カテゴリー:感染による腫瘍形成 TW↑B



2017/04/26[医学] 米国成人の半数近くが性器HPV感染者〜CDCによる2011-2014年のデータ解析
2017/03/24アメリカ癌学会(ASCO)がHPVワクチン(ヒト子宮頸ガンワクチン)の推奨接種スケジュールを発表 /5
2017/02/17プライミューン社、自分で採取して郵送するタイプのHPV(ヒトパピローマウイルス)検査サービス開始 /7
2017/01/30子宮頸がん(HPV)ワクチンは男性にも効果絶大、アメリカで1868人の男性を調査 /53
2015/11/16次世代HPV(子宮頸ガン)ワクチン「VGX-3100」は癌一歩手前の病変を回復可能 /80
2013/10/18HPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)の妊娠・出産・生まれてくる子どもへの影響 /6
2010/02/23胃ガンの原因、ピロリ菌
2012/03/31前立腺ガンの原因の一部が「感染」である証拠が揃いつつある。包茎手術が前立腺ガンのリスクを減らす可能性と理由。
2009/10/19日本でGSK社のHPVワクチン「サーバリックス」が認可
2009/10/19ガンの発症原因になることが明らかになっているウイルスまたは細菌の感染者数(日本)
2007/11/18アルツハイマーはウイルス感染が原因で起こる?
2008/12/10アルツハイマー症脳中の老人斑の90%にHSV−1ウイルスが含まれていた(ScienceDaily) /7
2009/10/19HPVウイルスが乳ガンにも関わっている可能性〜in situ PCRによる解析〜 /6


2017/04/26

[医学] 米国成人の半数近くが性器HPV感染者〜CDCによる2011-2014年のデータ解析

↑BTW


 Keyword:HPV/18
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2017/03/24

アメリカ癌学会(ASCO)がHPVワクチン(ヒト子宮頸ガンワクチン)の推奨接種スケジュールを発表

アメリカ癌学会(ASCO)が国の医療経済状況ごとのHPVワクチン(ヒト子宮頸ガンワクチン)接種方法を発表しています。日本のように医療費が潤沢にある国で推奨されるのは下記となります。

  • 全ての国で9〜14才の少女に2回接種した方が良い(期間は少なくとも6ヶ月〜15ヶ月あける)。HIV陽性の人には3回接種した方が良い
  • 15才以前に最初の接種を終え、15才を超えた少女にはもう接種しなくて良い。
  • 15才以前に接種していなければ、3回の投与を行うべき。
  • 接種は26才までに接種すべき。
  • 少女の50%以上に接種を終えてさらに医療経済が許す場合、少年にも投与すると良い。少女の接種率が50%に達しない場合は、男性に投与するのは推奨しない。
海外では少女に加えて少年への接種も始まっていますが、まずは少女への接種率を上げるのが重要で、それが不十分な場合に少年に接種するのは効率が悪いとの結論になっています。

↑BTW


 Keyword:子宮/12 子宮頸ガン/9 HIV/33 ワクチン/46
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2017/02/17

プライミューン社、自分で採取して郵送するタイプのHPV(ヒトパピローマウイルス)検査サービス開始

変な医者に棒つっこまれて採取されるぐらいなら自分でやった方が良いね。あ、想像です。

ウイルス陽性が判明したら、今更、はやりのワクチン打っても除去は出来ないので、定期的に癌検診を受け早期癌発見に努めましょう。

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2017/01/30

子宮頸がん(HPV)ワクチンは男性にも効果絶大、アメリカで1868人の男性を調査

アメリカでは男性にも子宮頸ガン(HPV)ワクチン接種が行われていますが、2013〜2014年に1868人の男性を調査したところ、なんとHPVワクチン未接種者の45.2%がHPVウイルスに感染していたそうです。一方でワクチン接種を受けた人でウイルスに感染していたのはたった10.7%だったとのこと。45.2%のうち、25.1%はがんを発症する確率が高いと言われている高リスク型HPVウイルスへの感染でした。

 HPVウイルスは子宮頸ガンの他、男性の陰茎がん、肛門がん、咽頭がんなどの原因となることが知られています。HPVワクチンを投与していない女性は避け、自らもワクチン接種を受けることが良さそうです。

↑BTW


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2015/11/16

次世代HPV(子宮頸ガン)ワクチン「VGX-3100」は癌一歩手前の病変を回復可能

 アメリカ・ペンシルベニアに拠点を置くInovio Pharmaceuticalsという製薬会社の開発する新しいHPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)は癌一歩手前の病変を回復させるほど強力なようです。

 このワクチンは「DNAワクチン」という新しい仕組みのワクチンです。日本で現在使われているHPVワクチン「サーバリックス」が標的としているHPV16、HPV18という2種類のウイルスをターゲットとしている点は同じですが、かなり中身は違います。

