過去の研究は過ち、人間の海馬ではサルやネズミと違って生後ほとんど新しい神経細胞が出来ない (カテゴリー:脳・中枢神経・神経(記事数:47))


2018.03.09

過去の研究は過ち、人間の海馬ではサルやネズミと違って生後ほとんど新しい神経細胞が出来ない

 過去の研究では、記憶や学習、経験やストレスに関わる脳の部位「海馬」において、大人になったあとも少しは新しい神経が作られており、これを根拠に大人になってからも、学習、能力の向上には無限の可能性があると語られてきました。

Human hippocampal neurogenesis drops sharply in children to undetectable levels in adults, Nature, doi:10.1038/nature25975

 しかし、今回の研究では、過去の研究で得られた結果は、行われていた研究方法に過ちがあり、正しい方法で分析した結果、人間の海馬では生後1年ぐらいまでは少しだけ新しい神経が作られているものの、それ以降は新しい神経はまったく作られなくなることを報告しています。上記グラフの左が人間の結果です。縦軸に新しい神経の数、横軸に生まれてからの時間経過を示しています。生後1年以降にまったく新しい神経が作られていないことが分かると思います。一方、右のグラフはサルの結果ですが、サルでは人間よりも遅い段階まで新しい神経が作られていることが分かりますが、それでも7歳ぐらいでほとんど新しい神経は見られなくなります。

人間の脳はサルと比べて、生まれた時点でほぼ完成していると言えます。

Category:脳・中枢神経・神経

 Keyword:ストレス/18




■ ■ ■ コメント ■ ■ ■

いいっすね!=52
001 [03/10 03:40]通りすがり:って事は、海馬にダメージを受けると回復は不可能であると言うことを示唆しているね (18)
002 [03/10 10:08]ん〜:海馬にダメージを与える=相手の手足を切断するのと同じって事ね。 (14)

名前 ↑B

コメント(※改行は省略されます)

※3回以上の連続書き込み不可
この記事のアクセス数: ↑B
[RSS]


■■ このカテゴリーのその他の記事■■

■■他サイトの関連記事(自動)■■
ストレス


■■ アクセス数の多い記事 ■■
アクセス数の多い記事

全アクセス 全アクセス
●2012.11.06:瞳孔(どうこう)の動きを観察するだけで同性愛者・バイセクシャルを判別可能。女性は潜在的に同性愛傾向?(性・生殖)18260access
●2013.02.28:妊娠悪阻(にんしんおそ)、悪阻(つわり)に関して分かっている事。症状がひどくなりやすい条件(子育て)16248access
●2014.09.09:ガンによく効くらしい世界初の抗PD-1抗体医薬(免疫制御型)「小野薬品オプジーボ(Opdivo,nivolumab)」が日本承認。年間医療費1500万円(保険適用あり)(ガン・腫瘍)12481access

すべて見る