女性が年齢上昇に伴い妊娠しにくくなる本当の理由? (カテゴリー:性・生殖(記事数:39))


2015/09/01

女性が年齢上昇に伴い妊娠しにくくなる本当の理由?

文部科学省が「妊娠しやすさのピークは22歳」という内容を高校生向けの教材に入れて「グラフの傾きが少し違う」とか微妙な議論が起きてます。

そこで教材に使われている1998年に出された学術論文を読んでみました。
  • Declining fecundity and ovarian ageing in natural fertility populations. Maturitas. 1998 Oct 12;30(2):127-36.PMID:9871907
この研究報告はアメリカ・ペンシルベニア州立大学の研究者により発表されたもので、過去の研究結果および自らの観察実験をまとめたものなのですが、論文冒頭の要約部分にThe results indicate that much of the decline in fecundity can be attributed to an increasing risk of fetal loss with maternal age. Much of this fetal loss is due to chromosomal abnormalities--a result of ageing oocytes. Fecundability, on the other hand, does not begin to decline until the early 40s.「受胎確率自体はは40歳代前半まで低下していないが、年齢上昇に伴って流産の確率は増えるため出生率が低下する」とあります。要は出産確率は減るけど、妊娠確率は減らないと書いてあります。
また、文部科学省が引用したグラフは実はペンシルベニア州立大学の研究者が出した結果ではなく1989年に「Oxford Reviews of Reproductive Biology」にWood氏により発表されたレビューから来ているのですが
The age pattern of fecundability shows low levels in adolescence with a rapid rise to a peak of 25 years and declines thereafter due to coital frequency. The Wood and Weinstein model of fecundability with links to coitus, physiology and the probability of conception is also discussed.「受胎確率は若年期には低く、25歳に向けてピークとなり、その後性行回数に伴い低下する。性行、生理学的理由、確率論的理由と受胎確率について述べる」とあります。受胎確率の減少は性行回数の減少に起因するとの見解です。

要は年齢上昇と共にセックスの回数が減るのが主原因では?

Category:性・生殖

 Keyword:【妊娠/10】



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001 [09/01 19:14]ふとまる@Dion:実際、中高年は気付かないうちに妊娠と流産してたりするからな。 (70)

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