サーバリックスHPV16とHPV18のL1タンパク質+アジュバント(AS04)
VGX-3100HPV16とHPV18のE6タンパク質とE7タンパク質を発現する遺伝子ベクター

 現在使われているサーバリックスはタンパク質を直接注射することでL1タンパク質に対する免疫を誘導しますが、ワクチン接種後の新たな感染を予防する効果は確認されているものの、既に感染している病変(前癌状態)を回復させるほどの治療効果は報告されていませんでした。

 これに対し、VGX-3100はウイルスの発癌性の原因となっていることが知られている別のタンパク質(E6とE7タンパク)を作る遺伝子が主成分です。この遺伝子はワクチン接種後、我々の細胞に入り、我々の細胞の仕組みを利用してE6、E7というタンパク質を一定期間の間持続的に作り出し、このタンパク質により免疫が誘導される仕組みです。

 試験では思いこみによる効果を排除するプラセボ対照二重盲目試験(試験終了まで、医師も患者も自分が本物のワクチンを打たれたのか、偽物を打たれたのか分からない)で行われました。

 前癌状態(CIN1)状態の患者による試験では本物のワクチンを投与された患者では107人中43人(40.3%)で病変の改善が見られました。一方、偽物のワクチンを投与された患者では35人中5人(14.3%)しか改善が見られませんでした(※自然治癒することもある)。

 さらにほとんど癌一歩手前である(CIN2/CIN3)状態の患者による試験においても本物のワクチンを打たれた患者は105人中53人(49.5%)に病変の回復が見られましたが、偽物のワクチンを投与された患者では36人中11人(30.6%)しか回復しませんでした。

 これらの差がVGX-3100の治療効果を証明しています。

さて、日本の皆様はアジュバントとDNAワクチン、どちらをより怖がるのか楽しみです。

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 Keyword:タンパク質/59
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2013/10/18

HPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)の妊娠・出産・生まれてくる子どもへの影響

 HPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)はガンを予防出来る初めてのワクチンとして認可され世界中で使われています。アメリカでは少女のみならず少年への接種も推奨されており、ウイルス感染を大きく減少させることの出来る効果的なワクチンだと報告されています。ウイルス感染を予防しガンを防ぐ効果は明らかなようですが、妊娠・出産への影響はどうなのでしょうか。

 まず、このワクチンは「不活性化ワクチン」であり、ウイルスは含まれていません。このワクチンによってウイルスに感染したりすることはありません。まず言えるのはワクチン投与から数ヶ月経過した後では投与されたワクチンは何も体内に残っておらず、ワクチン接種前と比べた変化は免疫的な変化(HPVウイルスに反応出来る免疫細胞が出来ている)ことのみであり、ワクチン接種から時間が経った後に妊娠した子供への影響は無いと考えられます。

(省略されています。全文を読む

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 Keyword:妊娠/21 子ども/8
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2010/02/23

胃ガンの原因、ピロリ菌

胃ガンは日本人に多いガンとして知られます。そして、生じる胃ガンのうちの何割かが、「ピロリ菌」と呼ばれる細菌に長い間、さらされることによって生じやすくなることが明らかになっています。

2007年10月に東大医科学研究所の笹川千尋らの研究グループが発表したところによると、ピロリ菌への感染により、胃の表皮細胞の細胞死が通常の半分以上に抑えられていることが分かりました。胃や腸などの消化管の細胞は絶えず入れ替わることにより、病原菌の感染や、さらされている過酷な消化管の環境に耐えていますが、ピロリ菌に感染し、死ににくく、入れ替わりにくくなることでガン細胞が出来やすくなっているようなのです。

また、研究者らは、このピロリ菌による細胞死の抑制が「CagA」というタンパク質の作用であることも突き止めています。CagAを持たないピロリ菌ではこの細胞死の抑制が起きないそうです。

胃以外でも細胞死を無理に抑制することにより細胞のガン化の可能性が上がることが知られています。

  • Helicobacter pylori dampens gut epithelial self-renewal by inhibiting apoptosis, a bacterial strategy to enhance colonization of the stomach. Cell Host Microbe. 2007 Oct 11;2(4):250-63. PMID:18005743

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2012/03/31

前立腺ガンの原因の一部が「感染」である証拠が揃いつつある。包茎手術が前立腺ガンのリスクを減らす可能性と理由。

 これまで実施された様々な研究で前立腺ガンの原因の一部が細菌・ウイルス・バクテリアなどの「感染」である可能性が指摘されている。例えば、若いうちに初めてのSEXをした人や、多くのパートナーとSEXをした人は前立腺ガンの指標であるPSAの値が高い事が報告されている。(下図)

各グループの男性のPSA値平均(文献2より引用)
パートナー数:20人以下20人以上
初めてのSEXが16歳より前0.441.2
初めてのSEXが16歳より後、0.510.45

