証拠2:「カテキンを食べさせることでマウスの体重増加を押さえる事ができた。」という報告(2002年発表) カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた



■証拠2:「カテキンを食べさせることでマウスの体重増加を押さえる事ができた。」という報告(2002年発表)カテキンがダイエット効果があるのか科学的に確認してみた(10)】

報告は学術雑誌「International jornal of obesity」vol 26 no.11 の1459ページ〜1464ページで報告されています。実際の報告のタイトルは「Beneficial effects of tea catechins on diet-induced obesity: stimulation of lipid catabolism in the liver(食べ過ぎによる肥満にお茶カテキンが与える影響:肝臓での脂肪代謝の促進)」報告者は花王(株)栃木県生物科学研究所のMurase T達である。

実験は、「C57BL/6」という種類のネズミを2つのグループに分け、片方のグループは5%の脂肪を含む食事を、もう1つのグループは30%の脂肪を含む食事を食べさせています。そしてこの2つのグループのネズミごとに01〜0.5%のカテキンを11ヶ月間食べさせました。

11ヶ月後、ネズミの体重を測定してみると高脂肪の食事を食べさせたにも関わらず茶カテキンを食べさせたネズミは体重の増加が抑えられていました。

食事の種類与えたカテキンの量
5%の脂肪を含む食事0.1〜0.5%
30%の脂肪を含む食事0.1〜0.5%


※論文の内容をグラフ化

また内臓脂肪を調べてみると肝臓を含む様々な臓器の脂肪の増加が抑えられていました。ネズミの下半身の脂肪は5%の脂肪のみを食べさせたネズミでは平均2g以上増加するが、0.2%のカテキンを食べさせたネズミでは増加量が1.1g、0.5%食べさせたネズミでは0.4gしか増加していませんでした(下図)


※論文の内容をグラフ化

また体内において脂肪を消費するために必要な酵素の活性が食べ始めてから1ヶ月後に上昇していた。これらの事をまとめるとカテキンは肝臓の脂肪代謝を促進する事によりダイエット効果を発揮しているといえる。今回の研究結果は長期間カテキンを接種すると食べ過ぎによる肥満を防ぎ、また糖尿病や心臓の血管の病気を防ぐのに有効であることを示している。


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2009/11/01カテキンとは
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