007.02.27(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の30)

抗肥満薬「ゼニカル (XENICAL)」メモ

↑BX.COM

・腸内で働き30%の脂肪吸収を妨げる
通常の脂肪(脂肪酸)は大きな塊で吸収されない。この塊はリパーゼで分解され小さくなることで吸収されるが、Xenicalはリパーゼの働きを阻害し吸収を抑制する。
・食欲抑制は行わない
・主成分:Orlistat(オーリスタット)
・脂溶性のβカロチン、ビタミンA,D,E,kの吸収を邪魔してしまうので注意
・大量の油が吸収されずに便として排泄されるので便器の汚れがすごいらしい

政府の発行する「医薬品安全性情報」によると
http://www.nihs.go.jp/dig/sireport/weekly/38031226.pdf
・青年期の使用にあたり、製品に複合ビタミンを入れることを強く検討すべきである。
・臨床試験時の結果では、orlistat使用者は対照群と比べ有意にBMI値を減らした
・orlistat使用者の血液中のビタミン濃度が有意に減少した。
2002/11/12時点、国内でP2らしい

 Keyword:ゼニカル/15 XENICAL/3 脂肪/382 Orlistat/3



2003.12.01(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の19)

ビタミンDを過剰にとっても若返らない(MEDLINEplus)

高齢者は体内でのビタミン合成能力が低下し、ビタミンDが欠乏する傾向にある。また、食事からのビタミンDの摂取量も低下傾向にある。近年、若返りを目的としてビタミンD摂取を進めるような風潮があるが、今回の研究でビタミンDにより若返ったりしない事が報告された。

ビタミンDの機能は主にカルシウムの吸収を促進し骨の形成を助けることである。また、ビタミンDは筋力の改善に関与するとも言われている。

今回、コネチカット大学の研究グループは65-87才の男性65人を2つのグループに分け、一方には6ヶ月にわたりビタミンD1000IUをカルシウム500mgと共に毎日投与した。もう一方にはカルシウムのみを投与した。

その結果、ビタミンDを投与したグループでは、血中ビタミンD濃度は上昇したが、
筋力や知覚に差は見られなかった。

Journal of the American Geriatrics Society 2003, 51(12) p.1762


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