PSA:prostate specific antigen(前立腺特異抗原)


 他にも、性感染症にかかったことがある人は前立腺ガンになりやすい事。また。途上国の一部などで行われている割礼(若いうちにペニスの余剰皮(foreskin)を切除すること)によりHIVやクラミジアなどの感染症になるリスクが減ることが報告されています。

(省略されています。全文を読む

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 Keyword:バクテリアなど/1 バクテリア/4
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2009/10/19

日本でGSK社のHPVワクチン「サーバリックス」が認可

対象に10歳以上の女性。初回、1ヶ月後、6ヶ月後の3回投与。

海外ではHPVウイルスワクチンの男性への接種認可が出ています。HPVウイルスは男性の陰茎癌の半分で見つかり、また各種ガン組織でも見つかっているそうです。

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2009/10/19

ガンの発症原因になることが明らかになっているウイルスまたは細菌の感染者数(日本)

2006年時点での数字だそうです。推定ですべてのガンのうち38%がなんらかの感染症原因と言われています。
EBウイルスほぼ全員
B型肝炎ウイルス120-140万人
C型肝炎ウイルス100-200万人
Human T-Lumphotropic Virus I120万人
HPVウイルス不明
ヘリコバクターピロリ菌5000万人

EBウイルスは成人するまでに90%以上の人が感染し、メモリーB細胞に持続感染しているそうです。そしてB細胞を不死化しリンパ腫や胃ガン、上咽頭ガンなどを起こすそうです。

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2007/11/18

アルツハイマーはウイルス感染が原因で起こる?

イギリス・マンチェスター大学の研究らによると、ヒトの脳細胞に単純ヘルペスウイルス(HSV-1)を感染させたところ、細胞内でのアミロイドβの量が劇的に上昇したそうです。また、HSV-1を感染させたマウスの脳内でもアミロイドβの量が上昇しているそうです。

近年の研究ではコレステロール代謝に関係する遺伝子ApoEのE4というタイプの遺伝子を持っている人がアルツハイマーに成りやすいことが注目されていますが、この遺伝子を持つヒトの脳内ではヘルペスウイルスが活動しやすい可能性があるそうです。

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 Keyword:アルツハイマー/38
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2008/12/10

アルツハイマー症脳中の老人斑の90%にHSV−1ウイルスが含まれていた(ScienceDaily)

ピロリ菌による胃ガンや、パピローマウイルスによる子宮頸ガンなど、近年では癌の多くがウイルス感染により引き起こされることが明らかになりつつありますが、最近、アルツハイマー発症の原因もウイルス感染かもしれないという知見が蓄積されつつあります。

これまでの研究でHSV−1ウイルス(単純ヘルペスウイルス)に感染させた細胞内にアルツハイマー症の原因物質であるAβの蓄積が起こることや、マウスを使った動物実験でHSV−1ウイルスに感染させるとアルツハイマー症のリスクが高まることが報告されているマスが、今回の発表では、実際のアルツハイマー症の脳内の老人斑の90%にHSV−1ウイルスのDNAが含まれてていることが発見されました。

評価はin situPCRを用いて行われています。

HSV-1は口唇ヘルペスの原因となるウイルスです。脳への感染経路はどうなっているんでしょう?

原文:

  • Herpes simplex virus type 1 DNA is located within Alzheimer's disease amyloid plaques. J Pathol. 2008、PMID:18973185

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 Keyword:Alzheimer/30
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2009/10/19

HPVウイルスが乳ガンにも関わっている可能性〜in situ PCRによる解析〜

発表したのはオーストラリア、New South Wales大学の研究者ら

HPVウイルスが子宮頸ガン以外のガンのリスクを上昇させている証拠が集まりつつある。例えば、脳や首の腫瘍にはHPVウイルスが関与していると広く考えられている。これまでにも、乳ガン組織からHPVウイルスが検出されたという報告は多数あるが、それらは標準的なPCR手法によって行われたもので、コンタミネーションの可能性を疑われることが多かった。

この報告では、研究者らはコンタミネーションの可能性を排除するために、乳ガン組織のin situ PCRを行った。この方法では「どの細胞にウイルスの遺伝子があるか」を判別することが出来る。

解析の結果、13例中5例(39%)のductal carcinoma(乳ガンの種類の1つ)の上皮細胞、14例中3例(21%)のductal carcinoma(乳ガンの種類の1つ)の上皮細胞中にウイルスの存在を確認した。これらの確率はハイリスクHPVウイルスが乳ガンを引き起こすということが、一般的に起こりうることを示している。

研究者らは、これらの研究結果は、実用化が進んでいるHPVワクチンにより乳ガンも予防出来る可能性を指摘している。

全世界では110万人の女性が乳ガンと診断され、2004年だけで50万人の女性が命を落としているそうだ。

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